Tier 3 イギリス 自走砲
アップデート1.10より、車輌の名称が Sexton II から Sexton に変更されました。
アップデート1.12より、車輌の名称が Sexton から Sexton II に変更されました。
公式紹介ページ
スペック
HP | 140 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 |
最高速度(km/h) | 40 |
重量/最大積載量(t) | 25.73/25.9 |
本体価格(シルバー) | 49,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | ━ | ━ | Birch Gun (5,250/152,000) | |
Sexton II (1,350/49,000) | ┻ | Sexton II 18 pdr (1,870/15,800) | ━ | Sexton 25 pdr (4,120/44,500) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Sexton II | Wright Continental R-975C1 | Q.F. 18-Pr. | Sexton | Sexton II | 140 | 400 | |||||||
400 | HE AP | 42 65 | 260 170 | 112 | * *G | 7.59 5.50 0.77 | 18 | --/--/-- | 16 | 330 | |||
Sexton II 18 pdr | Wright Continental R-975C4 | Q.F. 18-Pr. | Sexton II | Sexton II | 140 | - | |||||||
460 | HE AP | 42 65 | 260 170 | * | * *G | 7.59 5.50 0.77 | 20 | --/--/-- | 16 | 330 | |||
Sexton 25 pdr | Wright Continental R-975C4 | Q.F. 25-Pr. Gun/How. | Sexton II | Sexton II | 140 | - | |||||||
460 | HE AP AP | 44 92 71 | 280 180 180 | * | * *G * | 6.98 5.50 0.75 | 20 | --/--/-- | 16 | 330 |
解説
米M7プリーストの遠い親戚であるが、力のM7、技のセクストンという構図である。
このセクストンシリーズから、APが使えるという、自走砲の中ではまさに異色で、直接照準で敵戦車を倒せという英国面が大暴れする走りである。
なんといっても、弾切れの心配がない携行弾数。 112発という、同Tier自走砲の中では随一の搭載量、ただし、最終砲の25ポンド砲でもダメージがM7の約半分280しかないので、数に物を言わせて弾を雨あられと降り注がせるしかない。
幸い射程は長いほうなので遠距離でこちらを伺っている敵に一撃や、前線で味方とオッスオッスしている敵の妨害などを狙うのもいいだろう。 右側はプリーストよりも狭いけど射界が広いのが強みだ。
AP弾は使えるものの、正面切って戦うにはリロードや足の遅さや旋回性能に難があることがネックとなっているため、自衛と終盤の弱った相手狙い以外には積極的に使わないほうが吉である。
25ポンド砲は、課金弾までAPであるが、こちらはお守り程度に持っておくと、イザという時には役に立つはずだ。
特に思い入れがないのなら、次の旋回砲塔付きのBirchGunへ即飛びするのも1つの手かも知れないが、最終目標になるであろうFV304での格闘戦を覚える手始めに、セクストンを使いこなすのも一興だろう。
史実
ビショップとおなじ25ポンド砲を搭載する自走砲ですが、どちらかというと米軍のM7プリースト自走砲に似た、オープントップの大型戦闘室に砲を搭載したもので、車体もプリースト用のものを提供してもらう予定したが、M7自走砲がM3中戦車をベースにしたのに対して、アメリカがM3車体の供与を渋ったので、M3中戦車を改造したカナダ製中戦車ラムIIがベースになっていたのがセクストンでした。
1942年半ばに改造作業が始められましたが、この頃にはイギリス軍にもM7プリーストが導入され始めていたので、その影響を受けて、当時砲兵隊の主力であった国産の25ポンド砲を装備する自走砲を作れば、運用・補給面で好都合と考えられていました。
射程不足のビショップでの反省を踏まえ、主砲先端にはダブルバッフル式マズルブレーキが装着され、後座長(射撃の反動で、砲尾が後退する長さ)を1.02mから半分の0.51mに抑えて最大仰角45度を取れるようにしてありました。
射界は左25度、右15度。弾薬搭載数は105発で、うち87発が榴弾と発煙弾、18発がAP弾を搭載、戦闘室周囲に取り付ける防水プレートと、機関室上部に取り付けるシュノーケルからなる渡渉キットも作られたそうです。
ベースのラムII中戦車を製造するモントリオール・ロコモーティブ社により、1942年末には試作車が完成。翌43年~45年まで合計2,510両が完成しました。 資料によっては、M3をそのまま改造したとするものもあります。
派生型に主砲を撤去して通信機と指揮用テーブルを搭載した、自走砲兵連隊用弾着観測車のGPO(Gun Position Officer)があります。 これは、ドイツ軍が直接射撃を多用してたのに対し、イギリス・カナダ軍は、観測班を用いた後方からの間接射撃のみに使用していたためで、観測班からの誘導を元に、砲撃の統制を行う車両の必要性から派生したといわれています。
また、ラムII戦車の車体を改造した、セクストン用弾薬運搬車バージョンのワラビー弾薬運搬車も作られました。
その先行量産型というべきセクストンIとの違いは細部の違いで、R975-C4エンジンの換装のみでした(資料によっては補助バッテリーの交換とするものもあります)。
実戦初投入はイタリア戦線で、その後、ノルマンディ上陸作戦では揚陸艦から火力支援のために、洋上砲撃が命じられた部隊もあったそうです。 主に、水上航行を可能にしたものの、航行中は防波スクリーンのために攻撃が不能なDD戦車シリーズ(M4中戦車を改造したものなど)の上陸支援だったとされています。
ノルマンディー作戦以降は、イギリス軍に供与されていたM7プリースト自走砲に替わり、イギリス砲兵隊の主装備にされていきました。
セクストンは、ビショップ、プリーストのつながりから教会関係の名前がとられ、使用人(寺男)や墓堀人という意味があります。