Gallant

グレイハウンド級駆逐艦(G級駆逐艦)2番艦　ガラント

なお発音的にはPC版ではギャラントだがBlitzだとガラントになっている。(なんで？)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

種類	効果	持続時間	クールタイム	使用可能回数
エンジンブーストⅠ	最大航行速度+8%	25秒間	75秒	2回
発煙装置Ⅰ	24秒間持続する煙幕を張る	9秒間	105秒	3回

ゲーム内説明

両大戦間期の英国G級駆逐艦のひとつ。ダンケルク撤退作戦に参加し、ダンケルクの海岸や港で味方部隊を救出した。

解説

イースターを記念して行われたイベントで専用通貨を20k集めることで獲得可能な配布艦。本ゲーム2隻目となる英国艦であり、艦艇スキルは英巡と同じく「単射魚雷」と「通常煙幕」の組み合わせとなっている。しかも煙幕の使用回数が米駆(同ティア帯だと2回)よりも1回多く、差別化が図られている。この構成を活かすべく、消耗品や装備品をしっかり搭載した上で慎重且つ大胆に立ち回ろう。

・主砲
BL 4.7-inch/45 Mk.1単装砲4基を搭載。
1918年製と旧式で本艦の前期型に積まれていた海軍砲。
弾道が米駆逐艦砲の如く高めで弾速も遅く「ゆるふわ」しているため中遠距離は勿論、近距離でも若干当てにくい。AP弾ダメージは同格駆逐艦だと平均400(高いもので500)に対して、本艦は380と若干低目である。またソ連・独駆逐のように貫通が高いわけでもないので駆逐・軽巡洋艦との撃ち合いではやや不利と言える。HE弾ダメージも口径が小さいせいか低めで発火率も3%とパッとしない。そして装填速度も6秒とやや遅め(同格は4.5秒から5秒装填)ので、しっかりと敵の進路予測を行ったうえで当てていく必要がある。とはいえ、的確に当てていけばAP弾で敵の体力を削ったりHE弾で発火を狙う事も可能なので上手く使いこなそう。

・魚雷
533mm四連装魚雷2基、8門を搭載。
本艦の主武装。51秒で装填が完了する4連装魚雷発射管は米駆「ファラガット」と同じ構成だが、細かい部分の性能(単発ダメージ・雷速・浸水率・射程・魚雷発射管旋回速度)は本艦が上回っている。特に射程に関しては本艦が圧倒的に上回っている為、雷撃のし易さでは相当な差があると考えて良い。しかし同郷の「イカルス」と比較してしまうと5連装魚雷発射管を有するイカルスの方が瞬間火力に勝る為、雷撃し易いと言えるだろう(本艦は瞬間火力が27000弱であり同格巡洋艦は落とせるが、戦艦に対してはやや火力不足。よって、相手を選ばずに一撃必殺を狙えるイカルスの方が有利である)。とはいえ、ツリー艦の英駆と同様に挟角モードを選択すると単射が可能な魚雷を持ち、ランダムにばら撒いて敵を牽制したり、1点に集中投射して全弾命中を狙ったりと多彩な戦術が採れるという強みを持っている。この点に関しては他国同格駆逐の多くが「挟角で撃っても距離があると魚雷が拡散し易い」という特性を持っている事から、対戦艦を考慮した際には大きなアドバンテージと言える(高度な読みが必要となるが、単射魚雷を一点に集中させることで7km以上離れた遠方の敵艦や縦向きの敵艦に対して8本の魚雷をすべて命中させ、大打撃を与えることも技術次第では不可能では無い)。時と場合によって斉射と単射を的確に使い分けられるように心がけよう。

・対空
素の対空値は18しかない。ツリー艦のイカルス(対空値16)よりはマシだが、どちらも同格の最下位を争うレベルなので敵航空機からすれば安全な攻撃目標である。幸いにも本艦の旋回性能は優秀なので回避と狙われない立ち回りに専念しよう。特に開幕駆逐狩り空母に会った際には気をつけたい。

・装甲
装甲3%は他国同格の低い方の平均値である(高い方の平均は4.5%)。ところが本艦は船体が同格駆逐内で最もペラく(艦首・艦尾に至っては何と10mmでティア4~5相当の薄さ)、駆逐艦の砲であってもHE弾が容易に貫通してしまう…被弾すれば後述する少な目の体力がガクンと減るだろう。このティア帯に多い駆逐キラーの巡洋艦に対しては間違っても側面を晒し続けての航行をしてはいけない。防郭防御5%、火災浸水耐性10%は同格と横並びであるが、対水雷防御3%は最低ランクであり、耐性など皆無と考えよう。幸いにして英駆は加速や旋回性能が高いので、敵弾を回避するのは得意な方であり、腕の見せ所と心得たい。

・機動性
最高速度はツリー艦のイカルスよりほんの少し速く、米駆のファラガットと同程度である。舵の効きはツリー艦のイカルスには及ばないものの、米駆のファラガットよりも効きが良いので砲撃や魚雷を回避するのに苦労はしない。とはいえ最高速度は速くないので、常に舵を切って予想進路を敵に悟られないようにしたい。

・隠蔽性
素の隠蔽は5.88kmとそれなりに優秀ではあるがマッチするティア帯の駆逐艦としては平均的である。マッチするティア5の駆逐艦は全体的に隠蔽が良く、本艦が装備で適正に「隠蔽システム改良」と迷彩を装備して初めて互角となる。同格駆逐艦の素の隠蔽は本艦と大して変わらないので油断することはできない。

・生存性
HPそのものは12000に届かない。よって継戦能力的に恵まれているとは言い難い。しかし優秀な機動性を持ち、艦自体が小柄で被弾面積が少ないこと、さらに汎用性の高い艦艇スキルを備えている事から、適切に用いれば高い生存性を誇る。
「発煙装置Ⅰ」は同格最多の3回使用出来る。レーダー装備の船が少なく、炙り出される可能性が少ないので煙幕射撃で一方的に攻撃できる。クールタイムは長い（105秒）為、可能であれば艦長スキルのレベル8で「雲隠れ」を取得し、クールタイムの短縮(70秒程度)を行いここぞという時に使用できるようにしておきたい。ただし本艦に搭載された「発煙装置Ⅰ」は効果時間と持続時間が短く、たとえレジェンド艦長が持つ「雲隠れ+」をもってしても煙幕内で魚雷発射・その後に魚雷装填時間を待つことは不可能。なので魚雷を発射したら艦を立てつつ速やかに退避しよう。

・エリート特性
　エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　新型魚雷　魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7%
　功績　EXPアップ+10%
※英駆逐は装備の兵装で「魚雷発射管改良Ⅱ(装填時間-5%)」を選択できないので、エリート特性のみで装填時間を短縮してもそこ効果は極わずかである(1.6秒程度は短縮可能)。かといって魚雷本体の性能を上げても、威力は1本あたり100程度(8門で800しか増えない)、浸水率は1%程度の向上に過ぎず、どちらを選択しても微妙と言える。よって、好みで選んでしまって問題ないだろう。

・総論
　小柄で旋回性能に優れた船体に装填の速い砲と優秀な魚雷を持っている。メイン武器は魚雷となるが4連装の面制圧能力と射程の長さのバランスが良く533mmクラスの魚雷の中では非常に優秀な部類に入る。魚雷発射管の旋回も速く、無理なく敵の動きに合わせて指向が可能。広角で撃つと拡散が大きく、至近距離で素早い相手に対して攻撃する際に有効だろう。挟角で撃つと単射が可能であり、好みの角度で1本づつ撃つことができる。同郷の「イカルス」と比べて瞬間火力に劣るが、本艦の方が魚雷装填時間が短いため「前線に出ている時間」が長く敵のスポットや流し魚雷の警戒といった哨戒任務は本艦の方が得意である。
　本艦はさらに艦艇スキルの「エンジンブーストⅠ」や「発煙装置Ⅰ」等汎用性が高く有用な消耗品を持っていることも評価できる。高い機動性に優れた魚雷と有用な消耗品、これらを駆使して如何に敵を翻弄させられることができるかが鍵となるだろう。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

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