A-32

Last-modified: 2018-05-05 (土) 01:06:10

A-32.png

Tier 4 ソビエト連邦 中戦車(課金戦車)

公式紹介ページ
レア戦車スポットライト

スペック

車体

HP1,300
車体装甲厚(mm)25/30/16
最高速度(km/h)70
重量/最大積載量(t)19.44/21.3
本体価格(ゴールド)2,500
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

A-32
(2,500G)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
A-32BD-276 mm L-10UA-32A-3236071-TK-3U
540AP
HEAT
HE
66
75
38
110
110
164
7230
7G
38
13.12
2.28
0.52
4035/35/3540320440

解説

マッチング優遇があり、Tier5までとしかマッチングしない。
また、レアに分類されるため、戦車ツリーには実装されない。

入手方法

入手するためには、一定の期間(2016/01/29-2016/02/05)に販売された下記のバンドルパックを購入する必要があった。

  • A-32 (2,900G)
    A-32、熟練度 100% 搭乗員、ガレージスロット x1
  • A-32 Loaded (3,250G)
    A-32、熟練度 100% 搭乗員、ガレージスロット x1、プレミアムアカウント ( 7 )
  • A-32 Fully Loaded (4,100G)
    A-32、熟練度 100% 搭乗員、ガレージスロット x1、改良型射撃装置、中口径戦車砲用装填棒、プレミアムアカウント ( 7 )

史実

A-32はソ連の試作戦車です。 BT快速戦車の後継として、A-20と共に制式採用を賭けた新型戦車試作トライアルにかけられました。

赤軍装甲戦車局は1937年8月にハリコフ機関車製造工場に対し、「武装は45mm砲または76mm砲、装輪・装軌併用の構造を採用し、装甲厚は車体25mm、砲塔20mmで傾斜装甲」の新型快速戦車の開発を指示しました。
これに対してA-20が主砲に45mm砲M1934を搭載していたのに対し、A-32は76.2mm砲L-10を搭載していました。
A-20設計時にコーシキン技師は、スペイン内戦の戦訓を独自に分析し、新型戦車にはより大型な車体と強固な装甲、そしてより強固な陣地を打ち破れる砲が必要であると考え、車体を大型化するとともに装甲厚を30mmに強化、主砲を76mm L-10に強化したA-30の開発も並行して進めます、この時は装輪併用を用いていましたが、T-28の足回りをトーションバーに替えたT-29の製作経験から、装輪併用のメリットが薄いと判断してこれを取り払い、A-32としました。
なお、この時採用された傾斜装甲はBT-SVシリーズでの試験データが参考にされているそうです。
1939年5月、ハリコフ機関車工場が大急ぎで双方の試作車を仕上げました、クビンカの戦車試験場で性能試験を受けたA-20とA-32は試験の結果、後者に軍配が上がっています。
その理由はA-20は主砲が45mm砲では威力が小さいことと、タイヤと履帯の換装に時間がかかる装輪併用にメリットが見い出せなかったことに加えて、重装甲で履帯のみでもA-20と同等以上でBT-7の機動性に迫る性能が出せることを理由に、A-32に負けて採用されませんでした。
同年8月に、制式名称をT-32としてA-32が採用されますが、フィンランドとの戦争で苦戦を強いられていたソ連軍は、A-32ではまだ性能不十分と決定を下した後に、赤軍機甲戦車局によって生産計画を破棄されました。
これに応じてすぐに、A-20を設計したコーシキン技師と彼の設計グループによりA-32の再設計が行われ、主に装甲厚を1.5倍の45mm、主砲をより長砲身の76mm L-11とする案を提出、A-34として開発が進められました。
この素早い回答に満足したのか試作車の完成を待たずに、1939年12月に制式化が受理されて、T-34となり生産認可が下ります。
こうして、T-32は正式採用となったT-34に主力戦車の座を交替されることになり、幻の制式ナンバーとなりました。

コーシキン技師は開発・試験の課程で生じた軋轢や、政治的プレッシャーによる無理が祟り、T-34の量産車が軍に引き渡された1940年9月に42歳の若さでその雄姿を見ることなく亡くなっています。

なお、XBOX版ではタンクアタックに本編に先駆けて登場し、プレイヤーが扱える車両となっていました。

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