登場エピソード
「きっとスクリーンで見たんでしょう。そう、俺はアクション俳優です」
人物
「ほぼ全てのシーンでスタントを使わない、その理由は?」
「俺はアクション俳優ですから全てが演技なんです。全て本物を見せたいと」
- ネオサイタマ出身の若きアクション俳優。自身の演技ポリシーにより、スタントマンを使わず生身で危険なアクションを行う。
- 3年前から急激にアクション俳優としての才能を開花させてきており、映画『ジーザス』シリーズのシャン・リウ・ベイ役(役名は単にリウ・ベイとも表記される)に配されたことで本人もスターダムに上り詰める手応えを感じている。
- 新人時代から、『タケシコップ:マッポリヴェンジ』における暗殺者トウゼン役で名を馳せたベテラン俳優ヤサキを目標かつライバルとしており、彼を追い抜いた現在でも尊敬している。
- 二十代の大半をオールド・カメ・ストリートで過ごし、第二の故郷としている。また、ストリートのヌードル店「竹」の看板娘タケ・ユカリフォンは、かつて俳優として芽が出ずセプクすら考えていた時に救われた恩人。現在は彼女に求婚を考えている。
外見
- ツーブロックの髪型。イベント時は浮かれたラメ入りサングラスやオナタカミ社製の最新型サイバーサングラスを着用。
- オールド・カメ・ストリートへ繰り出す際は黒いパナマハットにサングラス、色褪せたジャケットにジーンズといった変装をする。
- また、リウ・ベイ役時は上半身裸で髪型は弁髪、オレンジ色のズボンとカンフーシューズを履き青龍刀を用いている。
元ネタ・考察
- 「ジェット」という名前の元ネタは恐らくカンフースターのジェット・リーであろう。
- 役柄のシャン・リウ・ベイはLiu Bei(劉備)であろうか?
- では「シャン」はどこから?と思われるかもしれない。劉備は平原という土地の地方長官である相(xiang)を務めた経歴があり、原作者らがこの役職名を組み込んだものと考えられる。
その顔には赤白黒の隈取りめいたオメーン!彼はニンジャソウル憑依者だったのだ!
オウガパピー
◆忍◆ ニンジャ名鑑#319 【オウガパピー】 ◆殺◆
チャイニーズ・オメーンを被った謎のニンジャ。オメーンは何種類もあり、秘密ギミックでそれを一瞬で付け替えて、カンフーカラテの戦闘スタイルを変える。その正体は、アクション俳優ジェット・ヤマガタだ。顔を見られた時、彼はセプクして死ぬ。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0360 【オウガパピー】 ◆殺◆
アクション俳優「ジェット・ヤマガタ」に謎のニンジャソウルが憑依しニンジャとなった姿。強力なカンフー・カラテに加え、ゴースト・オメーン、ウェポンマスター・オメーン、デス・オメーンなどのフォームチェンジによって次々と能力を変化させる。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0360【オウガパピー】◆(プラス記事)
「ハイヤアアアアアアアアーーーーッ!」
人物
- 実は彼は3年前にニンジャソウルを身に宿したニンジャであったのだ。
- この時身に付いたカンフー・カラテにより、アクション俳優として出世街道を突き進んでいる。だが本人はあくまでこの力を演技にしか活用しておらず、暴漢に対しても力をセーブして殺害までには及んでいない。
- ディセンションの直後はニンジャ身体能力に酔って町を駆け回りもしたが、映画スターが危ない橋を渡ることはない、と考え、鍛えた常人の域を超えない程度に留めている。しかし、オールド・カメ・ストリートや友人達に危険が迫った時には、謎のニンジャ「オウガパピー」として助けに現れる。
- 名鑑の通り、素顔を見られるとセプクして死ぬ定めにある。これは単なる社会的な立場がどうこうといった以上の、ニンジャソウルとの盟約であり、そのため親しい人間であろうと絶対に正体を見破られてはならない。
- ソウル由来の弱点や制約を持つニンジャは少なくないが、セプクを強いるとは珍しく、また下記の特殊なカラテスタイルもあり、極めて謎めいたニンジャソウルといえる。
外見
- チャイニーズ・オメーンに黒いニンジャ装束を着用している。
- このオメーンは後述のワザにより様々な種類がある。
元ネタ・考察
- オウガパピー(Ogre Puppy)は直訳すると「鬼の子」となる。
- (現実の)平安時代にて、かの清少納言によって執筆された随筆『枕草子』で「蓑虫」が鬼の子と称されている。
- 蓑虫はオオミノガの蛹、もしくは雌であり、蛹の場合変態時であるため、蓑を剥がせば死んでしまう。前述の「顔を見られたらセプク」という盟約に関連していないとも言い切れず、もしこのことが含まれているとしたら、実にポエットなネーミングといえるだろう。
- また後述のワザは、中国の伝統芸能「川劇」の変臉をモチーフとしている。これは役者が手を顔にかける一瞬で仮面を変える技巧であり、実際ニンジャめいている。
- 仕組みは一子相伝の秘伝とされており、中国では第1級国家秘密とのこと。「顔を見られたらセプク」という盟約はこの秘匿性も意識したものだろうか?
ワザ・ジツ
- 優れたカンフー・カラテのワザマエを持つが、一番の特徴はオメーンを変えることによりカラテのスタイルを一変させることである。
- 近年の仮面ライダーシリーズのフォームチェンジを彷彿させるワザであり、実況タグは大いに盛り上がった。
- 地の文の見立てによれば、変面に要する時間はなんとわずか0コンマ1秒以下であるらしい。ニンジャスレイヤーをはじめとする一線級ニンジャのオジギ速度と同等の次元に達しており、隙を突いて攻撃されることは殆どないといえるだろう。
オウガ・オメーン
- 赤白黒の隈取りめいたオメーン。最も基本的な形態であり普段はこのオメーンである。
- ベーシックなカンフー・カラテに優れており、ジェットキック・アッパーやダブル・オウガ・ポン・パンチ等の様々な技を繰り出す。
- 京劇において赤白の化粧や面は、正義漢や英雄豪傑など主役級の人物に用いられる。
ゴースト・オメーン
- 青い幽鬼めいた表情のオメーン。ジャンプ力や敏捷性に優れており、移動等にも使われる。
- 禁断のカンフー・カラテ技「ゴースト・リープ」を使える反面、攻撃力は他のオメーンに劣る。
- 京劇において青色の化粧は、侠客や盗賊など市井の豪傑や陰険な人物に用いられる。
ウェポンマスター・オメーン
- 力強い隈取りの黄色いオメーン。武器の取り扱いに優れている。
- 露店の備品であるクリーヴァーや敵から奪ったメイス等の武器の他、木製ローベンチや椅子といった手近の物品までも武器として活用するワザマエを持つ。
- 京劇において黄色い化粧は、気短で粗忽者だが武勇は人一倍といった猛将型の人物に用いられる。
- 京劇において黄色い化粧は、気短で粗忽者だが武勇は人一倍といった猛将型の人物に用いられる。
デス・オメーン
- 泣き咽ぶような表情と悪鬼の如き怒りの表情が流体的に混じり合った、白黒の不吉なオメーン。
- 下記のデスニードル等の恐るべきデス・カンフー・カラテを用いることが出来るが、このオメーンが使えるのは彼が人間性を捨てた時であり、すなわち邪悪なニンジャへと堕ちてしまったことを意味する。
- 京劇において白黒の化粧を施すのは悪役、憎まれ役とされ、「唱白臉(しろぬりの役を演じる)」が憎まれ役を買って出るという意味のコトワザになるほどである。
デスニードル
ストーリー中での活躍
- 仕事の合間を縫ってユカリフォンへの求婚のためオールド・カメ・ストリートへと戻るが、そこでスティールバイト率いるブラックメタリストによるストリート襲撃に遭遇。ヤマガタはオウガパピーとなりこれらを退け、プロポーズも成功。大物プロデューサーの目に留まるなど順風満帆かと思われた。
- しかし再び「スネイクピット」に狙われたストリートを救うためイベントを抜け出して駆けつけたヤマガタは、ストリートの惨状とサーペンタインに敗れたヤサキの姿に激昂。デス・オメーンの邪悪なカラテで圧倒するも、サーペンタイン本人には逃げられてしまう。
- 怒りにより邪悪に堕ちかけるも、かつてのヤサキの言葉でなんとか人間性を呼び戻し、サーペンタインを追ってディスポイラー、ホワイトパイソンと対峙。ホワイトパイソンを追い込むも続くディスポイラーの圧倒的なカラテに苦戦、さらにユカリフォンらを人質にされ、両腕を使わない戦いを強いられる。
- 追い詰められながらも一矢報いたまさにその時、邪悪なニンジャの動きを察知したニンジャスレイヤーが襲来。彼と協力して三忍を打ち破り、ストリートに平和を取り戻した。
- 騒動の後に出会った謎の探偵にサインをあげた後、ユカリフォンらと再会。そして独特な「エピローグ」を経て本作は幕となる。
- 彼自身は与り知らぬことであろうが、「ア・グレイト・ディスカバリー・オブ・ファッキン・シリアス・ニンジャ・パワー」において、チーム・イディオットの4年前の作品にデザインされている。時系列分析の手がかりの一つとなるだろうか。
- ニンジャスレイヤープラスのニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0360【オウガパピー】によると、その後もオールド・カメ・ストリートをアマクダリから守るために度々仕事をすっぽかした結果、業界から干されてしまったようだ。
- 原作者によると、「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」においてもオールド・カメ・ストリートを守るために戦っていたとのこと。
- 干されたヤマガタは「山形電影有限公司」を立ち上げてオールド・カメ・ストリートで低予算カンフー映画を何本も作り、ようやく注目され始めた頃に日本政府の崩壊し、業界の大規模な再編によって再びアクション俳優としての地位に返り咲いた。
- その後はユカリフォンと結婚し、2048年においても綱渡りな経営ながらアクション映画スター、プロデューサー、そして社長としての仕事に日々追われている。
- オールド・カメ・ストリートの孤児院から三人の養子を引き取って育てているようだ。
- UCA北西部のゴーストタウンに映画撮影村を築いて山形電影有限公司の第二の拠点にしており、一家はUCAとネオサイタマを頻繁に行き来する慌ただしい生活を送っている。
- 一時はネザーキョウ勢力やカラテビーストの遠征などによって脅かされたものの、無事撮影村は存続している。
一言コメント
- AoMで再登場してほしい -- 2020-11-25 (水) 20:02:04
- かつての自分のように後進の育成をしそう -- 2020-11-27 (金) 21:37:10
- フォルムチェンジが龍が如くめいている -- 2021-07-06 (火) 23:11:32
- 貧困に喘ぎ、セプクすら考えたこともあるからな そういう若手への支援もやってそう -- 2021-07-07 (水) 04:15:43
- ↑6 某筋肉男の筋肉族めいていますね。 -- 2021-07-07 (水) 11:16:22
- オメーンとニンジャ装束生成できるって事はアーチ級ソウルか。 -- 2021-07-08 (木) 19:31:25
- ↑プラスの名鑑でアーチソウルであると明言されてますね、正体は未だに不明ですが -- 2021-07-08 (木) 20:47:22
- 香港映画の実写でやって欲しい。 -- 2022-03-12 (土) 10:27:31
- 仮面の下を見られなければ正体見破られても大丈夫だよね? もしそうじゃなけりゃ感知力高いニンジャが敵に出てきたらすぐ看破されてセプク、あのニンジャが戦ってる時にいつもヤマガタ=サンいなくない?→あの人が正体なんじゃ→セプク みたいなことになりかねない -- 2022-08-27 (土) 00:21:40
- 幸せになってて良かった -- 2022-10-29 (土) 07:17:52