スウェーデン陸軍 駆逐戦車 Strv.74
スウェーデン軍のリサイクル精神の賜物
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-- | Strv.74 | Ikv 91 |
史実
ふぃゅってぃふゅーら
スウェーデンは19世紀初頭より、伝統的に中立を保ってきた。
...のだが、実は裏でフィンランドと繋がっていた。二次大戦後、冬戦争や継続戦争のゴタゴタの果てにフィンランドが赤くなってしまい、次何かあればスウェーデンがソ連の餌食になってしまう状況に。
しかし当時使用していたStrv.m/42は大戦中の戦車の急速な進化に置き去りにされ(だいたいこいつらのせい)、応急処置としてセンチュリオンを輸入したが、ソ連を相手取るには力不足であった。AMX-13を輸入する案もあったが、高価であった。
劇的?びふぉーあふたー
スウェーデン軍はかつてより旧式化した装甲車両のリメイクがお家芸であり、それに倣いm/42を近代化改修することに。これは新型戦車の開発やAMX-13の輸入よりはるかに安上がりだったようだ。
AMX-13の設計思想を元に、AMXと同じ75mm長砲身の主砲を搭載。砲塔も揺動砲塔に...する案もあったが、俯角不足などの問題により廃案。
避弾経始を考慮した卵型の砲塔に換装され、エンジンも更新された。
こうして開発されたStrv.74は1958年より配備され、60年代半ばまで旅団の主力を担ったが、センチュリオンがSタンクに置換されたのを受けて本車も順次第一線を退いていった。
81年に完全に退役したが、その後もスクラップにはならず要塞陣地の防御砲台に転用された。
トーチカの砲台は2000年代初頭に廃棄され、現在は一部個体が各国の博物館でのんびりと余生を過ごしている。
ステータス
Strv.74 | ランク | ヘルス | 装甲 | 砲 | 装填 | 速度 | 砲塔旋回 |
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改修前 | 12 | 345 | 34 | 103 | 4.5 | 35 | 18 |
改修後 | 15 | 345 | 34 | 103 | 3.8 | 46.1 | 23 |
・車体+1時tier1上昇
たまご三昧
初期tier12、スウェーデン陸軍ツリー最初の戦車。
だし巻きたまごの上にゆで卵を載せた感じで、見た目のアンバランスさが忠実に再現されている。
・砲性能
単発高火力/低レートの砲で、強化により精度のみが上昇する。近距離・APでM551側面に90前後と、まあこのランク帯としては良さげな火力。ただしAP/APDSのみ。
装填速度は最大でも3.8と遅く、あと一歩というところで撃破されたり味方にもってかれたりと歯痒い思いをすることもしばしば。
精度はガバガバ。停止すればちょっと絞れるが、狙撃は諦めたほうがいいかも。
・生存性
まさに卵。ディフェンス強化の類など何一つ無く、T-54のHEで60ダメージは食らう。
ただし、ヘルスが300を超えている。このランク帯にしては異様に多いヘルスのおかげで、割と長生きできる。また、車体こそ箱だが砲塔の傾斜は良好。変なシルエットで目立ちがちだが、遮蔽物から砲塔だけ出して戦えれば強い。
・機動性/操作性
良い。フラッグ確保やトーチカ奪取に使えなくもないが、同ランク帯の韋駄天達には敵わない。まあ機動戦に使うことになるのだが、そのくせ砲塔旋回は遅い。車体ごと回すように心がけたい。
・その他
初期から買える戦車であるためか、強化費用・必要経験値共に安い。慣れてる人なら半日足らずで+10に出来てしまう。
また、強化によるtierの変動が少ない。火力関連・弾種追加・足回り強化で+10になるが、これでtierは13にしかならない。
不安定な神様
この戦車、すごく細い。
比較的小型の部類であるT-54の類似品たる59式?と比較しても細いのが分かる。しかも全長・全高はそこまで小さくないので、どこか不安定な印象がなくもない。
史実においても不安定であったようで、特に3・9時の方向への射撃で車体が大きく揺れたため、乗員からは「Sanslös(senseless/無意味)」と揶揄されたようだ。
コメント
- 初心者の時の俺(is-7に乗っていた頃)「なんかM60を半分にしたような姿だなぁ」 -- kota14800 2019-04-05 (金) 20:09:53