概要
ネオサイタマはタマ・リバー、その中洲に存在する刑務所。
その名の通り、シリアルキラーやスラッシャー、テロリストなど多くの凶悪犯罪者を収容している。本来収容人数は1000人だが、凶悪犯罪が多発するこのマッポーの世では到底足りず、数千名が収容されている。
警備は厳重そのものであり、出入りできる場所は両端をハイテク検問で厳しく取り締まられた橋1つであり、川には機雷、対空砲による防備まである。
そんな札付きどもが収容されている刑務所だが、意外にも外界より遥かに安全だという理由で脱走や暴動を行う者は皆無。
そのため年々予算はカットされ、施設も老朽化している。そのため人員も必要人員の30%未満という有様。
また、警備マッポ達も平穏にかまけて勤務中に賭け事に興じていたり、一部職員は運び屋や備品の横流しをしていたりで、穏やかな腐敗が進行している様が窺われる。
実はこの重犯罪刑務所にはニンジャ事件被害者が集められており、ノボセ老や副所長ら数少ないNSPDの良心がニンジャに対する情報を集積している。
無論これは極秘情報であり、関係者以外知り得ない事であったが、囚人のヤマヒロなどはその事に感づいていたようだ。
また49課は有事の際にはここに籠城する事を想定していたらしく、「アンエクスペクテッド・ゲスト」にはその場合に備えて隠されていた武装ビークル3両が登場した。
- 実際出入り口は橋1つだけ、河には機雷、空に対しては高射砲や対空砲など、立地や装備という面から見ると立て篭もるにはかなり良い条件である。
元ネタ・考察
名称の由来は第二次世界大戦後の戦争犯罪人の収容先として有名な巣鴨プリズンと思われるが、巨大監獄島という設定等はアルカトラズ島をモデルにしたものだろうか。
余談ながらスガモ重犯罪刑務所はNSPD、すなわち警察により設置され、その職員も警官のようだが、これは現実世界の日本のそれとは異なっていたりする。
現実世界で刑務所の設置を行っているのは警察ではなく法務省(参照)であり、その職員も警察官ではなく刑務官採用試験合格者や国家公務員試験合格者から採用される。
設置・運営においては美祢社会復帰促進センターをはじめとしたPFI方式の施設も存在するものの、いずれにせよ警察は管理自体には関与していない。
施設
中央総合棟から放射状に十二の監獄棟が広がり、それらと刑務所の入り口であるゲートの間でビョウブめいてアドミン棟が隔てている。
その他中庭や監視塔、対空砲なども存在する。
ニンジャスレイヤープラスに掲載されている見取図スケッチはこちら。
中央総合棟
スガモ重犯罪刑務所の中心。
図書室や医務室、電源ユニットがある。
監獄棟
全部で十二棟ある監獄。ここに受刑者たちは収容されている。
それぞれ名前がつけられており、ニワトリ棟、ネズミ棟、ウサギ棟、ドラゴン棟の名が確認されている。おそらく十二支が由来。
- 上記のスケッチから他の干支の名前も確認できる。
忍殺では珍しく正しい。
「アンエクスペクテッド・ゲスト」におけるヨロシサン輸送機墜落ではドラゴン棟、ウサギ棟、ニワトリ棟が大きな被害を受けた。
アドミン棟
基幹LANケーブルのある電算機室や職員の部屋が存在するなど、おそらく刑務所の管理関係の業務を行っていると思われる施設。
それ以外にも4階に取調室も存在するあたり、警察署のような役割もあるらしい。
ここにも医務室は存在する。またそれ以外にもネオサイタマ市警49課の機密ルームが存在する。
地下懲罰房
刑務所地下に広がる複雑な過剰増築を重ねられた大監獄。スシ・コンベアが蜘蛛の巣のように張り巡らされており職員は無人化されている。
最下層にはごく短い時期のみマッポに納入されたモーターヤブが放置されている。
関係者
囚人
- マズダ・タロ
- 元強盗。ウサギ棟に収容されている。「アンエクスペクテッド・ゲスト」の時点で釈放まで3ヶ月となっていた。詳しくはリンク先を参照な。
- 元強盗。ウサギ棟に収容されている。「アンエクスペクテッド・ゲスト」の時点で釈放まで3ヶ月となっていた。詳しくはリンク先を参照な。
- ラッキー・ジェイク
- 「デッド・バレット・アレステッド・ブッダ」の後収監された。詳しくはリンク先を参照な。
- 「デッド・バレット・アレステッド・ブッダ」の後収監された。詳しくはリンク先を参照な。
- シゲオ
- 歴戦のスラッシャー。かつてイシカワらと組んでいた。詳しくはリンク先を参照な。
- 歴戦のスラッシャー。かつてイシカワらと組んでいた。詳しくはリンク先を参照な。
- サイモンジ・ヤナギダ
- 「アンエクスペクテッド・ゲスト」で登場。伝説的なハッカー。詳しくはリンク先を参照な。
- 「アンエクスペクテッド・ゲスト」で登場。伝説的なハッカー。詳しくはリンク先を参照な。
- タカハシ、ジンギ、ナカイ
- 「アンエクスペクテッド・ゲスト」で登場。ヤマヒロに与する囚人達であり、別働隊として活動していた。
- タカハシ、ジンギはカンゼンタイに捕食されてしまい、ナカイのみ無事脱獄に成功した。
- セイブ、キンテツ、ハンシン
- 「アンエクスペクテッド・ゲスト」で登場。ドラゴン棟の囚人達。
- セイブはカンゼンタイに捕食され、キンテツもおそらく捕食。ハンシンのみ生き残れたが、NRSを起こした上右手は溶け側頭部と癒着しているという無残な姿となる。
- 元ネタはおそらく日本のプロ野球チーム、あるいはその運営母体である鉄道会社と思われる。
- タガチマ・イッペイ
- 「アーバン・レジェンド・アブナイ」で登場。実際モブ。
- 連続スモトリ殺人鬼であり、通称オニバスタード、らしい。
- 「キルタンク49」の元ベーシスト
職員
- スガモ重犯罪刑務所副所長
- カブセ・ソウヤマ
- 刑務所勤務の医師。詳しくはリンク先を参照な。
一言コメント
- 今のスガモは天狗信仰とかしてても全くおかしくない。きっとカイジュウと対峙する天狗の像があちこちに建てられて、天狗棟とかも出来ているんだ!(彼真書) -- 2016-05-05 (木) 21:00:08
- サイモンジ=サンもN案件の関係者だったんだろうか。 -- 2016-05-05 (木) 21:10:01
- ザクロ=サンが『裁くのはマッポの仕事』という三権分立無視したポリシー持ってるし『マッポ』は狭義では警察官の事だが広義では官憲全般を指すのかもしれませんネー・・・ホントに三権分立が崩壊してるかもしれませんが -- 2016-05-06 (金) 01:31:33
- ↑2 登場エピソードンの活躍ぶりからして、手動タイピングのみでハッカーニンジャのニューロンを焼き切ったりとかハッカー界のゴッドハンド=サンばりの過去があってもおかしくはない -- 2019-05-06 (月) 12:59:56