フリアン級軽巡洋艦(改ラモット・ピケ級/デュゲイ・トルーアン原案)
連装砲塔、中心線配置、三連装魚雷とTier3とは思えない近代的な装備が特徴的
性能諸元
・基本性能
Tier | 3 | 種別 | ツリー艦艇 |
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艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Jurien de la Graviere |
国家 | フランス | 派生先 | Duguay-Trouin/Turenne |
生存性 | 継戦能力 | (A) 18,900 (B) 20,300 | |
装甲 | 6-23mm ・防郭 10-23mm ・艦首・艦尾 6mm ・砲郭 15mm ・装甲甲板 6-20mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 4% | |
機動性 | 機関出力 | 54,000馬力[hp] | |
最大速力 | 30ノット[kt] | ||
旋回半径 | 560m | ||
転舵所要時間 | (A) 8.4秒 (B) 6.0秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
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海面発見距離 | 11.3km | - | - | 13.3km | 5.04 km | |
航空発見距離 | 4.5km | - | 0.0km | 7.5km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
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A-B | mod.1 | 11.7km | 114m | |
mod.2 | 12.9km | 122m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
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A | 139mm/55Mle.1921 | 4基×2門 | HE弾 2000(8%) AP弾 2700 | 12秒 | 25.7秒 | OEA Mle 1923 OPFA Mle 1923 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
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B | 90mm/50 Mle 1926 | 4基×1門 | HE弾 1300(5%) | 4秒 | 3.0km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
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A | 550mm/19D | 4基×3門 | 12233 | 84秒 | 6.0km | 57kt | 1.2km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 8 mm Mle 1914 | 2基×1門 | - | 13 | 70.0% | 0.1-0.7km | ||
中 | 75mm/50 Mle 1922 | 4基×1門 | 1 | 210 | 24 | 74.0% | 0.7-3.0km | ||
B | 短 | 13.2mm/76 Mle 1929 | 2基×1門 | - | 24 | 70.0% | 0.1-0.9km | ||
長 | 90mm/50 Mle 1926 | 4基×1門 | 1 | 210 | 13 | 74.0% | 0.9-4.6km |
・アップグレード
スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
○ | ○ |
搭載可能アップグレード
A | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
D | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
フリアンは、軽巡洋艦の計画案であり、一次大戦後のフランス海軍における深刻な軽巡洋艦の不足に対応するために設計されました。この計画案の主な特徴として、高速ながら装甲は脆弱であり、強力な雷装を備え、主砲は砲塔式でした。
解説
FlintのパチモンフランスTier3巡洋艦。ここから軽巡洋艦となる。
- 主砲
本級の特徴は近代的な砲塔配置である。連装砲塔4基を2基ずつ、船体の前後に背負式で配置している。砲塔の旋回もそこそこ早く、合理的な配置とあいまって兵装の取り回しが良い。また、計8門の投射量によって、瞬間火力では敵を圧倒することも可能。
しかし装填時間が12秒と同格の中では比較的遅く、砲弾自体もこの口径として普通の性能でしかないため、トータルの火力はそれほど高くはない。
- 魚雷
フランス巡洋艦は本級から魚雷を搭載する。両舷に3連装発射管が2基ずつ、計12門の魚雷発射管があり、魚雷自体の性能も、同ティア巡洋艦天龍やカレドンと比べて見劣りしない。また、フランス巡洋艦は魚雷の射角が非常に広い。近距離の殴り合いなどの際には積極的に活用していこう。
- 対空
同格巡洋艦の中では優秀な部類に入る。とはいえ、Tier4空母の艦載機をバタバタ落とせるほどの火力はない。対空砲皆無な艦も珍しくないTier3巡洋艦の中では優秀というだけである。
- 機動力
30ノットと巡洋艦らしい速度が出るようになった。舵は若干重めだが、極端に悪い訳ではない。
- 抗堪性
ねぇよそんなもん。
派生元のJurien de la Graviereは防護巡洋艦だったため、少なくとも防郭にはそこそこの装甲を張っていた。しかし、軽巡洋艦の本級はTier1のBougainvilleのような薄い装甲に戻ってしまう。VPまでもが過貫通することがよくあるほどペラッペラである。
薄すぎることでほぼすべて*1の主砲AP弾に強制貫通される(跳弾しない)が、横からAP弾を撃たれて貫通しても信管はほとんどが作動せず過貫通になる。また、ほぼすべて*2の主砲HE弾が貫通するが、防郭が完全に内部に隠れており、HE弾の貫通では防郭に届かないはず。
フランス巡洋艦はTier5までこの紙装甲が続く。装甲に頼らない戦い方を早めに身につけよう。また、HPはTier3巡洋艦として平均的な水準である。
史実
19世紀においてフランスは近代装甲巡洋艦の概念を確立させ、これを防護巡洋艦に対する優越が確保できる艦艇であると考え巡洋艦戦力の中心として整備し続けてきた。
しかし、20世紀に入り艦船用機関の技術進歩を背景に防護巡洋艦が軽巡洋艦への脱皮をし始めると、途端にフランスが営々と整備し続けてきた装甲巡洋艦群はこうした高速・軽装甲の巡洋艦に比して高価かつ鈍重な時代遅れの艦艇に成り果ててしまったのである。
自分たちの後進性を認識したフランス海軍は1912年に野心的な大規模艦隊整備計画を立ち上げ、その中で10隻の近代的な偵察巡洋艦を整備することにした。
ラモット・ピケ級と命名されたこの最新鋭偵察巡洋艦は基準排水量4500t、最高速度29ノットと今までのフランス海軍にはない高速・小型の巡洋艦であった。
武装は8基の138.6mm単装砲と450mm単装魚雷発射管を4基、それにホチキスの3ポンド砲を2基と軽めのものであり、装甲に至っては最も分厚い主装甲帯と弾薬庫部でようやく28mmと非常に軽装甲で、まさしくフランスにおける「軽巡洋艦」の嚆矢と言えるものだった。
基準排水量 | 4500t |
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全長 | 138m |
全幅 | 13.8m |
喫水 | 4.8m |
機関出力 | 40000hp |
最高速度 | 29ノット |
兵装 | 138.6mm単装砲 8基 |
47mm単装砲 2基 | |
450mm単装発射管 2基 |
この先進的高速巡洋艦は1914年11月より順次建造開始となる予定であったが、1914年8月3日にドイツから宣戦を布告されると見る見るうちに艦隊整備計画を実施するどころの騒ぎではない状況となり、ほどなくラモット・ピケ級の建造は全艦中止されてしまった。
それでも海軍の近代的巡洋艦への未練は断ちがたく、翌1915年にやや艦体を大型化して65mm高射砲を4基追加することを主とするラモット・ピケ級の改設計案を提出するなどしたが、それ以降大戦終結までにフランスが近代的巡洋艦の建造作業に取り掛かることは一切なかった。
大戦が終結し、長い冬の終わりを感じ取ったフランス海軍は再び近代的巡洋艦の建造へと乗り出すことにした。
1915年のラモット・ピケ級改設計案をベースとしてはいたものの、主砲は8基の単装砲塔が4基の連装砲塔へとまとめられ、これを前後2基ずつ背負い式で中心線に配置するという当時としては大変に近代的な設計へと改められた。
基準排水量 | 5270t |
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全長 | 145m |
全幅 | 14.5m |
喫水 | 5.2m |
機関出力 | 54000hp |
最高速度 | 30ノット |
兵装 | 138.6mm連装砲 4基 |
75mm単装高射砲 4基 | |
550mm三連装発射管 4基 |
この新型巡洋艦は時の海軍大臣ジョルジュ・レイグ肝いりの艦隊整備計画である「プロジェクト171」において6隻が建造される予定であった。
しかし、大戦によるフランスの経済的混乱と財政的困窮は著しく、プロジェクト171はすぐさま大規模なリストラの対象となってしまった。
さらに、この時期フランスにもたらされた米英の最新鋭軽巡洋艦(オマハ級およびエメラルド級)の情報は新型巡洋艦の戦力的価値に大いに疑問符を抱かせるようなものであった。
どうにも自分たちがこれから建造しようとする新型巡洋艦は米英の最新鋭軽巡洋艦に対して勝ち目があるようには思えなかったのである。
こうしてフランス海軍の近代的巡洋艦建造計画は更なる改設計作業へと突き進んでゆくこととなり、より大型でより大口径な主砲を搭載する、より高速な巡洋艦へと発展することになるのである。
小ネタ
Tier3巡洋艦にしてはなんとなく近代的。
果たして性能は・・・
編集用コメント
- 色々調べたらゲーム内説明の文があったので追加しました -- 2017-04-05 (水) 23:25:49
コメント欄
- 遂に石炭化かー... -- 2020-02-09 (日) 12:48:27
- カエルくんは大西洋と地中海という2つの海を抱えてるくせにこんな鉄屑しか作れないんか? -- 2020-06-10 (水) 18:51:05
- 艦尾のベンチに囲まれてくるくる回ってる謎のアンテナも素敵… でも何これ? -- 2021-02-27 (土) 02:00:23
- めっちゃ強いじゃんこの大型駆逐艦 -- 2021-02-28 (日) 13:33:21
- 仏駆研究のついでに乗ってみたが、魚雷突撃性能が素晴らしすぎる。速力+魚雷の暴力的な単発火力と配置+駆逐処理に活きる主砲門数…荒んだ心が大量キルで癒されるも研究がついで程度でやめられなかった。 -- 2021-07-06 (火) 19:26:32
- 使い方次第では強い艦 -- 2021-11-27 (土) 09:52:36
- 見た目と使用感がT5 あたりとあまり変わらない。まあ主砲口径も小さく装甲も薄いけど相手も同じように薄いのでホントT5 あたりの巡洋艦で出たような感じ。 -- 2022-09-07 (水) 22:26:23
- 初心者の自分(流石に毎回クラーケンは厳しい)でもある程度安定してキルを稼げてとても扱い易い艦です。相手を選ぶことがあまりない性能で巡洋艦の立ち回りを遵守して戦ったり、このティア帯を利用し過貫通バリアにモノを言わせたガン縦突撃脳筋運用も出来ます。 -- 2022-12-22 (木) 22:01:48
- この間天龍でこいつのバイタル抜けたんだが -- 2022-12-28 (水) 10:46:07
- これ→139mm4基8門、魚雷3連装4基12門(片舷6門)
同国T10駆逐→139mm4基8門、魚雷3連装4基12門(片舷6門)
こう書くとなんでお前T3なんだと思える。ちょっと8km魚雷とMBRB積んで50ノット出してみない? -- 2024-01-30 (火) 13:34:21