Cruiser Mk. I

Last-modified: 2017-10-20 (金) 12:24:38

GB-Cruiser_Mk.I.png

Tire 2 イギリス 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP150
車体装甲厚(mm)16/12/12
最高速度(km/h)40
重量/最大積載量(t)12.71/13,0
本体価格(シルバー)3,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Cruiser II
(1,400/31,000)
Cruiser I
(40/3,000)
Cruiser Mk. IA
(1,090/20,600)
Cruiser Mk. IA*
(1,270/22,300)
Cruiser Mk IA**
(270/2,300)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
Cruiser Mk. IRolls-Royce PhantomQF2-pdr Mk. IXA9 Mk. ICruiser Mk. I150250
120

48
~
80
34
~
56
10024.0
*
*
3914/12/1446300
Cruiser Mk IARolls-Royce Phantom40mm Pom-PomA9 Mk. IICruiser Mk. I
120AP
APCR
HE
49
71
23
45
45
60


22.86
2.09
0.44
4214/12/1446300
Cruiser Mk IA*AEC Type 17940mm Pom-PomA9 Mk. IICruiser Mk. III
150AP
APCR
HE
49
71
23
45
45
60


22.86
1.89
0.44
4214/14/1448320
Cruiser Mk IA**AEC Type 179QF 2-pdr Mk. IXA9 Mk. IICruiser Mk. III
150

64
121
23
45
45
60


25
1,89
0.40
4214/14/1448320

解説

イギリスの軍備としては初の巡航戦車です。開発は 1934 年にヴィッカース社により開始され、1936 年から 1937 年にかけて計 125 両が生産されました。

史実

Mk.III中戦車に替わる機動性を重視した戦車として、1930年初頭から開発に着手された中戦車で、Mk.VI中戦車と呼ばれていましたが、戦車区分の変更により、スピードと火力を求めた戦車を巡航戦車として位置づけたため、巡航戦車Mk.I(A9)となりました。
設計を手がけたのは、イギリス戦車界の雄、ジョン・カーデンで、2ポンド砲と7.7mmヴィッカース水冷機銃を主砲塔に備え、車体前部操縦室の左右に7.7mm機銃を備える小砲塔と、いかにも古めかしい設計でした。
足回りに使用されたスローモーションサスペンションは高速走行に向かなかったのですが、他に有用なサスペンションが無かったのでとりあえず採用したようです。 スローモーションサスペンションは、後にバレンタイン歩兵戦車にも採用されていました。 エンジンも当初ロールスロイス製エンジンを予定していましたが、急遽使えなくなったために市販されているAEC(Associated Equipment Company) 製のロンドンバス、ルートマスターに載せられていた150馬力のエンジンが使用されていて、巡航戦車と呼ぶには速度面でも少々抵抗のあるものでした。
1936年7月にテストが開始され、翌年までに約125両を生産、1940年のフランス戦や北アフリカ戦の初期に投入されました。

なお、パッケージCruiser Mk IAとCruiser Mk IA*で装備するポンポン砲(Pom-Pom Gun)とは、20世紀前半にイギリスのヴィッカーズ・アームストロング社が開発したヴィッカース QF 2ポンド高射機関砲(Vickers QF 2 pounder gun)の通称で、発射音からこう呼ばれるようになりました。頭文字の“QF”とは「Quick Firing」の略語で、速射を意味します。
イギリス陸軍にもオードナンス QF 2ポンド砲(Ordnance QF 2-pounder:陸軍2ポンド速射砲)という対戦車砲が存在しますが、本砲はビッカース社製の対空砲であり、ポンポン砲は区別のために「QF 2ポンド海軍砲(QF 2-pounder naval gun)」とも呼称されます。
砲身はニッケル・クローム鋼製の水冷式で、フラッシュハイダーを装備、作動は反動利用式内砲身後退方式で、射撃すると砲身が76mm後退、それに押されて発火装置が350mm下がり、排莢・装填や撃発準備が行われますが、致命的な機関系の故障や弾詰まりを頻発する不具合を抱えていました。
しかし、強力な対空火力をもち、濃密な弾幕展開ができたため、各国とも同型を採用し、日本でも輸入して使用していました。

本来は海軍仕様の対空砲で、対戦車用に塔載して使われたという記録がありませんが、タイが採用した6t戦車の対空自走砲型は、40mmポンポン砲を積を積んでいたというつながりで、採用されたのではないかと思われます。

コメント