SCP-ONJ/M因子

Last-modified: 2018-02-17 (土) 10:48:07

SCP-046-ONJ M因子

 

Object Class: Keter

 

画像資料:SCP-046-ONJ-A

 

取扱方:

SCP-046-ONJの発生が確認された場合、観測者はSCP-046-ONJ-Aに対して直ちに「無能」とレスポンスを返し、SCP-046-ONJ並びに同オブジェクトによる行為の拡大化を防いでください。可能であれば代案及び解決策をSCP-046-ONJ-Aに提示し、SCP-046-ONJの浄化に当たってください。
SCP-046の発生が突発的である事から、現段階においてSCP-046-ONJの収容は成功していません。また同時多発的にSCP-046-ONJが観測される事もあり、その場合の対処は専門の知識を有した職員のみが行うようにしてください。
また、SCP-046-ONJ-Aに自動車を与える事は許可されていません(周囲に猫がいない場合を除く)。

概要:

SCP-046-ONJは細菌感染系の疾病と思われますが、感染経路は不明です。 電脳エリア-KCのみならず全世界的に発生する事から、SCP-046-ONJは人類の潜在的な意識共有による社会性由来の疾病と思われます。
発症者(SCP-046-ONJ-A)は自意識の有無に関わらず、指揮能力の欠如、状況判断力の著しい低下、認識障害、不可解な言動などといった無能行為をするようになります。基本的には一過性であり、観測者による「無能」レスポンス及び代案や解決策の提示によって症状が沈静化します。
但し極めて重度の症状が発生するとSCP-046-ONJ-Aは常識から逸脱した行為を自ら進んで行うようになり、場合により自傷行為を発生させます。
またSCP-046-ONJ-Aはネコ科の動物に対し非常に高い興味を示します(補遺A参照)。
現在、SCP-046-ONJの発生は電脳エリア-KC及び電脳エリア-Jにて頻繁に報告されており、同エリア駐在職員による対処療法により被害の拡大を最小限に留めています。
しかし発症そのものは依然として継続しており、早期の原因究明が望まれます。

補遺A:

重度のSCP-046-ONJを発症した人物による行動一覧
・電脳エリア-KCにおける資源の浪費。
・同エリアにおける不適当な指揮、並びに不相応な運用。
・同エリアにおける極めて非道な人材の消耗。
・自動車運転中、猫に意識が集中し自損事故。
――普通に考えて、運転中に猫に手を振るとかおかしいでしょ  エージェント・センダイ

補遺B:エージェント・センダイによる覚書

SCP-046-ONJの発生は、何故か電脳エリア-KCにて頻発している。確かに電脳エリア-KCを正しく利用するには相応の知識が必要だが、それ以前の問題も多数発生しているのだ。
重度の発症者ともなれば、解決策の提示に対しても素っ頓狂な返答をするくらいである。
私が所属している部署にはとんでもない重症者がいる。彼はエージェント・シグレに対し非道な行いをし、彼女の妹から強い嫌悪を向けられている。それさえ楽しんでいるように見えるのは、些か常軌を逸していると言えよう。
今こうしてメモを残している最中にも、ピンポン玉を手に私を弄ぼうと迫って来ている。幾度拒んでも彼は聞く耳を持たない。私の体がダメになるのと、彼自身がダメになるのはどっちが先なのだろうk…
ちょっと、そんなに入るわけないでしょ、なんでビデオ構えてるの、ねぇ聞いてrrrrrr


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