舞妓

Last-modified: 2006-01-16 (月) 23:34:07

まいこ

芸子(芸妓)の見習い、修行段階の者を指す。
舞妓は京都など関西の呼称である。
東京など関東地域でいう『半玉』もしくは『おしゃく』に相当する。
芸者は江戸での呼び方なので、区別する必要がある。

かつては9~12歳でお座敷に上がり接客作法を学び、芸能など修業して一人前の芸妓に成長していた。
戦後は児童福祉法と労働基準法の改正によって現在は中学卒業でないとなれない。
しかし、芸妓数が減少しているため、高校卒業で舞妓になる人も見られるようになってきた。

年齢が若いために見習いであるという建前から、衣装はかならず肩上げのついた振袖の着物を着る。
ぽっくりの下駄にだらりの帯、という派手な格好もあるせいで、現在ではむしろ芸妓(芸子)よりも
舞妓のほうが上方花街の代表的存在であるといえるかもしれない。
座敷では主に立方を勤め、祇園に限って京舞井上流、それ以外では若柳流などの舞踊を披露する。
出身地にかかわりなく独特の京ことばを使うよう教育される。

現在、京都の花街では舞妓数が祇園甲部、宮川町、上七軒、祇園東、先斗町はそれぞれ5~6人、
もしくは10人未満である。