用語集

Last-modified: 2024-04-21 (日) 15:07:17

概要(PC版Wows wikiより)

ゲームで使われている用語の説明であり、現実世界の用法とは違う場合があります。
現実世界での使われ方については、wikipediaなどをご利用ください。
ゲーム内で使われる短文、英文については連携?を参照

あ行

アウトボクシング【あうとぼくしんぐ】
アウトボクシングとは相手からの攻撃が届かない、若しくは届いても当たりにくい距離を維持することで攻撃の機会を伺い、機を観て攻撃に転じるというボクシング戦術の一つ。基本的にはリーチが長い選手に適した戦法ではあるが、そうでなくともフットワーク技術等により短いリーチでこれを成し遂げる選手も存在する。本ゲームにおいても長射程が得意な艦に適した戦法だが、当然例外も存在する。駆逐艦や軽巡洋艦などが得意とする戦法
対義語:インファイト
アウトレンジ【あうとれんじ】
敵の有効射程圏内(レンジ)よりも外側(アウト)から攻撃可能な状態、若しくはそのような状態へと持ち込む事を指す。この場合、自分は敵の攻撃を受けずに一方的な攻撃が可能。なお現代の軍事技術においては「味方が敵に対してアウトレンジを得る事」若しくは「敵が得たアウトレンジを無効化する事」を目的として戦技・戦術・作戦が組まれる。
関連用語:間合い
安全距離【あんぜんきょり】
軍艦同士の砲撃戦で用いられる用語。
「舷側が貫通されなくなる距離(近)」から「甲板が貫通されてしまう距離(遠)」までの、舷側・甲板どちらの被弾にも耐えられる区間を指す。
当然ながら相手によって変動する値のため、「□□in砲に対する安全距離は、○○メートルから▲▲メートル」などの表現をする。
基本的には徹甲弾について用いられる。
(榴弾は極至近距離や大遠距離、ないしは特に薄い装甲が相手の場合を除き、貫通する前に炸裂してしまうため)
違法建築【いほうけんちく】
扶桑・山城の、崩れかけたジェンガのようにアンバランスな見た目の艦橋を揶揄する言葉。
(なお、実際には強固な支柱を組んだ上で各階層を据え付けているため、見た目ほど悪いバランスではない…はず)
関連用語:Fuso

芋【いも】
下の「Camp」を参照。
某FPSで偵察兵が狙撃銃を構えて伏せのまま動かないことが芋虫に見えたことからくる日本独自の俗語であり、そのまま英訳しても他言語のプレイヤーには通用しない。
同義語:Camp, potato, sniper
インファイト【いんふぁいと】
近接距離まで急接近し、守りを捨てて敵の懐に突撃し、どちらかの相手が死ぬまで殴り会うと言ったボクシングの戦闘方法。ダメージを稼ぐにはもってこいの戦法。だが使用したらそれなりの代償が出るといったデメリットが存在する。主に戦艦や重巡、大巡などを得意とする戦法。なお、低ティアマッチではマップの関係上インファイトが起きる可能性が高い。もし仕掛けられたら全力で撃ち返し、仕掛けるのであれば単独行動している戦鑑を狙うといいだろう。まぁ、編集者の感想だが、インファイトして勝った時には、壮大な快感を覚えるだろうwww
対義語:アウトボクシング
エンブ【えんぶ】
エンジンブーストの略。
置き魚雷【おきぎょらい】
発見している目標に対して狙って魚雷を発射するのではなく、序盤の定番ポイントや、撤退時に追跡してくるだろう敵の想定航路上にあらかじめ発射しておく魚雷を指す。
(どこからが「置き魚雷」なのかは各人の主観によるが、おおむね攻撃ではなく阻害に比重がある場合に用いられる)
関連用語:牽制魚雷, 針路強制(魚雷)

か行

火災【かさい】
榴弾(HE弾)が敵艦に当たると確率で発生する。(確率は艦艇によって異なる)blitzでは3つまで火災を付与することができる。火災・浸水耐性を強化することで対策可能である。
状態異常 火災、一つの火災は20秒間、敵艦にダメージを与える。ダメージは自艦のHPの10%分(最大30%)
類義語 放火魔
同類語 浸水
回避盾【かいひたて】
敵弾をはじいて無力化したり、威力を軽減しつつ受け止めることで味方への負担を軽減する「盾」に対し、
主に駆逐艦で的の小ささと機動力を生かして敵弾を回避し、盾と同様に味方への負担を軽減する様を「回避盾」と称する。
関連用語:盾, タンク
画面割れ【がめんわれ】
短時間で一定以上のダメージを受けた際にエフェクトとして表示される「画面割れ演出」の事を指す。この演出はバイタルパート貫通を受けた時にも表示される事があるが、この演出が出たからと言って必ずしもバイタルパート貫通を受けた訳では無い事に注意。参考までにバイタルパート貫通は、貫通させた側であればダメージの数値が赤文字で表示されるので確認が容易だが、貫通を受けた側が試合中にそれを確認するのは難しい。
壁ズリ・壁スリ【かべずり・かべすり】
壁(MAP端の見えない壁)に船体を擦りつける行為。
壁にぶつかると壁に直交する方向の速度ベクトルは0になるが、壁に平行な方向のベクトルはそのまま働くため、不自然に小回りな運動ができてしまう。
偏差射撃の目標がずれて当てにくくなる他、空母の雷撃隊は壁の外には指示を出せないため攻撃可能な範囲が半減してしまうなど、フェアな行動とは言いがたい。
また、意図的にこの行動をとるとマップ端で芋ることになり、前線の戦力が不足するため自チームにも大きな負担をかける。
現verでは壁に引っかかるとエンジン速力の低下ペナルティがかかるため、回避行動としては有用ではなくなっている。
同義語:wall hugger, line f**ker, blue liner
型・級【かた・きゅう】
ともに軍艦の艦級を呼ぶときに使われる。
詳しくは下記、型?級?どっちがホント?を参照。
艦載機【かんさいき】
軍艦に搭載される航空機の総称。空母だけではなく、巡洋艦や戦艦などに搭載される航空機も含む。
blitzでは空母と、最近登場したアメリカ航空戦艦ツリー、日向を改装した伊勢型戦艦、伊勢、利根型重巡洋艦、利根と攻撃力の神であるキアザージしか艦載機がないため実質艦上機と同じ意味である。
ゲーム中では戦闘機、爆撃機、雷撃機の3種がある。
関連用語:FT, DB, TB
艦上機【かんじょうき】
空母に搭載される航空機を区別した表記。空母の艦載機。
例:零式艦上戦闘機。
関連用語:FT, DB, TB
貫通【かんつう】
通常の意味では端から端まで貫き通す事を指す。しかし本ゲームにおいて船体の端から端までを砲弾(またはAP爆弾)が貫いてしまうと、それは過貫通もしくは全貫通という別の状況になってしまう。このため本ゲーム内における貫通とは舷側や甲板といった装甲を端から端まで貫いた事を指すと考えて欲しい。この場合、砲弾は信管の動作により船体内で爆発しダメージを与える事ができる。この状況を貫通・正貫通・通常貫通と呼称する。
関連用語:跳弾、半貫通、過貫通
急降下爆撃機【きゅうこうかばくげきき】
急降下爆撃を行える航空機。(爆撃の手法については長すぎるため割愛)
急降下爆撃は水平爆撃などよりも高い命中率が見込めるが、降下速度を抑えるダイブブレーキや引き起こしの大Gに耐える頑丈さなど、対応した能力を備えた機体が必要となる。
そのため、急降下爆撃能力を持つ機体というカテゴリーの航空機が開発された。
同義語:DB
夾叉【きょうさ】
夾差とも。目標の遠近、前後、あるいは周囲に目標を挟み込むように着弾すること。
砲弾の散布界に目標を捉えた状態のため、この状態を維持して撃ち続ければ命中が見込める良い状態である。
焦って大きく照準を動かす前に着弾位置を確認しよう。
…だが、初弾命中もさほど珍しくないこのゲームでは夾叉すると「照準は完璧(夾叉した)なのに外れた!チクショウ!」という感想を持つ人も多く、ネガティブな意味合いで使われることも。
よく使われる用例として、命中弾がないときに言われることの多い言葉だが、本来は命中の有無は関係なく「目標を散布界に捉えたとみなせる事象」を表す言葉なので、命中弾があっても敵を包むように着弾していれば使用して問題ない。
関連用語:散布界
魚雷【ぎょらい】
魚型水雷の略。フリースラントやラグナルといった極一部を除く駆逐艦と一部の巡洋艦、および雷撃機が搭載する兵器。戦艦も極一部の艦が搭載できる。
砲弾よりもスピードが遅いが、命中すると水線下に非常に大きなダメージを受ける。
高確率で浸水も併発するため、対処が遅れると致命的な被害を受ける。戦艦や空母の天敵。
同義語:torp(edo)
魚雷スープ【ぎょらいすーぷ】
長射程の魚雷が発射された場合、目標を外れた魚雷が長時間移動し続けることで戦場内の魚雷の密度が上がってしまう現象。WoWs専門用語。事故の元となるため開発元では望ましくない現象として対策が講じられる(Nerfされる)。
魚雷壁・魚雷ウォール【ぎょらいかべ・ぎょらいうぉーる】
魚雷管を多く持つ艦艇が、一度に高密度に魚雷を発射することで回避が困難になっている状態。WoWs専門用語。開発元では特に問題視されていない。
空母【くうぼ】
航空母艦の略。艦載機による遠距離戦闘を行う艦種。略号は“CV”が用いられる。
砲火力は自衛ないしは防空用に留まるため、積極的な砲撃戦には不向きである。
いままでの砲撃戦とは操作が全く異なるので、空母デビューの際にはCoopで練習推奨。
同義語:CV
串刺し【くしざし】
敵艦に対し自艦を縦にし、防御姿勢をとっていた時に、貫通されVPに被弾すること。
同義語:縦抜き
駆逐艦【くちくかん】
登場する中で最もサイズが小さい艦種。略号は“DD”が用いられる。
体力が低いが速く小回りが利き、見つかりづらいという利点を持つ。
強力な破壊力を誇る魚雷を搭載しているため、動きが鈍重で魚雷回避が難しい戦艦に対して相性が良い。
同義語:DD
継戦能力【けいせんのうりょく】
このゲームでいうところのHP。これが尽きると撃沈(死亡)扱いとなり、該当プレーヤーはゲームから取り除かれ、ゲーム内に直接介入する事はできなくなる。
関連用語:抗堪性、生存性

撃角【げきかく】
着弾時の、弾道と着弾面が成す角度。
WoWSにおいては装甲に当たった時の角度となる。
この角度が垂直に近いほど貫通力を発揮できる。
関連用語:落角
攻撃機【こうげきき】
ゲーム中では雷撃機にほぼ等しい意味。
第二次世界大戦当時の大日本帝国海軍独自の機種で、急降下爆撃を行えず、水平爆撃および雷撃のみを行う機体を称した。
逆に、雷撃可能であっても急降下爆撃も可能な機種は「爆撃機」に分類されていた。(例外あり)
関連用語:雷撃機
高角砲【こうかくほう】
文字通り高い仰角を取って射撃できる砲。
対空用途を主眼にした火砲であり水平射撃用途は二の次というものもあったが、ゲーム内では基本的に副砲としても対空砲としても働いてくれる。
本家ではctrlキーで敵艦or敵機をクリックすることで、対艦優先か対空優先かを指示できるが、Blitzでは残念ながら再現されていない。
(なお、高角砲とは帝国海軍の用語であり、帝国陸軍では同じ仕様の砲を高射砲と呼ぶ)
抗堪性【こうたんせい】
本来は軍事基地等が敵からの攻撃を受けた際にも、その被害を限定した上で機能を維持し続けるための性能を指す。このため狭義の意味では「艦の装甲や耐性・HP・機動力・隠蔽」など生き残る上で必須のパラメータの事を意味する。ところがこのゲームでは数値の上ではこれらが低い艦でも、乗り手の技量によってはそういった数値上の不利を跳ね返して最後まで生存する事も稀ではない事から、広義の意味では「艦の装甲や耐性・HP・機動力・隠蔽」といった艦の能力に加えて「プレーヤースキルによる補正」も含めた総合的な生き残りの能力をこの様に呼ぶケースもある。
コンボイ(Convoy)
軍艦などに護衛されながら航行する商船・輸送艦などの集団のこと。
日本語では「護送船団」や「護衛船団」などと呼ばれる。
blitzでは歴史戦役においてのみ見られる。

さ行

散布界【さんぷかい】
ある一点を照準し射撃した際、その着弾が散らばる範囲。
同じ諸元で射撃しても風向・気温・湿度・砲弾や装薬の微妙な差・砲身の削れ具合など様々な要因により、着弾点には常にずれが生じる。
基本的に、この散布界が小さいほうが精度の高い優秀な砲とされる。
ゲーム的には散布界が狭すぎると少し照準がズレただけで全弾外れなんてことも起こってしまうため、
多少バラけたほうが照準のずれを誤魔化せていい、と言う解釈もありうる。
一部の艦では、アップグレード「射撃管制装置改良1」により、この散布界を狭くすることが可能。
関連用語:夾叉
浸水【しんすい】
魚雷が命中すると確率で発動(確率は艦艇によって異なる)火災と同様。火災浸水耐性を強化することで対策可能である。
状態異常 浸水 20秒間の間に自艦のHPの25%に相当するダメージを与える。なお、この状態異常は複数回付与できない、
同類語 火災
次発装填装置【じはつそうてんそうち】
魚雷の発射後に、2射目の魚雷を素早く再装填するための装置。
史実では日本の初春型以降の駆逐艦*1、および巡洋艦が装備していた。
それまでは魚雷を格納庫から搬出→台車で移動→クレーンでつるし上げ→人力で発射管に押し込む、という手順で再装填していたため、動揺が少ない海面に長時間(30分以上)艦を停止させて作業する必要があった。
装置を搭載した艦であれば一旦戦線を離れる必要はあるものの、艦を停止させることなく数分で再装填できるようになった。
ゲーム中では、魚雷装填ブースターという消耗品扱いで表現されている。
関連用語:魚雷(装填)ブースター
射撃指揮装置【しゃげきしきそうち】
ゲーム内では射撃管制装置と表記されているもの。英語だとFCS(Fire Control System)と呼ばれる。
日本では高射装置や方位盤射撃装置などの、射撃諸元を計算して各砲に伝達する装置の総称。
関連用語:射撃管制装置?
射程【しゃてい】
銃砲・水雷・ミサイルなど、離れた位置に存在する対象を攻撃する兵器の、砲弾や弾頭などが到達しうる最大距離。
銃弾などの弾は届くが殺傷能力は失われている場合がある兵器においては、殺傷能力を保ちうる最大距離を有効射程とも称する。
射程距離【しゃていきょり】
ありがちな誤用である。
前項の通り、「射程」という語に距離の意味が含まれている*2ため、さらに"距離"を付すのは重言となる(「頭痛が痛い」などと同じ)。
巡洋艦【じゅんようかん】
戦艦より機動力に優れ、駆逐艦に砲火力で勝る艦種。
戦艦に比べて舵も砲塔も小回りが利き、手数も多いため、駆逐艦の撃退に有効となる。
略号は“CA”および“CL”が用いられる。
史実では軽巡洋艦と重巡洋艦の2種類があったが、WoWSでは一括りにされている。
両者の区別は巡洋艦を参照。
同義語:CA/CL
照準時間【しょうじゅんじかん】
砲の旋回速度のこと。
単位が(度/秒)であることからも分かるように、値が大きいほど旋回速度が速くなり、照準にかかる時間は短くなるため、比較する際は注意が必要。
関連用語:砲旋回(速度), 偏差時間
信号旗【しんごうき】
船舶の連絡・情報伝達方法の1つである「旗旒信号(きりゅうしんごう)」に用いられる旗。
信号旗にはアルファベット26文字の文字旗、0から9までの数字旗、その他代表旗や回答旗があり、これらを組み合わせて前檣の信号桁に揚げることで信号を送る。
負けられない戦いという意味を持たせたZ旗のエピソードが有名。
本家では旗によって差別化ができるがblitzには実装されていない
使用例

V→救助が欲しい
JD→ボイラーが爆発した
WAY→貴船の愉快なる航海を祈る(最近ではUW「貴船の安全な航海を祈る」が一般的なよう?)
また、日本海軍が使用した海軍信号旗では
3P→敵主力部隊見ゆ
A4H→煤煙は敵と認む
などがある。尚海軍信号旗は軍機取扱いとされ船が沈没した際は鉛により沈下するようになっていた。
それ以外には艦を示す艦名符字があり、日本艦を指すJが頭文字に入り他3つの文字旗で艦名が示された。
JGAA→大和
JQSA→赤城

関連用語:信号旗?
深度魚雷【しんどぎょらい】
主にパンアジア駆逐艦が装備する新しい兵装。ゲーム内用語。言うなれば「深度を調定した魚雷」
他の魚雷より深いところを走るため喫水が深い大型艦にしか当たらない特性がある。
現実ではほぼ全ての魚雷は整備時・発射前に走行角度や深度を調節できたので、特に珍しいものでもないが、ゲームでは一部の日本、パンアジアの駆逐艦が持つ特徴として実装されている。
針路・進路【しんろ】
針路」は船舶・航空機のその瞬間における「進行方向」を指す語。船首・機首が向く方角。
同音の「進路」はより広くこれから通る予定の、あるいはこれまでに通ってきた「道すじ」を指す語。
水上機【すいじょうき】
脚部にフロートをつけて着水できるようにした「フロート水上機」*3と、胴体そのもので船のように水に浮かぶ「飛行艇」に大別される。
pc版解説

WoWSにおいては戦艦巡洋艦が搭載している艦載機。
射程を伸ばすが敵機は撃墜できない「弾着観測機」と、
敵機の撃墜はできるが射程は伸ばせない「水上戦闘機」の2種類が実装されている。
戦艦は観測機、巡洋艦は戦闘機のみを積んでいることが多いが、高Tierでは2種類から片方を選べるようになる。
ゲーム内では帰還後も回収しないらしく 着水ではなく後部甲板に着艦して回収しているが、規定回数までしか使えない。*4

斉射【せいしゃ】
同一目標に対し各砲同時に射撃を行うこと。
対義語:逐次射撃, 順次射撃
生存性【せいぞんせい】
HPのこと。0になると撃破扱いとなり、沈没してしまう。
各モジュールにも設定されており、こちらは0になると破壊され、使用不能となる。
同義語:抗堪性, HP, 継戦
零距離射撃【ぜろきょりしゃげき】
仰角0度での射撃のこと。殆どの場合、重力による落差を考慮しなくても良いくらいの近距離射撃を意味する。
零距離という名前のためしばしば誤用されることがあるが、目標との距離がゼロの状態での射撃は「接射」と言う。
戦艦【せんかん】
強力な主砲と強固な装甲を備える大型の艦種。略号は“BB”が用いられる。
格下の砲撃に耐え、それらを蹴散らせる力を持つため、特に巡洋艦に対して有利。
同義語:BB
潜在ダメージ【せんざいだめーじ】
「自艦艇に命中した砲弾、爆弾、または魚雷により受ける可能性があったが、跳弾や装甲厚により実際には受けなかった被ダメージ」および「自艦艇に対して発射・投下されたが、命中しなかった砲弾、爆弾、または魚雷で受ける可能性があった被ダメージ」のこと。本家ではよく使われる言葉であるが、blitzでは意味がない。
戦艦の壁としての役割を果たしているか見るのに最適なのだが…

た行

タートルバック装甲(turtle-back armor)
ドイツ艦艇で採用されていた装甲の方式。ドイツ語ではSchildkrötenpanzerらしい。*5EUのフォーラムで説明されているのでそれによると、舷側の主装甲帯を貫通した砲弾に対し、その次に接触するであろう防郭(あるいは甲板)装甲を傾斜させておくことで跳弾させバイタルパートへの侵入を防ぐ。*6爆発はケースメート内で発生するため、ダメージは最大時の33%になる。
ただしこれはドイツ戦艦だけに見られる方式というわけではなく、内部の装甲が傾斜していて同様の効果が望める艦艇は珍しくないらしい。
弾薬庫【だんやくこ】
弾薬が格納されている場所。
基本的にはそれぞれの砲塔の下、水線より下に配置される。そのため、命中させるには水中弾か大落角弾を狙う必要がある。
「VP」の図を参照。
ゲーム上では砲廓の下には置かれておらず、副砲・高角砲用の弾薬庫もない。
(例:アメリカ戦艦の側面にある、砲塔式の38口径5インチ砲の下を撃ち抜いても爆沈は狙えない。ただし重要区画には設定されている)
大口径砲に使われる薬嚢式*7では砲弾と薬嚢が別々に保管されるため、さらに「砲弾庫」と「火薬庫」に分類されるが、ゲーム上では一まとめに扱われており特に区別する必要はない。
関連用語:バイタル(パート), 爆沈?
遅滞行動【ちたいこうどう】
遅滞行動とは、優勢な敵が前進して来るに際して「抵抗しつつ後方に引く」事で敵をその場に拘束し続ける防御的な戦術である。この戦術の目的は該当する戦域における決定的な敗北をできるだけ遅らせ、時間の余裕を獲得する為にある。よって該当する戦域以外において味方が優勢を取らねば意味をなさない。

跳弾【ちょうだん】
砲弾の艦体への命中角度(撃角)が浅い場合に、貫通せずに跳ねて飛んでいくこと。または跳ねた砲弾。艦体へのダメージとはならない。
対馬沖海戦【つしまおきかいせん】
日露戦争の最大規模の海戦、日本海海戦(1905年5月27日 - 28日)のこと。
日本では日本海海戦の呼び名が一般的。
主戦場が対馬海峡であったため、日本以外では対馬沖海戦を意味する呼称が多い。
Wargaming社も類に漏れず「三笠」のゲーム内テキストには「対馬沖海戦」の言葉が使われていた。
丁字戦法【ていじせんぽう】
砲戦を有利にすすめるための彼我の態勢。
自艦を丁の字の「  ̄ 」の位置に置き、目標艦を「 | 」の位置に置くことで、我の全砲門を彼に指向でき、効率良く射撃が実施できる対勢を指す。
この態勢下では、
・彼は前部または後部の砲しか応射出来ない。
・敵砲の散布界内に収まる船体の面積が、我は最小に、彼は最大になる。*8
よって、現実では理想的な砲戦態勢*9と言える。
しかし、本作においては独特の散布界と、我の防郭(バイタルパート)を彼の砲に垂直に晒してしまう態勢となるため、むしろリスキーである。
なお、日本語においてはアルファベットのT(ティー)ではなく、漢字の丁を用いる「ていじ」が元来の表記。
英語においては“Crossing the T”などと称される。
徹甲弾【てっこうだん】
装甲を突き破るための砲弾。鋼鉄を主とした硬質な金属で構成され、内部に炸薬は無い。
ただし、艦砲に関しては内部に炸薬が仕込まれた砲弾(下記の徹甲榴弾)を指して徹甲弾と称することが多い。
関連用語:徹甲榴弾, AP(弾)
対義語:HE(弾)
徹甲榴弾【てっこうりゅうだん】
内部に炸薬が詰められた徹甲弾。
装甲の内部に突入、あるいは食い込んだ状態で起爆。弾殻を破砕して飛び散らせることにより、被害の拡大を狙った砲弾。
艦砲の徹甲弾は基本的にコレ。
当然ながら装甲の貫徹が主目的であり、大部分が鉄塊。炸薬量は榴弾よりかなり少ない。
同義語:AP(弾)
対義語:HE(弾)

同航戦【どうこうせん】
彼我の艦艇がおおむね同じ針路を保持しながら行う戦闘。同航砲戦とも。
彼我ともに時間を追って射撃修正値の蓄積量が増すため、互いに損害が拡大しやすい傾向がある。
対義語: 反航戦

な行

之字運動【のじうんどう】
その名の通り「之」字状に転舵を繰り返しつつ前進する運動のこと。
史実では不規則な運動で潜水艦が船団の横っ腹に占位することを防ぐ目的として対潜警戒に使用されたが、WoWsでも魚雷警戒運動として非常に役に立つ。
いわばジグザグに動くので、前進(進軍・進出)速力も自艦の発揮速力も当然遅くなる。ゲームでも急行が必要な場合と警戒が必要な場合とで、直進と之字運動を適時に使い分けると良いだろう。

は行

バイタルパート
破壊・停止すると兵器ならその兵器の主機能を失う最重要区画のこと。艦艇においては、機関部、弾薬庫などが該当する。そのためバイタルパートをその艦艇で最も厚い装甲(防郭)で守る。
関連用語:VP, citadel
ハカイチ
実績「破壊的一撃」の略。あるいは「破壊的一撃」を取得できるような一撃で敵艦を撃沈したことを表す。
blitzではこの勲章は実装されていない。簡単に説明すると、一回の攻撃で一定以上のヘルスを吹き飛ばし撃沈するともらえる。
バニラ(vanilla)
ゲームにMODを一切搭載していない、「素」の状態のこと。blitzではゲーム本体の開発の仕方や規約から登場は絶望的。以下本家版説明
本ゲームにもさまざまなMODが登場しているが、いずれも公式にサポートされたものではないため、アップデートの度に不具合を起こす可能性がある。
今までのバージョンでは問題がなくても次のバージョンは不具合を起こしたり、外したMODの情報が残っていてトラブルの原因となることもある。
アプデ後に不具合が発生した場合は、一度MODを全て消去し、それでも発生するかどうか確認してから相談しよう。
関連用語:MOD?
バルジ(bulge)
船体側面の膨らんだ部分で、水中防御の強化と浮力の増大を目的に付けられる場合が多い。
艤装の更新によって嵩んだ重量をバルジ増設により補うことがあるので、高齢の船は年代によってバルジの大きさが異なることがある。
関連用語:対水雷防御

反航戦【はんこうせん】
彼我の艦艇が行き会う対勢で行う戦闘。彼我の艦艇がすれ違いながら砲撃を行う。反航砲戦とも。
そのため彼我ともに最近接時に最大の損害を出す傾向がある。
対義語: 同航戦
引き撃ち・退き撃ち【ひきうち】
狙う敵艦から距離を取る向きに動きつつ砲撃すること。
追撃戦時、逃走艦と追撃艦の彼我実距離は互いに同じであるが、追撃側は発射から着弾までの間に進む距離分、より遠くを狙わなくてはならない。
近しい射程と速度を持った2隻が最大射程ギリギリで追撃戦を行う場合、追撃側のみ攻撃が届かず、距離も詰められなくなるため、逃走側が一方的に攻撃できる態勢となる。
一方、中途半端な距離で退き撃ちを試みた場合、追撃側の攻撃が最大射程相当の落角で甲板を貫通、逃走側の攻撃は甲板・舷側ともにはじかれるという例もあり得る。
プラ
分艦隊のこと。
同義語:分艦隊, Division
分艦隊【ぶんかんたい】
最大3人まで組むことが出来るチーム、パーティの事。英語では「Division」。
WoTで同様のシステムがあり、その名称から小隊、プラトーン、プラ等と呼ばれることもある。すなわちWoWsで「プラトーン」と呼ぶのは誤用である(海軍には小隊という部隊単位はない)。外人さんに「Platoon」といっても通じない。
詳細は分艦隊?を参照。
同義語:プラ(トーン), Division
防郭【ぼうかく】
装甲に守られた部分。「VP」参照。
同義語:バイタル(パート), VP
防郭装甲甲板スロープ【ぼうかくそうこうかんぱん-】
「防郭」の舷側と甲板の接する部分が切り落とされたように傾斜してる場合、そこを指すゲーム用語。wikiではタートルバック甲板とか傾斜甲板とか言われている部分。
垂直・水平どちらの防御にも対応できるとして大和型などで採用された装甲配置。
破片防御用の傾斜甲板

多くの戦艦が採用していた装甲。舷側装甲の裏側に控える傾斜した甲板で、舷側を貫いた砲弾のスプリンター(破片)がより内側の重要区画内に飛び込むことを防ぐ目的を持つ。舷側に傾斜装甲が採用されはじめた頃から徐々に姿を見せなくなっていったが、ドイツの新鋭戦艦であるビスマルクは依然この装甲配置を採用していた。
装甲が二重になるため近くなればなるほど堅牢さを発揮する一方、落角が大きくなる遠距離戦や二重にならない角度からの被弾では無意味な板にしかならないのが欠点。

防御姿勢【ぼうぎょしせい】
ダメージを受けにくいように敵艦から見てほぼ縦向きになるよう艦首や艦尾を向けている状態の事。敵への方向から+-30度未満であることが理想。
被弾被雷範囲を狭めまた船体への撃角を小さくしAP弾による貫通を受けにくくする。回避運動と併せることで受けるダメージを最小限に抑えることができる。
ただし特に遠距離からの砲撃*10や近い特に大口径の主砲*11、また榴弾(HE)*12などに対しては命中する数を減らしやすいという程度で、防御姿勢でも回避運動は重要である。
砲弾に限らず雷撃の回避にも有効だが艦首艦尾には対水雷防御が無いため被雷するとやや浸水被害を受けやすい上に艦尾へのダメージは機関部や舵も損傷しやすい。
なお船体が縦向きとなると当然兵装が一部しか使えない状態となる。そのためより多くの兵装を使うためには一時的にでも防御姿勢を解く必要がある。
星消し【ほしけし】
経験値ボーナスを順に取得していくこと。またはその行為。
表記が消化されると消えることから名付けられたゲーム用語。
ボーナス量は基本(+50%)だが、運営のキャンペーンなどでは拡充される場合がある。
関連用語:初回勝利ボーナス

盆栽【ぼんさい】
もしかして: Bullseye
放火魔【ほうかま】
別名は放火魔神。名前の通りHE(榴弾)の火災発生率が異常に高く、敵艦隊を一瞬でBBQ場にしてしまうほどの能力を持つ艦艇である。
例えば数斉射するだけで火災を複数付与したり、火災と弾幕の暴力で格上艦艇を焼却炉にしたり、集合体を燃やしまくったりと敵側からしたらうざい以外言葉が出ない。そんな能力を持つ妨害型の船である。なのでもし敵に放火魔がいた場合は真っ先にボコボコにしないといけないそうしないと無慈悲な出来事が起きなねない。また味方に放火魔がいたら全力で護り通すこと!
例 スモレンスク、アトランタ、コルペール、サンダラー、インドミダブル、スーモランド、オースティン、などと言った艦艇(一部)

ま行

間合い【まあい】
一般的な用語だと単純に自分と敵の間の距離を表す用語だが、武道的な用語だと「自分が最も効率よく敵を攻撃でき、かつ敵からは自分を攻撃しにくい位置と距離」を指す。この場合、位置関係の方が遥かに重要で、一般的に重視される距離はさほど重要ではない事に注意して欲しい。本ゲームだと弾道の悪さを利用して島陰に潜みつつ敵を撃ち続ける自艦と、島向こうに居ながら此方に全く手出しできない敵艦といった構図を思い浮かべて貰うと判りやすいだろう。
マンチキン【まんちきん】
元々は英語のmunch(むしゃむしゃ食べる)と-kin(小さい事を示す接尾語)より、餓鬼や小鬼を指す言葉であった。そこから転じて実力も無い癖に口を動かすことに長けた、もしくは自らは動かない癖に我儘なプレーヤーを指すようになった。ルールや常識等を気にしない者も多く、Wikiの荒らしや戦闘中のチャットボタン連打厨などはこれに該当するだろう。また例外としてゲームの勝利を目的としてあらゆる手段を辞さないプレイヤーに対して、半分呆れたニュアンスを込めてその様に呼ぶ場合もある。
関連用語:和マンチ
見越し射撃【みこししゃげき】
相手の未来位置への攻撃、WoWSにおいても必須のテクニック。偏差射撃とも呼ばれる。
移動している相手を射撃する際、相手の現在位置に撃ちこんでも、弾が届く頃には相手の位置が変わっているため当たらない。
命中させるためには、自身の放つ砲弾・魚雷の速力、相手の距離・針路・速力を把握し、着弾のタイミングに相手が居る場所に向けて撃つ作業が必要。
魚雷選択時ではガイド線が白く表示される仕様になっているが、主砲ではそのような補助機能はないため、計算と経験と勘によって照準を合わせることになる。
なお、主砲でガイド線を表示させるMODは規約違反であり処分対象である。
同義語:偏差射撃
迷彩【めいさい】
カモフラージュ(Camouflage)とも。敵を欺く目的で描かれた塗装による模様。
船舶では第一次大戦頃、潜水艦による通商破壊が活発になった時期から使用されはじめた。
海上には空と水面しかなく、天候や時間により周囲の色彩が大きく変わるため、陸上での迷彩のように周囲になじむという手法が使えない*13。そのため、敵から”見つからない”ことを諦め、攻撃に必要な諸元(距離・大きさ・的針・的速・艦種など)を誤認させるための模様が描かれた。
第二次大戦期でも使用された例として、一見非常に目立つ幾何学模様で構成されたダズル迷彩や、潜水艦の雷撃精度を落とすため、水線部に描いた白波で高速航行しているように見せかける迷彩などが挙げられる。
日本では

日本でも空母に大戦後半頃から緑色で構成されたダズル迷彩に近い模様を飛行甲板に塗り始め、舷側には潜水艦の潜望鏡から見られた時、船の種類・大きさが分かり難いよう商船のシルエットが描かれた。
末期になり母港から出ることすら困難になると迷彩も陸上に準じたものとなり、接岸された空母の飛行甲板に小屋を建てたり道を描くなど、空襲に備えて街と同化する偽装が施された。

ゲーム中では「外観」から使用可能な消耗品で、被発見率の低下、敵砲撃の精度低下などの効果がある。
関連用語:迷彩
主機【もとき】
船の推力装置の総称。一般的な読み方は「しゅき」だが、海軍や海自だと「もとき」と読む。
タービン機関やディーゼル機関など船によって主機関の形式が異なるが、それらを総じて称する。
大型艦の大半はタービン機関を、航続距離が求められた潜水艦や海防艦などには燃費が良いディーゼル機関が搭載された。
関連用語:主機?

や行

ユニカム(Unicums)
非常に高い戦果を継続的にあげているとされるプレイヤーを指す標語。
公式の用語ではないが、WoTや本家のプレイヤー戦績評価サイト(WoWs Today等)で使われているため、よく人口に膾炙されている。また、サイトごとに採点基準が異なるため、具体的な数値を示すものではない。
評価サイト上では虹色の7色に分けられているため、そこから「紫」とも。反対に成績の思わしくないプレイヤーを「赤」「橙」と評されることもある。
関連用語:紫
対義語:Noob

ら行

落角【らっかく】
着弾時の、弾道と水平面が成す角度。
この角度が垂直に近くなる≒甲板装甲をより貫きやすくなる。
撃角との違いは、あちらが着弾点の装甲に対する角度に対し、こちらは水平面≒海面との角度となる。*14
関連用語:撃角
榴弾【りゅうだん】
爆風と飛び散る破片により加害する砲弾。砲弾そのものの頑丈さは徹甲弾に比して劣るため、装甲を突き破る性能は低い。
あたり所と確率次第では火災が発生することもある。
同義語:HE(弾)
対義語:AP(弾)
凌波性【りょうはせい】
波を乗り越える性能。
波を乗り越える際に、より動揺が少なく安定して航行できる船、より波をかぶりにくい=艦首が水中に没しにくい船を「凌波性が高い」と評価する。
ゲーム中では波・潮流・風などが実装されていないため、性能への影響はない。
両用砲【りょうようほう】
水平射撃・対空射撃の両面で併用できる(ことを目的に開発された)砲。
代表的な両用砲としてアメリカのMk12 38口径5インチ砲が挙げられる。
この砲は戦艦・巡洋艦・空母の副砲や駆逐艦の主砲としてなど多くの艦艇に搭載され、特に対空能力において日本海軍との決定的な差を作り出す要因の1つとなった。
本ゲームにおいては、主砲・副砲が両用砲であった場合にその能力(射程・DPS)が対空性能に加味される。
ロンドン海軍軍縮会議【-かいぐんぐんしゅくかいぎ】
ワシントン海軍軍縮条約の続き。参加国は英米日。
ワシントン条約で軍縮を図ったが、あまり意味がなかったのでその続きをやることにした。
本項二つの軍縮条約に詳細。

わ行

和マンチ【わまんち】
マンチキンことマンチが口達者であったり我儘であったりといったやや迷惑系に近いプレーヤーを指す言葉であったが、この概念が日本国内に持ち込まれると日本風にアレンジされて新たな風潮を生み出すことになった。それが和マンチであり、表立ってルール破りをする事を良しとしない風土にあわせて「ゲームの勝利を目的として、ルールの範囲内においてできる限りの手段を辞さないプレイヤー」の事を指す。一例として「空母入りの格差分隊を組んで勝利数を稼ぐ行為」等はこれに該当するだろう。あまり褒められた行為では無いものの、一応ルールの範囲内かつシステムを理解した上でのプレーであり、元となった内容とはだいぶ異なる。
関連用語:マンチキン
ワシントン海軍軍縮条約【-かいぐんぐんしゅくじょうやく】
参加国は英米日仏伊
各国の主力艦(戦艦・空母など)の保有数に制限をかけ、軍縮を図った。
本項二つの軍縮条約に詳細。

英数字・記号

チャットでの注意
無意味な発言をする、同じ発言を繰り返す、などの行為はログが流れてチャットに影響が出る。
また2バイト言語である日本語は、非日本語圏では文字化けしたり「■■■■■」としか表示されず、結果として「チャット荒らし」として通報されることもある。

AA【エーエー】
Anti Air、対空砲火のこと。狭義では艦艇スキル「対空砲火」による対空防御を指すこともある。
関連用語:対空砲?, 対空防御砲火
AFK【エーエフケー】
Away From Keyboardの略。意味は"キーボードから離れる"。要するに離席して無操作状態になること。
サーバーが切断されるなどのトラブルで、動きたくても動けないことがあるため、開始から全く動かないからといって、そのプレイヤーをAFKと決め付けてはいけない。 (待機中でブラウザを一旦閉じ、再開すると解消することあり)
似たような略語にbrbがある。意味は「be right back」で「すぐ戻る(ちょっと離席する)よ」。
alpha damage【アルファダメージ】
単発火力のこと。例えばDPMが同じでも、一発のダメージが大きく装填速度が長い場合とその逆の場合がある。このとき、前者をhigh alpha damage、後者をlow alpha damageと表す。
ARP【エーアールピー/アルペ(ジオ)】
アルペジオ艦のこと。またはアルペジオ艦艇の接頭修辞。blitzではアルペジオとのコラボが行われていないので存在しない。
BANZAI!【バンザイ!】
BANZAI attack、万歳突撃。
マッチングやマップを嘆いた人が敵に突撃して散っていく時にたまに使われる。
(日本軍により行われた)万歳突撃と同じく、短期に戦力を喪失し、敵を喜ばせるだけで味方に利がない事が殆ど。単に突撃という意味もある。
まぁこのゲーム自体会敵が遅いから言うほど目立たない。
bot【ボット】
①各種ツールを利用して、無人でゲームに参加するプレイヤーの事。典型的な不正行為。
クレジットと経験値の不正取得が主な目的で、極端に弱いため、試合に悪影響を与える。
大抵のbotはベースに配置された場所から動かず、接近した敵艦船に対し、砲塔だけ回転させて攻撃を行う等、挙動に不自然な点が見られる。
ゲーム環境をクリーンに保つためにも、積極的に通報すると良い。
Co-op戦?歴史戦役、「ランダム戦で人不足の時の人数合わせ」の敵。これらは公式botだから問題ない。わりと強い。

Buff【バフ】
ゲームバランス調整等により、特定の艦船の性能が強化されること。
WoWsに限らず海外製MMO全般で使われるゲーマースラングめいた表現だが、他所ではむしろ「アイテムや魔法による一時的なステータスの底上げ」の意味で使われる事の方が多いのでWoWS外で使う時は少々注意が必要な単語。
対義語: Nerf

Bullseye【ブルズアイ】
bull's-eye -すなわち牛の目を射抜くと言う意味で、目標の中心部、あるいは中心部に命中した事を指す。
防郭への命中で流れる英語ボイス。盆栽ではない。
◎みたいな白黒縞の丸い的の、中心点の黒い部分が牛の目に似ていることに由来。
直訳に近い例を挙げると「ど真ん中!」。
他に、同様の事象を表した「正鵠を射る」、含意としては「大当たり」「会心の一撃」「その通り!」など、幅広い。
関連用語:盆栽

Camp【キャンプ】
ずっと一箇所に留まり敵が来るのを待つだけの、消極的待ち伏せのこと。
戦術的な構想に基づいた待ち伏せ*15を意味する“Ambush”と違い、否定的な意味合いが強く大抵は揶揄する意味で使われる。
「nice camp」など何らかの単語がついたり、「camper」など合成されている場合はほぼネガティブな意味の表現。
同義語:, potato, sniper
cap【キャプ/キャップ】
Captureの略。相手陣地を占領する事。
味方陣地が占領されてる時はcapという単語は使わず、BACK to BASE(陣地に戻れ)、def base(陣地を守れ)、reset(占領ポイントをリセットしろ)等と言うのがベター。ちなみに、def baseはdefend the baseの略
WoWSの制圧戦ルールでは陣地が複数あり、cap ○○ や take area ○○(○○地点を占領しろ)などの指示が飛び交うこともある
CT【シーティー】
クールタイム(Cool Time)の略。
消耗品を一度使用した後、再使用までに必要な時間のこと。
DKG法【ディーケージーほう】
主に本家wiki内で使われる照準の手法。「だいたい・こん・ぐらい」の略。
元ネタは「経験・勘・度胸」によってプロジェクトの見積りを行う考え方「KKD法」で、これを「こん・くらい・だろうな」と読んだ本家wiki雑談のコメント*16が発祥。

DPM【ディーピーエム/ダメージパーミニット】
一分あたりの与ダメージ量。Damage Per Minuteの略。

DPS【ディーピーエス/ダメージパーサルボー】
一斉射あたりの与ダメージ量。Damage Per Salvoの略。ジャンル的に本ゲームで使用することはほとんどないが、ほかに一秒あたりの与ダメージ量(Damage Per Second)の意も。

FF【エフエフ/フレンドリーファイア】
ゲーム内ではあまり使われないが"Friendly Fire"(味方への攻撃)の略。某ゲームのことではない。
関連用語:Team Killer, TK
Get Gold!【ゲット・ゴールド!】
課金である。
プレイヤースキル以外は大体これで解決できる。
ちなみに、端末や通信環境自体にGet Goldしてマシンスペックを上げることで戦績が改善されたという報告も複数あげられている。
ggと略すと下の意味になってしまうので、略すのは非推奨。
GG【ジージー/グッドゲーム】
Good Gameの略 「良いゲームだった」または、ゲーム時間が伸びてなかなか決着がつかなかった時などの「お疲れ~」の意味。
自分が活躍できなかった試合後に言われると皮肉にしか聞こえないこともあるが、きっと相手はそういう意味で言っていない……多分。
GL HF【ジーエルエイチエフ/グッドラックハブファン】
Good Luck Have Funの略。本家ゲーム開始時に良く見かける挨拶で、「ゲームを楽しもうぜ!」ぐらいの意味に捉えてよい。意訳すると「よろしくお願いします」
hydro【ハイドロ】
Hydroacousticsの略。「水中聴音」のこと。
idiot / moron / retard / stupid【イディオット / モロン / リタード / スチューピッド】
どれも「馬鹿」「アホ」「間抜け」といった意味。
強力な戦艦に乗っていながら一番敵から離れた場所に隠れていたり、敵味方の数が減ったゲーム終盤まで動かなかったりという見るからに愚かな行動をとるプレイヤーを罵倒するのに用いられる。
idk【アイディーケー/アイドンノー】
I don't know.の略。何か聞かれてもわからない時に。
IGN【アイジーエヌ/インゲームネーム】
In Game Nameの略。ゲーム内でのユーザー名(アカウント名)のこと。
KAMIKAZE【カミカゼ】
①神風特別攻撃隊から転じて、敵中に無謀に突撃する行為。
ラムアタックのように自身の犠牲と引き替えに戦果あげるような行為も指すが、どちらかと言うとBANZAIとほぼ同じ意味合いで自殺行為表す語として使われがち。
ちなみに外国人は「カマカジー」など間違った読み方をしていることも多いので KAMAKAZE や KAMIKAZI といった打ち間違いも多い。
ちなみに本ゲームの航空機はKAMIKAZEしないので安心していい。
Kamikaze
Lemming【レミング】
昔あった「レミングス」というゲームのように「集団自殺する」と誤解されているレミング(タビネズミ)の如く、明確な目標や連携がないまま多数の艦が防衛線や敵グループに突っ込み、各個撃破されていく光景や状況。
チームの大多数が同じルートを進軍した結果、火線の集中する場所で身動きがとれなくなり撃破される、
あるいはチョークポイントの手前で被弾を嫌って渋滞し、戦力として機能しない状態で各個撃破され、壊滅にいたる。
ちなみに、操作に不慣れなプレイヤーが多い低Tier戦においてはLemmingsまがいの突撃が時に局所的な数的優位を作るため、効果的な戦術のひとつとなりうる。
Tierが上がって魚雷装備の艦船や雷撃機が増えてくると、僚艦が回避行動の邪魔になったり外れた攻撃が別の艦に当たるため、容易に壊滅する。
関連用語:ラッシュ
lol【エルオーエル】
Laughing Out Loudの略で笑い転げるの意 大声で笑う≒w(笑)
相手の失態を嘲笑う場面から、味方の失態を親しみを込め使う場面まで使える。
海外勢相手に芝を大量に生やしても通じないので注意が必要。
(チャット画面オンのまま前進ボタンを押し続けたと思われる→何パニクッてんだ?落ち着けよ)
韓国語で言うところの「kkk」やタイ語の「555」(GOGOGO!ではない)もだいたい同義。
これらは本国での発音が「k→ku」、「5→ha」の音になるためである。ククク、ハハハ。
MM【エムエム/マッチメーカー】
Matchmaker(試合の組み合わせを決める人やシステム)の略。
チームバランスが偏った事を嘆くときによく使われる。

Nerf【ナーフ】
「バフ」の対義語に当たる。「デバフ」ではない。
バージョンアップに伴うバランス調整の結果、特定の艦船が弱体化修正されてしまうこと。
アップデート直後の戦場は、時に愛船をNerfされたプレイヤー達の嘆きの声で溢れかえる。
由来はフワフワのスポンジ弾を発射するアメリカのトイガン「Nerf(ナーフ)」。
かつては強かった武器(艦船)がナーフのように弱くなってしまったという意味。
元々はMMORPG「ウルティマオンライン」の英語圏プレイヤー発祥のスラングだが、今では海外製オンラインゲーム全般に広まっている。
対義語: Buff
Noob【ヌーブ】
Newbie(新兵)から派生したネット用語。
本来は初心者を意味するが、主に下手なプレイヤーを蔑んで呼ぶときに用いられる。
全般的には、その戦いにおいて迷惑者や邪魔者に対して使われると思ってもよい。
自虐的に、あるいは自分が初心者であることを示すためにI'm noob.等と自ら発する者もいる。
例:fuckin' noob 「このド下手糞が」
対義語:ユニカム
関連用語:newbie

NP【エヌピー/ノープロブレム】
「No Problem」の略語。
「問題ない」「大したことじゃない」「大丈夫」的な意味。ほかに「どういたしまして」の意も。
誤射されたり、衝突されてドットダメージを受けても相手がsryと謝ってきたらキーボードを殴ってもこう返すのが大人の対応。
もちろんお礼を言われたときにcoolに返すのにも使う。

NVM【エヌブイエム/ネバーマインド】
「Never Mind」の略語。NP の類語。
「気にするな」「心配するな」「大丈夫」的な意味。用法はNPとおなじ。

o7
敬礼の海外のAA(らしい)。WoTでよく使われる。
oは人の頭、7は手を表しており、日本でいうところの(`・ω・́)ゝ や∠(`・ω・´) にあたる。WoWSで使われないのは、陸軍式の敬礼に近い手の形となるため。
ただしo7の様に左手でやるのは、右手ではできない事情(例:右手を負傷していたり)が無い限り好ましくないとされている。
omg / omfg【オーマイゴッド】
Oh My God / Oh My Fucking Godの略。
主に想定外のことが起こった際に驚きの意味を込めて用いられる。
「なんてこった!」「信じられない……」
OP【オーピー】
Over Powered の略。強すぎる、という意味。
このゲームにおいては絶対的な意味ではなく、相対的な意味で使われる。
例:サイパンはOP(サイパンはTier7としては強すぎる)
poi【ぽい】
某ゲームに登場するキャラクターの口癖。kuma-、nanodesuなども同義語。
挨拶として使う人もいるが、無意味な単語であると考える人もいる。人によって捉え方が違うため論争になることがある。
大事なのはtpo。
push【プッシュ】
「前に押し出せ」の意味。味方に前進を促すときに使う。チャットはよ
PT【ピーティー】
公開テスト (Public Test) の略。
ram【ラム】
体当たり(ram attack:衝角突撃)。blitzでは衝突ダメージはない。以下本家版説明。
味方との衝突では小ダメージを受けるだけだが、敵との衝突では時に1万を超えるダメージ(+浸水)が発生することもある。
関連用語:衝突?
Rush 【ラッシュ】
突撃の意。主に敵防衛線への突撃に対して使われる。
距離を保ち砲戦を行うのではなく、複数の友軍艦と歩調を合わせ一気に突撃することであり数的有利の戦線で特に効果的である。
レミングとは友軍同士の歩調が合っているかどうかで区別されることが多い。
なお、英語で歩調を合わせて一斉に攻撃に出る場合は「charge」と呼ぶ(Banzai charge, Bayonet charge)。「rush」は「急襲」の意味で使う(すなわち細かくいうと誤用である)。なのでチャットで「charge」と言われたら突撃しろ/すると理解しよう。「rush」といったらニュアンスは伝わるかもしれない。
関連用語:Lemming、レミ(ングス)
SHS【エスエイチエス/スーパーヘビーシェル】
「Super Heavy Shell」(超重量弾)の略。アメリカ海軍が開発した砲弾で、従来のものより砲弾長を長くして重量を上げる(約2割*17)ことで威力・貫通力の向上を狙っている。これによりアイオワ級の場合、対垂直装甲の貫通力はアメリカ軍では大和の46cm砲と同等と考えられている*18。重くしたトレードオフとして初速が下がる*19ことで、射程が短くなり*20、滞空時間が長くなる(風など外部の影響を受ける時間も長くなる)ことで距離が遠くなるほど命中精度が下がるという欠点もあった。
SHSを採用した艦艇

戦艦(16インチ砲):ノースカロライナ級、サウスダコタ級、アイオワ級
大型巡洋艦(12インチ砲):アラスカ級
重巡洋艦(8インチ砲):ニューオーリンズ級、ウイチタ級、ボルチモア級、オレゴンシティー級、デモイン級、ミネアポリス級(就役後に換装)
軽巡洋艦(6インチ砲):ブルックリン級、セントルイス級*21、クリーブランド級、ファーゴ級、ウースター級

smoke / smoke screen【スモーク / スモークスクリーン】
主に駆逐艦が使用する煙幕。
近くの味方にsosやラジオチャットで求められていると感じたら煙幕を張ってあげよう。
同義語:煙幕
spot【スポット】
敵艦を(その被発見距離内に近づいて)視認状態にすること。視認することで味方全体にその敵艦の位置を知らせることができる。ほかの艦種に比べ被発見距離の短い駆逐艦、安全な位置から圧倒的速度で観測できる空母の大事な仕事の1つ。

sry【ソーリー】
謝罪を表すSorryの略。
味方に迷惑をかけてしまった場合は素直に試合後ごめんなさいをしよう。
相手に「sry」と言われたら、np(問題ないよ) または nvm(気にするな) と答えましょう。そんなこと微塵も思ってなくてもね。
Stuck【スタック】
地形などに嵌って動けなくなること。
stackは別の意味の単語なので注意。stack=積み重ねる。
チームメイトに「おい、動けよ」と言われても動けないんだから仕方ない。
Im stuck と言っておこう。
TAP
The Armored Patrolの略。World of ~やWarThunderのニュースやリーク情報を発信しているブログ。
TB【ティービー】
Torpedo Bomber
雷撃機のこと。詳細は艦載機?にて。
急降下爆撃機を意味するDB(Dive Bomber)も当然あるが脅威度の差からかゲーム内で見かける頻度は多くない。
wotではチームバトルを指すこともある。
同義語:雷撃機
thanx / thx / tnks / tnx / ty / danke / merci / grazie / gracias / obrigado
「ありがとう」という意味。WoWsでは様々な「ありがとう」の意味の言葉が使われる。
Tier【ティア】
艦の強さの階級の事。Tier1~10まで存在する。
高いほど収入や性能は上がるが、修理費などもかさむ。
ゲームのマッチングはこのTierが近い人たちによって構成される。
また、Tierによって出てくるマップも変わってくる。
TearやTeirやTiarやTire等と間違えやすいので気をつけよう。
 
低Tier、中Tier、高Tierと言われることがあるが、これの範囲はWiki内で記載されている場合は大体以下の範囲である。数値が明記されていない曖昧な表現であり、当然編集する人によって以下の基準と異なる事があるので、これが絶対とは言わない。参考程度に留めていただければ幸いである。
Tier12345678910

torpedo / torp【トーピード / トープ】
英語で魚雷という意味。チャットでは省略・複数形であるtorpsの形で見かけることが多い。
TRB【ティーアールビー】
消耗品「魚雷装填ブースター(Torpedo Reload Booster)」の略。
U 2【ユートゥー】
you tooの略。本来はGL HFに対する応答で使う。チャットはよ。
意味は「あなたも!」とか「オマエモナー」とか。
UG【アップグレード】
アップグレードの略。アプグレとも。
Unicum(s)【ユニカム】
ユニカムを参照。

VP【ブイピー/バイタルパート】
防郭、重要防御区画とも言う。弾薬庫や機関などを含んだ、その艦の最も厚い装甲で守られた最重要の区画。ここを貫通できると、砲弾スペックの最大ダメージを与えられる。
ここwikiでVPと言うと「重要区画」か「装甲区画or帯」の2つの意味で使われる場合が多い。
まず重要区画。これは火薬庫・弾薬庫、缶室・機械室など艦船の運用に重要な区画の総称である。
ゲームではここに当てれば大ダメージを与えられるとされているが、後述する装甲によって守られているため、当たった上で貫徹させることが前提の話である。
尚、ゲームでは弾薬庫・機関・舵取り機室(か舵そのもの?)の損傷がそれぞれ誘爆・主機損傷・操舵装置損傷を発生させる。
また、バーベットにも損傷判定がある(らしく?)ここに命中すると主砲搭の故障とは別に装填が一時的に不可能となる(要検証)。
次に装甲区画。これは上記の重要区画に沿うよう張られた装甲帯で、多くの場合一番前の主砲から機関を挟み一番後ろの主砲までを隙間なく包んでいる(途切れや穴はほとんど無い)。
水平装甲も蓋をするように配置されている。重要区画とそれを覆う装甲、殆ど一対に存在しているためしばしば混同されることもある。
極端な話、「重要防御区画はどこですか?」と聞くと「前部主砲から後部主砲までじゃんjk」と返されることになるので、より詳しい区画配置を聞きたい場合は「弾薬庫はどこですか?機関室はどこですか?」と聞くのが好ましいと言える。

wall hugger【ウォールハガー】
直訳すると「壁に抱きついてる奴」
マップ外周の青線(通称・壁)に貼りついてる人
同義語:壁ズリ・壁スリ
WG【ウォーゲーミング】
Wargaming社。運営。
WGナス【ワグナス】
Wargaming社に対する渾名。
特に北アメリカ支社はWGNAスと呼ばれる事もある。
由来は掲示板で人気の古代人の英雄。
WGOA【ウォーゲーミングオンエアー】
ウォーゲーミングジャパンが各公式動画チャンネルで配信している情報番組「Wargaming On Air」の略。Twitch、ニコニコ生放送では生配信、YouTubeでは後日アーカイブとして公開。YouTubeでの再生リスト
WTF【ワットザファック】
①What the Fuckの略。「何じゃこりゃ?」みたいな意味。
例:wtf! Causes Balance. 訳:どうしてこうなったr(^ω^)ノ
②「何様のつもりだ?」と意味することもある。
意図的な妨害や攻撃にWft?と来た場合この場合が多い。かなり怒っているようにとられるので大抵の人は大人しくなる。それでも止まなかったら?笑顔で通報してあげよう
顔文字 :)、:/、:(
それぞれ笑顔、しかめ面、怒り顔を意味する顔文字。
海外では日本と違い横向きの顔文字が使われている。

その他の軍事用語解説

艦種略号 - Hull classification symbol

ゲームに出る艦種とその略号は次の4種。

略号フルスペル日本語
DDDestroyer駆逐艦
CL
CA
Cruiser巡洋艦※
BBBattleship戦艦
CVAircraft Carrier*22空母

※現状の巡洋艦は軽重が同じ枠で扱われているため、最適な略号は無い。
 おおざっぱに、低TierではCL・高TierではCAとしておけば大体あってる。

 

アメリカ合衆国海軍で運用されている(運用されていた)略号に基づく。
アルファベット大文字2文字での表記が基本となる。
(主に名称の頭文字に由来。1単語で表されるものは頭文字を2つ重ねて2文字に揃える)
 
主立った艦種として

略号フルスペル日本語
BBBattleship戦艦
CVAircraft Carrier*23航空母艦
CAHeavy Cruiser*24重巡洋艦
CLLight Cruiser軽巡洋艦
DDDestroyer駆逐艦
SSSubmarine潜水艦
 

また、参戦したマイナーな艦種として以下の例が挙げられる。
(少数しかない・WW2期には時代遅れとなりつつあったもの)

略号フルスペル日本語
AVSeaplane Tender水上機母艦
CC*25
BC*26
Battlecruiser巡洋戦艦
CB*27Large Cruiser大型巡洋艦

この他、米海軍による正式な略号は付与されていないが、
大日本帝国海軍の伊勢型・最上型(ともに最終改装型)のように「航空戦艦」「航空巡洋艦」と呼ばれる艦、
艦上機を運用する飛行甲板+巡洋艦級の砲を詰め込んだCF(Flying Deck Cruiser;計画のみ)もあった。

 

補足として、上記の略号に接尾略号を付け加えて、より細かく分類する場合もある。

略号フルスペル日本語
CVLLight Carrier軽空母
CVEEscort Carrier護衛空母
DEDestroyer Escort護衛駆逐艦
DLDestroyer Leader嚮導駆逐艦
 

艦種略号を扱う中で、航空母艦を示す“CV”の由来がたびたび話題となる。

本国(?)となる英語版のWikipediaを参照すると、Cは“Cruiser”に由来し、

Vは“to fly”(飛ぶための)を意味するフランス語の“Voler”に由来するとされている。

(当初、任務の性質が巡洋艦の延長上にあると考えられていたため)

他にも元となったとされる言葉があるが確たる史料はないようである。

とは言え、1935年に用いられ始めてから既に80年ほどが経っており、

今更気にしても仕方ないと思う程度がいいだろう。

単位

日常には馴染みの少ない航海、旧軍、あるいはヤード・ポンド法由来の単位を中心に概説する。

記号フルスペル日本語主な用途・意味など
換算
in
*28
inchインチ砲・銃・魚雷の口径を表す際に使用
1[inch]=2.54[cm]
cmcentimeterセンチ
サンチ(糎)*29
砲・銃・魚雷の口径を表す際に使用
1[cm]=0.01[m]
nmnautical mile海里
海マイル
海上・海中・空中での距離*30
1[nm]=1.852[km]
ktknotノット
艦船・航空機などの速さ
1[knot]=1[nm/h]=1.852[km/h]*31
shpshaft horsepower軸馬力機関出力を表す際に使用*32
複数の定義が存在
ft
*33
feet
foot
フィート
フート
航空機の高度
1[ft]=0.3048[m]=30.48[cm]
ydyardヤード砲・魚雷・銃の射程
1[yd]=3[ft]=0.9144[m]
mi
ml
mile(陸)マイル陸上での距離
1[mile]=1760[yd]=1609.344[m]
lb*34poundポンド
パウンド
砲弾・爆弾などの重さ
1[lb]=453.592[g]

搭載される兵装の数え方については2項目先に後述する。

 

口径:砲身の長さ・砲口の直径について

砲の規模を表す用語として「口径」がある。
この単語には複数の意味があり、使う場所により表す内容が異なるため注意を要する。

砲口径
字義通りの意味。砲口の直径を表す。
この使い方をする場合「口径□□[長さ単位]」、あるいは「口径」と付けずに表記とすると誤解が少ない。
File not found: "Calibre_as_BarrelBore.jpg" at page "用語集"[添付]〈砲口の直径〉
例1口径46cmの砲
例246cm砲
 
砲身の長さ
口径長の略。砲身の長さが砲口径の何倍であるかを表す。
「砲」に関連し、単位のない数字+「口径」と表記する際は基本的にこちらの用法。*35
これにより、大まかな砲の性能をつかむことができる。*36
また、砲口径の数値を付け加えて「○○口径▲▲[長さ単位]」と表記することで
「▲▲[長さ単位]の○○倍の砲身長を持つ砲」という意味となり、
砲の具体的な大きさと性能をひとまとめに示すことができる。

〈例〉45口径砲:砲口径45個分の長さを持つ砲身
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例1六五口径九八式一〇糎高角砲
砲身長10[cm]×65=650[cm]
砲口径10[cm]
備考九八式…採用年次が皇紀2598年(1938年・昭和13年)
高角砲…大日本帝国海軍における対航空機射撃を主眼とした砲の呼称
例25"/38 caliber Mark28
砲身長5[inch]×38=190[inch]=482.6[cm]
砲口径5[inch]=12.7[cm]
備考Mark28…型式番号
 

基・連装・門:搭載される兵装の数え方について

軍艦に搭載される兵装や設備の数え方について概説する。
(単位「記号」とは言いづらく、組み合わせ例が必要となるため独立項目としています)

砲塔や魚雷発射管、ボイラーやレーダーなど、据え付けて運用する設備の数を表す際に用いる。
(「ユニット」に近いイメージととらえるのがいいかもしれない)
連装1基の砲塔などに、砲身などをいくつ並べているかを表す際に用いる。
2つ以上が並ぶ際は「○連装」(○は数字)となるが、一つだけの場合は単装と表現する。
また、二つの場合は「2」が省略されて「連装」のみの表記となる例が多い。
砲塔などの数にかかわらず、砲身や発射管が「合計いくつか」を表す際に用いる。
本来は大砲の数を表すために用いるが、魚雷発射管などにも用いられる。
 
具体的な数え方
上記を組み合わせる際には、(性能)→「連装」→「基」→「門」の順に表記される例が多い。*37
何を、○本セットで、△基設置されている。つまり全部で◎本積まれている。…という流れ。
例1高雄型重巡洋艦
主砲50口径20.3cm連装砲5基10門
砲身長50口径の20.3cm砲を、2本セットで搭載した砲塔が、5基設置されている。
 ⇒艦全体では合計で10門の20.3cm砲が積まれている。
魚雷左右の舷側にそれぞれ、61cm4連装魚雷発射管2基8門
直径61cmの魚雷を撃つ発射管を、4本セットで搭載した発射機が、艦の左右に2基ずつ設置されている。
 ⇒艦の左右にそれぞれ8門ずつ向けられる。
 ⇒艦全体では合計で16門の61cm魚雷が積まれている。
例2フレッチャー級駆逐艦
主砲38口径5inch単装砲5基5門
砲身長38口径の5inch砲を、1本だけ搭載した砲塔が、5基設置されている。 
 ⇒艦全体では合計で5門の5inch砲が積まれている。
例3大和型戦艦(最終改装)
主砲45口径46cm三連装砲3基9門
砲身長45口径の46cm砲を、3本セットで搭載した砲塔が、3基設置されている。
 ⇒艦全体では合計で9門の46cm砲が積まれている。
副砲60口径15.5cm三連装砲2基6門
砲身長60口径の15.5cm砲を、3本セットで搭載した砲塔が、2基設置されている。
 ⇒艦全体では合計で6門の15.5cm砲が積まれている。
40口径12.7cm連装高角砲12基24門
砲身長40口径の12.7cm砲を、2本セットで搭載した砲塔が、12基設置されている。
 ⇒艦全体では合計で24門の12.7cm砲が積まれている。(=片舷あたり12門)
 

各国の海軍略号および艦船接頭辞

参戦する(だろう)各国の海軍を示す略号、および艦艇の所属を示す接頭辞を概説する。*38

略号意味フルスペル主な用途用例
USSアメリカ海軍の艦艇United States Ship艦船接頭辞USS South Dakota
USNアメリカ海軍United States Navy海軍の略称*39
IJN大日本帝国海軍Imperial Japanese Navy海軍の略称
艦船接頭辞*40
IJN Battleship Nagato
HIJMS大日本帝国海軍の艦艇His Imperial Japanese
Majesty's Ship
艦船接頭辞*41HIJMS Akagi
RNイギリス海軍Royal Navy海軍の略称*42
HMSイギリス海軍の艦艇His/Her Majesty's Ship艦船接頭辞*43HMS Dreadnought
SMSドイツ帝国海軍の艦艇Seiner Majestät Schiff*44艦船接頭辞*45SMS Nassau
KM
(DKM)
ドイツ国防軍海軍(Deutsche) Kriegsmarine海軍の略称*46
HIRMSロシア帝国海軍の艦艇His Imperial Russian Majesty's Ship艦船接頭辞*47HIRMS Poltava
VMFソ連海軍Voyenno-Morskoy Flot海軍の略称*48
ORPポーランド共和国艦艇Okręt Rzeczypospolitej Polskiej艦船接頭辞*49ORP Błyskawica
 

巡洋艦

時代ごとに意味・定義が大きく変わるため、ここではゲームの舞台となる(はずの)第二次世界大戦期における分類を概説する。
当時の分類は「ロンドン海軍軍縮条約」(1930年10月2日に批准)における制限に基づく。
これ以前の時代、あるいは現代においては別の基準があることに留意されたい。*50
内容は以下の通り。(区別の基準となる要素のみ抜粋)

巡洋艦基準排水量10,000トン以下
下限排水量1,850トンを超過
重巡洋艦主砲は6.1インチを超過、8インチ以下
軽巡洋艦主砲は5インチを超過、6.1インチ以下
(参考)
駆逐艦
主砲は5インチ以下
基準排水量は600トンを超過、1,850トン以下
 

上記のように、当時の重巡・軽巡は搭載する砲の口径によってのみ区別されていたため、
日本の最上型のような大型艦*51も軽巡洋艦と分類された。
※よって、基準排水量1,851トン、主砲口径16cm〔6.3in〕の艦があったとしたら、実用性はともかくとして重巡と分類されることとなる。

型?級?どっちがホント?

軍内で使われていた表記と、翻訳の過程で慣例的な用法が混ざった「型」と「級」。
語の定義上は別物なのですが、国内外で訳がしっちゃかめっちゃかになっており、最早統一なんぞできなくなっています。

まず、日本語(の公式文書)で、同じ設計の艦船(姉妹艦)を指す場合には「型」が用いられる。(陽炎型 など)
次に、大きさとか強さの「これぐらい・相当・階級」を指す場合に「級」が用いられる。(超弩級・○トン級・〔ボクシングなどの〕ライトフライ級 など)

また、艦に搭載する兵装には「式」を用い、採用年次に基づく型番が与えられる。(三年式・零式 など)
さらに、兵装のアップグレードに伴う枝番として「号」、そして「型」が再登場する。(50口径三年式2号20cmE3型連装砲・零式艦上戦闘機二一型 など)

問題はここから。
  • 前述の「型」に相当する語として、英語圏では“class”が用いられる。…んだけど、“class”は慣例的に「級」と訳される傾向にある。(学級 など)
  • さらに、慣例的に「型」と訳される傾向にある“type”が別に有る。(変数の型 / USB Type-A など)
  • そしてその“type”は、日本で年式を表す「式」に相当する語として用いられる。(三年式→3rd Year Type / 零式→Type 0 など)*52
  • 欧州でも年式管理が多く有るが、そちらは“model”を付けて表記。…ならいいのに、年号をそのまま書くだけの場合もある。(Model 1908 / 100 mm/47 OTO 1937 guns など)
  • ところが、英語圏では兵装を年式ではなく通し番号で管理する傾向にあるため、兵装の型番には主に“mark.”が用いられる。(Mk.28 など)
  • おまけに何故か、ドイツでは武装種別+番号*53、あるいは型番単独表記となる。(SK C/34*54 / FlaK 28*55 / G7a*56
  • 兵装の枝番については、「号」は“No.”、「型」は“mod.”がそれぞれ対応する。(50口径三年式2号20cmE3型連装砲→20 cm/50 3rd Year Type No.2 mod.E3)
  • ちなみに、“mod.”は“modified”の略。…と思いきや、“model”の略が混ざってたりする。

上記から、語の用法に忠実に使い分けるなら
・特にこの艦を指すと言う場合に「型」。(この作戦には○○型の△△が参加した など)
・おおざっぱに述べる際に「級」。(ワシントン海軍軍縮条約により、長門級の戦艦を米は3隻、日英は2隻ずつ有するようになった など)
となるだろう。
しかしながら、「日本の艦は『型』・海外の艦は“class”をそのまま訳して『級』」といった組み合わせもよくされており、耳なじみの良さで選んでも事実上問題はない。

 

その他の船体・船型・兵装に関する用語

画像

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1艦首部かんしゅぶ
2中央部ちゅうおうぶ機関部、弾薬庫など船にとって重要な部分で、ここを貫通されると大打撃を受ける。
3艦尾部かんびぶ
4左舷さげん艦尾から艦首方向へ向かって船体の左側
5右舷うげん艦尾から艦首方向へ向かって船体の右側
6甲板かんぱん艦船の水平構造部材。上部構造物も含むため、おおざっぱには床板と捉えればよい。特に、艦体の一番上にある水密構造の蓋に該当する部分は「上甲板」、航空機運用のために設けられた甲板は「飛行甲板」と称される
7舷側げんそく艦体の側面
8艦底かんてい喫水線より下の部分
乾舷【かんげん】
水面より上に出ている舷側の部分。
駆逐艦の場合、魚雷が着水時の衝撃で壊れないよう波を切る艦首楼から後ろの乾舷が低くされていることが多い。
甲板【かんぱん】
艦船の水平構造部材。上部構造物も含むため、おおざっぱには床板と捉えればよい。
色々な「甲板」

「最上甲板」船体のさらに上にある甲板(艦首・艦尾・船橋楼甲板 高角砲甲板 シェルター甲板などとも)。
「飛行甲板」航空機運用のために設けられた甲板。
「上甲板」艦体の一番上にある水密構造の蓋に該当する甲板。
「中甲板」上甲板の下に位置する甲板。
「下甲板」中甲板の下の甲板。水平装甲は中・下甲板に施される場合が多い。
「船倉甲板」下甲板さらに下、喫水下の甲板。
「二重底」船の一番下の甲板の底にある床下収納的なもの。

(別の読み【こう-はん】に関しては、NHK放送文化研究所『「甲板」「甲板員」の読み方は?』に詳しい)
喫水【きっすい】
水面から船体の一番下までの距離。水面下に沈んでいる深さ。
水面と船体が接するラインが喫水線であり、このラインより下の船体は船底とも呼ばれる。
舷側【げんそく】
船体の側面。
炸薬【さくやく】
砲弾・爆弾などに詰めた爆薬*57
これの爆発により加害をもくろむ。
三式弾【さんしきだん】
大日本帝国海軍が開発した対空砲弾。
爆破した砲弾の破片をぶつけるだけの従来砲弾に対し、焼夷弾子を加えるなどして効果的な迎撃を企図した。
ソロモン沖海戦?では対地砲撃にも使用され、ヘンダーソン飛行場を一時使用不能にした。
(ただし重機によってすぐに修復されている)
WoWSの砲弾は榴弾と徹甲弾の2種類であり、三式弾は現在実装されていない。
αテストの頃から戦艦の対空兵器に欲しいといわれていたが、結局は装填速度の遅い戦艦の主砲*58を使って艦載機を落とすのは割に合わないという結論に達した。
酸素魚雷【さんそぎょらい】
大日本帝国海軍が実用化した魚雷。
魚雷のエンジンの酸化剤に圧縮空気ではなく純酸素を使用する。「空気」に比べて酸化剤の搭載容積を単純計算で1/5強にまで削減できるため、より多くの燃料・酸素・炸薬等を詰め込むことができる。
結果として、従来の空気式魚雷に比べて長射程・高速・高威力を達成した。
更に、排気の7割を占めた非水溶性の窒素が無くなり、ほぼ全てが水溶性の二酸化炭素となるため気泡が大幅に減少し、航跡が見えづらく敵艦に接近するまで気づかれにくい利点もあったが、ゲーム中の性能には反映されていない。
なお、本ゲームに登場する艦艇で酸素魚雷(610mm Type93、610mm Type F3)を搭載しているのはTier8以上の駆逐艦とTier9以上の巡洋艦のみである。
この技術はドイツへも供与されたが、整備性の悪さやUボートの活動は通商破壊が主目的であった(酸素にする恩恵をあまり受けない)ことなどから採用されなかった。
自動装填装置【じどうそうてんそうち】
その名の通り砲弾を自動で装填する装置。仰俯角に制限無く装填できるため、高い発射速度を誇る。
ゲーム中では唯一の戦後竣工艦であるデモイン級と、実装待ちのウースター級が搭載している。
その他の装填機構

人力装填=砲弾を揚弾装置により弾薬庫から運搬、装填架に置いた後人力で砲身に装填。小口径砲などを中心に見られる機構。竣工時の古鷹型などもこの方式。
機力装填=砲弾を装填機などを使い半自動的に機力で砲身に装填。装填には仰俯角を戻す必要がある。中口径から大口径に見られる機構。

集中防御方式【しゅうちゅうぼうぎょほうしき】
大口径砲の砲撃に耐えうる防御力と、排水量の抑制を両立すべく考案された防御方式。
砲塔・弾薬庫・機関・司令部など艦の運用に欠かせない要素をコンパクトに集約。その区画を主要防御区画(VP:ヴァイタルパート)として重装甲を施し、居住区画など重要度の低い区画はある程度の妥協をするもの。
大和型やサウスダコタ級がそれで、構造物が船体中央部にまとまっているのが特徴である。
また、この方式に対し、旧来の艦全体に重装甲を施す方式を「完全防御」と称するようになった。
水雷【すいらい】
水中で爆発する兵器の総称。
魚雷の他、爆雷・機雷などが該当する。
装薬【そうやく】
砲弾の推進力を得るための火薬*59
バーベット(barbette)
稀に「バーベルト」とも。
砲塔は甲板上に置かれたように見える箱の下に、艦底の弾薬庫まで貫通する円筒状の装甲部が埋まっている。
この円筒状の装甲部がバーベットと呼ばれるもので、内部にある動力装置や旋回盤(ローラーパス)、揚弾薬筒などの重要かつ危険な構造を防護している。
砲廓【ほうかく】
ケースメイトとも。甲板上に直接据え付けられた砲の操作部(=砲室)を隔壁で囲み、近傍に着弾した際に爆風の直撃を受けないようにしたもの。
古い世代の大型艦の副砲・駆逐艦および巡洋艦の主砲として用いられた。
(WoWSでは日本なら球磨型・睦月型までの主砲、天城型までの副砲などがこの形式)
構造が簡素で軽く、人力で操作できるという利点はあるが、隔壁に大した防御力はないため砲弾の直撃には無力。
砲室のためだけに重装甲を施すと重量効率が悪いため、防御力向上の要求に伴い砲塔に取って代わられた。
砲塔【ほうとう】
甲板上に露出した砲室部分から揚弾機構を経て艦底部の弾薬庫まで届く、装甲で覆われた回転機構を備える一体の構造。
砲郭の砲と違い、船体に設けられた回転する台座に乗っているだけのため、真上に引っ張れば引き抜ける。
痩せ馬【やせうま】
造船用語。溶接工法に見られる歪みが肋骨の浮き出た痩せ馬のように見えることからこのように例えられる。
WoWsの一部艦艇の外板が奇妙に波打ってるのはこの歪みを表現してのものである。

海軍の休日:二つの軍縮条約

ワシントン海軍軍縮条約【-かいぐんぐんしゅくじょうやく】
1921年11月11日から1922年2月6までに行われた「ワシントン会議」の内、海軍に関する取り決めの部分。
WoWSに参加する多くの艦(主に日本)も影響を受けることとなった。
米・英・日・仏・伊の戦艦空母(主力艦)の保有比率、搭載できる砲口径の制限などが取り決められた。
保有比率は 米:英:日:仏:伊=5:5:3:1.75:1.75 とされ、戦艦の砲の口径は16inch=約40.6㎝までとされた。
その後、ロンドン海軍軍縮条約(1930年)、第二次ロンドン海軍軍縮条約条約(1936年)により修正・拡張が図られたが、その効果は次第に低下してゆく。
日本は1934年に条約破棄を通告し、1936年に失効*60、会議より脱退する。
1938年には英米も新しい条項*61を発動し、海軍軍縮条約は完全に効果を失うことになる。
ちなみに、砲口径16[inch]=約40.6[cm]*62を超える口径の砲を搭載している艦がWoWSにはいくつか登場しているが、2016年7月現在はそのすべてが日本の戦艦である。(正41cm砲を搭載する長門型天城型出雲、および正46cm砲を搭載する大和型
これらの内、天城型は本条約より建造中止となった*63長門型の1番艦長門は条約締結前に完成していたため問題なし。2番艦陸奥も保有が承認された。出雲は結局建造されず、大和型は条約失効後の建造であるため、やはり本条約には抵触していない。

ロンドン海軍軍縮会議【-かいぐんぐんしゅくかいぎ】
1930年に開催されたワシントン海軍軍縮条約の続き。ロンドン海軍軍縮条約ともいう。
1922年に締結されたワシントン条約では、各国の主力艦(戦艦・空母)の保有数および合計排水量に対して制限が設けられたが、補助艦艇(巡洋艦とか駆逐艦とか)には制限が無かった。
このため各国とも巡洋艦をバカスカ作るようになりちっとも軍縮にならなかったので、今度はそこに制限を設けることになった。
この条約で重巡洋艦と軽巡洋艦が定義されることになった。詳しくは本項巡洋艦を参照されたし。
保有比率は
重巡 米:英:日=10: 8: 6
軽巡 米:英:日=10:13: 7
駆逐 米:英:日=10:10: 7
潜水 米:英:日= 1: 1: 1
と、言うところで決着が付いた。
ちなみにイタリアとフランスも参加したが、こちらは決着が付かず決裂している。このためワシントンのときと違い、この2国には保有比率の制限が無い。
ついでに一部戦艦の廃艦が決まった。「比叡」(日)、「ワイオミング」(米)、「アイアン・デューク」(英)も廃艦の対象だったが、この3隻は練習戦艦ということでスクラップを免れた。
 
1935年には第二次ロンドン海軍軍縮会議が開かれ、日本も参加したが決裂。脱退している。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 「エンブ」の項目でエンジンブーストから何故か消耗品のページに飛べるようになっていたので艦艇スキルのページへ飛べるように編集 -- 2020-05-22 (金) 18:25:28

情報提供欄

  • 火災と浸水のダメージ誰か知らない? -- 2020-03-17 (火) 23:05:52
    • スリップダメージ -- 2020-03-18 (水) 00:51:35
      • いやそれは知ってるけど、放置してたらどのくらい削られるかって話 -- 2020-03-18 (水) 02:15:06
      • 空母は火災一か所あたりHPの0.8%/2秒のダメージが入るが、他の艦種は0.6%/2秒、浸水は知らん -- 2020-03-18 (水) 09:32:14
      • そうなんだ、ありがとう -- 2020-03-18 (水) 10:31:44
    • 浸水なんだけど、hp51448のティルに12122入ったから23.56%以上は削れるのかな、と -- 2020-03-18 (水) 10:35:15
  • 徒党ってなんぞ? -- 2022-05-31 (火) 20:40:10
    • 何やらよからぬ事をたくらんで寄り集まった仲間・集団。(辞書より) 察するんだ() -- ggr**? 2022-05-31 (火) 20:47:51
    • アザっす -- 2022-05-31 (火) 20:53:24
  • 【介護する】または【介護お願い】というチーム組む際に慣れて無いプレイヤーをチャットで呼ぶ別称。※例『初めて●●艦乗るんだけど介護宜しく』 基本的に介護される側はチーム組んだ先輩プレイヤーにお礼を言うと場の空気が和む。 -- 2024-03-25 (月) 08:24:07

*1 史実の開発順は、〜特型〔I型=吹雪型・III型=暁型を含む〕まで搭載せず →初春型→白露型→(朝潮型)→陽炎型→夕雲型→秋月型 まで / 島風以降は搭載せず
*2 "程"が距離・隔たりの意味を含む
*3 俗に下駄履きとも称する。単に「水上機」とのみ称した場合は「フロート水上機」を指す場合が多い
*4 現実には近傍の海面に着水させ、艦上に設置されたクレーンで引き上げ・回収する
*5 検索してみればわかるが、信頼できうる情報源がびっくりするくらい無く、キモオタオヤジの2(5)ちゃんねるまとめかWoWs関連の掲示板がほとんどを占める
*6 主装甲帯を貫通するような砲弾は撃角が大きい(落角が小さい)ため、防郭装甲への撃角が強制跳弾となる30°未満になりやすい
*7 分離装薬式とも
*8 現実の散布界は、照準点と砲を結ぶ線を長軸とする楕円に近似した形となる。そのため、横向きの目標は散布界の被覆範囲内から前後がはみ出し、縦向きの目標は散布界の被覆範囲内に全体が捉えられる
*9 そもそもの命中率が低く、当たってしまえば何らかのダメージとなる。そのため、多少の跳弾確率上昇よりも命中率の上昇を期する方がより戦果を期待できる
*10 山なりに飛んできた上空からの砲弾は艦自体の向きに関わらず甲板などへ突き刺さる形になり、上に向いた面の装甲が薄ければそのままVPへ到達することもある
*11 砲弾の大きさに対し装甲が極端に薄いと角度をつけても強制的に貫通するため、角度によっては艦首に受けた砲弾がそのままVPへ到達することもある
*12 HE弾は衝突角度に関係なく装甲の厚みだけで貫通判定を行う
*13 空の空気・海の水ともそのものはほぼ無色透明であり、特定の色の光を反射する物体とは発色の過程が異なる
*14 例:落角70°の砲弾は、垂直な装甲に対し撃角20°で当たる
*15 戦艦の進路に先回りし、岩陰で雷撃のタイミングを図る駆逐艦など
*16 雑談/コメント80? 2016-11-24 (木) 01:12:53
*17 16インチ砲弾の場合1,016kg→1,225kg
*18 距離18.3kmにおいて大和が494mm(米軍の計算推定値)に対しアイオワは509mm
*19 戦艦ノースカロライナの初速701m/sは三笠のそれを下回る
*20 ノースカロライナの16インチ45口径が33,741m、長門の41cm45口径が38,430m
*21 CL-49。本ゲームに登場するSt. Louisとは別
*22 Vの由来は下記参照
*23 Vの由来は下記参照
*24 CAはArmored Cruiser(装甲巡洋艦)に由来する
*25 完成艦の保有実績がないため、実際に巡洋戦艦の略号としてCCが付与された艦は存在しない。1961年以降は Command Cruiser の略号とされる
*26 BCは王立海軍における略号
*27 CLはすでに軽巡洋艦の略号と定められていたため、BigのBで代用
*28 ″はダブルプライム
*29 旧海軍ではcentiを仏語読みでサンチと称した
*30 元々の定義は地球上の緯度1分に相当する長さ
*31 テンキーの中央縦1列を見れば覚えやすい
*32 詳細は割愛 工学関連の資料を当たられたし
*33 ′はプライム
*34 lbは天秤を意味するlibraに由来
*35 一般的には薬室を含む砲身のみの長さを指す。ただし、閉鎖機後端までを含む用例もあるため注意を要する
*36 短砲身:低初速・軽い・安価・砲身の命数が長め 〜 長砲身:高初速・重い・高価・砲身の命数が短め(さらに、長すぎると砲身が自重でしなることも)
*37 ゲーム内の表記では「基数→単装/連装数」だが、ここでは日本語文献で一般的な「単装/連装数→基数」で表記する
*38 項目が長くなりすぎるため、表中ではアメリカ合衆国を「アメリカ」、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国を「イギリス」、ドイツ国を「ドイツ」、ソビエト社会主義共和国連邦を「ソ連」と記載する
*39 U.S.Navy の表記がより一般的
*40 そのまま接頭辞とされる例もあるが、IJNだけでは「大日本帝国海軍」の意味しかないため、艦の名称を述べる際には右記のように艦種を示すフレーズが入る用例の方が多い(IJN 2nd Fleet 等の使い方もする)
*41 直訳では「大日本帝国 天皇陛下の軍艦」。ただし、大日本帝国海軍が定めた接頭辞ではない。海外の著述者により、他国の接頭辞(HMSやUSS)との一貫性を持たせるためにつくられたものである
*42 直訳では「王立海軍」。慣例的に、特定の国を指定せず「王立海軍」「Royal Navy」等と記述した場合は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の海軍を指すものと扱われる
*43 直訳では「陛下の軍艦」。上段RNの注に同じ
*44 英語: His Majesty's Ship
*45 用法はイギリスと同様
*46 直訳では「戦闘海軍」。「Kriegsmarine」の呼称はナチスドイツ時代のドイツ国防軍海軍以外にも使われているので、特に「ナチスドイツの」Kriegsmarineとするために「Deutsche」が付される場合がある。艦船接頭辞のように使用されることがあるが、ナチスドイツも艦船接頭辞を定めていない
*47 直訳では「ロシア帝国 皇帝陛下の軍艦」。ただしロシア帝国海軍の自称ではない。海外の著述者により、他国の接頭辞(HMSやUSS)との一貫性を持たせるための創作
*48 ВМФ(Военно-Морской Флот / Военно:軍 Морской:海の〜 Флот:艦隊)。正確には、(陸軍である)赤軍の下部組織である海軍という扱い。ソ連海軍として独立したのは1946年以降
*49 Ship Polish Republic
*50 同時期でも、ロンドン海軍軍縮条約に未加入の各国(米英日仏伊を除く国)はこの基準によらない類別の艦がある。例:ドイツ…ドイッチュラント級「装甲艦」(基準排水量12,000t・口径28cm×6門)/ソ連…キーロフ級「巡洋艦」(基準排水量7,750t・口径18cm×9門)など
*51 就役当時は砲口径15.5cm〔6.1in〕の砲を搭載、条約失効後に20.3cm〔8.0in〕砲に換装して重巡洋艦とするため
*52 年式以外に、「毘式」のようにメーカー名を略したものもあるが、その場合はメーカー名を直接表記する。(14"/45 (35.6cm) Vickers Mark "A" など)
*53 設計年式だったり通し番号だったりいろいろ
*54 Schnellladekanone Constructionsjahr 34 / 1934年「設計」の速射砲
*55 28式高射砲
*56 G:直径533mm / 7:全長7m / a:圧縮空気駆動ウェットヒーター式
*57 「爆」薬とは破壊的爆発の用途に供せられるもの
*58 最大効率で撃っても1戦あたり40射に満たない
*59 「火」薬とは、推進的爆発の用途に供せられるもの
*60 日本に対する効力を失う、という意味。継続して参加する国に対しては有効。また、破棄通告後2年間は有効
*61 第二次ロンドン条約のエスカレーター条項
*62 国際ヤード・ポンド法による1[inch]=0.0254[m]の定義は1959年7月1日発効の協定によるもの。WW2当時においては1アメリカインチ=100/3937[m]=約25.400050800102[mm](1893年 メンデンホール指令による)と、1イギリスインチ=1帝国ヤード/12=約 25.3998[mm]となる
*63 2番艦「赤城」のみ航空母艦に変更され就役