戦闘での注意点

Last-modified: 2023-09-25 (月) 13:08:58

※戦闘時にすべきではないこと、または非推奨な立ち回りについて、具体的な理由を加え、詳細に書いてください。

制圧戦、占領戦での外周

外周とは、占領領域から遠く離れて戦うことであり、
3、4か所を占領する制圧戦や1か所を占領する占領戦では、自チームに外周が多い程、勝てる可能性が減ってしまう場合がある。
例えば、
Screenshot_20190814-212826_Warships_Blitz.jpg
上の画像のような戦闘の場合、占領を維持できれば、
3秒につき、4ポイントずつ、自チームにポイントが加算されていく。
また、敵艦を倒した場合にも艦種ごとに決まった得点が
自チームのポイントとして入る。
ここで戦艦を沈めるのと占領を維持するのとで
ポイントの獲得効率を比較した場合、
80ポイントを獲得するのに占領では1分、かかることがわかる。
戦艦を沈めるのにかかる時間は、
対峙する艦種やプレーヤースキル、戦況等で
異なるものの、常に1分以内で戦艦を沈め続けるのは難しい。
そのため、占領とその維持は大切である。
したがって、駆逐艦は占領に注力して、
戦艦はその占領を維持できるような立ち回りをする必要がある。
また、巡洋艦は、駆逐艦や空母からのミニマップの情報を元に
敵駆逐艦の排除や各艦のサポートに回れるように領域周辺に
居なければならない。
たしかに外周した場合、与ダメ―ジを稼いだり、相手の不意を突くのには
有効かもしれないが、よっぽどの自信と技量がない場合は
チームの敗北を招く可能性が高いので控えるべきである。
最近チームが負けても自分の戦果を大きく上げれば・・という意見を聞くが
チーム勝利の場合と敗戦の場合、それぞれもらう事のできる経験値、トロフィ、コインなどは
大きく差があることからもゲーム自体の目的はチームの勝利という事がわかる。

フレンドリー・ファイア

 フレンドリー・ファイア(以下FFと呼称)とは、味方を射撃する行為である。本ゲームにおいてはFFを行っても味方にダメージは入らず、自身に直接のペナルティが返ってくる事も無い(本家だとFFによって味方艦にダメージが入り、かつFFした側にはペナルティが付く仕様。なお現在は本家においてもFFが廃止されている)。
 試合開始時に景気づけのため(?)か周囲の味方を射撃するプレーヤを見かける事があるが、これは正直止めて欲しい。まず、欠点として「射撃された側からすると、撃って来た側の意図は全くの不明である」事に尽きる。意図が伝わらない以上、低ティアだと撃たれた側も躍起になって反撃し、敵をそっちのけで同士討ちが始まるケースも見受けられる(筆者が見たケースだと撃った方が悪いのか?撃ち返した方が悪いのか?で後々まで揉めたようである)。流石に中ティア以降だとあまり見かけなくなるが、ティア向上と共に航空機や駆逐艦の速度性能が上がり、マップ等の条件によっては発砲した側が即時発見されるケースもあり、無暗な発砲は利敵行為以外の何物でも無いと言える。
 また、試合中に砲戦や魚雷戦において目の前を横切る味方艦を全く気にすることなく射撃したり、魚雷を流すプレーヤーが存在するがこちらも望ましくない。何故なら、試合中に自分が撃った砲弾や魚雷が「味方が射線上を横切ることで打ち消されてしまう」事になり、その分のリロード時間が丸々無駄になるからである。なお、プレイアビリティの観点で見れば「誤射はやってしまった側に非がある」ことになるため、前列の味方が砲弾や魚雷を撃ち消しても、それは後列に居る側が配慮を怠った結果であって「前列に居る味方の非ではない」ことに注意して欲しい。そもそも前列で戦っている味方が前方の敵と後方の味方、両方に気を配るのは難しいが、後列が前方の味方と敵両方を気にするのはさほど難しくは無い筈だ。

開幕空母粘着空母

開幕空母粘着空母(開幕空母凸、空母狙い空母などともいわれる。以下空母粘着空母)とは試合開始直後から敵空母に空母単独で攻撃を仕掛け続ける戦法のことである。
(一部伊勢や加賀などで分隊を組みサイパンなどの耐久が低めの空母に粘着するのは効果的だという意見もあるが、非常に稀なケースでありさらにその場合においても後述する索敵がおろそかになるという弊害が発生するためここでの空母粘着空母は効果的ではないと記す。)
空母は自由に攻撃機を駆け巡らせ、駆逐の隠蔽をはがしたりミリ耐久の敵艦を処理したり、数的不利な味方を局所的に支援できるという他艦種とは一線を画した能力を持っている。そのため空母が撃破できれば味方はかなり動きやすくなる。これは間違いない。しかし有人空母に対して初手から攻撃を仕掛けるというのは間違っている。以下がその理由である。

①艦載機の運用効率の低下
空母の初期配置はすべての艦の一番後ろに位置している。つまり開幕空母粘着は他の艦を狙うより長距離の飛行をする必要があり移動時間がかさみ、運用効率が低下する。さらに低Tire空母は艦載機の飛行速度も遅いため余計に運用効率が下がる。

②艦載機の減少
空母粘着空母の艦載機は空母より前に位置する敵艦の対空砲火を抜け、敵空母の対空砲火を受けつつ攻撃を行い、また敵艦の対空砲火を受け帰投する。空母粘着空母が多い低Tier帯は戦艦ででも対空火力は低いが、同じように空母自体の搭載機数も少なく前述のとおり飛行速度も遅いため余計に対空砲火にさらされ、不必要な撃墜を敵に与えることになる。
高Tierは艦対空攻撃力、スキルの強化並びに空母に戦闘機が搭載されているため、安易に空母粘着を行うとあっという間に箱(艦載機が底をつき、攻撃機や戦闘機が飛ばせなくなる)にされてしまう。

③空母の支援能力の低下
空母の重要な仕事として、駆逐の発見(スポット)、駆逐処理(一部向いていない空母もいる)、敵攻撃機の迎撃(戦闘機搭載空母のみ)、火力支援を必要としている味方への適切な火力支援などがある(詳しくは空母の戦い方のページ参照)。しかし空母が敵空母に粘着すると、敵空母に接近する途中で中央突破してくる敵艦をスポットすることくらいはできるが、外周駆逐の発見や、左右にそれぞれどのように敵が分散したかなどの情報が把握しにくくなる。一方敵の空母が空母粘着をせず、これらの仕事を行った場合味方艦は不利な状況に立たされた状況から戦わされることになるのである。なぜなら自分たちの位置を敵達は知っているが、自分たちは知らない。という状況が生まれるためである。
さらに駆逐処理を行わないということは、駆逐が空からの攻撃を気にせず動けるということである。これは味方戦艦(巡洋艦)にとって大きな脅威であり、敵を有利にさせてやっているのと同じである。
さらに空母の攻撃リソースが敵空母の攻撃だけにさかれることにより、敵は水上艦艇からの索敵、攻撃+航空攻撃+航空支援(索敵等)に対して味方は水上艦艇からの索敵、攻撃のみとなり、これまた不利な状況に味方がおかれるのである。
空母は戦艦のように前線で砲火を交えて敵艦に大ダメージを与える主人公ムーブをかます艦ではなく、「味方の支援」に重きが置かれる艦であることを忘れないでほしい。

④自身の身をも危険にさらす
索敵が十分に行われない。外周駆逐に与ダメを与えてしまうだけである(そしてこういう経験で味をしめた外周駆逐乗りが誕生し...という負のスパイラルが始まる)。そして外周駆逐の主目標。それは空母である。基本的に空母の隠蔽性は高くないため駆逐に一方的に発見され隠蔽雷撃or機動力で駆逐の接近に気付いた空母(時すでに遅い感はある)からの攻撃を最低限に抑え肉薄雷撃。低Tierの空母であればワンパンである。敵空母を落とすのに躍起になって自分がやられる。まさにミイラ取りがミイラになる結末である。

⑤本末転倒?
有人空母は修理班、応急工作班を所持していることがほとんどなため、攻撃しても回復され、火災浸水なども消されてしまう。母艦からの遠距離になるため艦載機をひきあげてクールタイムがおわりまた発艦させ攻撃して火災浸水を再び起こしても修理班や応急工作班のクールタイムが終了しており火災浸水コンボなどが起こせない。結果としていつまでも敵空母に粘られやっと敵空母を沈めたころ(そもそも敵空母も粘着が繰り返されれば最低限の回避行動はとり始めることが多いので、余計にダメージが伸びにくくなる)にはその他の艦艇同士の決着がついていることが多い(そこで空母粘着空母側が勝てていてもそれはその空母以外の味方側の奮闘(敵側の練度が劣悪ということも考えられなくはないが)のおかげである。)。

以上のことから開幕空母粘着空母は自身の身を危険にさらすだけでなく、味方側にも大きなハンデを負わせることになってしまう。これから空母に乗る方にはこのような運用方法をしないように心がけていただきたい。
また今空母で空母粘着をしている方には今一度空母の在り方を考えてみてほしい。

※なお空母を狙うなといっているのではない。味方艦が敵空母を狙える状況であれば優先して空母を狙うべきであるし、空母もその支援をすべきである。つまり戦況を把握し、味方に適切な火力を提供する空母の鉄則に忠実であれという話である。