Tier 3 アメリカ 軽戦車(課金戦車) / 略称: Locust / 日本語表記: ローカスト
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 445 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 25/13/13 |
最高速度(前/後)(km/h) | 64/20 |
初期重量(t) | 6.92 |
実用出力重量比(hp/t) | 27.75 |
本体価格 | 900G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
37 mm Gun M6 | 26.2 | AP APCR HE | 56 78 19 | 40 40 50 | 1,048 | 0.41 | 1.71 | 792 990 792 | 90 | 18 800 10 | 82 | -10°/+30° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
M22D1 | 25/25/25 | 40 | 330 | 1,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Lycoming O-435T | 192 | 20 | 256 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VVST78 | 7.59 | 40 | 1,200 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 510 M2 | 395 | 80 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
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拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 20.35% | 6.1% |
移動時 | 20.35% | 6.1% |
車両に関する変更履歴
v0.8.3 | 装甲設定ミスを修正 |
v0.9.15.1 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 総弾数を50発から90発に変更 修理費用を44%ダウン HPを250から445に変更 |
解説
- 火力
M3 Stuart最終砲と同様の37mmGunM6を装備。
装填時間が約2秒と非常に速く、良好な照準時間と併さって連射性能が高い。
しかし、Tier2相当の貫通・攻撃力は同格相手にも十分と言えない。
側面を取るにしてもHPの多い相手は火力不足で倒し切れない可能性も高いので、退路は常に意識しよう。
また、必要な場面では惜しまず金弾を投入したい。
アメリカ戦車らしく俯角が取れるので、側背面からの攻撃が難しい場面ではハルダウンによる小さい車体と併せて被弾面積の極限を図ることもできる。
ただし総弾数が90発とM3 Stuartの半分ほどしかないため、気をつけないと大事な場面で弾切れになる。
- 装甲
M3 Stuartに比べ耐久力は高い。
さらに車体前面上部は良好な傾斜装甲を持っており、装甲厚こそ13mmと薄いものの稜線ハルダウン時などに強制跳弾で小口径砲弾をはじいてくれる事がある。
砲塔の装甲はほとんど頼りにならないが、防盾部分だけは機関砲を防げる程度に硬い。*1
- 機動性
M3 Stuartと比較して最高速で勝る一方、旋回性能では大幅に劣っている。
全力走行中にあまり小回りが利かないため、細い道では注意が必要になる。
- 隠蔽率
視界範囲は標準的だが隠蔽率はかなり優秀で、機動力と併せて偵察活動に不満を感じることはないだろう。
- 総論
T2 Light Tankと同じく、高隠蔽、高機動、低火力という課金戦車である。トップクラスの隠蔽率を活かした置き偵や稜線を活かした走り偵をする、昔ながらの偵察枠軽戦車運用の適性が高い。
自身がトップTierであっても貫通力が低く、30~40㎜の装甲を持つ同格軽戦車相手にも苦しむので、金弾は積むようにしておくこと。
史実
(Bovington戦車博物館にて)
第2次世界大戦は空挺作戦が始めて実施され、多大な戦果を上げた戦争であった。
空挺作戦ではパラシュート降下あるいはグライダーによる強行着陸によって敵の予想を裏切る地点に兵員を送り込むことが可能であるが、この方法には重装備を送り込むことができないという本質的な欠点があった。
この点を解決するために歩兵と同様に空挺降下を行なえる戦車の開発は各国で行なわれていたが、アメリカではこの種の車両は重要視されておらず、開発が始まったのは1941年2月にイギリスからの開発依頼(軽戦車 Mark VII テトラークの後継)を受けてのことである。
複数の会社による設計案からマーモン・ヘリントン社の案が採用となり、軽戦車T9として開発が行なわれ、制式採用された改良版T9E1には生産終了後の1944年9月にM22の制式番号が与えられた。
M22は全体的に小型・軽量であることを除けば比較的オーソドックスな構造の戦車で、武装は37mm Gun M-6と7.62mm機銃を全周25mm装甲の鋳造砲塔に搭載し、車体は鋼板溶接製(前面25mm、側面9.4mm、背面12.7mm)だった。重量はわずか7.4tとM4シャーマンの3分の1以下に抑えられていた。最高速度は64km/hと良好であるが、162馬力のLycoming 0-435T6エンジンではパワー不足気味であったとも言われる。そのため試作段階で搭載されていた砲塔の動力旋回装置やジャイロスタビライザは軽量化のため取り外された。
前述のようにM22は空挺戦車として開発されたものであるが、アメリカ軍が保有していたC54輸送機ではM22を輸送するのに砲塔を車体から取り外さねばならず、空挺降下は実施できなかった。
これに対してイギリス軍は大型の貨物室を持つGAL49ハミルカー輸送グライダーを保有しており、M22を空挺作戦に投入することができた。
M22は1943年3月から44年2月までに830両が完成し、280両がイギリスに供与された。Locust(バッタ)の愛称はイギリス軍によるものである。
供与されたM22は1945年3月のライン川渡河作戦(Operation Varsity)で実戦投入されたが、使用されたのはごく少数にとどまり、本車両の実力が問われる機会はなかった。
これが第二次世界大戦におけるM22の唯一の実戦参加であり、アメリカ軍は一度もM22を実戦に投入せずに退役させている。
(一部のM22はイギリスからエジプトに送られ、第一次中東戦争に参加したとされる。)
アメリカ軍空挺センターは1944年12月に空挺戦車は不要であるとの見解を表明しており、本車両の後継車両は開発されなかった。
アメリカ軍の空挺戦車としてはM22のおよそ20年後にM551シェリダンが採用され、こちらは実戦に投入されたが、この車両も後継なしで退役して現在に至っている。
参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/M22.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/M22%E8%BB%BD%E6%88%A6%E8%BB%8A
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