蒔絵

Last-modified: 2006-02-27 (月) 12:18:08

まきえ

蒔絵は、漆器の装飾を代表する技法。
上塗りした漆器の表面に、漆をつけた筆で絵や文様を描き、
漆が乾かないうちに金や銀の細かい蒔絵粉を蒔きつける。
漆を塗った部分だけに粉が付着して絵や文様が装飾としてあらわれる。
粉の文様の上に、さらに漆を薄く塗って、粉を固め、乾燥の後に砥石の粉などで磨き上げて完成させる。
漆黒の塗り肌と金銀の粉による色彩のコントラストがもっとも効果的な技法で、
平蒔絵のほか、高蒔絵、研出蒔絵などのバリエーションがある。__銅鐘