「ああ、良いですね、その表情……御綺麗で穢れを御存知無さそうなあなたにも、そういう顔が出来るとは。良いものが見れました」
Izrail Praad
プロフィール | |
モチーフカラー | |
モチーフカラー(色名) | アズライト |
シンボル | 天蠍宮♏️と天使の羽根 [添付] |
種族 | 人 |
武器 | グロリア・オブ・ザ・デス? |
性別 | 男 |
年齢 | 33歳 |
外見 | |
服の色 | 青、白、金、グレー、赤 |
アクセサリー | 毛皮飾りの付いたマント、羽飾りのピアス |
肌の色 | やや不健康な色白の肌色 |
身長 | 177cm |
髪の色 | 暗い青から鮮やかなアズライト(青)へのグラデーション |
瞳の色 | コバルトヴァイオレット |
モチーフ | 天使アズラーイール、冥王星、天蠍宮、ダンテ・アリギエーリ(『神曲)』 |
センブランス | 宣告 |
ステータス | |
所属 | 帝国(ミレニアム)?、ゴールドシュタイングループ? |
元所属 | 以前に所属していた組織は? |
職業 | 陰天使IVLUリーダー・熾天使、ルルディエ聖導会の司祭長 |
チーム | IVLU -ヴァラクエル・ゼノス -レイラヘル・レーヴェン -ウリエル・アダマント |
パートナー | ヴァラクエル・ゼノス |
関連人物 | -ラヴェンナ・ルルディエ -オーロラ・ブラムブル -パドマ・ガウリエ -キュアノエイデス・ミンタニア? -シャール・フォン・ゴールドシュタイン -ミハエル・フォン・ゴールドシュタイン -PLDN -VLMO |
外見
デザインラフ:
常に笑顔を浮かべているが眼は笑っていない。やや細目で前髪が長い。
青を基調とした清潔感のある服装、コートを着用し毛皮付きのマントを羽織る。
露出は好きではないので基本的に厚着である。体温は低い。
顔立ちは、ミハエルやアステルト、ヴァラクエル、レイラヘル程ではないが、整っている部類に入る。
スーツ:
この姿でオーロラに接触し、キュアノエイデスと名乗る。
人物
「死の天使」である「アズラーイール(イズラーイール)」、転じて「イズライル」の名を主シャールに下賜されたゴールドシュタインの幹部。似た響きである青い顔料のアズライトの意味も持つ。陰天使と呼ばれる称号を持つ精鋭部隊チームIVLUの隊長、リーダーである。
IVLUでの活動以外に、恩人の女性司祭ラヴェンナと過ごした経験を元に、ゴールドシュタインの理念を布教し、人々を引き込む役目も担っている。肩書きはルルディエ聖導会の司祭長。実際にラヴェンナから受け継いだ聖導会を切り盛りしている。本格的な登場はVol.4からだが、Vol.2、3にてオーロラと接触する。
饒舌で、優しい言葉を使いつつ時に脅しも交え、言葉巧みに人の弱味に付け込む。嘘を吐くことも辞さないが、真実を脚色したり真実の中にほんの少し嘘を混ぜたりするテクニックを使うことが多い。基本的に常に敬語で話す。
心優しそうにも見えるが非常に傲慢な性格で、相手を軽蔑の対象と判断すると徹底的に見下す。洞察力は高く、相手の本質を見極める眼を持っている。
純粋な人物に出会うとその純粋さに惹かれると同時に憎しみも抱き、執着する。その人物を苦しめ、破滅させようとする。特にオーロラ、ルシフェ、パドマ、エリュテリア、オラニエールの純粋さに苛立ち、執着するようになる。チームリーダーという立場を同じくするオーロラやパドマと対峙することが多い。
あまりに多くの死を見てきたため、「死」に魅了されている。生物が死ぬ瞬間、特に人間やファウナスが死ぬ瞬間を美しいと感じている。「信仰」「信念」といったものにも強い興味を抱いている。
幼き日、戦乱と貧困の中で、諦念を抱きながらグリムに殺されようとしていたところをある女性に救われる。女性はグリムと言葉を交わそうと話し掛け、自身の願いが伝わらないと知ると、その力でグリムを葬った。女性の名はラヴェンナ・ルルディエ。イズライルに大きな影響を与える人物である。
幼い頃から青年期の初めまで、命の恩人である女性司祭ラヴェンナと共に暮らしていたが、彼女が死んだ姿を目撃してしまう。戦乱と混沌が容易く平和な日々を奪い取ることを知り、イズライルは怒りに震える。しかし、それと同時に、命の終焉の美しさにも魅入られる。
聖導会の者から、ラヴェンナの遺体が陵辱されていたことを知り、イズライルは必ず犯人を殺すことを誓う。その日から、イズライルは一人称を「俺」から「私」へと変え、ラヴェンナのように丁寧な敬語で話すようになる。
イズライルはラヴェンナを殺した犯人を捜す。聖導会の周辺も、遠く離れた地もくまなく捜し、ついに仇を見つける。ラヴェンナを殺した男は聖導会に出入りしておりラヴェンナと親交のあった異教の聖職者だった。その柔和で穏やかな青年は、内面に歪んだ欲望を抱いていた。彼は自身の悲惨な過去と今に至るまでの軌跡を語り、ラヴェンナへの妄執を語る。そして、ラヴェンナがどうやって死んでいったか、イズライルが追い求めていた事実をも語る。ラヴェンナは彼にさえも、対話を試み、彼の望み、ーーーラヴェンナを陵辱することーーーさえも受け入れた上で、彼にも教えと希望を説こうとしたという。イズライルは憎しみと怒りに震え、彼を殺すことを決意する。
そして、戦いの中でセンブランスが目覚め、恩人を殺した相手を望むまま、殺害する。
恩人であり母であり姉であり、イズライル自身も知らない特別な感情を抱いていた尊い存在・ラヴェンナを殺した穢らわしい男。奴のせいで彼女は穢され死んだ。その報いを奴に果たさせるべく行った行為のどこが間違いだと言うのか。
イズライルは恩人の志を美しいと思い、尊重していたが、同時に綺麗事だとも思っていた。理想を貫いた結果、殺されてしまった恩人を前に、イズライルは美しい理想は成就しないと悟る。彼女がその理想を、綺麗事を貫き通さなければ、彼女は死ぬことは無かったのだ。
それから、イズライルは価値のない、低俗で下劣な人間を殺すことを躊躇わなくなる。同時に、純粋な人物への強い興味と強い憎しみも抱くようになった。
オーロラはイズライルにとっては任務の捕獲対象、保護対象であり、帝王となるミハエルの妻として、未来のゴールドシュタインを束ねる女帝である。そんな尊い存在となる筈のオーロラに、イズライルは複雑な感情を抱く。何故ならば、彼女はイズライルの恩人の女性司祭に似ているから、だ。
オーロラやミハエルが、それぞれ形や方法は違えど、理想を追求し、より良き世界を模索するのに対し、イズライルは世界を変えるためには強行的な手段も必要だと思っている(主シャールとほぼ同じ考え)。そのため、二人はもっと非情な側面を持つべきだと考えており、そう導くために色々な手を仕掛けて来る。
ヴァラクエルと共に最初にオーロラを捕らえ、ゴールドシュタイン本拠地へ連れ去る。その際は、オーロラを言葉で苦しめ、絡め取ろうとする。
グリムを害悪と考えているため、暇な時は単独でもチームでもグリム討伐をして世界の平和に貢献しているため、悪事ばかりを為している訳でもない。
また、子ども(14、15歳くらいまで)には優しいという一面もあるが、それはラヴェンナが子供たちを保護し育てていたためと思われる。イズライルもラヴェンナと共に子供の面倒を見ていたため、弱い者を気遣う面倒見の良さは持っている。
現在はラヴェンナの運営していた施設や宗教団体ごとゴールドシュタインで面倒を見ている。かつてラヴェンナと共に過ごした聖導会を引き継ぎ、彼女の姓を取ってルルディエ聖導会と名を変えて、司祭長として運営を行う。イズライルと共に過ごした子供たち(現在は20代が多い)は、イズライルが非情な手段を取るようになったことを悲しく思っている。
パドマにもオーロラに対するものとはまた異なる執着を抱いているが、それはパドマがラヴェンナを犯し殺した男に似ており面影があるからである。パドマをその男に、オーロラをラヴェンナに重ね、パドマが帝国(ミレニアム)の女帝となるオーロラを奪うのではないかという不安を無意識に抱いているようだ。ラヴェンナを殺した男とは異なり、純粋で寧ろラヴェンナに近い信仰心と優しさを持つパドマに、イズライルは憎しみを覚え、オーロラを奪うことのないように抹殺しようとする。
性格
優しそうな笑みが特徴で、温厚に優しく言葉を掛けてくるが、それは相手が利用できそうだから。相手を言いくるめて引き込むための手段の一つである。
実際には傲慢な性格で、正しく清き世界のためならば、汚らしく穢れた邪悪な人間は排除すべきだし、殺して構わないと思っている。どんなに言葉や方法を尽くしても、変わらない人間もいるのだから。そのためならば自分が汚れようと構わない。
一方で、自分とは異なり綺麗なままの存在には憎しみや愛憎入り混じる複雑な感情を抱くことも多い。自分がなれなかった、純粋で、綺麗で無垢な存在への憧れもあるのだろう。
ミハエルも独特の煽りを加えて来る人物だが、イズライルは敵対する相手に対し、より失礼な物言いで煽って来る。饒舌なので口数も多く、相手の意識を削ぐためにわざとたくさん喋ることも多い。
シャールからチームリーダーを任されているので、一応チームの手綱は握っている。メンバー内では最も冷静。メンバーがあまりにも暴走している時は止めに入る。
立場上、自分の欲望や衝動にはある程度ブレーキをかけているが、チーム内の他メンバーのように、欲望を解放したい気持ちもある。イズライルの欲望とは、執着している純粋な人物を徹底的に破滅させるか、あるいは絶望させるか、もしくはイズライル自身が言葉巧みに誘導し、少しずつ味方に引き込み、その人物の清さを穢していくことである。
激昂すると手が付けられないほど苛烈に変貌する。
欲望に忠実なヴァラクエルを普段は抑える役割だが、ヴァラクエルからはオーロラやパドマへの執着を指摘されており、執着している時は冷静さが失われているとも言われている。
能力
武器は鎌。非情さも相まって死神や処刑人のような印象を相手に与える。
圧倒的な破壊力で、グリムは勿論、人間やファウナスにも大きなダメージを与えることができる。チームメンバーのウリエルと共に攻撃役として相手にダメージを与える役割だが、リーダーとしての状況判断能力にも優れている。
パートナーはヴァラクエルで、二人で行動することも多く連携は抜群。
センブランス:「宣告」
一定時間経過後に相手のオーラと体力を奪い取る。
宣告された相手は、イズライルにオーラと体力を奪い取られる時まで時計の針の音のような拍動が頭に響く。拍動は相手に強烈なプレッシャーと恐怖を与える。
加減次第で対象を殺すことも可能。発動中は青い羽根状のオーラが出現する。
武器は死の天使→死神のイメージから鎌。
長く刃の大きな鎌。刃の反対側の柄からワイヤーを射出可能。鎖も?
刃は分割ができ、蛇腹剣のようにもなる?
形態:大型銃←鎌→大剣
台詞サンプル
- オーロラ捕獲時:「わざわざ四人でいる所を狙う訳が無いでしょう。あなたが一人になった時に事を実行するのが定石というものです。PLDNのような青臭い腑抜けとは違います」
- オーロラ捕獲時、オーロラの身体を抱えた際:「傷付けないように、との御達しですが……こんなに暴れられては支障を来(きた)します。両手と片脚は折っておきましょうか。まあ、あまり心配しないで下さい。目的地に到着したら直ぐ治療して差し上げます」
- 両手と片脚を折られて苦しみつつ、イズライルを睨みつけるオーロラに対して:「ああ、良いですね、その表情……御綺麗で穢れを御存知無さそうなあなたにも、そういう顔が出来るとは。良いものが見れました」
- ゴールドシュタイン本拠地にて弱ったオーロラに対し:「あなたが大人しくこのまま投降し、我々に従って下されば、全ては収まる。あなたの御仲間のチームメイト達も、御友人も、御生家の方々も、無駄な抵抗をすることも無く、苦しまずに済みます。その方がずっと生産的で有意義だと思いませんか?」「シャール様とアミエラ様はあなたを認めている。御子息のミハエル様に相応しい方だと。私もミハエル様にはあなたが最も相応しいと思います。あなたも彼を愛している。ここまで条件が揃っていて、それでもシャール様とアミエラ様には従わず、ミハエル様と共にゴールドシュタインに反旗を翻すのですか?ブラムブル家がどうなっても構わないと?」
- VLMOに対し:「あなた方がそうやって綺麗な仕事をできているのも、汚れ仕事を担っている我々の御陰だということを、御忘れ無く」
- 対EOSS戦にてヴァラクエルに対し:「あなたは興奮し過ぎです、ヴァラクエル。見境が無いのも困り物ですね。エリュテリア様だけ最優先で捕獲しますよ。あとは好きになさい」
- 標的の最期を見届けたヴァラクエルに対し:「私が言えた義理では無いですが……あなたは本当に悪趣味ですね」
- オーロラに執着していると指摘した後、ラヴェンナの話題を出したヴァラクエルに対し:「軽率にその名を口にしないで下さい。彼女が穢れます」
- オーロラに対し、ラヴェンナへの想いと自身の価値観を語る:「ラヴェンナが死んで良い筈が無い。私はあの男を殺しましたが、今でも許してはいません。決して許さない。あの男はラヴェンナを穢したのです。いつも、弱く邪悪な人間が、外道が、屑のような存在が、清く正しい存在を喰い物にする。汚らしい存在が惨めに生き延び、他者を害し、のうのうと生きているのに…清き存在は何の罪も無く、殺されねばならない。間違っています。そんな光景を許してはならない……私は利用できるものは利用し尽くし、穢らわしい外道、生きる価値など無い存在は容赦無く殺します。罪人は、真っ先に見つけて殺すべきです。生きているだけで害悪なのだから。罪人の断罪こそが、私の役割。死の天使として、務めを果たしましょう」
- 帝国本拠地から逃げようとするオーロラを待ち受ける:「あなたなら、逃げるだろうと思っていました。しかし、ここで逃す訳には行きません。折角我らが帝国に御連れしたのです。もっと、帝国の流儀をその身に浴びて頂かなくては。あなたが今後、女帝として降臨するためにも、必要なことなのですよ」「御忘れですか?あなたは両手片脚を私に折られたのです。治療したのに、また御怪我をされたいのですか?次はもう片脚も追加しなくてはならないでしょうね。治療も少しずつにしなくては、また同じことを繰り返されても困ります。……少しだけ、本気を見せましょう。才能あるオーロラ様ならば、受け止めて下さいますね?」
- PDMA、特にパドマに対し:「あなたも……ですか。オーロラ様の周りの方々は、どうしてこうも純粋なのでしょうね。しかもあなたは神職と来ている。敬虔な僧侶と御見受けしました。いけませんね、どうにも…抑えていた感情が溢れそうになります。あなた方はオーロラ様にとって不要な存在。消し去ってしまった方が都合が良い。まずは、パドマ・ガウリエ様、あなたから…死へと導きましょう。精々、足掻いて下さい。隙を見せれば一息に殺して差し上げます」
- ルシフェに対して:「…オーロラ様の御世話を行い、御導きするのは我ら陰天使IVLUの役割です。あなたが今までオーロラ様の御世話を行い、その御身を守って頂いていたことには感謝しましょう。ですが、もうあなたの役目は終わったのです。あなたは必要の無い存在です。オーロラ様に悪影響を及ぼします。…御安心を。あなたの御仕事は私が全て引き継ぎましょう。ですから……後を濁さずに、消えて下さい」
- ルシフェに対し:「ミハエル様の妻となり、ゴールドシュタインの女帝となられるオーロラ様を送り出すことがブラムブル家の使用人であるあなたの務めでは?あなたはブラムブルへの忠義が強過ぎるのです。使用人が主(あるじ)であるオーロラ様を困らせるのはいけません。オーロラ様の憂いを払うのも私の務め。その原因の一つであるあなたを葬り、オーロラ様への手向けと致しましょう」
- ウリエルに対し:「あなたの能力を使って下さい。オーロラ様を御連れするのにも、邪魔な反乱分子に天使の威光を見せた上で消すのにも、あの能力は有用です」
- オーロラに新たな野望の一端を語る:「私も最初はあなたを聖導会へ近付けるつもりはありませんでした。しかし…あなたは聖導会の者達にも好かれている。子供達も含めてです。皆(みな)、あなたにラヴェンナの面影を見ている…あなたはラヴェンナの後継になり得る存在です」
- イズライルと対峙するオーロラに対し:「あなたが縋るものは、我らがゴールドシュタインだけで良いのです。唯(ただ)、ミハエル様だけを愛し、帝国のためにその身も心も捧げて下されば、それで良い……ブラムブル家も御学友も御友人も、皆(みな)、不要です。…ああ、丁度良い。御学友の『数を少し減らせば』、あなたも少しはその気になって下さいますか?」
「あなたも解っておられる筈。綺麗事だけでは世界は回りません。大義の為には、犠牲も必要です。その犠牲の上に、正しき世界が創られるのならば……私はそれで構わない」
「それに何も、我らが帝国は四王国や他の組織や小国を侵略しようと言っているのではありません。外から逃げ込んで来た民を救い、帝国の国民として受け入れているのです。これこそ救済だとは思いませんか?」 - 洗脳が始まり、弱ったオーロラに狂気も混じえて野望を語る:「あなたは聖女ラヴェンナの再来、いえ、ラヴェンナを超える存在、ルルディエ聖導会の女神となるのです!そうすれば、より多くの民を導くことが出来る……困窮し、弱り果てた民を救うのはあなたの意思でもありましょう。ゴールドシュタインの女帝として、聖導会の女神として、御力を振るって頂きましょう。そう、多少強引な手を使っても…従って頂きます。我らが主の大願、我ら天使たちの悲願……必ずや成就させます……。御加減は如何ですか?ふふ、段々と帝国の理念が身に染み渡って来たでしょう?御体も御心(みこころ)もどうぞ委ねて下さい。…あなたの周りの邪魔な存在は、今度こそ消して差し上げます。二度とあなたを惑わすことなど無いように、確実に、ね」