兵器紹介

Last-modified: 2018-07-31 (火) 21:49:04

史実なんかどうでもええから自分の思い入れのある兵器をガバガバ知識で紹介していくページ

 

砲塔(主砲・副砲)

46cm三連装砲

日本海軍史上最大の戦艦である大和型の、これまた日本最大の主砲。
戦艦主砲としては世界最大級の大きさであり、ギネス記録に登録されている。
艦これでは大和型が持参してくるので通称「大和砲」
最大射程42kmを誇り、高さは18m、重量2760トンと何もかもが規格外である。
これはガンダムやマジンガーZなどの著名なロボットと概ね同じ高さで、秋月型駆逐艦1隻と同じくらいの重さ。
艦これにおいても火力+26 対空+5、射程が超長になるなど規格外の性能を誇り、実戦では披露する機会の少なかった性能をいかんなく発揮できる。
かつては長門型にも金剛型にもデメリットなく積めたので、レア度が高く、建造でとても出にくいものの、入手できればすべての戦艦にとって最強の砲たる存在であった。
人によってはガン積みしたりもしていた。溺れる!溺れる!
現在ではアップデートによって戦艦主砲のフィット補正というシステムが追加され、
大和型には問題なく積めるものの、長門型や金剛型には重すぎる(大きすぎる)ので命中にマイナス補正がかかる。
改修やフィット補正による35.6cm砲や41砲の強化によりかつて程の万能感・存在感はなくなったが、その火力は依然圧倒的。
基本的な命中が低い連合艦隊での戦闘ではやや厳しいものがあるが、通常海域における戦闘ではフィット砲や徹甲弾、電探といった装備で命中を底上げしつつ、46cm砲を1基積んで火力と射程の恩恵を受けるという選択肢もある。現状やや不遇気味ではあるものの、依然として大和砲はロマンなのである。
フィット補正がまだないアーケードでは文句なしの最強主砲。射程超長を活かして敵戦艦の射程外から一方的にフルボッコに出来る唯一の主砲であり、戦艦を使うなら必需品レベルの装備と言える。

 

なお自らの主砲を46cm砲と称し露出させる提督がスレ内にも多く見られるが、7.7mm機銃だと切り捨てられあえなくバナナスライサーで処理される。

38cm連装砲

皆さんご存知大砲界の帝王、ドイツの科学は世界一を体現した大正義鉄鋼メーカークルップ社の製作したドイツ海軍の戦艦、ビスマルク級の主砲。
正式名称は「38cm SK C/34 L/47」
ビスマルク級に搭載されただけでなく、ノルウェーの要塞砲として、更にはあのセヴァストーポリの戦いでも有名な列車砲、「ジークフリート」にも使用されている。
しかしドイツ兵器のネーミングは一体どれだけの男の厨二スピリッツをくすぐれば気が済むんですかねえ
当時のヨーロッパ製主砲の例にもれず高初速を誇り、また射撃速度も非常に速かった。
測距儀の性能も世界最高で、イギリスの巡洋戦艦フッドを撃沈した時は何と命中率5.4%を記録している。
(普通だと1%を越えれば超一流とも言われる)
更に、これだけの大口径砲でありながら薬莢が排出式という特徴を持ち、一発撃つたびに排出されるクソデカ薬莢くんを捨てる設備も備えられていた。
しかし欠陥も幾つかあり、砲塔の測距儀や換気口からの浸水が激しかった他、軽い砲弾を使用した為に長距離砲撃戦の際の砲弾の威力が他の艦載砲に比べ減っていることなど完全無欠では無い。
球が重い程いいのは野球でも変わらないんやな
しかし、陸上での運用なら仰角や砲弾次第で最大射程5万mを超えるなど、流石はクルップ謹製の大砲といったところである。

 

艦これではビスマルクが持ってくる主砲として知られている。
高い命中は史実での測距儀の優秀さを反映したと思われるのだが、35.6cm連装砲(榛名パンツ(ry ダズル迷彩)や試製35.6cm三連装砲など命中補正や対空補正のある主砲も数多いため、提督ごとの戦艦事情に合わせた柔軟な運用が求められる。
とりあえずフィット補正を意識するならビスマルクの専用装備みたいな物と思われる。
ビスマルクを改装すると入手できる38cm砲改はそこそこの火力で戦艦主砲の中でも現状でもかなり高い命中3なので非常に支援向きである。

381mm/50 三連装砲

イタリアのアンサルド社(現フィンメッカニカ社)とOTO社(現オート・メラーラ社)の製作したヴィットリオ・ヴェネト級(リットリオ級)戦艦の主砲。
同国海軍最大の艦載砲であり、正式名称は「OTO/Ansaldo cannone da 381/50 Modello 1934」
この内、オート・メラーラ社は現在、世界40カ国以上の海軍に艦載砲を提供している大企業。
まさしく艦載砲の聖地として世界にその名を馳せている。
ちなみに日本でもこのオート・メラーラ社の艦載砲を日本製鋼所が、
砲弾をエアコンで有名なダイキン工業が自衛隊向けにライセンス生産している。
どうしてエアコンメーカーが砲弾を?という疑問に関しては話せばかなり長くなるので割愛
……しない。元々戦時中は日本海軍の潜水艦向けの空調を開発したりしていたりと軍需産業には縁がある上に、空調の設備だけでなく、より専門的な化学知識が必要とされる冷媒の生産も行なっているので、弾薬の製造もお手の物といったところなのである。ちなみに艦載砲弾だけではなく、陸上自衛隊向けの擲弾やら戦車砲弾やら自走砲弾まで製造している。恐ろしや。
そのOTO社の優秀な技術力で作られたこの砲は最大射程距離44,640m、初速850m/sというとんでもない威力を持ち、
第二次世界大戦中の艦砲としては世界最大級の射程と初速(砲弾が発射された直後のスピード)を誇っている。
大和の46cm三連装砲は最大射程42,000m……参考までに
大和砲の様にただ口径を大きくするのでは無く、
砲弾そのものの発射速度を上げるという設計思想は当時のヨーロッパ戦艦の艦載砲では主流であったのだが、
この砲はそれをとことん突き詰めた逸品といってもいいだろう。
ただし避けがたい欠点として、高初速で砲弾を発射することに起因する砲身命数の短さ、
遠距離射撃時の射界の広さ(命中率が低くなる)などが付いて回った。
ただしイタリア海軍ははなから遠距離砲撃戦などは考えておらず、あくまでも近距離での殴り合いを考えていた様である。
これまた余談であるが、艦これにはまだ実装されていないフランス戦艦の艦載砲もかなり優秀な性能を持っている。イタリアの艦載砲が砲身に工夫を凝らしたのとは逆に、砲弾の弾薬量をギリギリまで増やして、砲の高初速化に努めていた。一方ドイツでは、砲身に工夫を凝らすと同時に砲弾そのものの重量を軽くした。

 

艦これでは高火力に加えて、これまで大和砲だけのものであった射程「超長」を手にしたものの、
命中ステ-3というものが付属していたことによって「産廃(381)砲」という有難く無い渾名を頂戴することになってしまった。1回だけランカー報酬になったがもらった提督の心境やいかに(ただし、そこまで気にならないというおんJ提督や、その後の改良型の実装によって、艦これ部ではあまりは定着はしなかった)
イタリア戦艦のフィット砲とも考えられるし、改修さえこなしてしまえば命中のマイナス値を補えるので実際そこまで気にならない・・・かも?
ってかそもそもイタリア海軍は遠距離砲撃戦をやらないって言ってるのに射程「超長」ってなんだよ!いい加減にしろ!
また、上にダラーっと乗っかっている妖精さんの食べているものから、「パスタ砲」という呼称もある。

 

リットリオやローマを改造すると入手できる381mm砲改は41砲並の火力で射程超長、金剛型でも問題なく運用できるフィットでありながら命中-1止まり、かつ改修で命中面は補えるので非常に優秀である。無論イタリア戦艦にはフィットするので金剛型・イタリア戦艦の主砲の選択肢としては十分魅力的な性能を持つ主砲。改修もまあまあ軽いのも魅力。

 

あっ、そうだ(唐突)
この主砲を実際に運用している際の動画が残ってるので時間があれば見て、どうぞ↓
http://youtu.be/kd5meoQo3as

 

筆者が掘られたい艦載砲ランキング第二位

12.7cm連装砲

日本海軍の小艦艇用艦載砲で、特Ⅰ型駆逐艦以降の多くの駆逐艦で採用された主砲。正式名称は「50口径三年式12.7センチ砲」
艦これでは序盤から手に入りやすい駆逐艦用の主砲であり、火力だけなら最終盤まで運用範囲。
対空値は低めなので次第に上位互換の10cm連装高角砲に取って代わられる存在である。
・・・が、改修工廠による強化が可能になり、火力面では10cm高角砲を上回る能力を発揮できるようになった。
対空・汎用性の10cm連装高角砲、火力・命中率の12.7cm連装砲で状況に応じて使いわけよう。
マイナーチェンジ版として、夕立や綾波の改二が持ってくる火力が微増した12.7cm連装砲B型改二、満潮改二が持参するC型改二。長波改二が持参するD型改二が存在。
中でも火力3のD型改二は陽炎型・夕雲型・島風が装備することでさらなる火力を得ることが可能。島風や夕雲型が装備すれば火力5、長波改二が装備すればなんと火力6の駆逐主砲になる。改修も出来るがコストがエグい。
ちなみに島風の連装砲ちゃんや天津風の連装砲くんのモデルでもある。

12.7cm高角砲

日本海軍の高角砲。正式な名称は「四十口径八九式十二糎七高角砲」。
発射速度・操縦性・命中精度の面で良好で、対空戦闘だけでなく水上艦との戦闘においても高評価を得ており、
戦艦・空母・巡洋艦・駆逐艦など多くの艦艇に搭載され、日本の高角砲では最も成功した傑作兵器である。

 

ゲーム内では連装高角砲バージョンと単装高角砲バージョンが存在する。
12.7cm連装高角砲は副砲で、恐らく大和型や空母に積まれていたA1型改と思われる。
序盤で入手しやすい割に性能は比較的高めである。火力面で見れば15.5cm三連装砲よりかなり弱いものの、対空性能では上回る。
マイナーチェンジ版として、対空性能が強化され対潜・回避も微増する主砲バージョンの12.7cm連装高角砲(後期型)がある。(恐らく松型駆逐艦2番砲用のB1型)
浦風などの駆逐艦改が持参するので通称「浦風砲」とも。
かつてはこの主砲での対潜攻撃が可能であり、2つ装備することで潜水艦へ夜戦連撃が可能で、夜戦マスだと普通に潜水艦も落とせていた。ヘッジホッグか何か?
さすがにマズイ不具合だったのかすぐに修正された。まあ・・・そうなるな
他には摩耶を改修の補助艦に据えて94式高射装置を強化更新することで、高射装置が内蔵されたより高い対空値を誇る12.7cm高角砲+高射装置も存在する。(恐らく摩耶に搭載されたA2型か、高射装置搭載艦用のB2型)
多くの艦種に搭載可能だがあくまでも副砲なので昼連撃を使えないという点はあるものの、対空電探と組み合わせるだけで対空カットインが可能であるので、対空値の高い摩耶や空母(特に3~4スロの少ない龍驤など)の搭載数の少ないスロットに装備させて効果的に活用することが可能である。

 

12.7cm単装高角砲は恐らく松型駆逐艦1番砲用のB1型改4と思われる。
カテゴリは主砲で、その能力はかつてはなんと火力1のみ、高角砲なのに対空0であった。お前情けない能力値恥ずかしくないの?
10cm連装高角砲があるので全く存在価値がなくどうあがいてもこれ以上ないくらい産廃で、
かつ入手方法はコモンのくせして割とレアな夕張改or弥生改が持参してくるのみという妙なレアさを誇る。
そのせいで7.7mm機銃のような戦力外通告もためらわれがちで幻の産廃兵器と呼ばれている。
現在はアプデによって密かに火力1対空3まで能力が向上し、
当初と比較すればとりあえず対空砲としては機能するようにはなった。
ぶっちゃけ産廃がちょっと使えるようになっても産廃かネタ装備である

10cm連装高角砲

日本海軍の高角砲。正式名称は「六五口径九八式一〇糎高角砲」。
長砲身で長射程・長射高、12.7cm連装砲と比べ対空射撃に優れ、航空戦という時代に適応した砲である。
その反面量産には向かず、秋月型駆逐艦や大鳳、大淀に配備されたのみにとどまった。
艦これにおいては火力2対空7の主力駆逐主砲。
特型駆逐艦の改などが持参するので入手しやすく、序盤から最後まで欠点のない性能を誇る。
後に、火力面では改修工廠のよる強化12.7cm連装砲に上回られるようになったが、依然優秀な駆逐主砲である。
史実で大鳳に配備された砲架バージョンの副砲もある他、秋月が持参してくる完全上位互換の10cm高角砲+高射装置がある。
高射装置付きの10cm高角砲はこれ単品と対空電探のみ対空カットインが可能になるため、夜戦火力を損なわずに対空カットインを発動しやすくなる、極めて優秀な駆逐主砲。
手軽に改修可能な事も相まって、現状の駆逐主砲としては最強の名をほしいままにしている。改修することで艦隊全体の対空性能も飛躍的に向上するので真っ先に改修候補に挙げられる装備でもある。

15.5cm三連装砲

日本海軍の艦載砲。
当初は軽巡として建造計画されていた最上型の主砲であり、最上型が20.3cm連装砲に換装された後は、大淀の主砲や大和型の副砲として再利用した。
速射力と対空射撃力、操作性の面で優秀な評価を得た主砲と言われている。
ゲームにおいては最上型に積んでいた主砲バージョンと大和型に積んでいた副砲バージョンがある。
主砲版は当初20.3cm砲の下位互換で、特に運用する理由もなかったが、アプデにより火力・対空が微増し、命中値がプラス。
加えて改修工廠での強化が可能になったので、命中重視なら採用する可能性もある。
副砲版は当初主砲版の上位互換で命中がプラスされ、20.3cm砲と火力が並んでいたので巡洋艦の主砲として採用される事が多かった。
しかし、弾着観測射撃の実装で副砲では強力な昼連撃が打てないので相対的に価値が下がってしまった。
だが、水偵が装備できないor搭載数0の一部巡洋艦や雷巡、あきつ丸や明石らの装備としては現役である他、
空母の搭載数の少ないスロットに積んで火力強化+射程を伸ばしたり、そもそも制空権が取れず昼連撃が打てない状況など依然多様な運用機会はある。
そして2015秋イベントにて「PT小鬼群」という新しい敵が出現。
低HPながら極めて高い回避能力・雷撃能力で提督たちを苦しめたが、軽巡主砲及び副砲による攻撃が有効であり、提督によっては再び陽の目を見るようになった。
OTO砲があるから使わない?地味に入手手段が限られてるので持ってない提督もいるからセーフ
さらにPT子鬼群に限らず、秋イベでは後期型駆逐に代表される回避の高い敵との交戦機会が多く、命中を重視するために弾着観測射撃の副砲カットインを採用する提督も居たので活躍の場はある程度あったと思われる。
アーケードでは現状最強の副砲。副砲を積めば積むほど副砲での至近弾発生、及びそれによる攻撃回避も増えるため非常に有用。巡洋艦ならガン積みしてもいいレベルで有能である。

 

なお最上に15.5cm砲(意味深)が生えていると主張するおんJ提督もいる。ハヤサンデイイ

30.5cm三連装砲

17春イベの実装艦であるガングートが持ってくる砲で正式名称は1907年型 30.5㎝砲(52口径)
戦艦に積まれるために開発されたものの、第2次世界大戦でロシア海軍が大規模な海戦に参加する機会がなかったのでもっぱら地上支援か要塞に2連装式されていたものがドイツ軍相手に猛威を振るった。特に軍歌のモチーフになるほどの激戦区だったセヴァストポリの戦いでは当時のドイツ軍はおろか大戦時の将校で一番有能だと言われたエーリッヒ・フォン・マンシュタイン率いるドイツ軍第11軍ですら手を焼き、デカい砲には更にデカい砲という脳筋で80㎝列車砲グスタフ60㎝自走臼砲カールといった男の子の大好きなロマン兵器も含む1300門もの大砲や多数の爆撃機を集結させ、およそ5日間にも及ぶ砲爆撃によって要塞砲群をほぼ完全に破壊することに成功した。
ちなみに戦後も冷戦で侵攻してくるであろう西側諸国に対して防衛手段として修復され、ソ連崩壊後の1997年にウクライナに引き渡されるまで現役であったらしい。核兵器撃ち合う時代になっても対地戦力相手じゃ有効だから仕方ないね
その後もロシア黒海艦隊に租借され、有事の際は72時間以内に戦闘状態に入ることができるよう準備されているようであるが、2017年に租借期限が切れて返還される予定でその後は解体されるという計画であったようだが、全ては2014年のロシアによるクリミア占領によりうやむやになった。不謹慎な話ウクライナの紛争が熱くなれば火を噴くかもしれない

 

艦これでは性能的には35.6cm連装砲や38cm連装砲の相互互換で上位装備の30.5cm三連装砲改は無印と比べ火力+1、対空+3、命中+2、回避+1と38cm連装砲改と火力・命中が同一になるほどの有能装備になるので今後改修出来ることを考えたら更に性能が上がる装備になるかもしれない。

砲弾

三式弾

現代のクラスター爆弾のような対空弾。
中に仕込んである焼夷剤が爆発後に敵航空機に襲いかかり、撃墜するという大きなロマンの塊を詰め込んだ砲弾。
残念ながらロマン兵器はだいたいロマンで終わるから面白いのであって、
この兵器もその例に漏れずまともな用途では大きな効果を発揮しなかった。
飛行中の航空機にばら撒いた焼夷剤を当てることは至難の業であり、効果はほとんどなかったという。
また、当時は今と違い反応式の信管を日本軍が持っていなかったため)、時限式で砲弾を爆発させていた。
(一方でアメリカ軍はVT信管を戦争後半に開発していた)
ただでさえ飛行中の航空機に当てることが難しいのに、時限式の信管で狙って当てられるはずもない。
だが、一見無能に見えたこの兵器には別の使い方があった。
冒頭でも述べた通り現代のクラスター爆弾のような性質を持つ砲弾だったため、艦砲射撃では威力を発揮。
陸上施設であるヘンダーソン飛行場を砲撃して成果を上げた。
また、余談ながら陸奥の爆発にも関係していると言われている。
ゲームでは対空値が+5であるが、全員にの対空に+3のボーナスを与える効果を持つため実質的には+8である。
また、史実を反映し陸上施設系の敵には特効効果を発揮する。
三式弾を持った艦であれば、強大な敵陸上基地に何百もの凄まじいダメージを与える事も可能。
とくにイベントの施設型ボス相手ではこれを持っていると持っていないのでは段違いに難易度が変わってくる。
ちなみに三式弾の妖精と事を致す同人誌があるらしい。艦娘だけではなく兵器にも欲情するのか(困惑)

九一式徹甲弾/一式徹甲弾

戦艦・巡洋艦用の徹甲弾。
九一式は大和・武蔵の主砲砲弾として搭載。
一式は金剛・榛名に搭載され、ヘンダーソン飛行場に三式弾と一緒に叩きこまれた。
徹甲弾(Armor-piercing shot and shell 通称AP)というのは、装甲に穴を開けるための砲弾の事。
艦船の装甲の強度が上がる中で、「相手の装甲より堅く充分に重ければ装甲を破壊できる」という発想から作られたもの。
先頭を丸くし金属板や軽金属で作られたキャップを取り付けるなどして砲弾の破壊を防ぎ、装甲への食い付きを良くするなどの改良がなされていった。
九一式徹甲弾は目標の手前に落下した弾がある程度水中を直進し、
魚雷のように艦船の水中防御部に命中することである「水中弾効果」が見られる徹甲弾であり、夾叉等で外した徹甲弾が水中で命中弾に変わる可能性があるというものであった。
ただし強度が一般的な徹甲弾と比べるともろく、命中した時に砲弾が破壊されてしまうという欠点がある。
つまるとこと本来の意味での徹甲弾としては強力とはいえないのである
一方で一式徹甲弾は九一式の強度不足を補った改良型ともいわれている。
艦これにおいては、かつては主砲以外で火力を増強しカットインを維持できるくらいの認識の地味な存在であったが、
弾着観測射撃の実装で昼での最も強力なカットイン攻撃の発動に必要な重要装備に昇格。
その後のアプデで基地系の敵や装甲の分厚い敵へ効果的になり、戦艦の装備には欠かせない存在となった。
昔はバランス調整なのか戦艦の中では金剛型には積めなかったものの、現在はすべての戦艦に搭載可能。上記の通り金剛型にも史実で積んでたし、ま、多少はね?
史実で積んだことのある重巡には積めないが、こればかりはバランスの兼ね合いがあると思われるので仕方ない。
両徹甲弾共に改修で強化可能だが、一式徹甲弾の最大強化には最低でも36個の九一式徹甲弾が必要という茨の道である。
余談だが、大和は立派な胸部装甲を持っているが、中破すればわかるように''徹甲弾のキャップ部分をパッドとして仕込んでいる。
にも関わらずパッド無しでもそれなり以上のおっぱいが待っている。それパッドする必要あるんですかね。''
某軽空母たちは泣いていいです
転じて、二次では大和の乳自体を「九一式徹甲乳」と呼んだりする。
別にアフロダイAを筆頭とした女性型ロボットみたいにおっぱいが砲弾になるわけではない。

魚雷(艦載艇含む)

酸素魚雷

帝国海軍虎の子の秘密兵器。純酸素を燃焼させて走る魚雷で、従来のものより射程と速度に非常に優れる。
また、航跡を残しづらいため隠密性にも優れ、さらに出力上昇の恩恵で爆薬量も増やせるというとんでもなく優秀な兵器。
その筋の界隈では有名な平気だが、実は日本の魚雷が全て酸素魚雷だったわけではないのは意外と知られていない。
ゲーム内でも優秀な兵器として登場。というか酸素魚雷くらいの性能が無いと魚雷に居場所はねえよ
基本的に特型の改などが持ってくる四連装酸素魚雷が入手しやすく、充分な性能を持つ。
他には吹雪改二などが持ってくる、四連装より雷装値が若干劣るが回避などが上がる微妙にレアな三連装酸素魚雷などがある。
中でもハイパー北上・大井が持ってくる五連装酸素魚雷によって放たれる魚雷カットインは凄まじい威力であり、
雪風や時雨、綾波などといった幸運水雷戦隊にとっての切り札的存在となっている。
その他、潜水艦のみが装備可能であるが極めて強力な艦首魚雷や、任務で1つだけ入手可能な五連装よりも強力な六連装酸素魚雷なんてものもある。
駆逐艦や巡洋艦も装備できる53cm艦首(酸素)魚雷?知らない子ですね。
叢雲にお触りするとぶっ放される事でも有名。なお叢雲は史実で酸素魚雷を積んでいない、艦これでも改二までは持ってこない
島風も雷撃戦時にエア五連装酸素魚雷を放っているようだ。
島風さんは改造しても五連装なんて持ってこないしその運では魚雷を積む事はほとんど無いんですがそれは改修工廠で島風が五連装酸素魚雷の担当なのでセーフ。
特に駆逐艦嫁にとってはまるゆで運を上げて五連装魚雷や六連装魚雷のフル改修で埋めるのが最大のロマンであり、最大夜戦火力。ロマンの塊である。道程は長いが挑む提督は決して少なくない。

甲標的

所謂特殊潜水艇の1種であり、真珠湾攻撃やシドニー湾攻撃など、太平洋戦争の緒戦で活躍?した。
しかし、その実態は生還率の低い肉薄攻撃であり、準特攻兵器という見方をされる時もある。回天は純特攻兵器なので甲標的はセーフ。
また、本土決戦に備えて作られた多種の特攻兵器の中には甲標的丁型もあり、こちらは蛟龍という名前で知られている。純特攻兵器ではないのでセーフ。
ゲームでは重雷装巡洋艦と水上機母艦、潜水艦、阿武隈改二に装備可能であり、先制雷撃を打つことが可能になる。
これすなわち、戦艦だろうがなんだろうが砲撃戦の前に沈められる可能性があると言う事である(確実とはいってない)。
北上と大井っち、木曽改二といった雷巡と軽巡の阿武隈改二、そして秋津洲やコマンダンテストを除く水母の必須装備となっている。
水上機母艦を改造することで手に入るので、ぶっ飛んだ能力の割には意外と入手難易度は低い。なにげに雷装12が大きく、かつ主砲2つと組んでも砲雷カットインにならずに連撃が維持されるというのがこの装備の優秀さを表している。ハイパーズや阿武隈を運用するなら不可欠といえるだろう。
育てるのが難しい?そんなもんしらんがな

艦載機

国産航空機

零戦

零式(れいしき)艦上戦闘機。ゼロ戦の名前で知られる日本で最も有名な戦闘機。
大陸の戦闘機と比べて異常な航続距離を誇っており、低速・低空での運動性能は非常に高い。
また、格闘戦においても20mm砲を装備するなど、当時としては圧倒的な火力を持っていた。
対戦序盤はアメリカ軍に恐れられ、「ゼロとドッグファイトは行うな」という通達がなされる程であった。
また、「当たらなければどうということはない」を地で行く人たちが操縦していた事もゼロの勇名を後押ししていた。
(アメリカやイギリスの名誉のために行っておくと、連合国の戦闘機搭乗員も世界トップクラスである。が、相手が悪すぎた。)
しかし、アクタンゼロ(ほっぽちゃんの最終形態がもっているアレ)の捕獲からアメリカ軍の一転攻勢がスタート。
徹底した研究の結果一撃離脱戦法が効果的と判明し、ことごとく零戦が撃墜されていった。
これはゼロ戦の弱点である装甲の薄さに起因する防御力の弱さと急降下制限速度の遅さをつかれたためであった。
(飛行機はある一定の速度を超えて飛行すると分解する。旅客機はそんな操縦は基本的にしないのでご安心を)
今風に言うと「運動性能と航続距離にバラメーターを極振りし、防御力はガン無視したような機体」といったところだろうか。
大戦後半は主力特攻機として活躍した。
ゲームではいくつかのバリエーションがあるものの総じて制空能力が低めに設定されており、
烈風(史実では試作機のみ)や紫電改二(史実では艦載機としては量産されていない)にとって変わられている。史実通りに使ってあげて、どうぞ。
しかし蒼龍と飛龍の改二が持ってくる熟練パイロットの駆る二一型や、雲龍型が持ってくる六〇一空の五二型丙は強く、
思い入れの強い提督や制空以外を欲する玄人提督が使うことも。
これらの零戦は回避や命中などが上昇するので、必要な制空値に余裕がある場合ならばむしろ有用である場面も多い。
艦上戦闘機である二一型、五二型、艦上爆撃機仕様にした六二型(通称爆戦)の三種類が手に入りやすい。
爆戦は九九艦爆と同等の攻撃能力を持ちながらそこそこの制空能力を持ち、空母に最低限の攻撃能力を持たせつつ極力制空力を上げたい時に効果的なマルチロール機である(火力の高い大鳳などとの相性が高い)。アプデで実装された戦爆連合攻撃とも非常に噛み合う。
さらに2015年夏イベントから実装された艦載機熟練度により、零戦達でもより高い制空値を確保できるようになった。
加えて10/28メンテでは零戦系新装備のバーゲンセールと言わんばかりの追加が行われ、
熟練の52型・『ゼロファイターゴッド』と名高い岩井勉隊の零戦52型丙、及び爆戦・太平洋戦争の撃墜王である岩本徹三隊の零戦21型/52型甲/53型が実装された。
岩井隊の零戦52型は烈風並の制空値を誇り回避などのパラメータも上昇、爆戦は通常の爆戦よりも制空値が高い。52型からの機種転換で爆戦になるので二者択一、お好みで。ただし爆戦は機種転換しないと図鑑登録されないので注意
そして岩本隊の零戦53型は対空12索敵3命中2回避4と烈風改並の制空値に様々なボーナスが付くという震電改と並ぶかそれ以上の最強の艦戦。更に零戦はすべて改修できるようになり、53型岩本隊のフル改修は実質的に対空14になる。
総じて、アップデートや熟練度の実装により強力な零戦も増え、現在は紫電や烈風の下位機種とは一概に言えない存在となっている。
思い入れの強い人はぜひ使ってみよう。

 

その人気ぶりからフライトシミュレーションやフライトSTG等で現代機と共演する機会もあり、
作品によっては機動性で現代機を圧倒したり、ついには音速を超えたりもする。時速2000kmを超えたとの話も。
レシプロ機は音速超えないし、超えたとしてもそんな速度出したら空中分解するに決まってるだろ!いい加減にしろ!

震電改

所謂IF改装された幻の艦載機(史実では局地戦闘機、現在の要撃機で試作機のみ)。
対B29迎撃用に開発された機体で、速度は驚異の740キロ
B29は愚かF6Fヘルキャット、F4Uコルセアよりも早かった(操縦性が良かったとはいってない)。
想定されていた戦法としては、高速でB29の前方から一発打ち込んで、そのままもう一度前に出て攻撃するというものであった。
また、その外観が非常に特徴的な機体であり、なんと後ろにプロペラがついており、機首付近に小翼を配した前翼型というフォルムを持つ。
しかし、撃墜するはずだった相手であるB29によって研究所や工場が壊滅したため、結局量産は間に合わなかった。
震電改という名称自体は構想されていたとされる震電のジェット機型を指す。
艦これでの震電改は艦上戦闘機仕様に改装したIF改装の震電である。
そのロマン溢れる性能と未完成に終わった悲運も相まって、フィクション作品における人気が極めて高い機体。
『ストライカーズ1945』シリーズでは自機として登場するなど、多くのゲーム・小説・漫画などで登場あるいはモデルとなっている。
艦これでは最初期のイベントの報酬でほとんどの人が持っていないオーパーツになっている。対空値は驚異の+15
開発できる装備で最高値の烈風が10、普通に手に入る装備である烈風601空(戦争後半のエースパイロット集団搭乗機)が11ということを考えるととんでもない数値である。
これを仮に加賀の最大スロット46機に乗せた場合、熟練度抜きで制空値を101も稼ぐこれもうわかんねえな
あまりの対空値の高さが災いしてか、実装された2013年春イベントから2年以上たった今でも再配布されていない。
当時のイベントの突破率の低さもあり、ユーザーがあの時と比べ物にならない人数になった今、震電を持っている提督はもはや全体から見て都市伝説並の比率しか居ないのではないかと思われる。
もう二度とぶっ壊れ兵器を作ってはならない(戒め)。甲標的?知らない子ですね。
しかし非常に人気のある機体には違いないので、再配布の機会が待たれるところである。

 

アーケードにて2017春イベントの甲海域全突破報酬にて配布。ブラウザ外ではあるが再入手手段が増えた。
熟練度が実装されていないので非常に強力な艦載機である。加賀さんに装備させればまさに鬼に金棒。

紫電

水上戦闘機「強風」を陸上機として再開発した、局地戦闘機「紫電」。パーツ的な意味ではほとんど変わっているが。
実際の「紫電改」はゼロ戦の旧式化のためその高い能力のため、制空戦闘機として使用されることになった。
基本的に零戦より高性能で頑丈、防弾性能も高いという完全に零戦の上位互換機として活躍した。
軍は「烈風」の開発が遅々として進まないことに業を煮やして「紫電改」の量産化を指示。
その結果、大戦中盤に登場したにも関わらず、紫電と紫電改の合計で1400機を超える量産に成功する。
しかし、日本軍お得意のエンジン不調やオクタン価の高くない燃料を使ったために本来の性能を発揮できず、そのまま終戦を迎えた。
海軍のエースたちを寄せ集めて作った343空が有名デストロイヤー菅野隊欲しい(強欲)
なお、大村航空基地(長崎県)に配属されていながら原爆投下日は整備日であり迎撃できなかった。
搭乗員は非常に悔しがったといわれる。
戦後アメリカに接収され、とんでもない記録を出したので日本の航空機産業を禁止する一因になったとも言われているくらいの名機。戦闘に参加できなかった烈風とはわけが違うのだ。

 

ゲームでは長らく艦載機として採用されたIF装備「紫電改二」のみだった。(モデルは2機のみ試作された艦載機用紫電・試製紫電改二)
普通に開発できる装備としては対空値が「烈風」に次ぐ9であり、「烈風」の足りない諸提督たちの重要な戦闘機になっている。そこまで簡単に量産できるほどレア度が低いわけではないので、五二型丙など制空値的にやや下位の艦戦との併用を余儀なくされている提督もいる。
しかし艦載機熟練度の実装により紫電改二でも十分な制空値が賄えるようになったことに加え、10/28メンテにて対空9に加え回避3の性能が追加。ようやく烈風の下位互換から脱却した。
制空値にゆとりがあるときや、回避重視の際はこちらを使うといいだろう。
艦載機としての紫電改二は上記の通りまずまずの性能だが、時を経て改修素材としての紫電改二は凄まじい需要となった。
必要な装備はF6F-3(☆6以降、1個ずつ)、F6F-5(☆6まで、各2個ずつ)、強風改(いっぱい(小並感))、局地戦闘機紫電(改修更新の際に2個)。
主にハイエンドの高レア高性能航空機で必要。だったら廃人だけだな!と言いたいところだが夜間戦闘機が必要ならヘルキャットの改修からはああ!逃れられない!結果的に数十個も紫電改二が必要になるのである。
・・・艦載機開発で狙っていけば1~2%程度で出るものの、そんな確率のものを数十個とかボーキが枯渇するに決まってるだろ!いい加減にしろ!
ムキになって回すと電探開発並みにボーキがぶっ飛んでいくので紫電改二開発は計画的に。

 

2017年秋イベ前のランカー報酬にて局地戦闘機紫電一一型、及び紫電改(二一型)が実装。局戦としては雷電以外で久々に実装された新局戦であり、紫電一一型は控えめな性能ながら任務で入手可能に、紫電改は防空役として十分な性能である。
また17秋イベE4乙以上の報酬で紫電改四(これも試製紫電改四というモデルがある)が存在。烈風並の対空値で様々なステータスが上がる。スペック的にはF6F-5と互角でネームドでない戦闘機としては最強格。

烈風

日本海軍が零戦の後継機として試作していた三菱航空機製作の艦上戦闘機。
零戦の生みの親である堀越二郎が開発に携ったが、搭載するエンジンを巡っての開発の遅れから実戦には間に合わず、
後に現れた紫電改によって次期主力機候補としての座を奪われてしまった幻の艦上戦闘機である。
まぁ実戦に参加できてないので兵器としての評価がどうかと聞かれるとまぁ...その...ね?
ちなみにアメリカ軍は第二次世界大戦時期にF6Fヘルキャット、F4Uコルセア、F8Fベアキャット(実戦経験なし)など次々に投入している。
生産能力の差や技術力の差は逆立ちしても東条式計算をしても埋めようがなかったのだ。
ゲームにおいては開発できる艦上戦闘機としては前述の紫電改二を凌駕する対空10を誇る。
レア度の高い艦戦であるが、厳しい制空権争いが予想される高難易度海域やイベント海域においては、
烈風を用意できるほど余裕が生まれるのでできるだけ多く用意したい。
史実通りに開発が間に合わず数が足りない場合は史実通りに零戦や紫電改二で穴を埋めよう。
開発できないものには六〇一空の駆る烈風や、史実では「烈風性能向上型」というペーパープランとして存在した烈風改などが存在する。
烈風改は震電改に次ぐ対空12を誇り、制空値がキツイ海域でのお供となる。
これらは非常に貴重な装備なのでくれぐれもロストしないように。
2015年夏イベントから実装された艦載機の熟練度により熟練零戦や紫電改二でも十分な制空値が賄えるようになり、以前よりも圧倒的に重要というわけではなくなった。
とは言え、依然制空値の面では他の開発可能艦戦を寄せ付けない優秀な装備である。初心者にはそこそこの航空距離にそこそこの量産性に対空10なので基地航空隊要員としても手助けになる装備

九九式艦爆

愛知航空機によって製造された、艦上急降下爆撃機。
太平洋戦争前期における日本海軍の主力艦載機であり、最も多くの連合軍艦船を沈めた爆撃機として知られる、
真珠湾攻撃を始めとした太平洋戦争初期の日本の快進撃を支えた存在。
しかし戦局が進むに連れて当然の用に旧型化。
日本は次世代の爆撃機に彗星を採用・本格配備するものの、整備面で人手の追いつかない苦しい状況が続く。
そのため九九艦爆はなおも老骨に鞭を打つかのように改修されて前線に投入され続け、
その消耗率の高さから「九九式棺桶」「九九式ドンバク」「窮窮式艦爆」などかつて戦線を支えた存在としてはあんまりな揶揄をされた。
日本海軍の栄光と躍進、その後の敗北における象徴的な存在といえる。
艦これにおいては、序盤で手に入りやすい艦爆。もしくは蒼龍からはみ出そうになる存在。瑞鳳曰く足が可愛いらしい。
彗星などが揃っていく中でベンチを暖めるようになっていくが、序盤においては空母の貴重な艦載機として活躍するだろう。
また、数度のアップデートにより対潜能力が微増されている。
開発できないものには、通常より爆装・対潜能力に優れ、対空・命中・索敵値も上昇する熟練パイロットの駆る九九艦爆や、
蒼龍所属の艦爆隊であり彗星一二甲以上の能力を誇る極めて強力な江草隊九九艦爆が存在する。
図鑑等で確認すると、急降下爆撃でもやっているのか青ざめた顔で妖精が落ちそうになっている。
機体の上で余裕ぶっこいてラーメン食べてる天山の妖精とは大違いである。
アニメでも一話から活躍。パイロットの妖精含め凛々しい姿を見せた。
何機か撃墜されてるがまあ妖精だし恐らく大丈夫だろう。イジェークト
蒼龍からはみ出そうになっていることから転じて、蒼龍のおっぱいそのものを九九艦爆乳と呼ぶ事も多い。すみません、あまり艦を揺らされますと発着艦訓練に支障が出るから・・・

彗星

海軍航空技術廠によって開発、愛知航空機によって製造された艦上爆撃機。
太平洋戦争後期における日本海軍の主力爆撃機である。真っ赤に塗っても3倍の速度にはならない
九九艦爆からさらなる高性能爆撃機の製造を目指した海軍はドイツから輸入したHe 118を参考に、
「敵艦上機より長大な攻撃半径」と「敵戦闘機を振り切る高速性能」という性能を要求。
1938年より海軍航空技術廠が当時の最新技術を惜しげも無く投入して開発した彗星の試作機は要求以上の性能を誇った。
エンジン面でのゴタゴタで艦上爆撃機としての本投入が遅れてしまった(1943年)ため、
敵勢力の航空機の能力向上なども相まって当初の目的であった「敵機を振り切る」ということは難しくなっていた。
しかし単発複座の爆撃機としては世界的に見てもかなり高速であり、当時のパイロットたちも高性能ぶりを褒め称えている。
彗星が本実装されるまでの間、ベテランの九九艦爆が老骨に鞭打っていた。結果は・・・まあ、そうねえ・・・
特攻主体の戦争終盤に夜襲を仕掛け続けた芙蓉部隊は有名。
試作機(十三試艦爆)は偵察機として改造されてミッドウェー海戦において蒼龍に搭載。
負け戦であったものの敵機動部隊を発見するなど戦果をあげ、彗星の試作機から転用・採用されて二式艦上偵察機となった。
ちなみに伊勢や日向が搭載したカタパルトから射出可能の彗星も存在する(彗星二二型)。
艦これでも航空戦艦用に実装あくしろよ

 

艦これにおいても戦力が整う頃の主力艦爆といえるだろう。
瑞鳳曰く「彗星は彗星で悪くないんだけれど、整備大変なのよー、整備が。」
多くの空母が改造すると装備しており、九九艦爆と比べると高い性能(爆装8)を持つ。
上位機種としてエンジンを新型(アツタ三二型)に換装した彗星と思われる彗星一二型甲(爆装10)が存在する。
開発が進み、彗星一二型が配備されると、従来の彗星はベンチを暖めることが多くなると思われる。
が、一二型甲はホロレアの貴重な装備なので開発でなかなか出ない。
一二型甲の数が揃うまでは戦力として十二分に活躍が期待できるであろう。
強力なネームド機として六〇一空の彗星(爆装11や命中微増など)や、If装備で蒼龍所属・艦爆の神様と呼ばれた江草隊仕様の彗星(爆装なんと13で命中も+4とかなり上がる)が存在する。
無論超レアなので誤廃棄やロストはNGである。当たり前だがロックは忘れずにしよう

九七式艦攻

日本海軍の艦上攻撃機。
中島飛行機と三菱重工業が競争して試作し、それぞれが優秀な機体を完成させ両方共採用された。
そのため中島製のB5Nと三菱製のB5Mが存在する。
制式採用後まもなく中国大陸戦線に投入され、太平洋戦争前期においても零戦や九九艦爆とともに日本海軍の主力艦載機を務めた。
真珠湾攻撃を始めとした緒戦の勝利の立役者でもあり、後継機である天山の実戦配備の遅れから長く使われ続けた。
その天山の配備後も陸上基地等で運用。
太平洋戦争の先駆けである真珠湾攻撃での活躍と、1945年8月のソ連上陸船団への爆撃まで、艦上攻撃機の太平洋戦争における最初と最後の戦闘行動に参加した機でもある。
こらそこ、どうせ開発できなかっただけだろとか言わない
名前の通り九九艦爆や零戦と比べても数年古い機体であり、旧式化しつつも戦い抜いた第一線級の名機である。
艦これにおいては、序盤で手に入りやすい艦攻。
九九艦爆とともに最序盤の空母の攻撃の要であるが、流星等の優秀な艦攻が揃って行くとともにお役御免になっていく。
しかしアプデを経て対潜値は流星と並ぶ数値なので、流星が揃うまでは対潜でお世話になることも。
開発できないものには、雷装・対潜能力に優れ、命中・索敵値も上昇する熟練パイロットの駆る九七艦攻や、
対潜特化の九三一空の九七艦攻、そして命中が高く流星を超える雷装を誇る、飛龍に所属した友永隊の九七艦攻が存在する。

天山

日本海軍の艦上攻撃機。九七式艦攻の後継機である。中島飛行機産。
今まで同様名称は「○式艦上攻撃機」となるはずだったが、制式採用直前に「攻撃機は山に因む名称とする」と命名規定が変更されたため、制式採用時に天山と命名された。
九七艦攻と比べ新型の高馬力の発動機「護一一型」を採用。・・・が振動が激しい上に故障が多く、大馬力故の強トルクにより離着陸滑走中に機首を左に振ってしまうというじゃじゃ馬っぷりを発揮。駄目じゃないか(本末転倒)
試作一号機完成から一年半ほど経った1943年7月に一一型が正式配備されるも、なんともその時期は既に劣勢。載せるような空母も少なく。F6Fが登場し零戦が遅れを取り制空権は奪われるという状況。天山の活躍できる場は多くはなかった。
それでもラバウル、マリアナ戦線、沖縄での攻防戦など戦線に動員。途中からはエンジンを安定した「火星二五型」に換装した天山一二型も生産され、終戦まで使われた攻撃機。カタログスペック通りとはいかなかったものの頑張ったのである。そもそも生産が間に合わずに旧式の九九艦爆などを前線で併用せざるを得なかった彗星やほぼ間に合ってもいない流星に比べたらまだマシかもしれない

 

艦これでは史実通り九七艦攻以上流星以下の雷装7。流星が揃うまでは主力を担うだろう。
ネームド機は非常に強力であり、雷装14の友永隊、雷装15の村田隊が存在。どっちも手に入れれば唯一無二の高火力として君臨する。それ故か主力空母への搭載率も高く、喪失率も高め。轟沈には気をつけよう!
また、村田隊はなぜだかよくわからないが体感、全滅による熟練度喪失率の高さでも有名。村田隊の起用率の高さ故か。【村田】村田
後、天山の妖精は機上でラーメンを食っている。食っとる場合かァー!

流星

日本海軍最後の艦上攻撃機。三菱でも川崎でも中島でもなく愛知製。
攻撃機といいつつ急降下爆撃(爆撃機の条件)を行うことの優れた汎用性を誇る機体。
似たような能力をもつマルチロールな機体は、日本では銀河が存在している。
雷撃するための魚雷を吊り下げることもできれば急降下爆撃用の爆弾を積み込むこともできる器用貧乏万能くん。
第二次大戦中、敵艦の防御力が増すに連れて日本の既存の艦上爆撃機で搭載可能な爆弾では有効打を与えられなくなり、
より大型で大火力をもつ爆弾を搭載できる艦上爆撃機が求められるようになった。
その一方、雷撃機においても強度と運動性の不足が問題視されてきており、やがて爆撃機と雷撃機の統合が日本軍内で企画されるようになった。
機種の統合により搭載数に限りのある空母運用の面でも装備を入れ替えるだけで役割転換ができるなど渡りに船の案ではあった。
そのような無茶振り事情から設計された本機は多任務艦上攻撃機であり急降下爆撃・水平爆撃・雷撃が可能、
つまり爆撃機と雷撃機の両機種の役割を統合した機体となった。
そのため防弾装備を兼ね備えたり、戦闘機との空戦をある程度想定していたため、
かなりの運動性能を備えていたりしている。ふつう空戦は戦闘機の役割なんだよなぁ・・・
本来「○星」という名前は艦爆に付く名前であるが、このような役割のために攻撃機である本機にこの名前がついた。

 

1942年に一度完成するものの、くっそ多い性能要求を満たせるはずがなく重量過多や強度不足などの問題点を露呈。当たり前だよなあ?
開発は難航し、試験と再設計を繰り返し、試験を重ねたその結果、
見事に要求を満たし
「零戦並みの機銃火力に高速・高機動、防弾性も完備し操縦性も安定している攻撃機」
というもはやよくわからない傑作機が完成した。
・・・が、完成したのが本土決戦間近と見られていた時期であったため、温存されほとんど活躍できずに終わった。時既に遅し!閉廷!
と、このように名機成り得るスペックを持ちながら機会に恵まれなかった悲運の機体である。
そして、日本海軍最後の特攻機としても有名である。日本海軍の所属であり、
特攻作戦を指揮した宇垣中将が最後に房総半島沖に停泊するアメリカ艦隊に向かって特攻を行った。
時期はなんと玉音放送の直後のことである。下手したら降伏交渉もパーになりかねない危険な行為である。

 

ちなみに、アメリカにも似たような発想の下作られたA-1スカイレーダーがある。
こちらは潔く翼の下の装備を増やしまくった結果、
レシプロ艦上単発機としては間違っているとしか思えない装備重量(B17とおんなじぐらい)となり、ベトナム戦争まで使われていた。流星とA-1どこで差が付いたのか。

 

艦これでは普通に開発できる機体としては最高の雷撃機(流星改)であり、提督たちの心強い味方である。
牧場主?しらんがな
流星は雷装値10を誇り、それまで天山に頼っていた提督にとっては文字通り目覚ましい火力を発揮する。
上位版には流星改があり、開発可能な装備としては最強の雷装13

 

ネームド機には六〇一空によって運用される流星も存在する。流星改と同等の雷装を誇りさらに命中等で優れた優秀な艦載機。
ただ、友永天山と村田天山が上位互換として存在するので、艦攻全体では最強装備としては君臨できない。
言ってしまえば中間管理職のような装備である。ここでも運が無いのか
まあほぼワンオフの村田隊や友永隊と比較して流星改はそこまで性能は劣らず量産性は遥かに上回る。今でこそネームド機も増えたが、量産性と性能を踏まえるとほとんどの鎮守府の主力攻撃機であることは間違いないだろう。無論相応にレアである
イベントで湯水のように沸いて出て来るツ級の無慈悲な対空砲火により艦攻の熟練度は禿げていくので、ワンオフものの友永天山や村田天山と比較して量産可能で替えがきく流星改は非常にイベント向きと言える。ペナントを走るなら優秀な控え打者も必要ということだ。
実際開発で狙うとやはりレアなのでなかなか出ない。しっかり長期的に数を揃えていこう。

橘花改

日本初の純国産ジェット機設計開発は中島飛行機
遣独潜水艦作戦によって得られたドイツ軍のジェット戦闘機Me262とジェットエンジンJumo 004BおよびBMW 003Aの資料を参考に作りあげた機体だが、あくまで参考にした程度でかなり違う。戦争末期に開発されたためか車輪は零戦や銀河のものを流用したり、ジェラルミンの使用を抑えるなどしている。それに加えて双発のジェット機の癖に零戦の半分の工程で生産できるなど日本の当時の航空技術の粋を集めた機体である。(性能はともかく)
空襲を受け蚕小屋に疎開しながらも試作機は1945年6月に完成。それとは別に24機の生産が進んでいた。
そして1945年8月6日午後1時に初飛行に成功。日本の空に初めてジェット機が飛ぶことになった。しかし、2回目の飛行時に離陸の際にオーバーランして機体は損傷してしまい、次の飛行を迎える前に終戦となってしまった。生産されていた内の1機がスミソニアン博物館に保管されている。
ちなみに特攻機として開発されていたという説があるが派生型として戦闘機モデルや偵察機モデルが計画されていたため、予算を得るために特攻機に付ける花を名前に付けたという説がある。

 

艦これにおいては2016年12月9日アップデートにて実装。「噴式戦闘爆撃機」という爆戦に似た役割になっており、現状は翔鶴型の改2甲だけ運用でき、雷巡のように敵よりも先に攻撃できる能力がある。しかしツ級の攻撃を食らうためツ級が連続で出る海域で運用するのは辛いものがあるので使用の際は海域の状況を見極めよう。
熟練度こそ上乗せできないものの非常に優れた対空値・爆装値であり、爆撃機というカテゴリ故に開幕攻撃力では劣るものの、砲戦火力や制空値の底上げとしては非常に器用。使い所を見極めればこれ以上無い有用な装備といえるだろう。

海外産航空機

Bf109T改

第2次大戦時におけるドイツ空軍の主力戦闘機。開発・製造はメッサーシュミット。
大戦前のスペイン大戦から終戦まで戦い続け、ドイツ軍の制空権を確保した。
電撃戦を支えた存在であり、総生産数約30,500機で、戦闘機史上最多であるなどドイツ軍の頼もしいお供であった存在だった。
Bf109そのものはドイツ空軍のエーリヒ・ハルトマン(通算350機以上撃墜)やゲルハルト・バルクホルン(通算300機以上撃墜)ら大エースの乗機として知られ、名実共にドイツを代表する戦闘機と言える。
艦これで実装されてるのは艦載機仕様のT型で、
カタパルトフックとアレスティング・フックを追加、主脚強化、
主翼延長と翼端を折りたたみ式に改造した艦上戦闘機型である。勿論改はついてない。
史実ではT型はGraf Zeppelinが未完で終わったため、完成した機体から艦載用装備を撤去、
航続距離が長いことからノルウェーや北西ドイツの陸上基地で部隊運用されたが、
主翼の延長で離着陸性能が既存のBf109よりも格段に向上した本機は搭乗員を大いに喜ばせたという。
艦載機としては活躍はしてないが、陸上機として活躍した艦これ内では珍しい機体である。
艦これでは2015秋イベントE4乙の報酬の他、Graf Zeppelinの初期装備として手に入れられるぐらいしか現状ではない。
ステータスは対空8、回避4、火力1となっている。非常に貴重な火力の上がる艦戦である。

 

また、余談であるが零戦と同じくエースコンバットインフィニティでBf109の後期生産型「Bf109 G-10」が使用可能で、
こいつもカスタマイズ次第で余裕で音速を超えるだからレシプロ機でそんな速度出したら空中分解するに決まってるだろ!いい加減にしろ!

Fw190T改

Bf109とともにドイツ空軍の主力を担った戦闘機。開発・製造はフォッケウルフ社。
元々は液冷エンジンであったBf109のエンジンの生産性に難があったために、それを補助するための役割を持たせようと開発された。
当初は採用されるかは非常に危うかったが、
第一次世界大戦に歩兵および騎兵として従軍、大学では第一志望の航空力学の講義が禁止されたため電気工学を専攻、
在学中はグライダー研究会でグライダーの設計、製作、飛行までを行い、その後さらに飛行機の操縦ライセンスまで取得するという、
極めて異色の経歴の持ち主であるクルト・タンク技師を中心としたチームによって1939年6月1日に初飛行に成功した。
Bf109がヨーロッパ最強を誇っていた第二次世界大戦の緒戦ではあまり注目を浴びなかったが、
スピットファイアMk. V等、連合国の新型戦闘機に対抗する高性能機として1941年から実戦配備が始まり、
最初の配備型Fw190Aは英国のスピットファイアMk. Vを実戦で圧倒、強力な新型戦闘機の登場という混乱を連合国に与えた。
本機の活躍によりドーバー海峡上の制空権はドイツ空軍の手中に収められ、
この状況は半年後のイギリス空軍のスピットファイアMk. IXの出現まで継続した。
その後も改良が続けられ、Bf 109と共に長くドイツ空軍を支えた。
ちなみに派生型にJu87の後継機となるはずだったヤーボ(戦闘爆撃機)仕様があり、かのルーデル大佐も愛用してたりしている。
また、発展型のTa-152はあのP-51ムスタングと並び最強のレシプロ戦闘機として有名である。
艦これ内でのT型は架空の物であり艦載機化計画は実際にはないが、そこはゲームなので気にしない。
性能は対空+10、回避+2、火力+2と烈風の上位互換と言っていいほどの優秀な代物になっている。
現時点での入手方法は2015年秋イベE4甲報酬の他、Graf Zeppelinを改にしてもってくるしかない。
なお筆者のワイはGraf Zeppelinが居ないので持ってない模様

Ju87C改

ドイツ空軍の急降下爆撃機。愛称はシュトゥーカ(急降下爆撃機)、開発はユンカース社。
正式採用が1935年だが後継に恵まれず(一応Fw190FやG型などのヤーボ(戦闘爆撃機仕様)が開発されたが後継になりえなかった)、終戦まで使い続けた。
ちなみに艦これの型番に改が付いてるが、実際は改が付いておらずJu87Cになってる。
Graf Zeppelinの項目で解説されてるが総統の気まぐれや海軍と空軍の争いで肝心の空母建設が90%で中止されたため、C型は活躍することが出来なかった。
↓一応主翼を折りたたんだ写真は存在する↓
 http://i.imgur.com/DReSdSM.jpg
もし建造されてたら急降下爆撃機として相方のFi167雷撃機(なんと複葉機!)と活躍できたかもしれない。
が、書籍やサイトによってはJu87Cも魚雷積んで雷撃機として運用できるとあったりするのでFi167の出番はなかったかもしれない。
本機種の有名なエースパイロットにハンス・ウルリッヒ・ルーデルがいる。ソ連戦車や上陸用の小型艦艇、戦艦、果ては対空撃墜を記録した世界最強の爆撃機の大エースである艦これでもシュトゥーカ(ルーデル隊)を実装するんだよ、あくしろよ
爆撃機としては足回りが貧弱な事でも知られている。
艦これ内においては、ドイツの駆逐艦Z1を手に入れるのに必要な任務である、
第2次潜水艦派遣作戦や潜水艦派遣作戦による技術入手の継続の報酬で獲得可能。
あるいは2015秋イベントで実装されたGraf Zeppelinを改にすることでも手に入る。
対潜値が+5と高いので、対潜装備が必要な海域で活躍が期待できるかもしれない。
ちなみに日本では陸軍が研究用に2機ほど購入しており、実機の写真がある。
http://i.imgur.com/rIgBzD1.jpg

 

小ネタで17夏イベと同時期に公開された映画ダンケルクに登場しており、序盤からサイレン鳴らしながら急降下爆撃を撤退を待つ英国兵に食らわしており、シュトゥーカが如何に恐ろしいかを味わう事が出来る。

Re.2005

イタリア産の戦闘機。愛称は射手の意味を持つ「サジタリオ」。開発はレジアーネ社で第二次対戦時中に開発された中で実戦参加したものとしては最後。
レジアーネ系の航空機はエンジンで紆余曲折しており、これまでに開発した機体も液冷エンジンと空冷エンジンを行ったり来たりしていた。
サジタリオはそれまで使っていたDB 601エンジンを発展させたドイツのダイムラー・ベンツ DB 605エンジンを採用。新型エンジンでブイブイいわせる、・・・つもりだった。
イタリア軍からは750機の量産命令が出たが、このDB 605エンジンが揃わない揃わない。理由は簡単で、このエンジンがドイツ国内向けの航空機用の生産で手一杯でイタリアに回す余裕なんてなかったのである。エンジンに泣かされる航空機多すぎである。
イタリアのフィアット社がライセンスを獲得し国内生産しようとしたが難航、結局この機体の実戦投入はイタリア降伏二ヶ月前の1943年7月。それも750機の要求に対してたったの48機しか生産できなかった。(アカン)
これじゃあまり活躍できないのも当然であった。しかしイタリア降伏後一部の機体はドイツに接収され、ベルリン戦まで戦い続けたという。

 

艦これじゃエンジンの生産不足とか関係ないので普通に高性能機として君臨。対空11に火力1対空3と烈風以上の艦戦である。アクィラが持ってきてくれないので再入手手段は今のところない。ぐぬぬ

F4F

アメリカ・グラマン社が生産した艦上戦闘機。愛称は「ワイルドキャット」。グラマン社が誇る、F-14トムキャットまで続く猫一族の始祖である。
試作機段階ではブリュリュリュ(ryブリュースター・F2Aバッファローとの競争に敗れるが、興味を持たれ開発が続行。「日本軍機なんて大したことないっしょwwww」と甘く見てたアメリカさんサイドのせいでそのF2Aが隼や零戦にクソミソなまでにボコボコにされて白羽の矢が立ったのが本機である。(ただ決してF2Aがうんこだったわけではなく、零戦などが当時高性能だった。F2A自体は無難にまとまった性能でフィンランドなどで大活躍)
その頑丈さから来る防弾性能や急降下攻撃力の高さから機動性では劣るが零戦相手に奮戦。優秀な無線機を搭載しており、それを用いた「三つのネバー」と呼ばれる対零戦戦法を構築した。太平洋戦争初期から珊瑚海・ウェーク島・ミッドウェーなどを支え、レイテ沖など終戦まで戦線を支えた名機。如月を撃沈したのもこのF4Fである。
バリエーションはF4F-3、F4F-4、ゼネラル・モーターズ社産のFM-1・FM-2などが主流。より小型化・高機動化されたFM-2に至っては4000機以上生産される大ベストセラー機体となる。

 

艦これでも2016秋についに実装。F4F-3とF4F-4があるが火力や回避など上昇するもののどっちも零戦以下か同等くらいの対空なので趣味である。しかし改修が可能であり、F6Fに更新できるのでアメリカ機好きの人は投資するかもしれない。

F6F

アメリカ・グラマン社が生産した艦上戦闘機。愛称は「ヘルキャット」。直訳は地獄の猫だが性悪女という意味の単語とのこと。
上記のF4Fが踏ん張るなか、その後継機を模索するアメリカ。試作機XF6F-3とXF4U-1(後のF4Uコルセア)が競合。性能自体はXF4Uが上だったが、肝心の空母での運用が失速挙動が不安定などと言った要因で着艦が難しく、安定性が高く性能もよいXF6Fは正式採用された。
F4Fの血を受け継ぐF6Fは設計思想もそのまま継ぎ、頑丈で扱いやすい操縦性。それでいて馬力を強化し良好な運動性能を誇り戦場に登場。欠点としては2000馬力としては低速である事と装甲故か大きさの割にくっそ重かったこと。
F4Fで手を焼いていた零戦をこてんぱんに翻弄。ミッドウェーの敗戦以降多くの熟練パイロットを次第に損失していく日本の零戦パイロットでは次第に太刀打ちできず、日本の航空兵力殲滅に最も貢献した戦闘機とも呼ばれる。
ただ元々F4Uの保険的存在であったので、F4Uがバージョンアップで空母での使用が安定するようになり戦線投入されると次第に第一線から後退。終戦するとF4Uは終戦後も汎用性の高さを買われて長く起用されたが、F6Fは引退したという。それでも日本軍は戦時中はF4UよりF6Fの方が苦手だった証言するパイロットは少なくなかった。苦手意識だろうか。

 

艦これでは現在F6F-3・F6F-5と夜間型のF6F-3N・F6F-5Nが実装済み。F6F-3は対空値は8で零戦の後継機である紫電とほぼ互角であり、F6F-5は10と烈風並。
猛烈に強い装備というわけではないが改修することでF6F-3は烈風並の対空になる。熟練零戦21型みたいな感じで使える。おそらく後継バージョンであるF6F-5も改修が実装されると思われる。
ただし改修はなかなか手間。F6F-3は結構ネジ消費が重く、★6以降は紫電改二が必要である。ファッキンベーテー!

F4U

アメリカの航空機メーカー:チャンス・ヴォート社が開発した戦闘機。愛称は海賊の意味を持つ「コルセア」
旧式化したF2Aの後継として開発が始められた機体。当時基準では2000馬力級のエンジンなどで時速650km/hを記録するなど性能は良好であった。
しかしそれに応じて機体の大型化・重量増加。失速した時の挙動が不安定であったり、前方視界が不十分で空母への着艦が不安定であったことから初期型の評判はよくなかった。
結果的にF2Aの後継機としては既に活躍して実績もあるF4Fの改良型であるF6Fが選ばれることになる。
事故がよく起こったせいか渾名に「少尉殺し(新米パイロットがよく事故をおこすので)」「死の口笛」などとつけられてしまう。あぁんまりだぁ~!

 

実戦投入後も低速時の運動性の悪さを突かれ、零戦相手に「セントバレンタインデーの虐殺」と揶揄される喫するなどするものの、バージョンアップしていくうちに空母への着艦は安定。
日米パイロットともに競合機であったF6Fと比較され「F6Fの方が扱いやすい・相手にしたくない」と呼ばれることもあったものの次第に性能の良さを発揮。やがて戦争後期には海軍の主力機となっていく。
戦闘機でありながら爆装能力も非常に高く、ドーントレスに劣らない爆装が可能。この汎用性の高さがジェットエンジン主流となった戦後期に評価され、F6Fは戦後間もなく姿を消していった一方で、F4Uはアメリカ以外でも広く運用される。
1950年にも生産が続けられ、1960年台にも一部で運用されていたという。爆装能力や航続距離などの汎用性の高さは評価された格好となりF6Fへのリベンジを果たした。

 

艦これでは現在ランカー装備でF4U-1Dが実装。爆戦カテゴリの機体で爆装7対空7と攻守共に高い性能を持つ。岩井爆戦の立場がない。
火力+1も含めて昼火力の増加値は流星に匹敵し、爆戦としては貴重な行動半径6である。爆装と対空がそこそこ高いので低火力艦でも比較的使いやすく、追加実装された戦爆連合カットイン攻撃に非常に噛み合う。
なかなか便利な機体だが現在入手機会がほぼないのが惜しまれる。
何より逆ガル翼がかっこいい。

SBD

アメリカ・ダグラス社が開発した艦上爆撃機。愛称は「恐れを知らない、勇敢な、不敵な、がまん強い、不撓不屈の」などを意味する「ドーントレス(Dauntless)」どーん!
なので「ドーン・トレス」ではなく「ドーント・レス」。
太平洋戦争緒戦、真珠湾攻撃から始まる日本軍優勢の航空戦事情に於いて、実働できる航空母艦の少ない時期から最前線で戦い抜き、最も苦しい時期を乗り越えさせた主力航空機であり、後継のSB2Cヘルダイバーの配備が遅れたので長く前線を支え、一線を退いた後も終戦まで戦線にあり続けたアメリカが誇る大名機である。
珊瑚海海戦では祥鳳を撃沈、翔鶴を中破せしめ、ミッドウェー海戦では南雲機動部隊全艦に決定打を与えたのもこのSBDである。その後ソロモン海戦での緒戦にも参加し、龍驤などに決定打を与えたりしている。
低速ではあったものの、それ以外の火力や防弾性能、搭載量、急降下性能は九九艦爆を遥かに上回り、運動性も良好であったため時には九九艦爆や九七艦攻を撃墜、零戦にも抵抗するそれ戦闘機の仕事だろと言われる事もやっていた。後部機銃がついてるので追いかけられても大丈夫!
その安定性能から、型番を文字ってSlow But Deadly(遅いが、必殺)とも呼ばれた。

 

艦これにもついに実装。2016秋イベにて本機を愛用するサラトガも実装された。上記のように日本相手に無双したので頭のなかで何かが…な艦娘も多そうである。
九九艦爆の性能を凌駕していたものの、やはり同世代で旧型機であるがゆえに爆装6とやや控えめ。
ただ対空2がついていたり、火力1命中1回避2索敵2とよりどりみどり。火力性能の高い爆戦としての運用も時には狙えるだろうか。
上記のように大活躍してるので九九艦爆のような熟練機、及びネームド機が楽しみな存在でもある。

陸上機

九六式陸上攻撃機

三菱内燃機(現三菱航空機)が開発したが開発した陸上攻撃機で、ロンドン海軍軍縮条約により空母の保有制限がかかったため、日本海軍は基地から敵艦隊を攻撃できる長距離攻撃機を欲するようになり、その流れで生まれ機体である。日中戦争から活躍していたが、揚子江の基地から出撃して重慶の爆撃などで活躍したが、揚子江から重慶までの距離が遠すぎたため、護衛の戦闘機を付けられず、敵戦闘機に撃墜されることも度々あった。ただし当時は航続距離の問題で爆撃機隊に護衛機を付けない国が多く、各国(特に欧州)で爆撃機隊を護衛機を付けずに敵国の都市に突っ込まされるのが日常茶判事だったので、日本だけっていう事ではない。よく航続距離不足が問題視されて零戦が開発されたと言われるが、実際は「航続距離が長かったために零戦が護衛として使われた」というのが正しく、最初から陸攻の護衛目的で作られたわけではない。
その後、太平洋戦争初期のマレー沖海戦では、イギリス東洋艦隊の戦艦「プリンスオブウェールズ」と「レパルス」を後継機である一式陸攻と共に雷撃で撃沈している。後期には、磁気探知装置と爆雷を積んで、対潜哨戒機としても運用されているので、もしかしたら純粋な対潜哨戒機である東海と共に実装されるかもしれない。
ちなみに引込み式主脚や自動操縦装置と帰投方位測定機などを搭載しており、日本の航空技術が欧米と同等のレベルまで進んだことを示した最初の機体であったりする。

一式陸上攻撃機

九六式陸攻と同じく三菱内燃機(現三菱航空機)が開発した陸上攻撃機で、九六式陸上攻撃機を上回る能力を目的に開発され、比較的重武装な防御火器にエンジンをより高出力なものに換装したり空力的に良い設計にすることにより良好な機動力を得ることが出来た。九六式と合わせて中攻と呼ばれる。攻撃機が翼の中に燃料入れるとか斬新な発想っすね(すっとぼけ)
また、日本の航空機史上二番目に量産された機体でもある。
戦歴は太平洋戦争開戦直後に九六式陸攻と協同して台湾からフィリピンのアメリカ陸軍航空基地を攻撃し、B-17爆撃機を含む爆撃機兵力を壊滅させている。またマレー沖海戦では九六式陸攻と協同して、マレー沖でイギリス海軍の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」を撃沈するなど、太平洋戦争最初期に大活躍したクソザコロイヤルネイビー。ちなみにあのチャーチルが大戦中一番ビビった報告はPoWとレパレスの撃破だったそうな。しかし、戦力バランスが大きく崩れ、護衛戦闘機はおろか陸攻も十分な出撃数を揃えることが出来なくなった大戦中盤以降は、戦術を夜間爆撃、夜間雷撃に変更せざるを得なくなった。それでも、雷撃により、レンネル島沖海戦で重巡洋艦シカゴを撃沈、他重巡2隻、駆逐艦1隻に損傷を与え、他にもトラック島空襲の際に空母イントレピッドを大破、台湾沖航空戦でも重巡キャンベラを大破させるなどの苦しい戦況の中でも戦果を挙げている。また大戦終盤は人間対艦ミサイルこと桜花の母機としても使用された。桜花はその形状から機外に装備せざるを得ず、そのために起こる空力の悪化、桜花自身の重量などが相まって桜花を切り離す以前に相当数が捕捉・撃墜された。そらそうよ
一式陸攻の渾名として「ワンショットライター」というのがある。これは一発で火がつくことからついたあだ名だとされているが、実は結構頑丈なほうで残っている映像の中で火を噴くのは少ないらしい。(由来)これもうわかんねぇな。

 

艦これでは基地航空隊のメイン火力。ネームドや後継機でなくても雷装10爆装12となかなかの性能を誇る。
二二型や三四型といったバージョンアップ型や、野中五郎少佐ら率いる野中隊などが実装されている。特に野中隊の一式陸攻は最強クラス。
ただし撃墜によって熟練度がハゲるのも珍しくはない。ああ!野中隊がやられた!

一式戦闘機

太平洋戦争時の陸軍の戦闘機で開発は中島飛行機(現SUBARU) 愛称は隼
1937年に開発された九七式戦闘機の後継機で開発には太田稔(戦後初の日本製大型旅客機YS-11の開発に参加)や糸川英夫(戦後日本製ロケット開発の第一人者)などの後の日本の航空宇宙業界の重鎮になるメンバーが数多く参加していたりする。
制式採用が太平洋戦争開戦直前だったこともあり、開戦時点で一式戦闘機を配備していたのは上記の飛行第64戦隊と飛行第59戦隊の2部隊のみだったが、この2部隊は開戦後の南方作戦において3倍の敵戦闘機を確実撃墜という戦果を挙げており、同機が西洋列強の戦闘機に十分太刀打ちできることを世に知らしめた。当時の欧米諸国が日本を見下して旧式機を数多く配備していたのもあるが
そのお陰もあってか生産数は総生産機数は5,700機以上で、旧日本軍の戦闘機としては海軍の零式艦上戦闘機に次いで2番目に多く、陸軍機としては第1位とかなり生産されている。また武装は貧弱ではあったが陸軍はノモンハンで多くのパイロットを失い防弾装備の重要性を痛感した為、防御力は海軍機と異なり充実しており、Ⅰ型は7.7㎜弾対応の防弾タンクを装備している他、Ⅱ型では12.7㎜弾対応の防弾タンクと防弾板を装備している。その後の後期型などでは防弾ガラスや自動消火装置なども搭載した。ただ洋上を飛ぶ都合上航続距離を重視するための零戦とは事情が違うので比べてはいけない(戒め)そういった特徴があったから戦争の序盤から終盤まで高性能化してくる連合軍機を相手に奮闘し、2名の連合軍エースパイロットの撃墜に貢献していたり、果ては第2次世界大戦時の最高のレシプロ戦闘機と言われたP-51ムスタングを撃墜したりするなどしている。ちなみに戦後も各地で日本軍が置いていったり輸出された機体が活躍しており、フランス軍では第一次インドシナ戦争で2部隊が運用し、インドネシアでは独立戦争に於いてⅡ型がイギリス、オランダ両軍相手に実戦投入されている。中国では共産党軍が関東軍第四錬成飛行隊長ら日本軍人による指導を受けて国共内戦で使用している。北朝鮮でも朝鮮人民軍が戦後の一時期訓練機として運用していたという。(北朝鮮が今も使ってると言う話があるが流石に退役している。)

 

艦これでは2017年3月作戦ランキング褒賞及び17春イベントで実装されており、改良Ⅱ型である隼Ⅱ型やネームドとして一式戦 隼III型甲(54戦隊)、一式戦 隼II型(64戦隊)や性能向上型の一式戦 隼III型甲が実装され、航続距離が21型熟練並に長く対空値が高いのでイベントでも活躍が期待される。
特にネームド機の64戦隊はかの有名な加藤隼隊と言われてる部隊で戦争序盤で大活躍し、隊長である加藤建夫中佐が戦死した後も加藤隼隊と言われていた。54戦隊の方は17春イベのモデルである占守島の戦いで同島三好野飛行場に駐留していた飛行第54戦隊北千島分遣隊の一式戦 隼II型4機が参加しており、海軍の九七艦攻や同じ陸軍の戦車チハと共に戦争最後の活躍をした。
基地支援での使用感は飛燕と比べ戦闘半径は長いが基礎性能は劣ると言ったところ、ただしネームド隼はネームド飛燕にも劣らぬ性能であり、特に64戦隊は出撃18.5、防空18、航続距離7というぶっ壊れもぶっ壊れ性能である。さすがつよいひこうき。

Spitfire

2017夏イベ実装。初の海外陸上機で設計開発はスーパーマリン社(現BAEシステムズ)
艦これにおけるカテゴライズは陸軍戦闘機となっているが、厳密にはイギリス王立空軍の戦闘機であり、「バトル・オブ・ブリテン」をはじめ、ナチスドイツによる航空侵攻からイギリス本土を護り抜き、改良に次ぐ改良で終戦まで第一線で戦い抜いた救国戦闘機として知られ、イギリスはもちろんのこと世界的にも知名度は高く人気が高い2次大戦時の戦闘機の一つでもある。その完成度の高さから多数の派生型が戦中から戦後にわたり生産され、冷戦真っただ中の1960年代になっても、イギリスの元植民地や影響圏であるエジプト、アイルランド、イスラエル、シリア、トルコ、チェコスロヴァキア、ユーゴスラヴィア、インド、ビルマ、タイなどに輸出、譲渡された機体が世界各国で使用され、中東戦争ではスピットファイア同士での空中戦やかつてのライバル機のメッサーシュミットBf109戦闘機のチェコスロバキアでの生産モデルのアヴィア S-199と空中戦を繰り広げていた。
ちなみにかなりの数の機体が現存されているが、本国イギリスではテレビの企画で1/1瑞雲ならぬの1/1スピットファイアのプラモデルが作られており、英国面たっぷりの車の紹介番組の「TopGear」で有名なジェームズ・メイと現地の中学生の手で組み立てられ、あまりの完成度の高さからイギリス空軍博物館に収蔵されている。

 

艦これにおいては上述してるがイギリス王立空軍の戦闘機ではあるが陸軍戦闘機として実装(派生型のシーファイアは除く)されており初期型のMk.1と改良型のスピットファイア Mk.V・スピットファイア Mk.IXおよび艦上機モデルのシーファイアが先行実装された。詳しいスペックは艦これwikiに任せるが各タイプも陸上機としては高性能な部類に入る。シーファイアは対空値は+9とそこそこだが謎の理論により装甲値を1増やせることができる。
ちなみにシーファイアは空軍のせいで碌な戦闘機がない海軍航空隊がピットファイアMk.Vを借り受け、これに着艦フックを取り付けたものを採用したものだが陸上機を強引に艦上機にしたせいで事故が多発しサレルノ上陸作戦でのシーファイアに至っては悪条件が重なりまくったこともあって機体の2/3以上が事故で破損or修理不能という有様であるなど英国面な機体であった(ただし最終的に1000機以上が運用されるなど艦載機としてもそこそこ評価されていた模様)。太平洋戦争終盤には英空母艦隊と共に日本近海にも出没しており、1945年8月15日には関東上空で零戦と交戦している。(ちなみに最後の空中戦はポツダム宣言受諾後の8月17日に予告なしに偵察飛行してきたB-32に対する攻撃が最後の空中戦らしい)

 

小ネタとして17夏イベと同時期に公開された大戦初期に行われた撤退作戦を映画化したダンケルクにて主役として活躍しており撤退を待つ英国兵に襲いかかるシュトゥーカや救助を妨害するHe111爆撃機やBf109を撃墜している。ちなみに映画の飛行シーンで使用されたのは実際のスピットファイアである。

水上機

零式水上偵察機

愛知航空機によって開発された水上偵察機。第二次世界大戦の主力艦船に、偵察の要として搭載された。
戦局が進むに連れて、相手の空母の艦載機や迎撃戦闘機の充実により、水上機特有の速度・加速力の低さと言った弱点を露呈。
二式艦上偵察機や彩雲といった艦上偵察機にその役割を譲った後も、艦上偵察機の負担を軽減するために巡洋艦や戦艦で運用したり、
三人乗りであるために夜間の偵察で運用、対潜哨戒任務など広く活躍する縁の下の力持ちであった。
ゲームにおいては、サービス当初から1年位はよくわからない装備であった。
まず偵察・索敵機として運用するのなら彩雲の下位互換であり、おまけに彩雲にはT字不利を回避する能力があった。
戦艦や巡洋艦で索敵値を稼ぎたいなら索敵と同時に命中・対空も上がる電探を使えばいい話だし、
かといって電探のようにうずしお被害の軽減能力があるわけでもなかった。
はっきり言って産廃であり、
「水上機?いらないねえ、そんなものは」
「使った俺が悪い」
「論ずるに値しない」
と評されても残念でもないし当然であった。おまけにその時はイラストも手抜き感強いシロモノであった。
そんな常時戦力外通告を受けるような零式水上偵察機への評価が一変するのが2014年春。
そう、弾着修正射撃の実装である。
水上偵察機と特定の装備の組み合わせにより、戦艦・重巡・軽巡の火力に一定倍率のかかるカットイン攻撃や連撃を行えるようになった。
また、2014年春イベントから「索敵依存のルート分岐」が誕生。弾着修正射撃を抜きにしてもイベント攻略に必要不可欠といえる装備となった。
後ついでにイラストも新規で描き直され、かなりのイケメンになった。
これによって装備構成が一変、ほぼすべての提督が零式水上偵察機に対してジェット式の手首をねじ切り、戦力外通告を出していた提督は再雇用に奔走。
ほぼすべての軽巡・重巡・戦艦が持参してくれるという集めやすさも重なって無事支配下登録を獲得し、「一隻一機、零式水上偵察機」と言わんがばかりに一軍確約が約束された。
こうして、かつての戦力外通告筆頭装備は、今や提督業の名バイプレイヤーとして、今日も艦娘を支え続ける。

 

バリエーションとして零式水上偵察機11型乙、同熟練が存在する。11型乙は零式観測機よりも優秀な性能で対潜値が高いのが特徴。実用できる艦は限られるものの弾着観測と先制対潜を両立する際一部の艦なら有能。
11型乙熟練は偵察機なのに火力2が付き索敵8対潜8命中3と偵察機の震電改と言わんばかりの性能である。弾着観測を打たせる際にも火力底上げになるので艦隊のエースに装備させよう。
また11型乙の2種類は対潜値・行動半径ともに非常に長いので基地航空隊の対潜支援でも優秀である。

瑞雲

・・・まあ、そうなるな。

瑞雲の事をもっと知りたい?そうか、やはりこれからは瑞雲の時代だな・・・。

愛知航空機が生産した日本海軍の水上偵察機である。
・・・のだが、巡洋艦の水上機に爆撃させてしまおうというコンセプトの下に開発。
海軍からのかなり厳しい要求こいついつもめちゃくちゃな要求してんなで開発されてたために難航したものの、完成した瑞雲は水上機としても世界屈指のマルチロール機としての性能を示した。

最高速度:448 km/h
航続距離2500kmオーバー
250kg爆弾を積み急降下爆撃可能

・・・というもはや水上機という名の何か多用途性能を追求した傑作機であり、フィリピンや沖縄方面で偵察や夜襲、襲撃任務などで運用され、大戦末期の中で戦果を上げた。まさにド変態水上機である。
当たり前のことだが、水上機でありながら陸上機並みの性能を発揮できる方が珍しい。空戦フラップやダイブブレーキといった専用装備が多数付いている。どっからどうみても変態である。

 

このような傑作機なのだが艦これではやや控えめな性能。
爆装能力や制空能力、対潜や索敵能力を持つもののどっちつかずになりがちで、
何よりかつては瑞雲を運用可能な航空戦艦・航空巡洋艦が不遇気味であった事も拍車をかけていた。
しかしアプデによって弾着観測射撃が実装、零偵と同様に昼での連撃やカットイン攻撃に関与できるようになった。
更に最上型の強化や、扶桑型の改二も加わり、相対的に地位が向上した。現状では、カ号観測機と合わせた対潜攻撃、航空巡洋艦や航空戦艦の最大スロットなどに積むことで弾着による砲撃火力の引き上げや制空争いの手助けなど、
うまく扱えば史実同様の万能マルチロール機として十二分に活躍してくれるだろう。
上位版として利根型改二が持ってくる六三四空の瑞雲や、扶桑型改二が持ってくる瑞雲一二型、ランカー報酬のみの六三四空の瑞雲一二型、改修任務報酬の六三四空の熟練瑞雲、六三一空の瑞雲が存在する。
六三四空の瑞雲一二型、熟練瑞雲は晴嵐並の爆装に高い対空を誇る超高性能マルチロール機である。

二式大艇

川西が作ったビックリドッキリメカ。%%こいついつもビックリドッキリメカ作ってんな。
いつも通り海軍の滅茶苦茶な要求に応えたため、飛行艇のくせに米帝の重爆撃機並みの能力を備えた機体これもうわかんねぇな
航続距離だけ取れば驚異の8000キロ、これは片道だけなら東京からシアトルやシドニーに飛ぶことのできる能力である。
往復も考慮するなら中国の成都、ベトナムのハノイまで行くことができる。
ちなみに、日本で最も有名な爆撃機でもあるB29は往復では成都から出撃して九州北部を爆撃するのが限界だった。
さらにB-29:全幅43m、全長30mに対し二式大艇:全幅38m、全長28mと陸上機であるB-29とほぼ同等の体格を誇り、
そのデカさにモノ言わせた頑丈ぶりで被弾したにもかかわらず飛べたため、飛行艇を水上に浮かせたまま上陸、寝て起きたら飛行艇が沈んでいたとかいうエピソードもある。
しかし、離水性能は最悪だったらしく、離水段階でやらかす機が続出。なにやってだこいつ。
しまいには揮発するガソリンのせいで飛行艇内では火気厳禁だったらしい。
しかし、その防御力・攻撃力を以って米軍爆撃機を撃墜した逸話も残っており、連合国側から「空の戦艦」とも呼ばれ、危険視された存在である。

 

本来では飛行艇だが、艦これでは水上機のカテゴリ。ゲームでは秋津洲改と2015春イベントE5、E6の報酬で現在合計3つまで入手可能。秋津洲/改にしか装備できず、彼女のスロットも1×3である。性能は索敵値が高いだけであり、「空の戦艦」とも呼ばれたその爆撃・雷撃能力は反映されておらず、現段階ではあまり目立った活躍はできそうにない。今後、どうなるかはわからないので手に入れることのできた提督は是非ロックしておこう。二式大艇の性能が向上すれば、秋津洲も同時に面目躍如する・・・かも
最近では基地航空隊の仕様変更により、基地航空隊の射程を伸ばすという唯一無二の役割を獲得。秋津洲とは関係ない強化であった
上記のような戦闘能力では活躍の場はないが、場合によっては重要な役割を担う装備となった。

電探

13号対空電探

正式名称「三式一号電波探信儀三型」。陸上設置用の対空警戒レーダー。
小型で軽量かつ高性能という非常に使い勝手のいいレーダーということもあり多くの艦艇に搭載。史実では下記の21号電探からこちらに換装されるほどである。
艦これでは通常の13号電探と13号電探改がある。どちらも小型電探で駆逐艦の主力対空電探である。
駆逐艦で対空カットインを発動する際ではおなじみの装備。艦隊防空の再注目もあり改修できるこの装備は優秀で汎用性も高いといえる。なんという史実通り
13号改は秋月型や磯風、大淀の改。阿武隈、吹雪、初春、皐月、初霜、隼鷹の改二が持参するので艦娘を集めて育てていれば意外と数は揃う。

21号対空電探

正式名称は「二式二号電波探信儀一型」、日本の艦艇用対空警戒レーダーである。
1942年5月に伊勢に搭載されて実験、兵器として結果を見せたので採用。翔鶴や飛鷹・隼鷹を始め様々な艦艇に搭載された。後により小型の13号電探が開発され、主力対空電探の座は譲った。
艦これにおいては対空・命中・索敵がそつなく伸びる対空電探。レベル12で改造できる五十鈴が持ってくることで有名で、初めて間もない提督たちが手に入れやすい電探である。電探そのものにうずしおの被害を抑えるという能力があり、入手が難しい序盤では貴重な存在である。故にレベル12の五十鈴を牧場して量産されていたことも。これらから通称「五十鈴電探」とも呼ばれる。
大型電探としては性能が控えめなので、長く提督業を続けているとより優秀な電探が集まっていき、次第にベンチを温める存在になっていく。しかし現在でも対空性能がそこそこ、かつ入手しやすいので対空電探はこれを使う提督も多かったり。
さらに電探自体がレアであり、開発で出そうとするとかなりの苦労をする上に狙った電探が出ないということも多いので、長い間この電探の世話になる提督も多いだろう。
バリエーションとして、ランカーに配布された性能が向上した21号対空電探改が存在するが、ランカー配布というレア度の癖して後述のFuMOレーダーに劣る性能のためにかなり陽の目に出ることが少なかった
アプデにより改修工廠での電探の改修が追加され、21号対空電探の強化、及び21号改への更新&強化が可能となった。改修によって索敵や命中性能が向上するので電探の地位向上へつながる可能性も。ついでに21号電探(&改)の強化に21号電探が必要になってくるので再び五十鈴の世話になる提督も・・・
2016年秋イベにおける艦隊防空の地位向上、及び対空電探の再評価もあり、改修できる対空大型電探であるこの装備も一定の再評価を受けるようになった。
この改修できるというのが結構大きく、改修することで艦隊防空への恩恵が更に上昇。下記のFuMOレーダーは改修できないのも重なり「最強の対空電探」として一部再評価されつつもある。特にフル改修の21号電探改は摩耶様の良き相棒。おまけに命中がすこぶる高いFuMOレーダーを支援に回せる。
ただし改修の手間は相応にかかるので、艦隊の改修状況と要相談。改にしなくてもノーマル21型の高改修品でも有用なのでそっちでもいいかも。

FuMO25 レーダー

ドイツのGEMA社がローレンツ社と協力して開発した早期警戒・射撃管制レーダー。
FuMOとはFunkmess(レーダー)-Ortung(方向探知機)の略で、「ゼータクト」とも呼ばれており、このレーダーはそのバリエーションの1つである。
艦これにおいては、火力3対空7命中10索敵9というぶっ壊れ対空電探であり。文字通り実装されていたすべての電探を加古過去にした。こんなぶっ壊れ電探がドイツ重巡プリンツ・オイゲンを改造(設計図なし)するだけで手に入ってしまうのである。ぶっちゃけプリンツ・オイゲンが大型建造入りしないのはこの電探の性能のせいかもしれない
通称「プリン電探」、変換ミスから「不毛レーダー」と呼ばれたりも。(´・ω・`) また髪の話してる・・・

機関

強化型艦本式缶/新型高温高圧缶

日本艦艇用の国産ボイラー。
太平洋戦争期に搭載されている缶の多くは「ロ号艦本式缶」と呼ばれるものである。
艦これにおいての強化型/新型というのは陽炎型駆逐艦・天津風で試作・運用され、島風に正式採用された高温高圧のロ号艦本式缶の事と思われる
ゲームにおいては強化型が回避+10、新型が回避+13。
数値上はすごい上がるように見えるが、実際に目に見えて回避できるかというと案外そうでもない。
気休め程度に考えよう。ぶっちゃけいくら回避があろうがワンパンされるときはワンパン大破される
長らく回避専門アイテムであったが、2017年初のメンテで「タービンと缶の同時装備による低速艦の高速化&高速感のさらなる高速化」が可能に。
これにより大和や秋津洲と言った低速艦も2スロット使うことで高速艦として使用できるようになったり、島風にタービンと高温高圧缶を装備することで最速になるなど、様々な変化が見られる。
これによる恩恵は今のところ検証中であるが、低速艦が高速ルートでも使えるようになったのは一定の価値があるといえるだろう。17夏では補給艦を入れたいが低速では最短固定できないため、速吸に装備させるといったことも。5-4において低速戦艦に2スロ費やして高速化しても戦力的には余裕なので、低速戦艦の5-4レベリングでの採用も。
強化型缶は開発可能で天津風・睦月改二・如月改二が持参、新型缶は開発不可で天津風改が持参してくる。

対空機銃

毘式40mm連装機銃

正式名称は「Vickers QF 2 pounder gun」イギリスはヴィッカース社の製造した対空機銃。
毘式の名はヴィッカースのヴィから取られている。機銃といってもこの大口径なので対空砲扱いされることもある。大鯨、春雨の初期装備としては艦これ的には知られている。
対空機銃としては、性能は同じながらこれより遥かに入手し易い25mm三連装機銃を使用した方がいいだろう 廃棄せずに記念にとっておくぐらいにはレア

 

そしてこの対空砲、英国製である。
それも英国面が悪い方向に出てしまったとんでもない駄作機銃なのである。

 

実際の発射映像↓
http://youtu.be/6KsXYK_CNoQ

 

上の動画を見てもらうと分かるのだが、その独特な発射音と動きから、「ポムポム砲」との愛称がつけられている。本国イギリスではポムポム砲に加え、発射機構から「ピアノガン」との愛称もつけられていた。
40mmの大口径弾を連続的に発射出来る!と開発当初は列強がこぞって採用したのだが…
クッソ複雑な水冷式の銃身と、しょっちゅう弾詰まりを起こす機構により故障が頻発し、乗組員の評価も散々であった。
お分かりいただけただろうか…上の動画でも既に幾つかの機銃は故障して止まっているのである…
また、対空機銃のクセに弾道が目に見える程に山なりの軌道を描いたり、機銃には必須である曳光弾が使えなかったりと産廃の名を欲しいままにする始末。
流石の日本海軍もこれには閉口し、威力は低いものの信頼性は高い25mm機銃に順次切り替えている。
また、スウェーデンでは、こんなのよこすんなら自分で作ってやるとばかりにボフォース社が独自に40mm機銃を作り、
こちらは現在でも多くの国の軍隊で使用されているロング&ベストセラー機銃となってしまった。

7.7mm機銃

英国開発の機銃を元に国産化した、「九二式7.7mm機銃」の事。「留式7.7mm機銃」とも。キツツキくん
機構が簡単で信頼性は高く、当時の国産機銃としては傑作と言ってもいいのだが……いかんせん対空兵器としては威力が貧弱すぎた。
陸上で対歩兵用に使うなら補弾板が高確率で詰まり、発射できなくなるという些細な欠点を除けば、
重く安定していたので命中精度が高く、連射速度も速くないので銃身の加熱を防ぐことができる日本の(防衛)作戦にぴったりの機関銃であった。
(攻める方に向いているとは言ってない)
しかし、肝心の防空弾幕用には不向きだったという。
戦後の文献でも「豆鉄砲」「機関銃手が気の毒」「弾丸が陸軍用と互換性が無いとか頭おかしい」など散々な言われよう。傑作なのに……。
では艦これ的にはどうかというと、
主に「○○に俺の41cm単装砲(意味深)をしゃぶってもらいたい」等と抜かす不逞な輩に、「その粗末な7.7mm機銃しまえよ」と痛烈なお返しをするのに活躍している。
また、装備の廃棄任務で男らしく廃棄役を買って出る事もある。
言うまでも無いが、擁護しようのない産廃である
とはいえ最近機銃廃棄任務が増えたので、金剛型や青葉型、古鷹や天龍型など多くのドロップ艦娘の初期装備であるこいつはうってつけ。そういう意味では欠かせない装備である。

25mm機銃

正式名称「九六式二十五粍高角機銃」。
フランスのホチキス製25mm機関砲を基に1935年に開発された日本製機銃である。
この機銃以前には上記の毘式40mm連装機銃も採用されていたがクソザコナメクジだったので、こちらが採用されるとどんどん換装されていった。
バリエーションは単装・連装・三連装など。信頼性は高かったが照準方法、旋回能力、威力などで不十分な所があったので日本独自に三連装で使用したと言った具合である。
後継として鹵獲したボフォース機銃から五式四十粍高射機関砲 (5しき40みりこうしゃきかんほう)を生産しようとするも間に合わず少数生産。よってこの機銃が日本海軍の主力機銃と言える。

 

艦これにおいては単装・連装・三連装に加え、三連装・集中配備と言った強力なバリエーションもある。
摩耶改二などが持参する集中配備機銃は対空9を誇り一つ積むだけで艦個人の撃墜数はかなり上がる。ただし後述のボフォース機銃が壊れ性能なので一見地味
だが、機銃そのものが艦娘のスロット数を割いてまで採用するには微妙であり、長らく機銃そのものが不遇でありこれも不遇であった。
しかし時代を経て対空システムの再評価により機銃も一定の評価、さらに2016年末に補強増設スロットに搭載可能という上方修正もあり、機銃そのものの立場が向上。
バルジと同じくスロットを圧迫しなければ良い恩恵にあやかれる装備だったので、三連装機銃も他の高性能機銃と同様に再評価が進んでいる。
また、三連装機銃と集中配備は改修出来るのも特徴。改修することで個人の対空値が更に上昇する上に何故か昼の火力と雷装も上がる。機銃で敵を攻撃している・・・?
その上昇値、★MAXで火力雷装ともになんと3以上。2積みで6以上と対空防御も上げつつ駆逐艦にとってはなかなかあなどれない火力増強ができる。
余談だが、仮に高火力駆逐艦で有名な夕立改二に秋月砲の★MAXと三連装機銃の★MAXを4つ装備させると装備込みで火力+18、雷装+7であり、昼では火力91雷装100対空マシマシの駆逐艦が誕生する。駆逐艦ってなんだよ
ただ、集中配備機銃は相応に重く面倒なのでかなりのロマン。三連装機銃は軽めの消費なので余裕があるなら狙ってみるのもいいだろう。

ポンポン砲

イギリスのヴィッカース QF 2ポンド砲が正式名称。QFは速射を意味する。毘式40mm連装機銃も参照。
2ポンドは40mm、この光景の対空砲火は強力なものであり、高い対空力を誇る。ポンポン砲という愛称はその発射音から名付けられた。
しかしその実、射程が短く、弾道特性も悪く、撃ちながらの標準修正も困難で発射速度も遅い上に、不具合も多く抱え、弾詰まりも頻発するという実に英国面溢れる兵器になってしまい、生まれた時から当時の新型航空機に遅れを取ってしまうというなんとも言えない兵器になってしまう。
参考までに第二次世界大戦中に起こったマレー沖海戦における戦艦プリンス・オブ・ウェールズ搭載のQF 2ポンド砲 Mk Vは一基だけで12回も故障を起こし、もう一基も8回も射撃中止に陥ったとされる。あのさぁ・・・
もちろんこの兵器で天下が取れるわけがなく。ボフォース社の高性能な40mm機関砲なのに換装されていった。当たり前だよなあ?
ちなみに日本に輸入して生産したのが上記の毘式40mm連装機銃。察してください。

 

艦これではQF 2ポンド8連装ポンポン砲が実装。英国面性能なのになんと火力1対空10という高評価。
総合力はボフォース機銃には劣るが、純粋な対空力ではトップタイである。謎である。確かに防空火力は強力だが…
だが待って欲しい。艦これのボフォース機銃は4連装で対空10、日本製の三連装機銃は対空6である。
こいつは8連装で対空10である。つまり1基あたりの対空力は、あっ・・・(察し)
まあそれはそれ、これはこれ。装備としてはなかなか優秀なのであるなら史実での汚名を返上させる活躍ができるかもしれない。専用カットイン用の機銃としても使えるし。決して被弾してもこの機銃のせいではない、はず

ボフォース 40mm機関砲

スウェーデンのボフォース社が1930年代初頭に産んだベストセラー機銃。
第2次大戦期における代表的な対空兵器の1つであり、連合国・枢軸国の壁を超えて様々な国で愛用され、活躍された対空機銃である。ただし、日本はほぼ戦中では自国で生産できず使えなかったようなものである。
戦後も愛用され、日本でも現役のしきしま型巡視艦の二番艦あきつしまに搭載されている。対空砲火は任せるかも~(ババババッ
他にも歩兵戦闘車やガンシップの火砲、艦の機銃として各国で長く使用され、その使用期間、なんと1932年から始まり今に至る。機銃界の金田正一であり山本昌である。

 

そんなベストセラー機銃もBofors 40mm四連装機関砲として艦これ世界に殴り込み。
改修こそ出来ないものの火力1対空10命中1回避2装甲1とまさにそれまでの機銃を過去にする超高性能。おまけに皐月改二や鬼怒改二などの専用カットインの機銃としても使える。
そもそも入手ハードルがなかなか困難ではあるが、持っているなら有用な一品である。補強増設にも搭載可能でおまけのステ上昇も相まってステが控えめな駆逐艦のステータス補強にはピッタシである。

高射装置

爆雷・ソナー

ダメコン

応急修理要員/応急修理女神

ゲーム内で装備していた場合、轟沈してしまったケースに対して発動し轟沈を回避する。転ばぬ先の杖である。
応急修理要員は発動した場合大破状態まで、女神はHP・燃料・弾薬が満タンまで回復する。
イベント海域などの難しい海域では火力的に重視されない軽空母などに装備するケースも多く、何度もダメコンが発動して三途の川をシャトルランしてるような状況になったり
ただし轟沈演出自体は見させられる。
安全が保証されていると言っても艦娘が沈む演出や轟沈ゼリフは聞いてて気持ちの良いものではなく、
沈まないとわかっていても抵抗を感じる提督も。
ゲーム内での入手手段は基本的に課金購入であるが、イベントや任務報酬でも多少手に入る。
特に応急修理女神は入手手段が少ないので、さながら2013年CSでの能見のように温存されて使われないままの人もいるかもしれない。
ラストエリクサー応急修理女神

 

艦船におけるダメコン、すなわちダメージコントロールは火災や衝突が起きた場合、防火隔壁や可燃物を撤去するなどして火災の進行を防ぐ、
浸水が発生した場合人員や角材などで対処するなど、被害を食い止め沈没を防ぐ行動である。
史実においては電と衝突してしまった深雪が適切なダメコンが行われなかったばかりに曳航できずに損失、
大鳳が空母として十分な装甲を持ちながらも、魚雷が命中した事によるガソリンタンクの損傷からのダメコンの遅れにより火災が発生、沈没といった例がある。
提督諸氏も艦娘に無理な行動をさせざるをえない時は装備にきちんとダメコン要員を積んでいるか確認しよう。
積んだか積んでないか記憶がはっきりしない時は進撃を止める判断も必要かもしれない。「帰ろう。帰れば、また来られるからな」

その他

増設バルジ

バルジとは船体側面の水線下に取り付けて排水量を増加させる膨らみ。
浮力・復元力の増加や魚雷防御などの目的で設置されることもある。
艦これでは重巡・軽空母・水母用の中型艦用増設バルジと正規空母・戦艦用の大型艦用増設バルジがある。
追加装甲的な面を持ち、回避が微減する替わりに装甲が上がる。
戦力として期待していないルート要員の艦娘にガン積みしたり、1-5等で軽空母のワンパン大破を防ぐために積むなどの活用法が多い。

 

しかし、装備枠を1つ埋めるという意味では微妙であり、長らくやや不遇であったが、2016年末のメンテで補強増設スロットに搭載可能になる。
これによって増設さえすれば実質的に昼連撃や徹甲弾カットインを維持したまま装甲を底上げ出来る。艦によっては敵火力に応じて1~2割ほど中大破率が変動させることも可能であり、なかなかの恩恵がある。
増設してる場合はダメコンや機銃などと海域に応じて使い分けるのがいいだろう。

 

磯風の時報等を見る限りどうも艦娘はバルジ=腹などの贅肉という認識のようだ
いくらバルジを増設しようが胸は増えないだろうし、無論龍驤の胸が増えるわけではないので安心してほしい。??「なんでや!ウチ関係ないやろ!」

プリエーゼ式水中防御隔壁

V.Veneto級の設計・建造にも全面的に携わったイタリアの設計技師、イサッコ・ウンベルト・プリエーゼ中将の発明した水中防御システム。
艦内の水線下に円筒状の構造物を仕込み、わざと破損させることで魚雷や機雷による水中での爆発から艦内の重要区画を保護するというものである。
これの水中防御能力を巡っては世界中のミリオタが論争を繰り広げているのだが、
あくまでも筆者なりの結論を簡単に出すとするならば「ちょっと独特なイタリア専用のバルジ」というものである。
ちなみにソ連海軍もこの水中防御システムを取り入れた新世代戦艦「ソビエツキー・ソユーズ級」の建造を計画していた(未完成)
艦これにおいては大型艦専用の追加装甲である大型バルジの亜種であり、バルジの不足に悩むおんj提督の味方になるかもしれない。
機能的に見ても大体同じだが、大型バルジより装甲のプラスも回避のマイナスもやや抑えめ。
ちょうど中型バルジと大型バルジの中間に位置する存在である。
入手方法は現状イタリア戦艦の装備から回収するか、イベント報酬かの二択である。

大発動艇(大発)

大発動艇は、1920年代中期から1930年代初期にかけて開発・採用された大日本帝国陸軍の上陸用舟艇。
通称は大発(だいはつ)。
開発経緯は第一次大戦終戦まもない1920年代の日本はガリポリ上陸作戦の戦訓および、
島国であるその地理的条件、在フィリピンのアメリカ軍(極東陸軍)を仮想敵国とする大正12年帝国国防方針(今でいうところの防衛大綱)によって、
帝国陸軍は列強各国以上に上陸戦に対して関心が特に高く、その為、軍隊や物資の輸送を担当する陸軍運輸部が中心となり、開発された。
艇首が地面に向かって倒れるように開き、これを道板(歩板、ランプ)として使用することで揚陸作業の効率化が図られており、
この歩板兼用の艇首は後の各国の上陸用舟艇に見られる設計であるが、当時としては非常に画期的なものであった。
そのため日本軍は大発を重要な軍事機密として扱い、検閲により報道用写真への使用が禁じられていた。
しかし、日中戦争に実戦投入した際、アメリカ軍により写真撮影されてしまっており、
第二次世界大戦におけるアメリカ軍主力上陸用舟艇であるLCVP(ヒギンズ・ボート)(プライベートライアンの冒頭のシーンで歩兵満載に積んでたアレ)の設計に活用されることとなった。
日中戦争以外ではあきつ丸などを初めとした強襲揚陸艦や一部改装された睦月型や松型をベースに開発された一号輸送艦に積まれて活躍した。
なお派生型に対PTボート用に開発された武装大発が居たがあまり活躍してなかった模様。史実では散々でも武装大発を実装するんだよ、あくしろよ
艦これにおいては揚陸作戦がないので遠征においてよく使われる(遠征報酬が+5%になるため)。重ねがけ可能で最大20%。キラ付けも加えれば遠征報酬基礎値の2倍近くなるので遠征ガチ勢には欠かせない装備。
また15年秋イベにおいて新実装された輸送防衛部隊に資源回収のために乗せることが主な役割となっている。

 

バリエーションとしては上位互換の特大発動艇(遠征報酬+7%)、特大発動艇+戦車第11連隊等がある。
第11連隊は特に終戦間際の占守島の戦いで活躍した部隊(通称士魂部隊)である。同部隊の特大発はゲーム内では遠征に対する効果はないものの対陸上敵に強力な補正がかかるのでカミ車と同じく優秀な攻撃手段と言える。

 

ちなみにDAIHATSUは大阪の発動機製造会社がもとになってるので全く関係ない企業である。
風評被害に巻き込まないように気を付けて、どうぞ

大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)

文字通り大発動艇に八九式中戦車&陸戦隊を載せたもの
八九式中戦車は開発が陸軍技術本部第四研究所で1928年(昭和3年)3月に始まり、同年4月に設計要目が決定、8月に概略設計図面が出来上がり、直ちに陸軍造兵廠大阪工廠に発注され1929年(昭和4年)4月に試作車(試製八九式軽戦車1号機)が完成した。以後の量産は改修型も含め、民間企業である三菱航空機(1928年(昭和3年)に三菱内燃機から改称。のちの1934年(昭和9年)に三菱造船と合併し三菱重工業となる)にて行われた。(ちなみに現在も戦車の生産開発は三菱が担当している)
当時の日本戦車にも言えることだが、八九式中戦車は歩兵直協用途に開発され、機関銃陣地撲滅を目標としていたため、主砲は対戦車戦闘などを想定していない短砲身であった。そのため防御力も歩兵の小銃等を防ぐぐらいの装甲しかなく、対戦車戦闘は厳しいものとなり、実際に太平洋戦争後半では既に時代遅れでありながら戦力不足から八九式中戦車も集められ、後継のチハたん九七式中戦車チハもろとも、M4シャーマン戦車やバズーカに一方的にやられることになった。シャーマンの生産台数は5万両、世界第二位の量産数である。戦争は数ではないから(震え声)
なお活躍は出来なかったものの、日本初の国産量産戦車(戦車版扶桑型戦艦なのかな?)であり、陸上自衛隊がレプリカを製作し、駐屯地祭で平和になった日本の大地を走っている。活躍できなかったところまで似なくていいから(良心)
https://www.youtube.com/watch?v=6P5Cmxj4pT0
艦これ内で実装されたのは海軍陸戦隊が装備していたもので、特に陸軍との違いはない。
ちなみにこの戦車はスレ内でも話題になるガールズ&パンツァーにも深い関わりがあり、主人公のモデルになった軍神西住小次郎大尉の乗車だったり、アニメ内ではバレー部復活をかかげたアヒルさんチームの車両として大活躍している。まぁマウスとか出てくるアニメだし多少はね
海軍陸戦隊は元は常設の部隊ではなく、艦船の乗員などの海軍将兵を臨時に武装させて編成することを原則としたが、1930年代には常設的な部隊も誕生した。西洋諸国の海軍では、軍艦の操作を担当する水兵とは別に、戦闘を担当する海兵隊という制度を有していた。これは現在のアメリカ海兵隊のような水陸両用戦部隊ではなく、海上戦闘で敵艦船への強行接舷後に強行移乗・制圧を行う部隊(ちなみに現在の海上自衛隊などにも護衛艦付き立入検査隊というのがいる)で、陸軍よりも即応性の高い陸上戦闘部隊としても使用された。
西洋式海軍の建設を始めた日本でも、当初はイギリス海軍にならい、海軍の兵科として海兵隊が置かれた。しかし、「強行移乗による制圧は時代遅れである」との声で1876年(明治9年)に廃止され、海兵軍楽隊のみが軍楽科として存続する形になった。
海兵隊とは別に必要に応じて一般の水兵を武装させて陸上戦闘に充てることがあり、これを海軍陸戦隊と呼んでいた。海兵隊の廃止後は、海軍陸戦隊のみが陸上戦闘を受け持つことになり、その一般規定として1886年(明治19年)11月5日に「海軍陸戦隊概則」が定められた。海軍陸戦隊は常設でなく、艦艇の乗組員から必要に応じ陸戦隊を臨時に編成するものとされた。これに対して鎮守府などの陸上部隊の人員で地上戦闘部隊を作ることもあり、特に特別陸戦隊と呼ぶことになった。
ちなみにかつて日本領だった台湾では役割は違うものの、名前のみ受け継がれている。
艦これ内の海軍陸戦隊は三八式小銃などで武装しているが、一番目を引くのが操縦席近くのマスクを被って鹵獲したバズーカまたは試製四式七糎噴進砲を装備した妖精だろう。マスクを着けてる理由は発射時のガスから顔守るために付けているものである。
カミ車やWGとの同時装備で非常に高倍率の対陸上深海棲艦の特効になる。駆逐艦が集積地棲姫相手に4桁ダメージを出すなんて光景もありうる。

特二式内火艇 カミ車

海軍陸戦隊はそれまで前述した八九式中戦車や九五式軽戦車等の陸軍制式戦車、及び独自に輸入したヴィッカース・クロスレイ装甲車等を使用していたが、上陸作戦に使えるような車両は保有していなかった。そこで陸軍技術本部の協力を仰ぎつつ、九五式軽戦車をベースに開発したのが本車である。
潜水艦による輸送を考慮したため、全面的に溶接構造を採用し、ハッチ部分にはゴムシールを装備するなど、車体の水密化を図っていた。水上航走時は、後部に付けられた2基のプロペラスクリューによって推進した。
本車の特徴として、車体の前後に水上走行を可能とするための着脱式の舟形フロート(浮き)を取り付け、上陸後に着脱するようになっていた。フロートの再装着には時間がかかるため、厳密には本車が「水陸両用戦車」でいられるのはフロートを付けている状態の時のみである。
フロートを取り外した際の写真
http://i.imgur.com/0LhLmre.jpg
ただ、帝国海軍は本車を上陸侵攻作戦用の兵器と位置づけていたため、この点はあまり問題とはされなかった。また前部フロートには一体式の前期型と左右分割式の後期型があった。
ちなみに本車は本艦船名簿にも記載されており“隻”で数えられる。
終戦までに約180隻が完成し、南方の島嶼地域に展開する海軍陸戦隊に配備された。水陸両用の性質上軽装甲で搭載砲は既に威力不足となりながらも貴重な装甲戦力として重宝され、多号作戦と呼ばれる強行輸送作戦の際にはアメリカ軍第55師団から攻撃を受けるも、上陸に成功し、歩兵と共に激しい攻撃にあいつつも、オルモックを守っていた日本陸軍第26師団の一部と連絡を取ることに成功するなど、苦しい戦況の中活躍した。
艦これ内では大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)の改修の更新で手に入れることが可能で、大発を載せられる子や前述にあるように潜水艦には搭載可能。
一部陸上系統の敵に特効があり、6-4の砲台子鬼や離島棲鬼相手にはWGと遜色ない特効を見せる模様。
特に駆逐艦では素の火力が高い霞や大潮との相性がピッタリ。またWGが足りない場合阿武隈に搭載して大淀の代理を務めることも可能である、
改修することで特効での火力向上がかなり上積みされるので、★10に出来るならしておきたい装備。

WG42

U-511ことゆーちゃんが持参してくる対地兵器。駆逐艦軽巡水母航巡航戦に搭載可能で主に4スロの軽巡である大淀と夕張に2つ載せると夜戦火力キャップを超える大ダメージを与えるため重要な装備となっている。
元ネタはドイツ陸軍の砲兵隊が採用していた30cmネーベルヴェルファー 42(30cm NbW 42)を実験的に水中発射可能にしたもの。経緯としては当時のドイツがニューヨーク攻撃の攻撃手段を模索してる時にエルンスト・シュタインホフ博士と、その弟でUボート艦長のフリードリヒ・シュタインホフ大尉が対ニューヨーク攻撃の方法として共同で考えだしたアイディアらしい。発射試験自体は成功したものの無誘導のため照準が合わせられないのとラックとロケット弾が水中抵抗を産み、Uボートそのものの性能や操縦性に悪影響を及ぼすなどの欠点が露呈したため没になった。しかし、Uボート戦隊の総指揮官であるカール・デーニッツ提督(後のナチスドイツの最期の大統領)はこのロケットUボートのアイディアを支持しており、1943年頃には新たに開発されたV-1飛行爆弾、V-2ロケットの搭載潜水艦が考案されており、終戦により実現しなかったが「水密容器にV-2ロケットを格納し、Uボートで曳航してニューヨークの射程圏内まで運ぶ」という無茶苦茶な案を出している。
  ↓それがその図↓
http://i.imgur.com/RjQuF7K.jpg

 

30cmネーベルヴェルファー 42(30cm NbW 42)の発射動画
https://www.youtube.com/watch?v=xtSTMYGEyaM

特大発動艇+戦車第11連隊

2017年春イベントE-3甲・乙作戦突破報酬。
戦車第11連隊はフィリピンでの戦いで有名な戦車第二師団の所属だったが昭和19年に戦車第二師団指揮下を離れ占守島を含めた千島列島の第91師団に転属する。ミリオタの間では有名な士魂部隊である。
↓現在でも陸上自衛隊第11戦車大隊にも引き継がれている↓
http://i.imgur.com/yU7SoVJ.jpg
由来は漢数字の「十一」を縦書きで書くと「士」と読める事からである。有名になった占守島の戦いでは終戦で武装解除中にも関わらず侵攻してきたソ連軍に対し反撃し、北海道まで占領する予定だったソ連軍に大損害を与え、その意図を挫くことに成功した。
特大発に乗っている戦車は九五式軽戦車(左側)と九七式中戦車改(右側)で九五式軽戦車はノモンハン事変ではソ連軍のBT-5やBT-7、T-26などを撃破しまくって活躍したものの太平洋戦争の際には性能の陳腐化が激しく、M4シャーマンはおろかM3スチュアートにすら一方的にやられた。しかし歩兵相手には脅威であり、貴重な装甲戦力として重宝されていたりしてた。似たような事例で現在でもT-34とかがウクライナや中東の民兵などで使われてる
九七式中戦車改はチハたんで有名なチハの火力強化型で九五式軽戦車などと同じく戦争の序盤では活躍したものの、戦争中盤からは性能の陳腐化によりM4シャーマン戦車などにボコボコにされる一面もあったが、待ち伏せ攻撃により側面や後面から攻撃することでM4シャーマンもそこそこの数がチハ改に被撃破/擱座させられていたり、機甲戦力として敵陣地の攻撃や歩兵支援、防衛戦闘に使われ、敵に損害を強いている。

 

艦これでは17春イベにて実装し、E4のボスに特効があった模様。
ちなみに偶然だとは思うが、同時実装のガングートの中の人はガールズ&パンツァーで日本がモデルの知波単学園の隊長役として出ていたりしている。