グレイ・メイヤー

Last-modified: 2017-04-11 (火) 12:59:25

「さあ、狩ってあげるよ……テロリスト共がァアアアアアッ!!!」

Gray Mayer

プロフィール
シンボルオシロスコープの画面に映る波形
種族人間
武器ピアースチューナー?
自動拳銃(外見イメージ:ベレッタ M9A1)+レーザー付きフラッシュライト
市販のボイスレコーダー
シュタールファルケン
性別
年齢17
外見
服の色暗めの寒色系
アクセサリー
肌の色肌色
身長168.9
髪の色ライトグレー
瞳の色
モチーフジキル博士とハイド氏
センブランス波動調整
ステータス
所属ビーコンアカデミー
元所属
職業学生
チームINDG
-イカルガ・ヘリオドール
-ノゾミ・シノノメ
-ドーラ・ネイビア
パートナーノゾミ・シノノメ
関連人物シェリー・ラベンダー
フィオレ・マゼンタ?

外見

[添付]

人物

【温厚にして冷徹、紳士にして狩人、守護者にして破壊者。仮面は素顔で素顔は仮面、何れも偽であり真である】

イカルガ達がビーコンアカデミー入学時に出会った少年。
チームで唯一、ビーコンアカデミーの入学過程をコンパットスクール入学から全て経ている。最終的に、同一チームになったイカルガ、ドーラ、ノゾミの3人組に最後の4人目として加わった。
二重人格であり、入学前のことは本人も話そうとしない、というより過去の記憶が部分的に途切れていてうまく話せないという。

過去、そして人格の統合

ヴェイル郊外の街に住んでいたが、故郷がテロに遭ったうえグリムに襲われ、その際に1つだった人格が分裂した。記憶が飛んでいるのはこの時期のことで、人格が分裂する際に記憶がバラバラになり情報として機能しなくなっていた。同じセンブランスを2つの人格で使えたのも、元が同じ存在だからである。
ビーコンアカデミー入学後、ある事件(Volume3 Chapter9終盤以降)の際に既視感が引き金となって人格が再統合し、記憶も整理されたため全て取り戻した。

性格

二重人格であり、温厚と思いきや突然好戦的になるなど、一見すると非常に不安定。
温厚かつ柔らかい物腰で慈悲と正義感に満ちた人格と、強気かつ好戦的で必要とあらば殺人も行おうとする人格の2つが共存している。そして、どちらが本来の人格であるかは本人(達)も忘れてしまっており、『どちらも本物でありどちらも偽物』という認識の元、必要に応じて自在に入れ換わり、時に相談しながら過ごしている。対照的である割に関係は良好らしい。
性格や戦い方は対照的な2つの人格だが、個人的な物事への好き嫌いは程度の差こそあるがほぼ一致している。また、喧嘩をすることもあるのだが、大抵の場合は睡眠中に精神世界で行われるため、周囲には理由が分からないまま機嫌だけが悪くなることもしばしば。
テロリストに分類される者達に対しては、温厚な人格さえも話題にしただけで明確な敵対感情を露にする。これについては本人も理由が分からないようで、『もう1人の自分とも違う何かが突き上げてくる』とのこと。記憶が消えている部分に起きた出来事が関係していると思われるが、真相は闇の中。
好戦的な人格の側もテロリストには憎しみを感じるらしく、見方によってはグリムと戦う時以上に徹底的に叩き潰し、状況次第では殺そうとする。しかし、殺人はさすがに温厚な人格が止めるので、今のところ実際に誰かを殺害したことはない(重傷を負わせたことはある)。

・温厚人格
「できれば僕は、蹴ったり殴ったりはしたくないんだけど」
一人称は『僕』または『私』。
温和な性格で、人間とファウナスの共存を強く望み、年下には優しく、同年代には親しみやすく、目上には極めて丁寧に接し、しかし芯はしっかりしている。良好な交友関係を構築するには最適な性格のため、普段はこちらが表に出ている。
無駄な戦いは好まず、対人、対ファウナスの戦闘時は相手を殺さずなるべく傷付けずに音と光で無力化する戦法を取る。ただし、やむを得ない場合は銃を取る強さも持ち合わせている。
チーム内の役割は後方支援で、センブランスは細かく強さを調整して行使する。ノゾミのライフルのサイレンサー役や、市街地戦で余計なところにまで戦闘音が漏れないようにする『音響結界』役もこなす。
なお、フィオレ?に好意を持ったのはこちらである。

・好戦人格
「あ? 確かに『殺さない』とは言ったが、怪我させないとまでは言ってねぇぞ? むしろボコらせろ」
一人称は『俺』。
細かいことは気にしない性格。前述の通り世間におけるファウナスの扱いについては興味がないため、差別する気もなければ特に気に掛ける気もない。
好戦的とは言っても誰かを殺したかったりするのではなく、全力で暴れたいというのが主。加えて温厚人格のことはそれなりに大切に思っているため、人間やファウナス相手でもなるべく殺さないよう配慮はする。が、あくまでも『なるべく』『殺さないよう配慮』するだけなので、大抵の場合は相手を負傷させて物理的に黙らせるつもりで挑み、状況によっては殺しもやむ無しという考え。
戦い方は単純かつ大雑把、それでいて的確。センブランスで爆音を鳴らして怯ませたところで急所に一撃を加えたり、水面に石を放り込んで発生した波を肥大化させて相手を飲み込ませたり、光源から放たれる光の強さを増大させて目潰しにしてから攻撃する等、かなり容赦がない。近距離に突っ込むことが多く、銃を多用し、ビアースチューナーを近接武器として使うのもこの人格。
日常生活は基本的に温厚人格に任せているためあまり表に出てこないが、恋愛関係の話にノリノリで食い付くという意外な面も。チームメンバーや関わりの深い人物には彼なりに思い入れはあり、傷つけられる等すると本気の怒りを見せることも。

本来の性格

「大丈夫、俺は俺だよ。今までも……そして、これからもね」
本来は、温厚人格7割程度と好戦人格3割程度の比率で混ざった1つの人格。つまり、2つの人格は両方共に本物であった。一人称は基本的に『俺』、目上の相手には『私』。ファウナスには友好的で共存を望んでいる。
過去の事件の際に恐怖から身を守るため人格が分裂し、誰か守るための温厚人格と、敵を叩き潰すための好戦人格が生まれた。両人格がテロリストへの憎しみを抱いていたため、テロリスト絡みになると相乗効果で憎しみが増大し爆発していた。
再統合後は両人格の記憶や経験を全て受け継いでおり、基本は一人称以外は温厚人格と大差ないが、相手を挑発したり少々毒を吐いたりと強気の発言も出るなど、好戦人格の成分も多少表れている。
フィオレへの好意は変わっておらず、むしろ整理がついたのか今までより積極的。彼女に影響され、剣と弓の可変武器を模索中。
ひょんなことから自分が招き入れたシェリーのことは妹のように思っている。

能力

センブランスは『波動調整』。自身を中心として半径約30m圏内に存在するあらゆる『波動』の強弱を自在に調整できる。
波動の中でも最も身近な波動である『音』の扱いに長けており、鼓膜が破れるほどの超爆音から完全な無音状態まで作り出すことができ、操作範囲も限定できるので応用の幅は広い。自分を含めた特定の対象のみを無音の世界に隔離することも可能。
音ばかり操っているので勘違いされがちだが、波動に類する現象が伴っていれば自在に強弱を調整可能。なので、光源さえあれば光の強弱も調整でき、レーザーポインターのレーザー光を強化して物体を焼いたり、水面に石を投げ込んで作った波を肥大化させて攻撃したり、電波を操って通信機器を誤作動させたり遠隔操作を無効にすることも可能。ただし、地震や津波のような規模が大きすぎるのものは、制御する前にオーラが尽きるため操れない。また、調整できるのは強弱(振幅)のみで、例えば音ならば高低(振動数)は操作できないため、超音波等は作れない。
武器は先端が尖った音叉『ピアースチューナー』で、温厚な人格は味方のサポート目的で静かに鳴らして音源として使用し、好戦的な人格は近接戦用に近接戦武器として使用する。同時に所持している自動拳銃に銃剣のように装着することも可能。

人格再統合後

2つの人格の戦い方が両方できるため、後方支援と前~中衛のどちらも可能なオールラウンダーとなっている。