イカルガ・ヘリオドール

Last-modified: 2019-06-20 (木) 03:27:39

「俺が種として嫌うのはグリムだけだ」

Ikaruga Heliodor

プロフィール
シンボル根元を上にしてX字に交差する羽根
種族人間
武器レーヴェンウイングス
小型自動拳銃(イメージ:S&W ボディーガード380)
小型2連装拳銃(イメージ:銃剣付きのレミントン・ダブル・デリンジャー)
性別
年齢17
外見
服の色
アクセサリー濃紫のフィンガーレスグローブ
肌の色肌色
身長169.7
髪の色ダークグレー
瞳の色
モチーフ烏天狗(鴉天狗)
センブランス超音速弾
ステータス
所属ビーコンアカデミー
元所属
職業学生
チームINDG
-ノゾミ・シノノメ
-ドーラ・ネイビア
-グレイ・メイヤー
パートナードーラ・ネイビア
関連人物リック・ヘリオドール(父親)
ショウコ・ヘリオドール(母親)
ヴェイネルス・ゴルドライト
ライザ・スレート
プラム・リーン

外見

[添付]
服装はその時によって変わるが、外出時は基本的に黒いロングコートを羽織っており、時折外すが濃紫のフィンガーレスグローブを身に付けている。腰には武器を収めるためのホルダーを2つ提げている。

人物

【真っ白な心と真っ黒な闇。カラスの遺志を継ぎ、金色の光を帯びた灰色の鳥は、その翼で大地を舞う】

本名『斑鳩・ヘリオドール』
入学前はとある町で1人暮らしをしていた少年。この時既に自力である程度ならグリムを倒せるレベルで、自称『ハンターもどき』。普通のアルバイトをしながら弱めのグリムを倒し、給料とグリム討伐の謝礼金で暮らしていた。ビーコンアカデミー入学直前の時点では学校に通っていなかったが、かつては通っていた時期もある。
両親をグリムに殺されており、その様子を目の前で見ている。外出先でグリムと遭遇し、対処する術を持たなかった自分を庇って父が死亡し、それにより錯乱したうえ数に押されて母が死亡することになった。結果的にグリムは駆け付けたハンター達に駆逐されたものの、その時の光景と、ハンターの1人から投げ付けられた『お前のせいで両親が死んだ』という言葉がトラウマになっいる。そのため、グリムは見つけ次第問答無用で狩るが、人間やファウナスには誰に対してもできる限り『邪魔』『足手まとい』『お前のせいで』等とは言わないようにしている。
ある日、どしゃ降りの雨の中でファウナスの少女ドーラを発見。何の躊躇もなく保護してそのまま居候させていたのだが、やがて近隣で『ファウナスを匿っている家がある』と噂になってしまう。ドーラの身の安全を優先すべく、住んでいた町を共に離れ、後にチームメンバーとなるノゾミと出会うことになる。
両親を殺したグリムを操っていた者の存在は未だ知らないが、両親が殺された時のグリムの動きはよく覚えている。

ライザとの出会いとその後

ビーコンアカデミーに入学後しばらくして、1人で外出していた際にとある森でライザと出会う。銃まで向けてひたすら拒絶してくる彼女に戸惑ったが、ライザの目に彼女が抱え込んでいる大きな闇から来る影を見てしまったイカルガは放っておくことができず、再三の拒絶を受けたにも関わらず自ら歩み寄ろうとするようになる。
後に自分に懐いたライザに対して悪い気はしておらず、何かと連絡を取っていたり、休日に待ち合わせて一緒に出掛けたりと、良好な関係を築いている。ライザから向けられている好意には疑問の域を出ていないとはいえ薄々気付いており、イカルガとしても悪い気はしていないのだが、勘違いである場合を恐れている他、仮に勘違いでなかったとして応えていいのか判断に迷っている状態。チーム共々同居を始めてからもそれは変わらなかった。
その後、ヘレナに会うべく孤児院を訪ねた際に、そのヘレナからアドバイスを受けたことで、ライザに告白することを決める。以前ライザから投げ掛けられ、保留にしていた質問への回答を前振りにすることで告白しようとしたが、その途中でライザから半ば割り込むような形で告白され、それにより不安と疑いが消えたことで枷がなくなり、自らも続けて告白を返し、晴れて恋人同士となった。
イカルガがライザに惹かれ、早い段階で両想いになったのは、元々早い段階で気になっていたことと、彼女の知識不足からくる打算の全くない(無自覚な)アプローチもあってのことで、本心からのまっすぐな想いが直接届いたためでもある。
以前は『最終手段としての殺人』をある程度許容していたが、ライザと出会い、その罪を許し続けることを決意したことで、『許し続ける資格』を失わないために、自らに不殺の誓いを立てた。

哀しき衝突

ある日出会った2人組、プラムとスペサルティ。この出会いにより、両親を殺したグリムを操っていた男、ヴェイネルスの存在と、プラムもまたその者に両親を殺された、いわば同じ境遇の者同士であることを知る。しかし、不殺を誓ったイカルガは、復讐を成し遂げようとするプラム達とは真っ向から対立することになる。
プラムの復讐を止め、両親の仇をあくまでも生かして捕らえるために動くも、結果は失敗。復讐を完遂したプラムの末路を見届け、その様に動くことができず見逃し、己の無力を痛感したイカルガにできることは、ヴェイネルスの所業、その真実を白日の下に曝すことだけであった。
プラムとヴェイネルスの件で精神的に参っている部分があり、少々不安定になっている。そのためか、ライザに対しての明確な依存傾向が見えるようになってきている。

ライザの母親との遭遇

ライザの両親に対しては元々心象が非常に悪かったのだが、偶然とはいえ実際に対面した際、その態度に怒りと嫌悪が爆発。銃を向け、あわや射殺というところでライザに止められ、事なきを得た。

性格

良く言えば前向き、悪く言えば楽観的な性格だが、状況判断能力は人一倍ある。しかし、前述のトラウマからか、グリムには殺意を剥き出しにすることも。
ファウナス差別については心底『馬鹿馬鹿しい』と思っており、怒りよりも呆れが先行するため怒鳴りはしない。よって彼自身は人間もファウナスも扱いは変わらず、本人の弁にもある通り『嫌うとしたら個人としてだけ』である。また、ホワイトファングに対しては『正直何がしたいのかよく分からない』という印象を持っている。
ドーラを躊躇いなく拾って家に招く、過去に実際に殺人を犯し自らもその被害者にされかけたライザをあっさり受け入れる等、良く言えば器が大きく、悪く言えば些か異常なお人好し。
目立つのが嫌いで、ヴァイタルフェスティバルのトーナメントすら出場を嫌がったほど。。

能力

中距離~近接戦を得意とする。使用武器のレーヴェンウイングスは、簡単に表せば『2挺のリボルバー拳銃のグリップにそれぞれ接続されたトンファーブレード二刀』で、これを用いた独特の剣術と打撃、射撃を織り混ぜる。
センブランスは『超音速弾』。自らのオーラを込めた銃弾を音速以上(拳銃弾で約2500km/h)にまで加速させる。初速がどれだけ遅くとも加速できるが、弾道は変えられず、効果を発動させるには『銃弾』と認識する必要があり、大型で放物線を描いて飛ぶ砲弾では発動しない。逆に言えば、銃弾と認識できて自身のオーラさえ込められていれば、銃種や弾種に関わらず加速させることができる。ただし、加速させるこはできるが減速させることはできず、速度も調整できないため、使い方を誤ると周囲に甚大な被害を及ぼす。オーラを込めるには弾薬1つ1つに触れなくてはならず、装弾数が多いほど準備に時間が掛かる。加速は弾が銃口を出た時点で行われるが、加速後の弾速は一定ではなく発射時の弾速に影響されるため、元から超音速を叩き出すことができるライフル弾等でも更に加速させることができる。本人の認識範囲内であれば、他人に撃たせても加速させることができる。
このようなセンブランスの持ち主であるが、本人の戦闘センスは射撃よりも近接戦時に発揮される。両親のセンブランスも銃弾に関わるものなので、ある種の遺伝か、もしくは両親への敬愛の念がもたらしたセンブランスなのかもしれない。
トンファー型の双剣という扱いにくい武器の使い方は、途中で終わってしまった両親からの教えを基に、グリム狩りの中で独学でマスターした。
ビーコンアカデミー入学後、予備として小型の自動拳銃と大口径の中折式2連装拳銃を購入。連装拳銃は、ノゾミのセンブランスで刃を銃身に接合する形で銃剣付きに改造されている。