艦娘紹介/村雨

Last-modified: 2020-02-21 (金) 02:29:58
アイコン詳細
村雨改二.jpg艦種駆逐艦
艦型白露型3番艦

艦娘としての特徴

白露と同じく70近い火力に高い雷装、白露時雨と同じく高い対潜値と、姉妹に劣らない優秀な性能。
加えて白露とは逆に内火艇以外の大発系装備も運用可能で遠征要員や輸送連合のメンバーとしても優秀。輸送連合では素で高めの火力で大発ガン積みでも比較的道中の安定感をもたらしてくれる。まさにオールラウンダー。司令部施設も積めるので輸送連合艦隊の旗艦適性もある。
この性能でありながら設計図いらず。戦闘詳報は必要なものの、育成優先度は高めにしてもよいだろう。タイプ的には霞改二に近い。あちらに比べると運は並であり内火艇は搭載できないが、火力面と対潜面ではこちらが一枚上手。公式曰く「汎用駆逐艦」であるが、その名に恥じない活躍が見込めるだろう。
また、マンスリー遠征では火力・対潜・索敵を要求されることが多く、大発搭載艦の中でも高い対潜値・火力値は霰改二などと同じく非常に高いマンスリー遠征適性も誇る艦娘である。マンスリー遠征では要求ステの関係上装備枠がカツカツになるので、その中で大発を運用していくには村雨のような能力持ちがありがたい存在である。
任務面では由良改二と関連した出撃任務が複数存在する。

おんこれ的解説

ツインテールが特徴的な、白露型姉妹の中のお姉さん的なポジション。
「村雨」とは、強く降っては止み、止んではまた降る雨、つまり群れの雨を意味するそうだ。

 

史実においては1934年2月1日に起工、1935年6月20日に進水。
1937年1月7日に竣工し、同年12月1日、司令艦として夕立、春雨、五月雨と共に第2駆逐隊を結成する。
第2艦隊第4水雷戦隊に編入され、開戦を迎えてからは、フィリピン進攻(M作戦)、各重要拠点の制圧支援、スラバヤ及びミッドウェー海戦への参戦、ガダルカナル島への鼠輸送、第三次ソロモン海戦など、各地を転々とする中で、士気高揚のきっかけとなる戦果を挙げたり、長良より第四水雷戦隊旗艦を受け継いだりする。他者(他艦)を助け導く姿は、艦これにおける彼女のムードメーカーなお姉さん気質に通ずるものがある。
ガダルカナル島撤退作戦後、コロンバンガラ島への輸送任務からの帰投中に米艦隊の奇襲を受け沈没(ビラ・スタンモーア夜戦)。当時、夜戦といえば日本海軍の十八番であったが、この夜戦時において米艦隊は探照灯いらずの新世代の作戦「レーダー射撃」を実施。種子島艦長をはじめ、日本海軍の技術と常識の完全に外側のこの攻撃方法は、この一戦だけでなく後の夜戦の覇権を日本から奪い去るものであった。つまり彼女は夜戦、しかも探られることに弱いということになる……閃いた。
ビラ・スタンモーア夜戦について補足しておくと、米艦隊の砲撃に対してまず「稲光」「味方の陸上砲台」と認識し、海面着弾による衝撃と水柱を経て「対空」の姿勢をとった。その後、進言と艦隊の視認を通じやっとの思いで「対水上艦艇」の状況となったときには、既に各所で故障、火災が発生していたという。そのまま右舷の敵と果敢に戦いながら、沈んでいった。この「対空(だと思った)」からの後手後手は後続の駆逐艦峯雲も同様だったようであり、如何に「レーダー射撃による夜戦」が日本海軍の定跡に存在していなかったかを物語っている。……問題はこの前後で、幕僚たちは「日本海軍の駆逐艦が夜戦で負けるとは何事ぞ」と怒鳴り散らすだけでレーダー射撃の重要性を理解しようとしなかったという。うーんこの。
戦後の自衛隊では、2隻の彼女の名を継ぐむらさめ型護衛艦が存在している。初代むらさめはDDA(対空護衛艦)の第一号として、後続のDDG(ミサイル護衛艦)の登場まで対空防衛の要の役を果たした。二代目むらさめは4400トン級(満載重量6000トン超)の威容を誇り、もはや巡洋艦サイズ。なお後に続く護衛艦たちの設計ベースにもなっている。

 

キャラクター的には前述通りお姉さん属性を持つ。「私に何の相談かしら?」といった包容力から、MVP時は「艦隊が勝利できてよかったです。白露型駆逐艦の力、侮れないでしょう?」といった自身を誇らず皆を立てる姿も見せる。何ならワインを傾けて一晩中お話に付き合ってくれたりもする。聖母。
その一方で、「主砲も魚雷もあるんだよ!(魔法少女)」「来週の村雨にも期待してね!(次回予告)」「新しい艦ゲッツ!(一発屋)」「構って~!(可愛い)」といったなかなか個性的で無邪気な一面も見せる。可愛い。
また、「村雨」といえば連想されるのは南総里見八犬伝の「抜けば玉散る氷の刃」こと名刀村雨だが、どこぞの航空戦艦や軽巡、雷巡と違って刀を持ったりはしない。得物は鎖と錨である。緊縛してほしい。でも緊縛もしたい。
グラフィックが姉の白露同様に通常と改で変わり、色々な部分が成長するようにも見える。先述の海戦時にも軽巡洋艦と誤認されていたようで、その美しいプロポーションも当然と言えば当然か。また2015年初夏から、梅雨、水着、秋刀魚釣りの3シーズン連続の季節グラを与えられた。なんだこの好待遇は、たまげたなあ……と思ったものの、快進撃は同年クリスマスにてストップ。他の子に限定グラの枠を譲る優しさが美しい。
そしてネームシップの白露に先駆けて改二実装。ボリュームアップしてもふもふ感が増したツインテールにオッドアイにスケベボディと以前よりも更に大人びた感じに成長。チェーンを体に巻いてたりとおしゃれも白露型随一。そして中身にス ケ ベ イ ン ナ ー
というより完全に胸が制服からはちきれんばかりにきつそうである。本当に駆逐艦なんだろうか・・・改二になってからも春のお出かけグラに改二差分がついかされ、夏の水着グラは完全新規と破格の扱い。親のイチソ氏曰く改までの水着はきつくなった模様。けしからんですな!
二次創作においては、その大人っぽい雰囲気、茶目っ気、そして圧倒的な胸部装甲・曲線美を活かして提督諸氏を魅了している。攻め一辺倒も誘い受けもあるんだよ。白露型姉妹との絡みはもちろん多く、とりわけ歴史的にも春雨や夕立との絡みが多く、また改二実装時前後にカレンダーやボイスでからかっていた白露、四水戦の旗艦軽巡で任務でも一緒になる由良など姉妹以外にも四水戦絡みでの交友がある。
おんこれ部では某PPの奥さん的な部分もある。彼女に魅せられた提督もまた少なくないのである。