ノボセ・ゲンソン

◆忍◆ ニンジャ名鑑#（未掲載） 【ノボセ・ゲンソン】 ◆殺◆

登場エピソード

『ムギコや、わしにはひとつ、心残りがある。お父さんたちと遊びに行くついでに、わしの代わりにスゴイタカイ・ビルに御参りに行っておくれ。お前にはまだ何のことやら分からないだろうが、それで皆、少しは救われるのだ』

人物

• ネオサイタマ市警長官。非ニンジャ。ノボセ老、ノボセ老人とも。
• 現役時代にはケンドー機動隊にその身を置いていた伝説的なデッカーであり、腐敗した警察の数少ない良心としてニンジャスレイヤーからも一目置かれている。
  • 高位に登った今でも、有事の際には警察部隊の直接指揮に当たることがある。
  • ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【メニイ・オア・ワン】によると、Y2K後の動乱期を武力と執念の捜査力で切り開いた叩き上げであり、現場の理念を常に優先するようだ。
• ノボセ・ムギコは彼の孫娘である。
• 孫娘には祖父らしい温かい眼差しを注ぐが、仕事に臨んではたちまち「ソードマスター・ツジゲッタンのように鋭い古参デッカーの眼差し」に変わる。
  • この「ツジゲッタン」は、江戸時代前期の剣術家で無外流の流祖、辻月丹（辻無外、辻平内とも）であろうか。映画『雨あがる』（2000年）では主人公の師匠として登場した。
    • 黒澤明最後の脚本作として海外でも公開されたこの作品を、研究熱心な原作者が観ている可能性は高い。なお、映画で辻月丹を演じたのは大御所俳優の仲代達矢＝サンである。
       
• 第3部「ネオサイタマ・シティ・コップス」の時点では、一度は市警を退職して隠居していたが……。

外見

• 職務の上でか片目を失い、また警察内でのケジメで両手合わせて3本の指を失っている。

ワザ

• 修めたイアイドーは42段のワザマエ。ケジメにより指を失っているが、親指薬指小指があれば問題なく人を殺せるという。
• アマクダリの精鋭ニンジャの断頭チョップに反応し、利き腕を折られながらも防御に成功するという、モータルの老人とは思えぬワザマエを披露している。
• また、（恐らくは表の顔の「精神修行のザゼンとオチャ」としてのものであろうが）チャドー呼吸法を体得している。

ストーリー中での活躍

第4部以降

登場エピソード

• 「ア・デッカーガン・イズ・マイ・パスポート」

「ワシなど所詮は老いぼれよ。ワシがおらずともキモンは成り立つ。己の正義を信じ、市民の盾となり続ける。キモンは猪突猛進の乱暴者の集まりだ。だが、信念なくば獣に成り下がる事は胸に刻んでおる」

人物

• 第4部ではネオサイタマ最大のデッカー組織「キモン」の長官となっている。

ワザ

• 自身を「老いぼれ」と称してはいるが、そのワザマエは未だ健在であり、飛びかかってくるオイランドロイド素体の片腕と胴を二度の射撃で正確に撃ち抜く芸当を見せている。
• 25段以上のアイキドー所持者が修得するパッシブ・ムーブである、充分なカラテを持たぬ者の突進を混乱させ、逸らしてしまうワザ「ヨジン」を披露しており、アイキドーについても相当なワザマエの持ち主であることが明かされた。

ストーリー中での活躍

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