FV3805

Last-modified: 2024-04-27 (土) 23:05:57

Tier 9 イギリス 自走砲

FV3805_0-min.PNG
↑ B.L. 5.5-in. Gun
初期状態。車体に対し砲の長さのバランスが悪い。
尚、FV207と違い、5.5インチ砲と6インチ砲は同じモデルが使用される。
FV3805_1-min.PNG
↑ B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6
前身のFV207を更に強化したような見た目が印象的。
それに伴って主砲も見劣りしない物になっている。

v0.9.17.1まで

FV3805_1.jpg
FV3805.jpg
FV3805-2.jpg

スペック(v1.13.0)

車体

耐久値450
車体装甲厚(mm)51/51/51
最高速度(前/後)(km/h)40/12
重量(初期/最終)(t)46/52.1
実用出力重量比(hp/t)14.39
主砲旋回速度(°/s)12
視界範囲(m)275
本体価格(Cr)3,560,000
修理費(Cr)
ロール自走砲
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
B.L. 5.5-in. Gun2.61HE
HE
AP
35
44
212
550
650
400
6.8
4
-
12.1~22
×
×
0.634.3440
471
528
76700
750
720
1,869-5°/+70°
Q.F. 6-in. Gun Mk. V2.14HE
HE
AP
38
48
254
650
800
480
7.6
4
-
12.5~25
×
×
0.654.5480
514
576
761,220
1,430
1,400
6,960-5°/+65°
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 61.62HE
HE
AP
46
58
306
850
1,000
560
9.5
5
-
12.6~28
×
×
0.744.8440
471
528
481,830
2,080
1,960
7,972-2°/+63°

※5.5inch = 139.7mm
※6.0inch = 152.4mm
※7.2inch = 182.88mm

 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Rolls-Royce Meteor Mk. IVB65020744
Rolls-Royce Meteor Mk. IVC75020744
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
FV3805522020,000
FV3806552220,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19 Mk. III55040
WS No. 2270040
SR C4275040
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class1砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class1改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材×内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時8.15%0.93%
移動時4.1%0.47%
 

派生車両

派生元FV207(SPG/202,000)
派生先Conqueror Gun Carriage(SPG/267,000)
 

射界

射界左25°/右25°

tm_FV3805.jpg

 

開発ツリー

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B.L. 5.5-in. Gun
(初期/88,000)
Q.F. 6-in. Gun Mk. V
(20,800/130,000)
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6
(60,000/230,000)
Conqueror Gun Carriage
(267,000/6,100,000)
WS No. 19 Mk. III
(初期/22,000)
WS No. 22
(4,500/25,000)
SR C42
(9,000/54,000)
Rolls-Royce Meteor Mk. IVB
(初期/16,000)
Rolls-Royce Meteor Mk. IVC
(31,000/84,000)
FV3805
(初期/30,000)
FV3806
(23,000/62,000)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.18車両HD化
全ての主砲のAP弾を削除
FV3805サスペンションの移動中の拡散を15%減少
FV3806サスペンションの移動中の拡散を17%減少
FV3805サスペンションの旋回中の拡散を15%減少
FV3806サスペンションの旋回中の拡散を17%減少
B.L. 5.5-in. Gunの精度を0.7mから0.63mに変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの精度を0.7mから0.65mに変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の精度を0.82mから0.74mに変更
B.L. 5.5-in. Gunの主砲旋回時の拡散を9%減少
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの主砲旋回時の拡散を8%減少
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の主砲旋回時の拡散を10%減少
B.L. 5.5-in. Gunの装填速度を24秒から23秒に変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの装填速度を31秒から28秒に変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の装填速度を41.2秒から37秒に変更
B.L. 5.5-in. Gunの照準時間を6秒から4.3秒に変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの照準時間を6秒から4.5秒に変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の照準時間を7秒から4.8秒に変更
B.L. 5.5-in. Gunの通常弾の貫通を70mmから35mmに、課金弾を75mmから35mmに変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの通常弾・課金弾の貫通を90mmから38mmに変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の通常弾の貫通を92mmから46mmに、課金弾を97mmから46mmに変更
B.L. 5.5-in. Gunの通常弾・課金弾のダメージを900から600に変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの通常弾・課金弾のダメージを1,750から900に変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の通常弾・課金弾のダメージを1,750から900に変更
B.L. 5.5-in. Gunにスタン効果を追加
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vにスタン効果を追加
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6にスタン効果を追加
視認範囲を340mから275mに変更
v1.5.0B.L. 5.5-in. Gunの最小スタン時間を13.5秒から12.1秒に変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの最小スタン時間を13.75秒から12.5秒に変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の最小スタン時間を14秒から12.6秒に変更
v1.13.0B.L. 5.5-in. Gunに戦術砲弾(AP)を追加
B.L. 5.5-in. Gunの代替砲弾(HE)の弾速を440m/sから471m/sに変更
B.L. 5.5-in. Gunの代替砲弾(HE)の貫通力を35mmから44mmに変更
B.L. 5.5-in. Gunの標準砲弾(HE)のダメージ値を600HPから550HPに変更
B.L. 5.5-in. Gunの代替砲弾(HE)のダメージ値を600HPから650HPに変更
B.L. 5.5-in. Gunの標準砲弾(HE)の爆発範囲を7.2mから6.8mに変更(記載なし)
B.L. 5.5-in. Gunの代替砲弾(HE)の爆発範囲を8.1mから4mに変更(記載なし)
B.L. 5.5-in. Gunの代替砲弾(HE)の弾薬費を4,800Crから750Crに変更(記載なし)
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vに戦術砲弾(AP)を追加
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの代替砲弾(HE)の弾速を480m/sから514m/sに変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの代替砲弾(HE)の貫通力を38mmから48mmに変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから650HPに変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの代替砲弾(HE)のダメージ値を700HPから800HPに変更
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの標準砲弾(HE)の爆発範囲を8mから7.6mに変更(記載なし)
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの代替砲弾(HE)の爆発範囲を9mから4mに変更(記載なし)
Q.F. 6-in. Gun Mk. Vの代替砲弾(HE)の弾薬費を6,000Crから1,430Crに変更(記載なし)
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6に戦術砲弾(AP)を追加
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の代替砲弾(HE)の弾速を440m/sから471m/sに変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の代替砲弾(HE)の貫通力を46mmから58mmに変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の標準砲弾(HE)のダメージ値を900HPから850HPに変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の代替砲弾(HE)のダメージ値を900HPから1,000HPに変更
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の標準砲弾(HE)の爆発範囲を10mから9.5mに変更(記載なし)
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の代替砲弾(HE)の爆発範囲を11mから5mに変更(記載なし)
B.L. 7.2-in. Howitzer Mk. 6の代替砲弾(HE)の弾薬費を7,200Crから2,080Crに変更(記載なし)

解説(v1.12.1以前)

  • 概要
    v0.8.7で追加されたTier9のイギリス自走砲
     
    数値上FV207を純粋に強化した車両である。
    耐久値・俯角・射界・隠蔽・車体旋回速度が微増、砲の旋回速度は減少、エンジン・無線機はそのまま。
     
  • 火力
    最終砲である7.2インチ砲(口径約183mm)は、6インチ砲に比べ平均ダメージ量で200もの向上をするため、たとえ非貫通であっても比較的大きなダメージを敵車両に与えることが可能である。しかし、その代償として装填速度・精度・照準速度が悪化している。
    基本的にはTier相応の大火力を発揮できる7.2インチ砲が最終砲となるが、使い勝手が向上し堅実な性能の6インチ砲も最終砲候補にならなくもない。
     
    実際に乗ってみると分かるのだが本車の砲は照準を動かした際の照準拡散が少ないため目標変更が行い易い性質がある。(さすがに射界の端から端まで移動させた場合はこの限りでは無いが)
    この性質を上手く利用して、相手へダメージを与えていこう。
     
  • 装甲
    FV207とほぼ同一の装甲配置。
    側面・背面は50.8mmあり気休め程度の防御力を持っているが、自走砲らしく車体が大柄で装甲も垂直に近いため基本的には期待できない。
     
  • 機動性
    重量が軽くなったため旋回・加速・最高速度が向上しており、前身のFV207に比べて実感できる程に違いがあるはずだ。エンジンは引継ぎなので開発の手間が無く、最初からその向上した機動性が体感できるだろう。
     
  • 開発
    エンジン・無線・中間砲が引き継ぎなので開発の必要があるのは改良履帯と後期砲のみである。
    最終砲を開発して載せようとすると初期履帯の積載量を103kg超えてしまうため、改良履帯の開発が必須となる。
    上述の通り引き継ぎの6インチ砲でも十分運用できるので、履帯から順当に開発していこう。
     
    本車は中戦車がベースのため換気扇がクラス2なのに対し、FV207Conqueror Gun Carriageは換気扇はクラス3である。なお、装填棒はここから大口径用のものになっている。
     
    ちなみに乗員が前身のFV207から一人減っている。しかし次のConqueror Gun Carriageではまた一人増える(Tier7,9が砲手1名。Tier8,10が砲手2名。それ以外の乗員は同じ)。このように、イギリス自走砲は乗員の変化が激しい。(Tier2以降、Tier6→7以外全てで隣接Tierと異なる搭乗員構成をとる、と書けば伝わるだろうか)
     
  • 総論
    FV207から装填速度、照準速度と精度を落とした代わりに一番のネックであった火力の低さが改善され、バランスのとれた性能を手に入れた。また加速の改善により最低限の陣地転換が可能になったことも無視できない進化であろう。
    だが、改善されたとはいえ他国の同Tierと比較すると火力は決して高くはなく、爆発範囲も狭い。そのため、精度を生かしてなるべく直撃を狙う必要があることは変わっていない。幸い爆風範囲も改善され、よりダメージを与えやすくなったはずだ。
    余談だが本車の次の自走砲は運用方法が文字通り根本から異なるものとなる。当てやすさによる手数を重視したイギリス自走砲としては本車両が終着点となるだろう。

史実

fv3805history2.jpg
センチュリオン中戦車の開発から間もなくして、同戦車の車体を流用してより強力な火砲を搭載する案が複数検討された。FV3805は、これらの案のうち中口径の砲を搭載する案の試作車両である。

FV3805のプロトタイプ車両は1957年に二両が完成した。前後を逆転させ、砲塔を撤去したセンチュリオン中戦車の車体に固定戦闘室を設け、そこに短砲身化したBL5.5インチMk3中砲を搭載した。油圧操行システムを有し、またエンジンはセンチュリオンと同一のロールスロイス ミーティアMk.IV(650馬力,480kw)を搭載した。

搭乗員構成は車長、運転手、砲手、装填手の4名構成となる予定だった。
(※ゲームでは装填手2人の5名となっているが、これは後述するFV3806の搭乗員構成である)

 

その他、大口径砲搭載案としてBL7.2インチ榴弾砲を搭載したFV3806(WOTにおける最終砲を搭載したものと同一)、小口径砲搭載案として、転輪を一つ取り払い小型化した車体にQF 25ポンド榴弾砲を搭載したFV3802なども試作されたが、FV3805と同様に量産されることは無く、1960年に計画はキャンセルされた。

 

参考HP:
■edfrancis001様によるフォーラム記事
 写真が豊富でとても秀逸な記事。
http://forum.worldoftanks.eu/index.php?/topic/164390-fv38052-britains-missing-arty/
■British Post WWII AFV series 400: Centurion MBT and family
 センチュリオン中戦車の車体を流用した計画車両一覧。
 これらの車両のうち、FV3807(120mm対戦車砲搭載案)、FV3808、
 FV3809(155mm対戦車砲搭載案)はモックアップのみが作成された。
http://www.secretprojects.co.uk/forum/index.php?topic=12901.0;wap

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

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※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。