アイテム/小タル爆弾

Last-modified: 2023-10-20 (金) 09:57:35

小タル火薬草を詰めた爆弾。爆風に触れると微量のダメージを受けて吹っ飛ぶ。

目次

概要

  • セットすると同時に導火線に火が付き、約2.5秒後に爆発する。
    軽いので設置も簡単だが、爆発までの時間が短く、一度セットしたらやり直しは利かない。
    モンスターの外殻の硬度を無視してダメージを与えられるが、
    爆発の規模自体が小さい為、ダメージも小さい。
    利用想定としては大タル爆弾の起爆剤であろう。
    • アイテムポーチに入る容量は最大で10個。調合分を含めると更に10個持ち込める。
  • MHXX以前の作品では、直立時はしゃがんで設置し再び立ち上がる。
    しゃがみ中の場合は片手でそっと設置し、設置後もしゃがんだまま。
    MHW以降ではどちらの状態でもしゃがんで片手でさっと設置する動作をする。
  • 一部の作品においては、大タル爆弾と違ってベースキャンプにも設置できる。
    特殊なケースだが白い岩によってベースキャンプから出られない場合があり、
    その際は小タル爆弾を用いた脱出が想定されている。
  • 威力が小さい事と爆発までにタイムラグがあるという点から
    攻撃アイテムとしては使いにくい。
    しかし補助アイテムとして扱えば多岐に渡り使用可能で、玄人好みの一品に変貌する。

活用法

  • 爆風によって微量のダメージを受けるので、体力の赤ゲージは消えてしまう。
    よって、火事場スキルを発動させる際にかなり便利である。
  • 小さいながら歴とした爆弾なので音響効果も含まれており、音爆弾の代用として使うこともできる。
    闘技場に落ちていることもあるので、アイテムに制限のあるクエストにて
    イャンクックウルクススなどを怯ませて攻撃チャンスを生み出すことも可能。
  • 小タル爆弾はダメージや音だけでなくハンターに対する「吹っ飛び」効果自体も活用でき、
    被弾すれば緊急回避よりも長い無敵時間を得られる
    特にMHXX以前のシリーズだと、回復アイテム使用時に操作不能のガッツポーズが挟まるため、
    爆弾設置後に飲んで吹っ飛ぶことでポーズモーションを打ち消し
    軸合わせしてきたモンスターの大技を回避することに役立てていた。
    • また、この技はTA勢にとっては最重要テクニックであり、
      エリア端で用いてリロードやアイテム使用の後隙を無くし移動させると数秒の時短に繋がる。
    しかし欠点として小ダメージを受けてしまうので、マタタビ爆弾が登場するシリーズでは
    それに切り替えるプレイヤーが多かった。
  • MHW以降のひるみ軽減が存在するシリーズのマルチプレイでは、
    このスキルで他ハンターの攻撃によるのけぞりを無効化する事が多く、
    睡眠麻痺でダウンした相手を殴っても目を覚まさない事が多くなっている。
    そんな時のために、強制的に吹っ飛ばす仕様を逆手に取って
    小タル爆弾で吹っ飛ばしプレイヤーを即座に復帰させるといったテクニックが存在する。

MHRise以降の仕様

  • MHRiseでは多くの投擲アイテムをZL+Yで狙いをつけて投げられるようになったが、
    なんと小タル爆弾も同操作で投擲可能となった。
    アイルー達が投げつけるものと同様に、ふわりとした放物線軌道で飛ばすことができる。
    • 小タル爆弾が地形やモンスター等に着弾したとき、即時爆発するのが投擲運用のポイント。
      地面に叩きつけて素早く自爆したり、音爆弾代わりに相手に投げつけたり対人戦で搦め手として使ったり
      と応用の幅が広く、ますますスタイリッシュ加減に磨きがかかっている。
    • また、一部フィールドの破壊が必要なギミックにも対応しているほか、
      ソウソウ草の中心で爆発させれば草むらを一発で刈り取ることができる。
      どう見ても「刈り取る」どころではないが環境生物たちはピンピンしている。何故だ
    小タル爆弾投擲はマルチプレイにおいて、吹っ飛ばし・微ダメージ・やや長射程・即起爆と
    他ハンターへの妨害性能が高い
    案の定と言うべきか、オンライン上ではそのことを理解せず使って相手を吹き飛ばしてしまったり、
    悪質なケースではわざとハンターに向かって投げつける嫌がらせに使う輩
    が散見される。
    • MHR:Sの盟勇はひるみ軽減の存在を考慮し、小タル爆弾で味方を救出するルーチンを組んでいる。
      しかし、どんな状況でもダメージは必ず受けてしまうので、かなりレアなケースではあるのだが
      味方を助けるどころか爆殺してしまう、あるいは盟勇にトドメを刺される事もあり得る。
    盟勇クエストの場合は、各種耐性スキルを積んで盟勇が小タル爆弾を投げるような状況を回避する、
    マルチプレイの場合は相手の体力を確認する、あるいはそもそも爆弾を投げないといった配慮が必要。
    また、爆弾で助けたとしても、知らない人から見れば
    「爆弾で助けてくれた」のではなく「爆弾で嫌がらせされた」と受け取られる可能性が高いため、
    基本的には生命の大粉塵で回復したり、閃光玉でモンスターの行動を阻害するなどした方が良いだろう。
  • MHR(:S)の鉄蟲糸技においては多くの武器種がカウンター系統の技を持つようになり、
    操竜待機状態のようにモンスターが攻撃してこない状況でカウンターを発動する手段として、
    TAを筆頭にソロ狩猟において需要が高まっている。
    • その中でも特に有名なのが太刀の居合抜刀気刃斬りと合わせた通称「小タル居合」。
      黄色ゲージでの棒立ちから兜割に連携する最速の手段として利用されている。
      発売当初は居合入力の受付に難があり、
      小タル爆弾を置いてから抜刀気刃斬り、特殊納刀、居合抜刀気刃斬りを
      それぞれ最速フレームで入力する格闘ゲームばりの入力精度が求められていたため、
      気軽に使えるものではなかった。
      しかしアップデートでこの点に修正が入り、現在では連打で入力しても
      失敗することがほとんどなくなり、成功しやすくなった。
      さすがに気刃斬りIがモンスターに当たってヒットストップがかかると失敗するが。
    • MHR:Sでは、大剣に追加された威糸呵成の構えと合わせた「小タル威糸」も登場。
      棒立ち状態から最速で、しかも威糸呵成・攻めの守勢の補正付きの真・溜め斬りを出すことができるため、
      最高火力を叩き込む手段として注目されている。
      当然、マルチプレイでの使用はご法度。
      相手に迷惑がかかるだけでなく、武器種自体のイメージ悪化につながる。
    • また、太刀についても剛・気刃斬りの追加によって新たな小タル居合が編み出された。
      こちらはモンスターに当てずともゲージ増加・オーラ上昇を得られ、
      タイミングも居合と違って猶予がある(設置後即抜刀、1歩歩いて剛・気刃斬りを発動すると丁度良い)為、
      最初から赤オーラで大技を放ったり、モンスターが寝た時にオーラを上げて
      睡眠水月や気刃解放斬りをする、と言った連携を取る事が出来る。
    MHR:Sには攻撃の回避をトリガーとする各種スキルが存在するが、
    カウンター系統の技と同様にこれで発動させることが出来る。

関連アイテム

小タル爆弾G

  • ハレツアロワナと調合すると小タル爆弾Gになる。威力は1.5倍程。
    ただし元々ダメージ目的では使われないので影が薄いアイテムである。
    あえて使うなら睡眠時ではなく、むしろ麻痺やめまい時などに仕掛けた大タル爆弾に隣接設置して起爆させ、
    ダメージをまとめて与える、といった利用法がメインか。
    こちらも最大10個まで持ち込める。
    • MHP3には登場しない他、MHX以降はリストラされてしまった。
      これといった使い道があまりないアイテムだったため、容量削減の関係でカットされたのだろうか。
    • しかしなぜかチャットの予測変換で「しょうたる」と打ち込むと、「小タルG」という変換が一番最初に来てしまう。
      前作までのものを流用した際の削除・チェックミスだと思われるが、
      続編のMHXXにおいてもこの謎の予測変換は残されたまま。

防湿小タル爆弾

  • MHFの天廊遠征録では代替品として「防湿小タル爆弾」が購入できる。
    防湿加工された設定のアイテムは他には生命の粉塵があるが、
    できることなら正規品も防湿加工はしたほうがいいのでは…。
    長距離輸送用の特殊な防湿処理だったのだろうか。

関連サポート行動

  • MHXではニャンターおよびオトモのサポート行動として「小タル爆弾の技」が登場。
    消費ゲージ0で無限に投げられる爆弾だが、
    ハンターのそれと同じく威力は微々たるものであり、基本的に使われない行動…だった
    • MHXXでは爆弾の命中時にもゲージが溜まるように仕様変更された事で評価が一変。
      ゲージ0で無限に投げられるにもかかわらずゲージ蓄積量がぶっ飛んでおり、爆弾に補正がかかるボマーの傾向で
      獰猛化モンスターの活性部位に命中させた場合、なんと1発で1ゲージ溜まるほど。
      普通に使っても2~3発も投げれば1ゲージは溜まってくれる。
  • さらに下位版の「プチタル爆弾の技」も存在。小タル爆弾は習得条件が無いもののランダム習得ではあるが、
    プチタルは全てのオトモアイルーが必ず習得している(スキル変更で忘れる事もできない)。
    同じくゲージ0でダメージもゲージ回収量も小タルよりも小さい。
    代わりに投げる隙も小さく、小タルと違って通常攻撃のコンボに混ぜる事ができる。
  • プチ・小ともに、ハンターの小タル爆弾と違って吹っ飛び効果が無い。
    他のハンターに当てても怯むだけで吹っ飛ばないため麻痺の解除等には使えない。
    また投げるニャンター自身には当たり判定そのものがない(自爆が起こらない)。
    • これらの爆弾を多用する「小タル猫」と言われるスタイルは、
      小タルでゲージを溜めてメガブーメランを投げたり、
      ブーメランニャンターのゲージ補助としての運用が主流となっている。
      ボマーの固有行動として「大タル爆弾G」が存在する他、更に高威力の特大タルなどもあるのだが、
      爆弾はデカさ重視で大タルが殆どである人間ハンターとは逆で、
      ゲージあたりのタメージ効率を考えると、ニャンターは大タル爆弾等のデカい爆弾はあまり使われていない。

余談

  • 因みに読み方は「こたるばくだん」ではなく「しょうたるばくだん」である。
    モンでき。の恒例企画「モンでき。漢字テスト」でも出題された。
    • なお、チャット時に早く打ちたい場合「おたる(北海道にある市の名前)」と打てば
      一発で「小樽」と変換してくれる。タル部分がカタカナにならないが、十分だろう。
  • MH世界には「人生は火のついた小タル爆弾のごとし」という格言があるらしい。

関連項目

アイテム/爆弾
アイテム/マタタビ爆弾 - 小タル爆弾の派生アイテム
アイテム/打上げタル爆弾 - 同上
アイテム/投げタル爆弾 - 手投げ爆弾の元祖
モンスター/アイルー - 攻撃手段として小タル爆弾を用いる