Friant

Last-modified: 2023-08-28 (月) 11:24:07

フリアン級軽巡洋艦 フリアン

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性能諸元

編集時 ver.4.2.2

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier3
生存性継戦能力15369
抗堪性・防郭防御7.50%
・火災浸水耐性10%
・装甲6%
・対水雷防御4.50%
主砲射程8.78km
機動性最大速力29.45ノット[kt]
最大出力への到着時間11.62秒
転舵速度7.50度/秒
転舵所要時間6秒
隠蔽性6.42km



・派生艦船



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
139mm 55口径 Mle 1921, 4基×2門HE弾 392(4%)
AP弾 458(150%)
10秒9度/秒


魚雷口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)射程雷速最大ダメージ装填時間浸水率魚雷管旋回速度
550mm 魚雷発射管, 4基×2門(4門)6km55.57kt272550秒11%20度/秒

ゲーム内説明

フリアンは、軽巡洋艦の計画案であり、一次大戦後のフランス海軍における深刻な軽巡洋艦の不足に対応するために設計されました。この計画案の主な特徴として、高速ながら装甲は脆弱であり、強力な雷装を備え、主砲は砲塔式でした。

解説

・主砲
 Tier1で使った139mm砲を連装で4基、計8門搭載。砲塔配置は前部2基、後部2基というスタイル。他国の巡洋艦がまだ舷側配置を採用しているのに、本艦は時代に先駆けて砲を砲塔に収め生存性を確保している。しかもティア3でようやく標準的になる砲塔の一直線配置を採用するという先進性である。
 ところが、肝心の砲性能に関してはイマイチであり、他国の同格巡洋艦と舷側を向け合っての撃ち合いは厳しいと心得よう。具体的には砲口径が小さい割には装填時間が10秒と長く(他国は大体8秒未満)DPM勝負に弱い事。そして砲旋回が遅く機動戦が苦手な事に加えて、射程が9kmに満たないためアウトレンジ戦法を取られると手も足も出ないという事があり得る。
 AP弾ダメージは458と優秀で、他国のより大きな口径の砲に匹敵する威力を持っている。ただし、前述の装填の遅さからDPMは22000に届かず、独巡や米巡のように30000台を持つ船とは比較の対象にすらならない。HE弾ダメージは392と口径相応で、DPMは18800台である。より大口径の砲を持つ同格の露巡や米巡は25000近くとなっており、いずれの弾種を使用しても無策での撃ち合いは現実的でない。

・魚雷
 他国より一回り大きい550mmクラスの魚雷を連装で片舷に2基、両舷で合計4基搭載している。片舷の射線数は4射線である。魚雷ダメージは2725と日巡と同じ威力(4射線の瞬間火力は10900となかなか)、射程も同格巡洋艦内では長めの6kmあるので駆逐艦の接近阻止には強力な武器になるだろう。
 ただし、雷速が56ノット未満と微妙に遅い事や、装填時間が50秒と長いことから本魚雷を攻撃用のメイン武器として考えるのは厳しい。日巡は同威力で雷速の速い魚雷を倍近いDPMで撃ってくるし、そもそも魚雷をメイン武器にしている駆逐艦の魚雷の方が脅威が大きい。そう考えると、あくまで護身用と考えて考えて運用するのが無難だろう。しかし両舷8射線の魚雷はサウスカロライナのHPの3分の2を消し飛ばせる能力を持っているので、低ティアの狭いマップを考えると中盤~終盤にかけて戦艦に艦を立てて被弾面積を減らして突っ込み、至近距離で片舷魚雷を斉射して撃沈、それでも倒せないならもう片方の魚雷を斉射…という戦術もある。

・対空
本艦に対空砲の類は搭載されていない。

・装甲
防郭防御7.5%装甲6%は前級からまったく変わっておらず、被弾イコール即ダメージが入ると心得よう。特に本艦は体力(HP)が不足しているので、被発見状態で敵に対して側面を見せると斉射により致命的なダメージを受けてしまう懸念がある。また、火災や浸水に対する耐性も高くは無いので原則として被弾や被雷は避ける必要がある。

・機動性
最高速度は29.45ノットと同格巡洋艦内ではナンバー2の快速を誇る(ナンバー1は天龍の32.23ノット)。装備や消耗品を使えば30ノット越えは余裕である。加速も11.62秒と優秀で、英巡に次ぐ瞬発力を誇る。ただし、舵の効きは7.5度/秒とあまり良くなく直線番長的な性質を持っている。それでも転舵そのものにかかる時間は6秒と悪く無い。

・隠蔽性
被発見距離は6.42kmと日巡と同等。同格内では比較的優秀だが、一部の巡洋艦には劣っている。

・生存性
 HPは15000台と英巡と同じくらい。同格には20000近い体力を持つ艦も居り、体力・防御力的な勝負では話にならない。しかし、本艦は優秀な隠蔽と速度を持っているので、狙われたら艦を立てつつ被弾面積を最小にして逃亡するという選択肢が使えるので生存性そのものは低くは無い。
 また、このティアでは扱える人は少ないかもしれないが防御姿勢と射撃姿勢を交互に取りつつ引き撃ちすることで舷側配置の艦に対しても優位に立つことができる(このティア帯の巡洋艦では砲配置が近代的な本艦にしか実現できない)。艦の特性を理解し、立ち回りをしっかりすれば終盤まで沈まずに生存し続ける事は十分に可能な筈である。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。しかしながら隠蔽を重視しないならば、高品質石炭に代えて予備整備パックを用い、低いHPを補うと良い。

・艦艇スキル/艦長スキル
本艦に艦艇スキルはない。
しかしtier5エミール・ベルタンからは高速装填を取得するので、ツリー艦を乗り継いでいく予定ならば、本艦で超火力を取得しておいても良い。またもし本艦を進めている間にLV9に達してしまったならば、出力全開(スキル「エンジンブースト」の持続時間+25%、クールタイム‐33%)を取得しておきたい。これも本艦では無用のスキルではあるが、tier6ラ・ガリソニエールではエンジンブーストを取得することになるので、この取得はマストである。無論、万が一レベル10に達してしまうことがあれば、tier5エミール・ベルタンに備えて熟練装填手を必ず取得すること。

・装備
装備品は兵装に「主砲改良1」を選択すると良いであろう。防御は「操舵装置改良1」適正は「推力改良2」が無難か。

・エリート艦艇特性
 ・護衛特化 最高速度+3%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
 ・エリート砲術員 主砲装填時間-3%、主砲旋回速度+7%
 ・功績 EXPアップ+10%

・総論
 旋回性能はイマイチながらも速度に優れる船体に、砲塔を一直線配置とした近代的なシルエットを備える艦である。その姿はとてもティア3の艦とは思えぬ程に精練されているが、多くの船長が想像するような「砲塔を旋回させ、全砲門を片舷側に指向し、舷側配置の旧式艦を圧倒する」ような戦い方はできない。まだ砲塔旋回速度や装填速度の遅さが解消されておらず、後のティアの巡洋艦のような扱いができるほど技術が発展していないためである。とはいえ、仏巡ルートの先進性を垣間見せてくれる設計なのは事実であり、現状で足りていない部分(色々ある)はプレーヤーのスキルで補ってあげると良いであろう。

史実

...

小ネタ

砲塔の一直線配置について

 本艦は計画案であるため実際に建造はされていないが、実際に建造史において砲塔の一直線配置の有用性が認められたのは米戦艦「サウスカロライナ」級が就役してからであった*1。サウスカロライナ級では砲塔の一直線配置とあわせて背負い式砲塔を採用しており、カテゴリ上は「弩級戦艦」でありながら極めて優秀な射角を持っていた。
 なお、この組み合わせ(砲塔の一直線配置&背負い式)は後に巡洋艦にも採用されることになるが(他国では大体ティア5において採用)、米海軍の巡洋艦オマハにおいてはティア5においても砲塔と砲塁を併用しており、(自分の所で先駆けて採用したにも関わらず)他国よりも採用が遅くなっているという逆転現象が発生している。

火災ダメージの話

「火災で巧くダメージを取れない!」艦長さんにアドバイス

・消耗品の「応急班」を使用できないタイミングを狙おう
 火災が発生した場合、消耗品の「応急班」を使用すると火災を即時消化しその後10秒(上級だと15秒)は火災が発生しにくく、かつ火災が発生しても一瞬で消える状態となるのはご存知のとおり。しかし、この効果時間が過ぎてしまえば相手はクールタイム終了まで「応急班」を再使用できない。つまりクールタイム中に火災が発生した場合は途中で消化する事ができずに大きなダメージが入る可能性が高い。よって、敵艦が「応急班」を使用しクールタイム中に火災の発生を狙いましょう。または使用回数そのものを無駄遣いさせて「応急班」無しの状態で炎上を狙うのもありです。

・火災の仕組みを知ろう
 火災は1つの船につき、同時に最大3か所で発生します。そして1つの火災は何もしなければ20秒間燃え続け、最大HPの10%に相当するダメージを与えます(艦長スキルで軽減も可能)。その艦の「火災浸水耐性」が高いと、火災が発生する確率も低くなります(ただし撃った側の砲弾の火災発生率等、相手側の条件にもよる)。
 また、基本的にはHE弾で「上部構造物」や「甲板」を狙うと良いとされていますが、その理由は「それ以外の場所だと火災発生率にマイナスの補正が掛かる」ため*2

・練習の対象は主砲をこちらに向けていない、横向きの戦艦がベスト
 上部構造物や甲板に的確に命中させる練習を行いたい場合、速度が遅い戦艦を目標にして練習するのが良いでしょう。特に相手が真横を向けた艦であり、かつ主砲をこちらに向けていなければベストです。真横を向けた艦に対して自艦の主砲を発射し、着弾位置を確認したら「射撃用のインジケーターを並行移動させる」ことで着弾位置もコントロールできます。最初は速度が遅い戦艦で試し、巡洋艦等に対しても上部構造物や甲板を狙えるようになると心強いでしょう*3

これらのテクニックは発射速度が速く、相手も消耗品の扱いに長けていない低ティアのうちにある程度練習しマスターしておくと後々HE弾の発火率が高い艦(仏巡だとティア5以降)に乗った時に慌てずに済みます。

(本家wowsのwikiより抜粋し内容を増補、その後にコメントの指摘を受けて修正)

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コメント欄

  • 砲塔は、前の2つを使って4門で攻撃することが多いです。後ろの2門は追いついてくれた時にしか役に立ちません。でも、同tierの巡洋艦と比べると、闘いやすいです。 -- 2019-08-16 (金) 00:21:25
  • 超使いやすい。両舷の魚雷が強力。大口径も夢じゃない! -- 2021-05-24 (月) 18:18:47
  • 射角は広く、舵の効きが速すぎないことから、魚雷が当てやすく、雷撃の練習にとても重宝した。低tierの巡洋艦は幾つか乗ったが、下手が乗るにはちょうど良い巡洋艦で、強いと感じた。 -- 2022-03-01 (火) 23:39:22
  • 戦いやすいです。でも、前には出ないようにしよう。戦艦の餌食になるぞ((笑)) -- 2022-11-01 (火) 15:36:46
  • 特に尖った所がなく、使いやすいバランス型の性能を持つオールラウンダー。ただし、状況に合わせた立ち回りが上手く出来ていないとこの性能が仇となってただの器用貧乏になってしまいます。経験者は語る() -- 2022-12-04 (日) 19:41:27
  • 運営は初心者にはチェスターを筆頭とした米巡ツリーを勧めていますが、前のジュリアンやこの子も十分扱い易い性能で万能な為おすすめです。流石に本家と同じく魚雷が3連装4基になったらOPか() -- 2022-12-22 (木) 21:55:33
  • 火災に関してアドバイスが記載されていますが本家の説明になっています。blitzでは着火場所に関係なく、艦首、中央、艦尾それぞれで火災は起きません。誤解を招く表記ですから編集可能な方、訂正していただけるとありがたいです。 -- 2022-12-23 (金) 13:36:51
    • いや、艦首と艦尾と舷側でも火災は起きます。 ただし、艦首艦尾は75パーセント(5分の1減少)、舷側だと50パーセント(半減)の補正がかかります。例外の船も居ますが、基本は舷側や艦尾艦首でも起きますよ -- 2022-12-23 (金) 14:56:04
      • 着弾箇所それぞれで火災が発生するように書いてあることを言っているのではないですか?blitzでは火災発生箇所の区分けがされておらず、例えば艦前半部のみに被弾し続けても3火災になりますよね。 -- 非木? 2022-12-23 (金) 19:29:53
    • 素早いご訂正ありがとうございました。現状の説明でとてもわかりやすいと思います。 -- 木主? 2022-12-23 (金) 19:29:48
    • 非枝ですが「blitzでは火災発生箇所の区分けがされて居ない」「同一箇所への着弾であっても3火災は発生しうる」という仕様は存じませんでした。 -- 2022-12-23 (金) 19:49:39
  • ちなみに一部の船は例外なのでデータベースで確認しとくといいかもです(高ティアソ、米戦、米巡は本来100%な上部構造物、甲板にもマイナス補正がある) -- 2022-12-23 (金) 22:37:14

過去ログ

過去ログ一覧
過去ログ一覧

*1 より正確には「サウスカロライナ級」の2番艦「ミシガン」が1番艦より速く建造され、その試験結果が出てから。よってこの配置は「ミシガン配置」と呼ぶ場合もある。
*2 艦首艦尾に命中した場合は火災発生率が25%軽減、舷側に命中した場合は50%軽減。それ以外にも高ティア艦艇では本来マイナスの補正が無い筈の上部構造物や甲板に命中した場合でもマイナスの補正が掛かるケースも。
*3 なお、本ゲームにおいては本家と異なり「火災発生箇所の区分けがされて居ない」ため、複数火災を発生させるために着弾箇所を「艦首」「艦中央」「艦尾」等にコントロールして撃ち分ける技術は必要無い模様。仮に1か所のみを撃ち続けても3か所火災を発生させることができる様です。