Tier 3 フランス 駆逐戦車 / 略称: UE 57
↑ 47 mm SA-L Mle.37
車体も砲も非常に小さい。
↑ 6-pdr AT Gun Mk.IV
この状態が史実のUE 57である。砲を換装してもオモチャの戦車のように小さい。(ゲーム内で最も軽く、小さい車両。)
車体後方についている箱は弾薬庫(装甲0mm)。
見ての通り4人乗せるスペースは無いので、砲手と装填手は車外にしがみついている。
なお、砲身の横にある丸いところに車長と操縦手の頭がある。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 265 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 9/6/6 |
最高速度(前/後)(km/h) | 36/12 |
重量(初期/最終)(t) | 2.29/2.79 |
実用出力重量比(hp/t) | 17.20 |
主砲旋回速度(°/s) | 44 |
視界範囲(m) | 320 |
本体価格(Cr) | 42,500 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
47 mm SA-L mle. 1937 | 27.27 | AP APCR HE | 66 98 24 | 55 55 70 | 1,500 | 0.35 | 1.7 | 855 1,069 855 | 220 | 20 1,200 13 | 100 | -2°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6-pdr AT Gun Mk. IV | 21.43 | AP APCR | 110 180 | 75 75 | 1,607 | 0.39 | 2 | 892 1,115 | 125 | 45 2,400 | 450 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Renault 85 | 38 | 15 | 300 |
---|---|---|---|
Renault ACL | 48 | 20 | 400 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Renault UE | 7.8 | 28 | 500 |
---|---|---|---|
Renault UE bis | 7.8 | 30 | 500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
ER 52 | 300 | 100 |
---|---|---|
ER 53 | 360 | 100 |
ER 56 | 455 | 150 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
× | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 26.85% | 6.77% |
移動時 | 16.13% | 4.07% |
射界
射界 | 左7°/右7° |
---|
開発ツリー
47 mm SA-L mle. 1937 (初期/8,400) | ━ | 6-pdr AT Gun Mk. IV (3,500/25,000) | ||
ER 52 (初期/0) | ━ | ER 53 (610/3,650) | ━ | ER 56 (650/21,600) |
Renault 85 (初期/1,500) | ━ | Renault ACL (320/5,000) | ||
Renault UE (初期/440) | ━ | Renault UE bis (300/1,800) |
車両に関する変更履歴
v0.9.6 | 視認範囲を360mから320mに減少 |
v0.9.19 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 通常車輌からコレクション車輌に変更 47 mm SA-L mle. 1937の総弾数を110発から220発に変更 6-pdr AT Gun Mk. IVの総弾数を70発から125発に変更 修理費用を43%ダウン 収益性を16%ダウン HPを150から265に変更 |
解説
- 火力
砲の射界や俯角が非常に狭いという欠点がある。射界は左右7°、俯角は-2°と自走砲並の数値である。
ゆえに射撃できる地形がかなり制限されており、小さな車体と低い発射位置も相俟って少しの起伏でも射線が遮られてしまう。- 47 mm SA-L mle.37
初期砲。Tier3駆逐戦車としては全体的に火力不足なので、早めに下記6ポンド砲を搭載したい。 - 6-pdr AT Gun Mk. IV
UE 57の史実砲。*1
高い貫通力・発射速度を有している。
課金弾のAPCRは貫通力180mmと非常に高く、KV-1等の格上重戦車も軽々と貫通可能だったが、v0.9.18からは全てのTier3車両がTier5とマッチしなくなったため自慢の貫通力を持て余す戦闘も増えた。現在では通常弾でも格上の重装甲車両を正面から貫通可能な敵しかおらず、実質課金弾は必要ないと言える。
精度はそれなりだが単発火力が低めであり、格上相手には倒しきるのに苦労するかもしれない。
車両の特性上、地面の起伏で車体が大きく揺さぶられる為、照準拡散も大きい。
また、弾種にHEが存在せず、紙装甲車両にダメージを上乗せする事もできない。
- 47 mm SA-L mle.37
- 装甲
小さな車体ゆえに被弾面積は少ないが、全面が10mm未満の紙装甲である。
HEすら容易に貫通するレベルでありながら、耐久値も低い。
また車重がゲーム中最も軽い為、体当たりをされると重傷もしくは即死する事が多い。
- 機動性
Renault FT ACよりも軽量な車体のおかげで大幅に向上している。
出力重量比17.20は良好な値ではあるが、最高速度は36km/h止まりで駆逐戦車としては悪くないレベルに過ぎない。
旋回性能も悪く、接近されると狭い射界と合わさって何もできずに撃破される事もある。
また、全車両中で最軽量の2.79tの車重は、障害物の破壊に苦労することになる。
板塀や自転車程度の障害物でも接触すれば速度が大きく下がり、小さな車体は線路等のちょっとした段差にひっかかってしまうことも多い。
他車両で使える移動ルートが使えない事もあるだろう。
- その他
本車両最大の特徴は、Ikv 72に次いで全車両中第2位の隠蔽を有する事である。
隠蔽の低下する移動中ですら下手な軽戦車よりも高く、発砲時の隠蔽補正も(弱体化を免れたE 25などを除き)良好な部類だ。
とはいえ、流石に発砲すると駆逐戦車特性もあって発見されやすいので、無理は厳禁である。
なお、視認範囲は320mとそれなりだが、あらゆる茂みに隠れられる小さな車体と隠蔽の良さから緊急時は偵察も可能である。
射界の狭さからうっかり旋回して迷彩ネットの効果が切れる事もあり、右クリックでの砲身固定などを利用しよう。
このTierで取得することは難しいかもしれないが、生存性を高める第六感やカモフラージュスキルは大きな力になる。
- 総論
高貫通・高隠蔽を特徴とした癖の強い紙装甲駆逐戦車である。
低単発や狭い射界といった欠点の多い主砲、まるで頼りにならない装甲、劣悪な旋回性能を含んだ機動性など、いずれの性能にも欠点がある。
長所の貫通力と隠蔽に大きく振った性能であり、攻撃時は15mルールをしっかり理解し、茂みから距離を保って射撃して強みを活かしていこう。
個性的で面白い点は多いものの、この車両がマッチングするマップでは特性を活かし切るのは難しい。
しかし、上手くハマれば大活躍することのできるポテンシャルを持っており、ある程度経験を積んだ後に使ってみて頂きたい。
史実
Renault UE 57は装軌トラクターRenault UEの改造車両の一つ。
Renault UEはフランス軍の機械化構想の下、イギリスのカーデン・ロイド豆戦車の影響を受けて開発された装軌トラクターであり、1931年に正式に採用され、1937年には改良型のUE2が開発された。
Renault UEは改良型のUE2も含めて1940年までに5000台以上が製造されており、主に燃料弾薬の運搬や火砲の牽引に使用された。
ドイツ軍はフランス占領後に大量に鹵獲した本車を機銃や砲を搭載するなどの改造を行い本来の用途とは別の用途にも使用している。
Renault UE 57はRenault UE2をベースにイギリス製6ポンド対戦車砲を搭載した対戦車自走砲であり、ドイツのフランス占領後抵抗を続けていた自由フランス軍がありあわせの兵器を組み合わせて開発した車両である。
本車は1943年に試作車が一両作られただけで大量に製造される事はなかった。
参考資料
Wikipedia-ルノーUE
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