華道

Last-modified: 2006-01-16 (月) 23:40:52

かどう

華道とは、四季折々の樹枝・草花などを切って花器に挿し、その姿の美しさ、
いのちの尊さを表現し観賞する芸術。
茶道などの他の諸芸と同様、礼儀作法を大切にする日本の伝統的な芸術。

華道では、草木や花を人間と同じいのちのあるものとして見つめ、その美しさを花瓶の上で表現する。
「相伝するのにふさわしくない者に相伝するのは、道の廃れる要因である」という考え方から、
師は弟子へ厳しく稽古を付ける。
それは、花の技術だけではなく、人間的な面・生き方といった思想的なものにまで及ぶ。
この点では、茶道など日本の伝統的な諸芸とも通じるもの。
現在華道の流派は、華道家元である池坊を中心に全国に2000~3000程ある。