ヨロシサン・インターナショナル

Last-modified: 2023-03-11 (土) 03:49:41

◆忍◆ 組織名鑑#(未掲載) 【ヨロシサン・インターナショナル】 ◆殺◆

 

「私の経営哲学は経験則……ヨロシサンが最も重視するのは、コンプライアンスです」――ヨロシ・サトル


企業概要

第4部においてヨロシサン製薬がその名を変えたもの。北米大陸東海岸と南極大陸に本社要塞を持ち、バイオ系暗黒メガコーポの重鎮としての立ち位置を確立している。
現CEOは「ヨロシ・サトル」ことサブジュゲイター。彼はかつて本社首脳陣にゲコクジョを起こし、トランスペアレントクィリンを代表取締役会もろとも滅ぼしてCEOの座に就くも、直後にネオサイタマ市警49課の強制捜査を受け、逮捕後留置されてしまった。
しかし、その後サブジュゲイターは国家崩壊に伴う警察機関の弱体化を受けて脱走し、本社の崩壊によって一時的に麻痺状態となっていた世界中のヨロシ資本と速やかに再接続。刑事告発と追徴課税から逃れるために本社を北米大陸へと移転して活動を再開した。
現在は営業本部機能を北米大陸に残したまま、リサーチセンターを南極大陸に移している。
また、五大湖周辺に複数の都市を所持し、「ヨロシドル」なる企業通貨も発行している。

 

かつてのヨロシサン製薬との違いとして、ヨロシ・バイオサイバネティカ社によって兵器分野をも独占使用していた時代の反省を活かし、暗黒メガコーポ群の中では中立主義をとっており、調停役的な立場を担うことが挙げられる。また、ヨロシサン特有の狂気的な要素も以前と比べると鳴りを潜めている。
一方で、社のプロダクト全てにレッサー・ヨロシ遺伝子が組み込まれていたことが発覚した「ヨロシ・ノア事件」や、南極大陸で何らかの大規模な実験を行っているという不穏な情報もあるが……。
また、シトカを支配する過冬と取引し、ニンジャでも肉体が変異するほど危険な廃液を凍結湖に廃棄しようとしたり、後述の裏バイオニンジャ部門「ヨロシ・タスクフォース」を設置したりしていることを鑑みるに、ヨロシサン製薬時代ほどではなくとも、しっかりと「暗黒メガコーポ」としての後ろ暗い一面も抱えているようだ。

 

社紋は「ヨロシサン」の神秘的なカタカナ紋、または「宜」を意味するクリプティック・カンジ紋。
また、「ヨロシグリーン」と呼ばれる緑系統の色をシンボルカラーとしている。

 

さらに詳細な情報についてはニンジャスレイヤープラス組織名鑑:暗黒メガコーポ群とその同盟関係を参照のこと。

系列企業

  • ヨロシサン・レコーズ
    ヨロシサン系列の音楽プロダクションと思われる。
  • ヨロシ・ベバレッジ社
    飲料関係の製造会社と思われる。

構成員

ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら

経営陣

CEO

社長秘書

CXO

  • ハリ・カワキ(非ニンジャ)
    自信に溢れた男。髪をアップでまとめ、頬には第六感的危機警戒サイバネティクスのラインが光っている。
    その手腕は確かであるが、サトルは彼の動向に不穏なアトモスフィアを感じ取っている。

COO

  • ディアドラ・オズモンド(非ニンジャ)
    古参の女性社員。灰色の目と厳しい表情が印象的で、会議の最中も帯刀している。
    月破砕後の会社再編当初はサトルに協力的であったが、近年は派閥勢力を強化している。

AI

  • ハクシキ
    ヨロシサンのバイオコンピューティングの叡智により作られた超高度AI。
    ハクシキの判断は社の意思決定にも用いられている。

非ニンジャ

  • ウメタ
    課長。ヨロシンカンセン運行セクション勤務。
  • エヒラ・コイチ
    マナウス・シティ周辺に派遣されたヨロシサン営業小隊の責任者。ユイチの父親。
  • オクダ
    営業部長。ヨロシサンの代表者としてUCAの秘密会議に参加した。
  • カミジョモ
    役職不明。ヨロシンカンセン運行セクション勤務。
  • シド・ダオ
    ネオサイタマ支社長。
  • ジム・テイラー
    ケリグマケラと共にヨロシンカンセンに乗車していた社員。
  • チャサキ
    営業サラリマン。ミュータント廃液の処理のためにシトカに派遣された。
  • スズモリ
    支店長。勤務地は不明。
  • トガリ
    研究員。サメを信奉しており、バイオニンジャ「シャークパイア」を飼育している。
  • トミナ
    パリ支社勤務。
  • トロモタ
    係長。ヨロシンカンセン運行セクション勤務。
  • トンダ
    係長。ネオサイタマ支社勤務。
  • ナズカラ・サモ
    戦術課長。対ネザーキョウ戦線においてA-1との折衝を行った。ヨロシ・タスクフォースに指示を下す権限を有している模様。
  • ホプキンス
    ニューヨーク支社勤務。ディギーという名の犬を飼っている。
     
  • ヨロシチャン
    ヨロシサン・インターナショナルの企業マスコット。ラッコのような姿で、現在は往年のバリキボーイを超える人気キャラクターとなっている。

ニンジャ

所属ニンジャ

ヨロシ・タスクフォース

知性が減退するほどのバイオ手術を受けた個体や倫理を著しく欠いた個体、能力があまりにも凄惨な個体が所属する裏バイオニンジャ部門。
彼等はその危険性から普段は極めて厳重に管理されており、一般市民の目には映らない暗黒メガコーポ戦争の局地や非道ミッションに駆り出される。

傭兵


主要施設

  • ヨロシタワー
    五大湖の近くに構えるヨロシサン本社であり、営業本部。
    タワー周辺には九つの空中ステーションが浮遊している。
    • ニヴルヘイム
      九つの空中ステーションのうち一つ。
      会議室を備える。
  • ヨロシティ
    五大湖周辺に位置する、ヨロシサン・インターナショナル・グループの本社要塞都市。
    建物の大半は、全て白い強化コンクリートとクリスタルのように澄み渡ったガラスからなる清潔な街並みである。
    年に数度社屋から有害物質漏洩によるアラートが出されるため、市民はガスマスクの携帯が当然となっている。
    市民の多くはヨロシサン製薬の職員であり、野良ニンジャの存在は許されない。無所属ニンジャソウル憑依者を発見すれば、直ちに捕獲、ないしはその場で自動的抹殺を行う。
    ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら
  • ヨロシ・レイディアント・タワー
    ネオサイタマのヨロシ区に聳えるビル。
    最高級の個室スシ料亭「よろし」が2階に店を構えている。
  • 南極基地
    ヨロシサンのリサーチセンター。
    何やらよからぬインシデントが発生しているようだが……。
  • ネオサイタマ支社
    ネオサイタマのヨロシ区にある支社。対立メガコーポとの都市紛争に特に備えねばならないため、試作ニンジャ兵器・試作装備の研究開発が旺盛。
    • ヨロシ・ヴァルハラ
      ネオサイタマ支社地下に存在する旧ヨロシサン製薬の秘密のコールドスリープ設備。役職を一時的に退いた役員が数年から数十年に渡り眠る場所としてデザインされていたが、現在は放置されている。

取扱製品

食品・日用品

  • トクノスケ
    脱ぎ捨てられた服を回収する自走式の籠マシン。
    バイオバンブーでボディを作られており、疑似生体脳を組み込んだ奥ゆかしさを持ち、走行時には床を掃除する。
    家庭用ラインプロダクトのヒット商品。
  • バイオハモ
    サカナ・オイシイ社との提携で生み出したバイオプロダクト。
    ハモは通常骨まみれでスシネタにするのは非常に困難な代物だが、先進的バイオテックによって骨の量が非常に少なく、スルリと骨が抜ける形状に生み出されている。
  • ヨロシサン製薬樹脂タライ
    恐らくケロリン桶のようなものだと考えられる。
  • ヨロシ水筒
  • ヨロシタオル
  • ヨロシバイオ海綿

兵器

  • モーターヨロシ
    逆関節ロボ。ヨロシサン社屋の敷地内を巡回している。

生物兵器

  • クローンレンジャー
    クローンヤクザをベースに調整を重ねた量産型の「市民の友」である。ヨロシサン支配領域の何処にでも配置されており、抗議活動への対処や、暗殺行為の警戒を行う。
  • クローンコンシェルジュ
    コンシェルジュ仕様のクローンヤクザと思われる。
  • クローンエージェント
    詳細不明。ヨロシサンの社屋に配備されている。

薬品・医療品

  • ヨロシバンド
    白い絆創膏。

乗り物

  • フクモチ
    ヨロシサンが誇る最新鋭のクマムシ型多脚戦車。
  • ヨロシ・ツェッペリン
    詳細不明。名前からするに飛行船だと思われる。
  • ヨロシ装甲ワゴン
    外からは奥ゆかしい黒ワゴンにしか見えないが、その実、無線LANターミナル機能、医療機能、戦術機能を併せ持つ、最新鋭戦闘機じみた移動オフィスである。
  • ヨロシンカンセン
    ヨロシサン・インターナショナルの最新バイオ科学の粋を集めた北米大陸横断レールラインを走るシンカンセン。バンクーバーを出発し、ロッキー山脈を貫いて五大湖をまたぎ、ニューヨークから西へ折り返してLAまで突き進む。
    車両編成は先頭車両から順に食堂1両、SSクラス客室6両、食堂1両、Sクラス客室6両、貨物車両4両。客層は基本的にカチグミが想定されている模様。
    電磁バリアやキャノン砲、熱線照射装置など自衛兵器による守りも厚く、高いホスピタリティと防衛機能が喧伝されている。
    また、自己再生機能も備えており、損傷部位に奇妙な白い糸が生じ、薄い膜となって覆い包むという形で修復が行われる。
    ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら
「オオオオーンン……」

有事の際にはサナギへとモーフィングし、そこから白い羽毛で覆われた蛾にも蝶にも見えるような妖精じみた怪物の姿へと羽化する。
この形態ではレーザーめいた体液を広範囲に射出して敵の軍勢を殲滅する他、巨体を活かした肉弾戦も可能。耐久力もかなり高く、タイクーン邪龍オオカゲの攻撃を受けても戦闘を続行していた。
さらには、その死骸の腹部のそばで謎のバイオニンジャが発見されている。これが意味することとは……。

その他製品

  • シキスケ
    ヨロシサンの誇るAI「ハクシキ」を利用したフクスケ型の小型ボット。
    ハクシキがデバイスの口を通してアドバイスを行うことで、購入者はハクシキに思考を委託して暮らすことが出来るとされる。
    胸部には謎めいたサイバネアームを内蔵している。
    サトルの許可を得ずして作られたプロダクトであり、最終的に発売は中止されたものと思われる。
  • バイオ蝿
    ベルゼブブに奪われ、ポンポン・ビルディングにてバイオハザードが引き起こされる原因となった。
    クレッセントの言を信じるならば、本来はESGコンプライアンスに配慮したプロダクトであるという。
    ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(48)によると、バイオ蝿はリアルニンジャの影響によって超自然的な腐敗や疫病が猛威を振るっている地域において、疫病を媒介する蝿や害虫を生存競争によって駆逐することを目的として実験的に投入されていたとのこと。
    ヨグヤカルタには「ウイルス分解蠅」なるものが生息しているが、バイオ蝿との関連性は不明。
  • ヨロサーモグラフ
    体温やニューロン値、血中カラテ粒子等の周波数を複合的に色覚情報化したもの。

一言コメント

コメント欄な
  • 新CEOの手腕により表向きはクリーンなホワイトメガコーポに生まれ変わった模様。裏では何やってるかわかったもんじゃないが -- 2018-06-11 (月) 18:03:44
  • 実際秘密結社めいていた取締役会時代と比べるととても健全な暗黒メガコーポになった事だよなあ -- 2018-06-12 (火) 18:08:42
  • 「ナンデシンカンセンガバイオ」と思ったけど、先日の台風みたいなことがあったら、バイオシンカンセンなら泳いで逃げますね。納得。 -- 2019-10-16 (水) 09:56:08
  • で、ヨロシンカンセンはいつ変形するのかね(キリッ) -- 2020-01-28 (火) 00:35:14
  • やっと新生バイオニンジャが出て来たな。何忍かやばそうなのはいるが、旧ヨロシサンに比べると相当サラリマンしてる -- 2020-02-08 (土) 10:06:08
  • ヨロシサンがやばいのって複数のクランの特性を持ったニンジャを組み合わせてようやく実現できる戦法を全部自前で製造できるところか。他社じゃヨロシフォースみたいなチームはそう用意できんぞ -- 2020-02-11 (火) 01:28:13
  • 必要な人材を自前で用意できるってのはバイオニンジャの強みだよね その分脱走やら暴走やらのリスクも抱えてるわけだけど…… -- 2020-02-11 (火) 02:54:37
  • ヨロシサンってヌエ・ニンジャクランみたいに肉体改造に長けた現代のニンジャクランと言えるのでは…? -- 2020-02-11 (火) 07:37:17
  • ワンワー!知性カラテビーストを現地嘱託社員として雇おう -- 2020-02-11 (火) 08:48:10
  • ヨロシフォースに対する地の文の解説が酷評まみれで笑った。ブッダも両手で顔を覆うレベル -- 2020-02-11 (火) 23:30:17
  • フクモチって、戦車の名前なのか。何か、美味しそう。 -- 2020-08-18 (火) 20:20:07
  • ヨロシンカンセンは看板商品なのか一点物なのかわからなくなってきました。 -- 2020-09-12 (土) 06:47:15
  • まあ普通に考えて新幹線が一台だけなんてこともないだろうし…… -- 2020-09-12 (土) 07:22:47
  • 第4部は3部までに比べると大人しい組織だなあと思ったら、タイラント・オブ・マッポーカリプスでやりやがった… -- 2020-09-17 (木) 08:20:08
  • まあ一般人にさほど迷惑かかるようなやり方はしてないしまだセフセフ -- 2020-09-17 (木) 11:03:30
  • ヨロシンカンセンが複数台ある場合、1両のみが特別だったのか、それとも… -- 2020-09-28 (月) 12:35:12
  • 完全に白いモスラとかカイコガでイメージしてたら「細長い頭を動かし、レーザーめいて体液を射出した」で一気に得体のしれないビジュアルに -- 2020-10-18 (日) 16:17:29
  • 暗黒メガコーポ時代に比べればびっくりなホワイト企業に転身したと言えるが、野生動物へのヨロシ遺伝子汚染とか日用品とか、目に見えない侵行が進んでる気も…そこんとこどうなんでしょう社長 -- 2021-02-01 (月) 21:20:33
  • ヨロシンカンセンだのヨロシティだのダジャレが多いのはCEOの趣味なのかな? -- 2021-04-25 (日) 00:06:00
  • ベルゼブブのヨロシ蝿の盗まれた経緯が気になる。ベルゼブブに持ち逃げされたのか? -- 2021-04-29 (木) 17:21:22
  • イセ=サンやトガリ=サンを見るに頭おかしい研究者が多そうなのがね…旧ヨロシサン時代からこんなだったか? -- 2021-09-20 (月) 09:47:31
  • ヨロシサン研究員。ロブスター、サメ、タコの可能性を追求する奴はいる。「人類の可能性」を追求する奴はいないのかな? -- 2021-09-20 (月) 14:00:02
  • もしいるとしても、今までのヨロシ研究員からすると正気は1ミリも期待できないな。人類をヤバい方向に進化させようと考えてるだろ。 -- 2021-09-20 (月) 21:03:54