【魔龍公再臨！ロアーヌ防衛戦！】

ISEC

特殊モンスター

メインボス

概要

1話

【アビスゲート】に響き渡る何者かの声、【四魔貴族】に対する【ディミルヘイム】への招聘に対して、【魔王】に忠誠を誓う四魔貴族はそれを拒むが、その声から感じ取れる歪な気配に呼応される。
一方で【ユリアン】は【エレン】、【サラ】と共に【ロアーヌ】で特産品を卸し、その帰り際に買い物に向かい、エレンは新しい服を試着した上で購入していた。
エレンが買い物から戻るまでサラは眠り続けていたが、新たなアビスゲートの出現を予兆する夢から醒める。
【宿命の子】であるサラはアビスの予兆を感じ取る度に極度の疲労に陥っていたが、【トーマス】の船に乗り、同じ宿命の子である【少年】と共に旅を続け、【聖王】と共に【破壊するもの】を退けたことで【アビス】の予兆に耐えられる程に成長を続けていた。
【ミカエル】が滞在するロアーヌに居城に向かいアビスゲート出現の報告を行うと、偵察役の【ザール】の報告も受けて、ローザリアの国境近辺にアビスゲートが出現範囲を絞る。
そこへ【カタリナ】に連れられ、ミカエルの祖先に当たる【聖王十二将】の【フェルディナント】が、【ドルマード氷原】で【アラケス】の本体を討伐を行った報告を行うべくやって来るが、新たな四魔貴族の出現の報告を受けて共に戦う事になる。
しかし、ザールが再びミカエルの居場所に戻ってくると、【ビューネイ】の幻影が率いるアビスの魔物が襲来し、市街が包囲されている報告を受ける。
【大こうもり】を始めとする空中の魔物とビューネイ自身が魔物を空中に引き連れて地上へ投下を行い、ミカエルはロアーヌ軍を率いて迎撃を開始する。

2話

ユリアン達が市民を城壁内に避難誘導を行い、ロアーヌ軍はビューネイ率いる魔物と篭城戦を行うことになり、その間にサラがアビスゲートを閉じるべく、ユリアン、エレン、フェルディナントと共に、かつてビューネイの幻影が出現したアビスゲートへと向かう事になる。
ロアーヌ城内から地下通路を通り山岳地帯を目指す一方で、ビューネイ率いる魔物達も城攻めを開始する。

3話

アビスゲート出現の影響を受けて魔物が凶暴化する中で、アビスゲートのある山頂付近を目指すが、その道中に出現したのはビューネイの本体であった。
ビューネイの幻影はビューネイの本体が配下の魔物に力を与えた分身体であり、フェルディナントは状況が悪い事を察して、一度引き上げることになる。
フェルディナントがビューネイを引き付けている間に、ユリアン、サラ、エレンが術を放ち目くらましを行うと、共に離脱する。

4話

ビューネイの動きを察知しながら、アビスゲートのある山の麓まで下山するユリアン達であったが、ビューネイの追跡の手を逃れる事はできなかった。
その原因が【ディスノミア】において、聖王と【ヴァッサール】を除く聖王十二将が、四魔貴族が幻影を実体化する際に用いる質量のある魔力をビューネイから取り込み実体化したことが原因であり、ビューネイはその魔力を追跡して来たのであった。
かつて【魔王の鎧】から出現した【ゼルナム族】もそれが災いして追跡を受けた経緯があり、不覚を取ったフェルディナントはビューネイを抑える事になり、その間にユリアン達を逃がそうとするが、思わぬ救援者が現れる。
現れたのは【カヤキス レビタ】と言わんばかりの甲冑姿で、カヤキスの鎧を身に纏う【ナイトハルト】であり、連れ添う【ディアナ】もまた戦いに赴く姿で現れると、ディアナは女性中心の部隊である【薔薇騎士隊】?にユリアン達の救援を行う。
フェルディナントは密かにローザリアに向けて移動していたようで、【パウルス】が事前に用意していた策により、各拠点に兵を配置していた事で、ロアーヌへの襲来も、人民の被害を防ぐ事に成功し、ビューネイに放った術による目くらましも狼煙代わりに用いるのが目的であったようだ。
ローザリアの首都である【クリスタルシティ】は【じごくの壁】が警護を行っているため、ナイトハルトは万全の体制でディアナと共に国境付近の探索を行い、以前にアビスゲートが出現した箇所で異変が起こり駆けつけたようだ。
フェルディナントはパウルスに借りができたと思いつつも、事前策に助けられた事に感謝し、軍医から応急処置を受けていたユリアン達の回復も終わり、共にビューネイの本体に立ち向かうことになる。

5話

四魔貴族の仇敵である聖王十二将と宿命の子が揃い踏みの状況にビューネイは退く様子も無く攻撃をするが、放った攻撃はディアナと薔薇騎士隊によって防がれてしまい、先陣を切るナイトハルトに隙を突かれ一撃を与えられると、フェルディナントの追撃を受け、最後はユリアン、サラ、エレン、四魔貴族が虫けらと見下す人間にトドメを刺される。
虫けらに倒される定めを変えられなかったビューネイ、その中でディミルヘイムで確かに感じ取った魔王の存在を気がかりとしつつ、魔龍公は消滅した。
一方でロアーヌではビューネイの幻影が率いる魔物の勢いが衰えることは無く進軍を続けていたが、ザールからビューネイの幻影の背後から騎馬隊が出現した報告を受ける。
先頭にはフェルディナントと共に黒い鎧の騎士がいる報告を受けて、ミカエルはそれがナイトハルトである事を察すると、ナイトハルトは号令をかけ【ローザリア王国騎兵隊】?を率いて【全軍突撃】を開始する。
先陣を切るナイトハルトは、エレンと共にビューネイの幻影に突撃し、一撃を与えると、その正体である【ビューネイ三魔】が姿を現し、三体を同時に撃破する。
敵将を討ち取り残党となった魔物を始末するべくミカエルも出陣すると、人類が一丸となって戦う事で勝利を掴めた事を実感するのであった。
ビューネイとの戦いを終え、エレンはビューネイの幻影との戦いで無茶な突撃をした事で負傷し、治療を受けていた。
ユリアン達に加えてフェルディナントが見舞いに来ると、以前にビューネイの幻影と戦った際に、ナイトハルトとディアナがロアーヌとローザリアの国境付近で探索を行っていた事を思い返していた。
これに対して先人の意見を聞くと、国の強大化はシビアな判断を取ることになるが、これは市民を優先しているが故の判断であると語る。
カヤキス レビタとして偽悪的な行動を取るナイトハルトに対して、フェルディナントはそれに近しい存在であるパウルスの事を重ねて語る中で、ナイトハルトとディアナも密かに聞き入り、ナイトハルトは鎧越しの目元から笑みが浮かべていた。

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