「…………ごめんなさい。判らないわ……だから、試してみたいの」
Cherry Mazzard
プロフィール | |
シンボル | 桜の花弁ひとひら |
種族 | 人 |
武器 | ミステル・キルシュブリューテ |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
外見 | |
服の色 | 桜色 |
アクセサリー | 身につけている装飾品は? |
肌の色 | 白 |
身長 | 170cm台 |
髪の色 | ブルネット |
瞳の色 | 灰色 |
モチーフ | バレエ『春の祭典』より 生贄の娘 |
センブランス | 千里眼 |
ステータス | |
所属 | ビーコンアカデミー |
元所属 | 『地元の郷土会』のようなもの |
職業 | 生徒 |
チーム | CSDR -サンブキーナ・ソーンダイク -ドレ・アイヴァン・テオドール -ラディウス・ヴァダ |
パートナー | ドレ・アイヴァン・テオドール |
関連人物 | ロス・ヴァルト(過去に出会っている) |
外見
スラっと背が高く、手足が細い。
まっすぐのブルネットが背中まで。灰色の瞳は静か。
くるぶしまでの長い、桜色の外套を纏う。ダスト繊維による魔法防御。
外套の内側は、ブラウスとジャケット、ジャンパースカート。黒タイツ。
サスペンダーで交換弾倉や銃剣など、色々と吊っている。
外套の外、肩にスリングで、杖のように長い猟銃を背負う。
人物
ハントレスになるため田舎から出てきた少女。
四大王国から遠く離れた森林『ヴァルトの森』に住まう者たちの祭祀儀礼、伝承を継ぐもの。
狩猟とグリム撃退、生活的祭祀のため、森とコンタクトする役目の家の出。
日常的には、糧を得る猟師。
グリムと対する際には戦士。
共同体の運営に伴う、儀礼の一翼を担うシャーマン、またはプリースト、ソーサラー。
そして、森のために用意された供犠――生贄、人身御供。
森が破滅するほどの災害が起こった時、彼女の命は森に捧げられる定めにある。
彼女が母親になる時まで、森の最終安全装置の役目は彼女にある。
供犠の家は、ヴァルトの森に複数存在し、常に女児がその役目を担ってきた。
現在、ヴァルトの森の民の中で、供犠に値するのは、彼女ただひとり。
彼女が生の中で培った技術や、可能性に満ちた後半生を、供犠として消費する事は、大きな浪費である。
しかし、大いなる森への供犠に値するものは、人間が支払いうる最大限のものでもある。
最も大切にされ、最も可能性を秘め、最も美しいもの、少女の命が供犠には適当となる。
少女一人の命が、どれほど森に影響を与えるのか、それは伝承のみが語る事。
かつて、ロスが森の奥で出会った少女。ロスは彼女の事を憶えていない。
チェリはロスの事を、口には出さないが、憶えている。
性格
天啓的で、静かな話し口。
突飛な事をいきなり言い出す事がしばしば。しかし、その発言は往々にして物事の核心を突く。
深い洞察力、深い思慮と反比例して、言葉がたどたどしい。
いきおい、彼女の言葉は散文詩のようになりがち。
彼女を理解する者は、さいわいである。
汲めども尽きない彼女の天啓は常に、彼女以外のために語られる。
趣味の領域を超越して、生活スタイルとして狩猟を行使する。
狩ったハト、カラス、キジ、ウズラ、スズメ、カモなどを使用した得体の知れない肉料理が得意。
羽毛があって飛ぶものは食用に適するものだと思っている節がある。
能力
森歩きと狩猟、加えてグリムと戦う術、ダスト性狙撃魔術を幼少時より磨いた。
追跡と狙撃、野生動物やグリムを狙い続け、野生動物やグリムのような行動力が身に備わる。
時には何日もの時を、長く、静かに森を単独で潜行。
追いつめた獲物を一撃に仕留めるスタイル。
正面きっての乱戦を全面的に避ける。彼女にとって不意打ちは基本。
遠くから、そして後ろから撃つ事が当たり前。
ほぼ単独で森を歩き、生きてきた彼女の鉄則――正面戦闘、集団的連携など知るべくもない。
しかし、彼女はチームリーダーに抜擢された。
やむにやまれぬ至近での戦闘に際しては、銃剣による刺突と、ダスト性の杖でもある狙撃銃を用いた、火風水土の四大元素に作用するダスト魔法を駆使する。
しかし、その魔法は無から有を生み出すものではなく、環境に存在する四大エレメントに働きかける限定的なもの。
火を起こすのではなく、火を大きくする。水を生むのではなく、水を飛ばす。大気を作るのではなく、風の流れを生じる……ささやかな環境利用の魔法は、彼女の生存技能と融合し、未知の領域を切り拓く。
センブランス、千里眼。
視覚上の大気を屈折させてレンズ効果を発生、両目でのステレオ望遠視が可能。
倍率を上げるとだいたい5キロメートル程まで視覚可能(地表に立つ人間の視点から地平線まで、4キロ程度と言われている)。
その際、灰色の瞳が薄く色素を帯び、望遠の距離につれて、桜色に移ろっていく。