PARIS

Last-modified: 2021-02-19 (金) 13:59:55

マップ画像

パリ-min.PNG

マップ概要

マップ名
(日本語名)
PARIS
(パリ)
リプレイ名eiffel_tower_ctf
サイズ800m*800m迷彩夏季
戦闘形式通常戦マッチングTier4~10
 

v.0.9.16で追加されたマップ
その名の通り、フランスの首都パリを再現したマップ。フォッシュ像*1を中心に放射状に道路が広がる環状のマップとなっている。

 

本マップは大きく北部の工事現場と中央の広場、南部の市街地から構成されている。中央部の広場から東西と南部に伸びる放射状の道路は多数の移動経路と射線を提供する。開けた北部の工事現場は多数の盛り土と茂みがあるため、車両が見を隠すのに適しており、狙撃車両が利用しやすくなっている。マップ南部は高い建物に囲まれた市街地であり、接近戦に適した地形から重装甲車両の戦場となりやすい。

 

初動では北部と南部の中央ラインを堺に前線が形成されるが、視界内で激しく撃ち合う南部に対して、身を隠しやすい北部では敵の動きを探り合う膠着状態となりやすい。中盤では中央の広場を経由した南部戦線に対する回り込みが盛んに行われる。終盤では移動経路の豊富さや環状のマップ構造から、逃げ回る劣勢のチームを優勢なチームが追いかける展開もよく見られる。

エリア別解説

北部:工事現場

北部:工事現場
マップ北部は開けた工事現場となっており、茂み付きの盛り土が多数設置されている。身を隠すのに適したエリアであり、軽戦車や狙撃に適性のある車両の主戦場になりやすい。また、ハルダウンに適した小さな地形の隆起も多数あるので一部の中戦車での戦闘にも向いている。

 

前述の通り身を隠しやすいので序盤は敵側の様子がわからず膠着状態になりやすい。無理やり前進すると一方的に発見され、後方の狙撃車両に撃たれてしまうことも多い。前進する時は他の戦線の戦況を観察し敵の配置をしっかりと予測しよう。
稀にではあるが、北部が膠着しやすいことと初動の敵を撃てることから、中央の広場に車両が集まり北部が手薄になっていることがある。この状態になると片方のチームが序盤から北部を突破して速攻で包囲するという展開もありうる。味方がこの状態になった場合は北部への注意を促し、敵がこの状態であると判断できれば味方と共に速攻を仕掛けてもよいだろう。

 

試合中盤では南部や中央部の戦況を見て、優勢のチームが北部を前進し始める展開が多い。この際には中央部に通じる通路(E5、E6)の階段と、北端の盛り土(A5、A6)を使って2方向から支援し合いながら進みたい。この2地点は試合序盤からでも利用可能だが、安全に撤退することが難しく孤立しやすいため注意が必要である。
試合終盤では劣勢チームの生き残りが北部に逃げ込み、茂みに潜んで待ち伏せをするために利用されやすい。特に接戦となった場合、自走砲を有するチームが敵の重装甲車両を自走砲の射線におびき出すためにここに立てこもる展開がよく見られる。

中央部:広場

中央部:広場
中央部は広場を中心に放射状に道路の伸びたエリアであり、全方向から射線が通る構造となっている。このため、広場を貫いて反対側にいる敵を攻撃するのに適しており、反対側までは400m程度の距離があるため視界と隠蔽に優れた車両ならば発見されずに一方的に攻撃できることも多い。そのため狙撃車両が反対側で待ち構えていることが多く、広場に通じる道路の前を横切る場合はスポットを切ってから通過するなどの注意が必要である。
建物に囲まれてはいるが開けた地形であることに加え、ある程度距離を取りやすく側面にも回り込みやすいため、足の遅い重装甲車両の単独での侵入には向いていないといえる。

 

初動では北側の道路(E3、E7)から、南部に向かう敵車両を偵察・攻撃できるため狙撃車両が集まり易い(特に西チームは木を倒して隠蔽を確保できる)。この位置は定番位置として有名であり、敵の軽戦車の特攻偵察やブラインドショットによる反撃を受けることも多いのであまり長居はしないほうが良いだろう。
また、広場の北側の通路(E5、E6)からは、北部の工事現場と南部の市街地の側面に射線が通るぜひ抑えたい有用な地点である。特に西チームの車両が入り込むと、南部の立体交差(K5)で戦う東チームの即背面を中央の茂み(G5)を挟んで一方的に攻撃する事ができる。東チームの車両が入り込んだ場合は、南部前線の後方(J3)に陣取る敵車両の側面を攻撃できるようになる。
このため入り込もうとした敵車両と鉢合わせになることがあり、通路自体も南北から挟み撃ちを受けやすいことからあまり安全な位置とは言えない。味方の支援を受けられない場合や狙撃できる敵がいなくなった場合は、すぐに撤退したほうが良いだろう。長時間留まるのは危険である。

 

試合中盤からは広場を経由して南部エリアの側面取りが盛んに行われる。反対側の道路から一方的に狙撃される危険性があり、中央付近では横の道路から敵が出てきて挟み撃ちを受けることも多いので、侵入する場合には注意を払おう.
車両数の減る試合終盤においては、中央の広場を経由して高機動の車両が素早く移動したり、逃走するのにも利用される。特に重装甲の車両に対しては位置を変えながら一方的に攻撃するような展開も見受けられる。

南部:市街地

南部:市街地
南部の背の高い建物に囲まれた市街地は重装甲車両の主戦場となっている。防御姿勢を取るのに適した障害物が多数配置されており装甲を活かした戦いがしやすい。自走砲の射線は基本的に通らないが、中央部の広場から伸びる放射状の道路の延長線上は北部からの射線が通る箇所もあるため油断はできない。また、自走砲の位置取りによっては立体交差周辺でも榴弾が降ってくることが有るので注意。

 

序盤では立体交差(K5)を挟んで前線が形成されるのが定石となっている。この立体交差は上下で戦闘が繰り広げられるため、正面の敵だけに気を取られていると思わぬ攻撃を受けることも多い(特に下で戦っていると上から敵の重戦車が降ってくることがある)。中央部の広場から伸びる道路から射線が通りやすく、特に初動の移動時には側面から攻撃を受けやすいので注意が必要。
立体交差の下側(K5)では至近距離の戦闘が多く、上側では一歩引いた位置(J3、K8)からの撃ち合いが多い。特に下側が突破されると南部での戦いは不利になり、中央広場を経由して敵が側面に回り込み始めるので、陣地方向に後退したほうが良いだろう。陣地方向に既に味方が布陣している場合は、陣地と上側から敵をはさみうちにして足止めできる。

 

中盤以降は南部を突破したチームが敵陣に向かう展開が多いが、東西どちらも陣地への道が開けており、ある程度待ち伏せしやすい地形となっている。このため思わぬ反撃を受けることがある。南部の市街地を抑えた後は中央部の広場の制圧や北部の支援に周り周辺から固めるのも良いだろう。

西部・東部:両陣地

西部・東部:両陣地
西部と東部の両陣地は同様の地形配置となっている。北側には工事現場につながる傾斜路があり、南方向に対してハルダウンで対処しやすくなっている。南部の市街地方向に直線的に射線が通り、陣地サークル内には茂みや木も有るため、ある程度待ち伏せすることが可能である。この茂みは陣地を占領する場合にも利用できる。

 

両陣地の違いは、西陣地のみ南部からの侵入ルートが2つ(H1、G2)に分かれている点であり、侵入ルートが1つ(G9)に絞られている東陣地よりも防衛においてわずかに不利となっている。また、東陣地は南東側の壁際(G0)が西側の対応する地点(G1)よりも使いやすいという特徴がある。ただし、これらの地点は味方はもちろん敵も利用できるため、一概に有利不利が決まるというわけではない。

 

本マップは環状の構造であることに加え、中央部から伸びる放射状の道路の存在からすべての移動経路を封鎖することができないため、試合終盤に劣勢のチームが逃げ回る展開が多発する。特に終盤は車両数が少なく、鈍足の重装甲車両では高機動車両を追いかけることは難しくなる。そのような場面では陣地の占領が重要な戦術になってくるので、選択肢の一つとして頭に入れておこう。

車種別情報

軽戦車

軽戦車

  • 北部の工事現場と中央部の広場が主戦場
  • 開幕に北端の盛り土(A5、A6)に軽戦車が駆け込むことがある
  • 中央広場の北側の道路(E3、E7)から南部に向かう敵車両を偵察できる
中戦車

中戦車

  • 北部の工事現場と中央部の広場が主戦場
  • 中央広場の北側の通路(E5、E6)を抑えることができれば南部の戦線を側面から支援できる
重戦車

重戦車

  • 南部の市街地(特に立体交差(K5)付近)が主戦場
  • 南部への移動時に中央の広場から偵察・攻撃されることが有るので注意
駆逐戦車

駆逐戦車

  • 中央広場の北側の道路(E3、E7)から南部に向かう敵車両を攻撃できる
  • 狙撃車両は北部の工事現場がよい
  • 装甲のある車両は南部市街地でも戦える
自走砲

自走砲

  • 陣地付近からの砲撃が多い
  • 北部工事現場の東西の端からの砲撃が多い
  • 砲撃位置が限定されるのでカウンターに注意
  • ある程度弾道の高い自走砲を除いて、重戦車が赴く主戦場への射線は通らない。
    • 低弾道自走砲は、駆逐戦車と同様のポジショニング・撃ち方をするか、偵察車両が居る可能性の高い茂みへのめくら撃ち・敵自走砲へのカウンターが主となる。(というか、それしかできない)

史実

フランスの首都パリに所在する「トロカデロ通り」の、第一次~第二次大戦時の情景を再現したマップ。
エッフェル塔や凱旋門などパリを象徴する巨大建造物はいずれも19世紀に完成し、20世紀の大戦当時には既に存在する。
1940年5月10日~6月25日に2か月近くに渡り、第2次世界大戦でドイツ(ナチスドイツのヒトラー政権)軍がイタリア軍(当時イタリア王国でムッソリーニ政権、日本と共に日独伊三国同盟を結成し枢軸国側)を率いて、フランスのパリに侵攻した戦闘で、防衛するフランス軍を中心とする連合軍と戦闘を行った。
結果はフランスが降伏し、ドイツ軍側の圧勝で終わった。

情報提供

  • なんでD3丘上の茂み抜いたんだろうな?そのせいで初動西側は北を捨てる動きばっかりになって酷い試合増えたわ。 -- 2018-09-16 (日) 19:39:41
    • なんでだろうね.自分は元から北は膠着して稼げないので,中央で開幕通行料稼いだり視界取ったりが多いかな.最近は中央からも攻めることができるなと気がついて北は終盤の掃討くらいでしか入らなくなってしまった. -- 2018-09-16 (日) 20:39:39
  • 正直、何でこんな糞マップが未だに残ってるのか疑問。最近追加したからとかどうでもいいから消してくれよ。 -- 2018-10-05 (金) 23:10:58
    • 市街地MAPは根本的にHT,MT用の「SPGやTDに邪魔されずに遭遇戦で撃ち合いが出来る脳筋MAP」であり、それが中国人プレイヤーの嗜好だと聞いた。他国に比べてソ連戦車が異常に優位なのも同じ理由。 -- 2019-01-03 (木) 11:25:18
  • マップ解説ページのテンプレートに置き換え加筆しました. -- 2018-11-02 (金) 07:44:31
  • 隠ぺいそこそこ無砲塔、紙ではないが普通に抜かれるTDの類はきっついな、ここ -- 2019-01-03 (木) 00:30:15
  • こんな脳筋専用MAPいらないし、残すっていうんなら重装甲車両オンリーで勝手にやっててくれ。重戦車組が下押すか北電撃戦でゴリ押すかの二択しかないようなMAPは戦術ゲームとして成り立ってないだろ -- 2019-02-26 (火) 23:26:23
  • ここって建物が多くて変に制約を受けているようでどの戦車に乗っても寂しい(つまらない?)マップだな -- 2019-02-28 (木) 08:10:30
  • それなりに有名な話だけど北を取ったとしても南を取った方が強い(例えばE5,6をLT,MTで確保しても5ラインからDefender辺りが正面向いて対処に来ると負ける)ので正直HTに乗っているかどうかでしかない、基本的に迂回路がほとんどないので側面を取ることも難しい…一本道が多いマップはにらみ合いが続くかレミングスが成功/失敗するしかないので単純にパターンが少なくマンネリ化が避けられない -- 2019-02-28 (木) 09:08:30
  • マップ除外機能のおかげで一生やらなくてよくなった。ありがたい。 -- 2019-07-17 (水) 09:22:36
    • ここですべき報告なのか、もう一度考えてみて下さい。 -- 2019-07-18 (木) 08:12:50
  • 自走でここに当たった時の絶望感。どこにリポジしても直射しない限り全っ然射線通んないし、敵軽戦車は北からスポットしてくる。ここのマップ自走が活躍したの見たことない。せめて建物の高さを10mぐらい下げて欲しい。 -- 2021-02-17 (水) 12:02:25
  • 自走でここに当たった時の絶望感。どこにリポジしても直射しない限り全っ然射線通んないし、敵軽戦車は北からスポットしてくる。ここのマップ自走が活躍したの見たことない。せめて建物の高さを10mぐらい下げて欲しい。 -- 2021-02-17 (水) 12:02:36
    • B1、0あたりから定番ポジ(D3、D8、BC4、BC7)をポチポチブラインドショットしてれば仕事してる気になれるぞ。直撃しなくても、その位置からLT、TDが逃げていくので、Dラインを強行突破しようとする味方の援護になる。 -- 2021-02-19 (金) 02:40:21
    • 木みたいなのは行かないだろうが、両陣営ともGラインも使えるからな。B~Cの4、7ラインの敵撃つならGラインの方が被弾面積や投射可能域は広い、なんせ降りてても撃てるし。敵居なけりゃ意味無いが。 -- 2021-02-19 (金) 13:59:54

*1 駆逐戦車のAMX 50 Fochでは無く、その名前の由来になった"フェルディナン・フォッシュ"フランス元帥の事である。