「お疲れ様です!司令官」
「今回は私たち艦娘の装備について見ていきましょう!」
「あら吹雪さん、気合が入ってますね」
「私もお手伝いしましょう」
「ありがとうございます!」
装備ってなんや?
「装備とは私たち艦娘が持つことのできる武器やその他のさまざまな道具を指します」
「そしてさまざまな種類がありましてええっと・・・」
「主には主砲、副砲、高角砲、機銃、艦載機、電探といったところでしょうか」
「そ、そうですそうです!」
「細かく分けるともっと多いんですが、今回はそこまで細かく分類しません」
「それでこのようにアイコンで一発で装備の種類がわかるようになっているので種類選びで迷うことはありません」
「この場合ですと赤い砲が主砲、黄色の砲が副砲、緑の砲が高角砲というようになっています」
「万が一迷った場合でもこのように絞り込みをすることもできますので安心ですね!」
「また、この装備によって攻撃方法や攻撃対象が大きく変わってくる場合もあります」
装備の選び方
「ここでは各艦種ごとの装備の特徴や装備例について見ていきます」
「ただ、ここで紹介しているのはあくまで例です。装備は艦によって相性があるので、一概にどの装備が最強かということは言えませんし、時と場合によって大きく変化してきます」
「使わない装備を持って行っても何の役にも立ちません」
「例えば爆雷を搭載しているにも関わらず相手に潜水艦がいないときなどがあります」
「それを踏まえた上でご覧くださいね」
「戦艦の装備はいくつかの特徴があります」
「まず一つ目は高火力の大型主砲を載せられるということです。ほかの艦種と大きく差をつけており、砲撃戦では大活躍待ったなしです!」
「その代わりにごく一部の例外を除いて魚雷を積むことができません。ここでは長門さんに詳しく説明していただきましょう」
「戦艦長門だ。我々戦艦は強力な主砲を最大の武器としている」
「そのため、その主砲を生かす装備が必要になってくる」
「このような装備にすれば戦艦の性能を最大限に生かすことができるようになるぞ!」
「まず主砲2本と水上偵察機は固定だな。この3つを装備することで、昼戦で弾着観測射撃が発生し、高火力での攻撃が可能となる」
「残り1枠は徹甲弾があるなら優先して装備したい。弾着観測射撃の火力を更に上乗せできるのでな」
「海域によっては命中率を上げる電探、対陸特攻のある三式弾も候補に入るだろう。このあたりは各自調整してほしい。逆に副砲は使わない方がいいだろう。」
「敵戦艦との殴り合いなら任せておけ!」
「続いては空母ですね」
「何といっても一番の特徴は、艦載機を装備できる唯一の艦種であることでしょう(一部例外あり)」
「開幕攻撃で敵艦を減らし、制空権を得て戦艦や巡洋艦の火力を補助し…他に真似できない役割を果たすことができます」
「では赤城さん、たびたびすみませんが説明をお願いします」
「航空母艦赤城です。私たち正規空母や、軽空母は以下のような装備が基本となります」
「まず、制空権を得られるだけの艦戦(緑色の艦載機)を積みましょう」
「ここでは1ヶ所にしか積んでいませんが、敵編成によっては2つ3つと増やす必要が出てきますし、逆に1つも積まなくて良い場合もあります。制空値については攻略wikiや艦載機計算機を参考にしてください」
「また、艦戦は熟練度(右側についてる青や黄色の線)によるボーナスが非常に大きいため、数字の小さいスロットに積む方がお得です」
「艦戦を積んだら、次は攻撃機ですね。数字の大きいスロットに攻撃機(艦攻(青色)・艦爆(赤色))を積みましょう」
「基本的に攻撃機を積んでいるスロットの数字が大きければ大きいほど火力が高くなります。また、大きいスロットに入れることで、道中で攻撃機を全て落とされるという事態を防ぐこともできます」
「これとは別に、一番上のスロットには攻撃ボーナスがかかっていると言われています。制空値に余裕がある場合には、ここにも攻撃機を積んでおくと良いでしょうね」
「最後に、余ったスロットがあれば、ここに艦上偵察機を積みましょう。これは艦隊に1つで構いません」
「ここで積んでいる彩雲は、T字不利を反航戦に変えてくれる効果を持っています。ボス戦での火力不足を防ぐことができますよ」
「海域によって必要な制空値は大きく異なるため、戦闘機・攻撃機・偵察機の積み方は柔軟に変える必要があります」
「面倒だとは思いますが、海域情報は事前にチェックしておくことを勧めます。結果的に楽にクリアできると思いますよ」
「続いては重巡洋艦です。似たような特徴を持つ航空巡洋艦についても、こちらで紹介したいと思います」
「重巡洋艦の特徴は、装備可能な範囲が広いことですね」
「主砲は中型までなら積むことができますし、戦艦と違って魚雷を積むことも可能です。海域によって柔軟な編成が可能なわけですね」
「ではこちらの説明を妙高さん、お願いします」
「重巡、妙高です。私達の基本装備はこちらですね」
「基本的には戦艦の皆さんと同じで良いと思います。主砲2本と水上偵察機の3つを固定にし、残り1枠を海域によって変更しましょう」
「戦艦ほどではないですが、強力な弾着観測射撃で敵艦を倒すことができますよ」
「残り1枠について、重巡は徹甲弾が積めないため、電探もしくは三式弾を積むことが多くなるでしょうか」
「先ほど吹雪さんの説明にあったように魚雷を積むことも可能ですが、昼戦火力と夜戦火力のバランスを考えると、採用したい海域は限られます。基本的には上記装備で問題ないでしょう」
「航空巡洋艦の装備も基本は同じで、水上偵察機のところを水上爆撃機に変えれば大丈夫です」
「ただし空母のみなさんと違って搭載数がそれほど多くないので、道中で全滅する可能性があることには注意してくださいね。海域によっては水上偵察機にしましょう。」
「次は軽巡洋艦ですね。装備としては駆逐艦と重巡洋艦の中間といったところでしょうか」
「三式弾などは装備できませんが、爆雷やソナーなどの対潜装備を積むことができます」
「では説明を球磨さん、お願いします」
「軽巡洋艦、球磨だクマ。軽巡の装備はこんな感じだクマ」
「戦艦や重巡と同じく、主砲2本と水上偵察機で問題ないクマ。火力は他2種に比べて低いけど、それでも随伴減らすには十分だクマ」
「ただ軽巡には天龍型、夕張など、偵察機が0スロットの艦がいるクマ。これらの艦は偵察機を積んでも弾着観測射撃ができないので、別の組み合わせを考える必要があるクマ」
「夜戦火力を高くするなら副砲2本と魚雷が夜戦連撃を維持できて便利だクマ。主砲2本+α(探照灯・照明弾・ソナーなど)で夜戦連撃をしつつ夜戦サポートをしたり、対潜担当にする手もあるクマ」
「大淀と夕張以外は3スロットと、装備枠が大型艦と比べて限られているクマ。海域に応じて取捨選択することが必要になってくるクマ」
「あと重雷装巡洋艦と阿武隈改二についてだけど、基本的には主砲or副砲2本と甲標的で問題ないクマ。先制雷撃と夜戦連撃を両立できて、大火力で敵をどんどん沈められるクマ」
「運を上げているなら、甲標的に魚雷2本で夜戦カットインを狙うという手もあるクマ。雷撃の威力も上がっていい感じだクマ」
「さて、次はいよいよ私たち、駆逐艦についてですね」
「駆逐艦は装備の制約が大きく、主砲や電探は小型のみ、また偵察機も装備不可です」
「なので自然と組み合わせも限られてくるのですが…例を見てもらった方が早いですね。以下のような装備が基本です」
「主砲2本+αと覚えておけば問題ないでしょう。どの海域でもこれで大体は対応できます」
「主砲2本で夜戦火力を確保しつつ、残り1枠を補助などに使うパターンですね。候補としては命中アップの電探、対潜のためにソナー、対空に機銃、夜戦サポートの探照灯・照明弾、対陸のWG42・大発動艇(一部しか装備できない)あたりでしょうか」
「様々な考え方がありますが、魚雷だけは積まないようにしてくださいね。夜戦連撃でなくなってしまいますから」
「また、運が高い艦娘の場合、このような装備も候補に入ります」
「魚雷3本積んで夜戦火力を最大まで上げるパターンですね。運が40以上あるなら、カットイン発動率が十分にあるため使いやすいと思います」
「こちらのパターンも上と同じく、魚雷を2本に減らして別の装備を積むこともできます。魚雷3本じゃないと倒せない敵はイベントボスくらいですから、通常海域攻略のときは他のものを積む方がいいと思います」
「その他、1-5のように装甲や耐久の高い潜水艦が出てくる場合は、爆雷1ソナー2と積んで対潜を出来る限り強化する必要があります。潜水艦を片付けない限り、私たち対潜可能艦は他の艦に攻撃できませんから」
「サポートからトドメまで、私たちを上手く活用してくださいね!」
「続いては潜水艦です。潜水艦は更に装備が限られており、パターンはかなり少なくなります」
「では潜水艦の説明はイムヤさん、よろしくお願いします」
「伊168よ、イムヤでいいわ。私たちの装備はほぼこれ一択かな」
「魚雷2本で開幕雷撃の威力を上げつつ、夜戦カットイン狙いね。昼戦の対潜をくぐり抜ければ、そこは私たちの世界よ」
「ただし開幕雷撃はレベル10にならないとできないから、それまでは甲標的を積んでね。その頃は1つしか装備枠がないから、どちらにしろカットインは撃てないし、問題はないはずよ」
「私は純粋な潜水艦だから無理だけど、改造すると潜水空母になる4隻(58・8・19・401)は水上機を積むことができるの。ただしスロット数がとても少なくて攻撃力が低く、また撃墜されやすいから、使いどころは難しいかな。慣れるまでは魚雷のみにしておくのが無難よ」
「特殊な艦で扱いは難しいけど、使いどころを間違えなければ戦力になれるはずよ、よろしくね」
カットインと連撃
「さて、次は夜戦攻撃と装備について説明を」
「夜戦だー!」
「わ、川内さん!急に出てこられるとびっくりしますって」
「ゴメンゴメン、夜戦って聞こえたからつい」
「相変わらずの嗅覚ですね…せっかくいらしたことですし、夜戦攻撃についてご説明をお願いします」
「ん、りょうかーい。じゃあ説明していくよ」
「夜戦では特定の条件を満たすと特殊攻撃が発生します。特殊攻撃はカットインと連撃の2種類!まずはカットインから解説するね」
カットイン
名称 | 発動条件 | 火力補正 | 備考 |
---|---|---|---|
主砲カットイン1 | 主砲3本以上 | 2倍 | |
主砲カットイン2 | 主砲2本+副砲1本以上 | 1.75倍 | |
魚雷カットイン | 魚雷2本以上 | 1.5倍×2 | エフェクトは1回だけど、内部的に2回攻撃してる |
砲雷カットイン | 主砲1本以上+魚雷1本 | 1.3倍×2 | 魚雷カットインと同じく内部で2回攻撃 |
・複数の条件を満たした場合、主砲or魚雷>砲雷という優先度となる
・運が高いほど発動率が上がる
・旗艦にいると発動率が上がる
・発動率上限は70%くらい(カットインの種類や艦の状態によって上下するけどここでは割愛。詳しくは攻略wikiを)
「まとめるとこんな感じだね。使う機会が多いのは火力の高い主砲カットイン1と魚雷カットインかな」
「イベント海域のボスなど、固い相手のときに有効だね」
「ただし発動率はそこまで高くならないので、確実に仕留められるというわけじゃないのは気をつけて」
「あとカットイン装備にしちゃうと、艦種によっては弾着観測射撃との両立が難しくなる(特に魚雷カットイン)のにも注意してね。夜戦火力を高くしても、昼戦火力が下がってしまったら効果が薄れちゃうから」
連撃
発動条件 | 火力補正 |
---|---|
主砲2本 | 1.2倍×2 |
主砲1本+副砲1本以上 | |
副砲2本以上+魚雷1本まで |
・カットインの条件も満たした場合、カットインが優先される
「さて、連撃はこんな感じかな」
「カットインとの大きな違いは、何といっても発動率が非常に高いこと!100%じゃないけどほぼ確実に発動するよ」
「そして砲を2本積んでると発動するから、弾着観測射撃との両立がしやすいのも嬉しいところだね」
「ただし火力補正は1.2倍止まりだから、相手の装甲によってはダメージがあまり入らないことも…」
「特に姫クラスの深海棲艦のときは、火力不足を感じることもよくあるね。そういうときはカットインの出番!」
「さて、特殊攻撃2つについてまとめたわけだけど、基本的には連撃にしておけば問題ないよ」
「カットインじゃないと攻撃が入らない艦ってほとんどいないし、発動率に不安があるからね」
「『かみなり』と『10まんボルト』だったら後者の方が使いやすいでしょ?」
「…まあそれは置いといて。カットインの使いどころとしては、
・運が40以上(できれば50以上)
・相手の装甲が非常に高い(170以上)
この両方を満たす場合かな」
「特に駆逐艦は連撃だと火力不足になる場合が他の艦より多いから、カットインの恩恵は大きいと思うよ」
「上手く使い分けて、海域攻略に活かしてね!」
フィット砲
「では続いてはフィット砲についての話ですね」
「こちらについては…霧島さん、お願いできますか」
「任せてください。私のデータに基づいてお話いたしましょう」
「さて、戦艦が装備できる大型主砲には、フィット砲という概念があります」
「各艦にフィットする主砲を積むと命中率が上がり、逆にフィットしない主砲を積むと下がってしまいます」
「通常艦隊はもちろん、命中率にマイナス補正のかかる連合艦隊ではそれが顕著となります」
「敵を効率良く倒すためにも、可能な限りフィットする砲を積むのが良いでしょう。積まない場合でも、少なくともフィットしない砲を載せるのは避けるのが無難かと」
「ここからは、各艦ごとにフィットの有無について見ていきましょう」
「なお、フィット補正については検証が煩雑なため、これが完全に正しいとは言い切れない部分もあります。あくまで現段階での結論ということも念頭に置いた上でご覧ください」
主砲 | 金剛型 | V.Veneto級 | Bismarck級 | 伊勢型 | 扶桑型 | 長門型 | 大和型 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
35.6cm砲 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
試製35.6cm砲 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
38cm砲改 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
381mm砲改 | × | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
16inch砲Mk7 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
41cm砲 | × | × | × | △ | ○ | △ | △ |
試製41cm砲 | × | × | × | △ | ○ | △ | △ |
試製46cm砲 | × | × | × | △ | × | △ | △ |
46cm砲 | × | × | × | × | × | × | △ |
試製51cm砲 | - | - | - | - | - | △ | △ |
○…フィットする(命中率上昇)
×…フィットしない(命中率下降)
△…どちらでもない(命中率補正なし)
参考サイト…pixy氏のブロマガ
「注意したいのは、初期装備で持ってくる主砲が必ずしも最適とは限らないというところでしょうか」
「また、フィットする・しないの命中率補正は、主砲の数を増やすと更に補正が大きくなると言われています」
「つまり主砲を3本、4本と増やすことで、命中率の上昇下降が大きくなるわけですね。基本的に主砲は2本のことが多いとは思いますが」
「また、35.6cmダズル迷彩砲や、Iowaさんについては、十分な検証が行われていないため表には入っておりません。ご了承ください」
「まだ不明なところも多いフィット砲ですが、少なくともこれを見た限りでは、高速戦艦に超大型の主砲は積まない方が良いと思われます」
「装備を考える際には、気にしてみると良いでしょうね」
「また、軽巡、雷巡、練巡にもフィット砲の概念が存在します」
「こちらは戦艦より単純で、この3種は14cm砲系列、15.2cm砲系列を装備することで火力(軽巡のみ命中率も)にプラス補正がかかります」
「ただしそれ以外の主砲を装備してもマイナス補正はないため、戦艦ほどシビアに考えなくても問題ありません。回避の高い敵がいる際には考慮してみても良いでしょう」
「海域データに応じて、適切な装備を選んでいきましょうね」