このゲームにおける重巡洋艦
船体が大型化し、CLに比べ主砲の攻撃力と射程が飛躍的に向上。
砲撃力の高さから、同クラス以下の敵艦排除、BBへの砲撃支援が主任務として期待される。
この艦級から[Hawk eye-mode]が使用でき、島や障害物を越えての砲撃が可能となる。
爆雷は装備していないため、対潜戦闘は苦手。
一番早くて、日本のLv.4重巡洋艦のFurutaka 1921からの登場となる。
概要
重巡洋艦(重巡、CA)は、チームの中核を担う準主力艦と言える存在だろう。
各艦において共通するのは、戦艦に比べやや短いが、他の艦よりは長い射程を持つ主砲である。
速力も、戦艦より速く、駆逐艦に追従して遊撃戦もこなすということも不可能ではない。
戦艦よりも速く、小回りの利く船体によって、側面攻撃、機動防御など、様々な面で活躍できるであろう。
長所
・長射程・高威力、かつ速射性のある主砲
・戦艦と比較して高速かつ小回りの利く機動力
・偵察機を搭載している点
短所
・貧弱な装甲、耐久性
・主砲照準の遅さ
・被弾面積が大きい点
役割
重巡洋艦は、艦隊の中核を担う存在であるが、上記の欠点から見て取れるように
完全な単独戦闘では、駆逐艦や戦艦相手にいささか不利になることもあり得る。
ここでは、その弱点を押さえた上での役割を述べる。
- 戦艦の側衛
- 友軍の戦艦にとって、危機的状況と言えるのが、敵の駆逐艦による肉薄雷撃である。
もちろん、戦艦の側面に配備されている副砲は、威力、数共に駆逐艦に対して重大なダメージを与えうるが、
艦のLv差でもない限り、一撃で撃沈する、ということはまず無いと言って良いだろう。
そこで、戦艦よりは速射性の高い主砲と副砲を装備する重巡が側面をカバーすることで、
戦艦はその主砲を敵の主力艦艇に向けて、その威力を遺憾なく発揮出来るようになるのである。
- 機動防御
- 通常戦において、ときおり見られるのが、自陣の旗への奇襲、即時占領である。
敵の小型艦艇が、戦艦同士が撃ち合う主戦場を避ける形で、背後に回り込もうとするという状況である。
この時、足を活かして、軽巡や駆逐艦と協同して敵の別働隊を迎え撃つというのも、重巡の役割の一つである。
火力において乏しい彼らの後方から、火力支援をすることで、別働隊に割く時間を短縮し、
再び自軍主力艦の支援に全力を尽くすことによって、主力艦の戦闘を優位に進めることが出来るだろう。
- 側面攻撃
- 非常にリスクが高いが、別働隊として、
敵主力の側面、後方へ回りこんで砲撃、敵主力を混乱させることも重巡の出来る役割である。
敵味方の主力艦同士が戦列を敷き、砲戦をしている最中に、別方向から砲撃された場合、
敵の戦列が崩壊、ないし離脱する艦が増え、友軍が有利に砲撃をすることが出来る状況を作り出せるだろう。
しかし、注意点としては、重巡が単艦で敵戦艦と撃ち合った場合、まず間違いなく甚大な被害を受ける点である。
タイミングを活かすことが出来れば、チームを勝利へと導くことの出来る役割である。
各国の特徴
重巡は現段階ではアメリカ、日本、ドイツが実装されている。
駆逐艦、軽巡と違い、重巡は各国で概ね似たような扱いとなっている。
特徴や利点を挙げれば枚挙に暇がないが、全般として長射程の砲を持っており、装甲で戦艦に劣るという点は
どの国のものであっても変わりはない。
アメリカ
アメリカの重巡は、特に砲戦に特化しているという点において、準戦艦的な立ち位置である。
魚雷は搭載しておらず、使う事はできない。
長所としては、アメリカ重巡の主砲は速射性が高く、精度が非常に優れている点である。
本来であれば、戦艦の装甲を貫通するような砲を重巡は備えていないが、
弱点となる箇所を撃ちぬくだけの精度を、アメリカ重巡は持っている。
高レートで降り注ぐ精密射撃は、敵艦隊にとって大きな脅威となるであろう。
また、高Lv帯では、装備する対空砲の多さから、主力艦を敵機から守る
防空艦としての役割も期待されるかもしれない。
日本
日本の重巡の特徴としては、両舷に魚雷発射管を装備している点である。
これにより、主力の側衛としては対水上艦艇だけでなく、潜水艦にもある程度ではあるが、対処可能である。
また、Lv.6以降は戦艦並のダメージ量を持つ主砲を装備しており、
魚雷と合わせて、時には戦艦をも超える戦果が期待できる。
高速かつ重装備な日本重巡は、敵の全ての艦にとって非常に厄介な存在となるであろう。
ドイツ
ドイツの重巡は、巡洋艦ツリーのLv.7以降の艦を指す。
装備された武装はおおよそ日本重巡と似たようなものであるが、特筆すべきは装備する主砲の貫通性能である。
高いレートで発射される、高貫通の砲弾は、威力こそ戦艦に劣るものの
敵の船体に弾かれること無く、本来のダメージ量をそのまま重装甲の敵に与えることが出来るのである。
敵の戦艦にとって、ジリジリとダメージを与えてくるドイツ重巡は、決して無視することの出来ない
仇敵となるであろう。