「ヴリシャンティ家の血筋は……残しておいてはならない……!!!貴様らの存在自体が、疎ましい……!!!……消してやる」
英名
プロフィール | |
モチーフカラー | |
モチーフカラー(色名) | フレイムレッド |
シンボル | 火竜 |
種族 | 人 |
武器 | 武器名 |
性別 | 男 |
年齢 | 36歳 |
外見 | |
服の色 | 赤、緋色、橙色、金、白、グレイ |
アクセサリー | 鎧、マント、ベルト、ピアス |
肌の色 | 褐色 |
身長 | 198cm |
髪の色 | 明るめの金髪に一部が緋色の髪色 |
瞳の色 | 燃えるような橙色 |
モチーフ | 天使ウリエル、天使サリエル、宝瓶宮♒️、土星 |
センブランス | 邪眼(魔眼) |
ステータス | |
所属 | 帝国(ミレニアム)?、ゴールドシュタイングループ? |
元所属 | ヴリシャンティ家 |
職業 | 陰天使IVLUメンバー・座天使、ゴールドシュタイン教育機関の教師 |
チーム | IVLU -イズライル・プラード -ヴァラクエル・ゼノス -レイラヘル・レーヴェン |
パートナー | レイラヘル・レーヴェン |
関連人物 | -アムヴール・ヴリシャンティ? -オラニエール・エリュシオン -メレク・ヴリシャンティ -アグナス・ヴリシャンティ? -ザハーヴ・ヴリシャンティ? -エレツ・ヴリシャンティ(エレツ・イグナーツ)? -VLMO |
外見
騎士然とした理知的な男性。炎色の衣装を身に纏う。
2m近い高身長と険しい印象を与える顔立ちで、表情の変化も乏しいため第一印象の威圧感はかなりあるものの、睫毛が長く整った顔立ちをしている。
目を閉じていることが多いがたまに開眼する。
激昂している時は常に目を開いている。また、オラニエールに瞳の美しさを褒められてからは、開眼している場面も増える。
身体にはヴリシャンティ家の戦闘訓練や虐待じみた教育によりついた傷痕が残っている。
また、胸元に七歳の時に焼ごてで押されたかつてのグウェジャー個人のシンボル(現在のものとは少し異なる)とヴリシャンティ家の紋章、背中にもヴリシャンティ家の紋章の烙印がある。
IVLUの中では一番筋肉質で高身長かつ肉体的に力強い。
イズライルも露出を嫌うが、ウリエルもイズライルとは異なる理由(傷や烙印を見せたくない)で露出を嫌っている。
人物
「神の炎」を意味する「ウリエル」の名を主シャールに下賜されたゴールドシュタインの幹部。陰天使と呼ばれる称号を持つチームIVLUの一員である。
目を閉じていることが多く、穏やか。
IVLUの任務以外では、ゴールドシュタイン、帝国(ミレニアム)の教育機関で教師をしている。イズライルと入れ替わりでシャールと共に行動することも多い。
突如、激昂すると手が付けられないほど凶暴に変貌する。
本名はグウェジャー・ヴリシャンティ。
PDMAのメレク、アグナスの叔父にあたる。兄はメレクの父・ザハーヴ・ヴリシャンティ、姉はアグナスの母・エレツ・ヴリシャンティ(エレツ・イグナーツ)。
両親や親類から虐待に等しい苛烈な教育を施された結果、心身に深い傷を負い、ある日親類を半殺しにしてヴリシャンティ家を出奔する。
出奔の理由は自らが負った痛みだけではない。グウェジャーの下の妹アムヴールが、ヴリシャンティ家の苛烈な教育に耐え切れずに精神と肉体を病んだのである。グウェジャーとアムヴールは父や兄から「試練」として凶悪な犯罪組織の本拠地に放り出され、懸命に討伐対象の犯罪者たちを掃討するが、アムヴールは組織の男たちに陵辱されてしまう。グウェジャーは激昂し、センブランスを開花させて組織の人間を皆殺しにした。グウェジャーは父たちから実力を認められるが、あろうことか父は妹を「穢らわしい役立たずの娘」と呼んだ。グウェジャーは復讐を遂げ、自らと妹を苦しめた元凶でもある父や親世代の人間に同じ苦しみを与えてからヴリシャンティ家を去る。
妹も半ば正気は失っているが、グウェジャーは彼女も連れ出した。
暫くは憎き両親・親類に鍛え上げられた戦闘能力を以て、用心棒のような仕事をしていた。
その後シャールに見出され、妹と共にゴールドシュタイン、帝国(ミレニアム)へと身を置き、グウェジャーはウリエル・アダマントという名前を下賜される。そしてハンターライセンスを取得。IVLUの一員として任務に従事するようになる。
ヴリシャンティ家の人間を憎悪し、メレクとアグナスがヴリシャンティ家の人間、兄や姉の子と一目で見抜き、その存在を抹消しようとする。
兄ザハーヴや姉エレツに対しては、彼らがグウェジャーと同じように親類や両親から苛烈な教育を受けていたのに、抵抗せず従っていたことを教育者側と同罪と考えている。その後ヴリシャンティ家に留まりその考え方に染まった彼らも、憎悪の対象である。
オーロラやオラニエールとシャールを通して面識があり、ウリエルは姓は告げずに名だけ、本名のグウェジャーと名乗り、数年前からシャールと共にブラムブル邸に出入りしていた。
オーロラとオラニエールの二人はシャールを警戒していたものの、その部下であるグウェジャー(ウリエル)には好印象を抱いていた。二人は彼の穏やかで理知的な面しか知らなかったため、敵対する際は驚きを隠せないことになる。
ウリエル自身、理知的で知識量の多く品性にも恵まれたオラニエールを気に入っており、帝国の人材に加えようとシャールやイズライルにも進言する。ウリエルの眼を「とても綺麗な眼ですわ。眼を瞑っていらっしゃるのが勿体無いくらい」と評したオラニエールに驚き、その一件から特に彼女を気に掛ける。
オラニエールと共に過ごす時は、ウリエルの表情も声音も自然と柔らかくなっており、彼女との時間はウリエルにとって安らぐ掛け替えの無いひとときである。
オラニエールへの思いは恋愛感情へと変化するのだが、本人は気付いておらず、戦いを通じてそれは静かに燃える狂気へと変わってしまう。
チーム内では同じく理知的な側面のあるレイラヘルと行動を共にする。レイラヘルの純粋過ぎる面を何かと気に掛け、フォローに回る。一方でレイラヘルは、ウリエルが激昂した際は彼が落ち着く薬を注射器で投げ刺し、場を収めることもあり、信頼関係が構築されている。
イズライルとも比較的気は合うが、イズライルの傲慢な面は良くは思っていない。そのため会話すると皮肉の応酬になりがち。最も欲望に忠実なヴァラクエルのことは呆れた目で見ているが、彼の能力自体は買っている。
また、彼らIVLUの三人の過去や境遇は知っているため、ある意味での絆はある。チームメンバーは四人とも得意とする分野は異なれど見識は豊富なため、彼らと議論するのはウリエルも嫌いではない。
自分より立場の弱いPLDNなどの存在に辛く当たり、時には暴力を振るうなど、虐待により生まれてしまった、行き過ぎた行いをしてしまう側面を持つ。私刑や暴力行為を行った際は処分を受けている。
穏やかに過ごしたいという願いは持つが、突如として身体の底から沸き上がる怒りを止めることはできない。
シャールに出会ったおかげで、その怒りを任務での断罪に使えるようになり、一時期よりはコントロールできるようになってきている。
ちなみに妹アムヴールは、未だにヴリシャンティ家の教育により狂い、正気を失っているが、イズライルらの率いるルルディエ聖導会の世話になっており、以前よりは穏やかな生活を送っている。彼女の笑顔も増えて来ており、その姿を眺めることはウリエルの安らぎの一つとなっている。
IVLUの中では一番最初にシャールに見出され、ゴールドシュタインへと連れて来られた。現在の帝国(ミレニアム)の基礎を作るにあたり、ウリエルはかなりの貢献をしている。
レイラヘル(レイル)の両親が運営していた犯罪組織を粛清する任務にもウリエルは同行し、シャールと共にレイラヘル(レイル)に邂逅し、彼を同志に加えた。
教師としての道に進んだのは、帝国(ミレニアム)に所属し任務を熟(こな)すようになってからで、シャールの勧めもある。
帝国(ミレニアム)所属前の過酷な生活では決して選べなかった道に、ウリエルは充実を覚えており、シャールへも感謝している。
性格
理知的で思慮深い。
一度怒ると穏やかな普段の様子からは想像も付かないほど、激昂し暴走する。これは、ヴリシャンティ家の歪んだ教育により生まれた側面である。
能力
センブランス:邪眼(魔眼)
瞳を見開き、相手を見つめることで対象を一定時間麻痺させる。麻痺している間は寒気、痺れるような痛み、ウリエルに対する恐怖を感じる。麻痺には、相手が発動中のセンブランスを止める効力はない。また、相手の瞳を見つめ、ウリエルと対象が「目が合った状態」となることで効果を発揮する。
複数人と次々に目を合わせることで、複数人を同時に邪眼に掛けることも可能だが、その場合のウリエルの負担は大きくなる(眼に灼けつく痛みが発生する)。
センブランス発動中は緋色の羽根状のオーラが出現する。
武器:「ライトブリンガー」
- 炎色の鞭→剣(円柱状)
火炎刃のように炎型に突起のある鞭・刃
鞭で敵を薙ぎ払い、灼けつくような絶大な威力と苦痛を与える。
剣状態では、斬撃を放ったり、斬り刻んだりする攻撃を得意とする。
戦闘中でも日常でも時折、過去の陰惨な出来事がフラッシュバックし、ウリエルの身体も心も痛め付ける。
その際はレイラヘルから処方された鎮痛薬を服用する。戦闘中の場合はレイラヘルが注射器を投げ刺して対処する。
武器名の「ライトブリンガー」は「不義殺し」を意味する。
戦闘能力に秀でたIVLUの中でも、破壊力は群を抜く。冷静な状態では、周囲の状況確認能力にも優れるが、激昂すると敵を徹底的に屠る。その姿は「火竜」と評されるほど。激昂している最中は、IVLUや味方と意思の疎通は可能である(言葉は荒くなる)。
台詞サンプル
- ブラムブル本邸にてオラニエールと:「オラニエール殿は本当に見識が広くていらっしゃる。正直に申し上げて、感服しました。私も初めて耳にする話ばかりです」
- イズライルに対して:「お前は傲慢過ぎる。司祭として些か問題があるのではないか?」
- 「もっとだ……もっと、絶望しろ…!!!」
- 「私と同じ苦しみを味わえ……足りない……これでは足りない……!!!!!!」
- 兄のザハーヴを捕らえた後、痛めつけながら:「同じ天使の座に…ヴァラクエルという男がいてな……呆れる程の女好きだ。貴様の妻と妹を奴にくれてやる。そうすれば貴様もあの女達も、苦しみと絶望を味わう」
- 対PDMA戦、メレクとアグナスに対して:「ヴリシャンティ家の血筋は……残しておいてはならない……!!!貴様らの存在自体が、疎ましい……!!!……消してやる」
- ゴールドシュタインの反逆者に対し:「シャール様に逆らう輩は粛清の対象だ。己の愚かさを嘆き恥じるが良(い)い」
- オーロラを哀れに思い逃してしまったエライアに対して、私刑を加えながら:「貴様が!!!PLDNの隊長でありながら!!!オーロラ様を逃したのだ!!!その罪を、身を以て贖え!!!」
- オラニエールを拘束中:「オラニエール殿。貴女ほどの方でも私の考えは御理解頂けませんか。…貴女を害しはしませんが、ここから出す訳には参りません。我らの考えを御理解下さる時まで、留まって頂きます」
- オラニエールにヴリシャンティ家の人間を解放するように説得されて:「貴女は私のことを解っておられません。貴女が見て来たのは、『グウェジャー』という男のごく一部に過ぎない。本来の私は、ヴリシャンティ家の歪んだ教育によって生まれた歪な化け物ーーーそして、化け物を産み、私や妹を苦しめた者たちに報復する権利がある。そう教えてくれたのは我が主(しゅ)・シャールです。あの者たちを我が力…『神の炎』で灼く。それが私の願いです」