AMX 30 1er prototype

Last-modified: 2018-10-25 (木) 15:33:35

F71_AMX_30_prototype.png

Tier 9 フランス 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)80/30/30
最高速度(km/h)65
重量/最大積載量(t)32.29/32.7
本体価格(シルバー)3,550,000

パッケージ

AMX 30 B
(/6,100,000)
AMX 30 1er prototype
(/3,550,000)
AMX 30 1er prototype
(58,500/)
AMX 30 1er prototype (105)
(79,000/)
AMX 30 A early
(104,000/)
AMX 30 A late
(136,000/)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
AMX 30 1er prototypeSOFAM 12 GSds90 mm F3AMX 30 1er prototypeAMX 30 1er prototype1,550720
720AP
APCR
HE
170
248
45
240
240
320
50255
12G
255
7.59
2.4
0.34
3480/40/3040380
AMX 30 1er prototypeSOFAM 12 GSds100 mm SA47AMX 30 A pré-sérieAMX 30 1er prototype1,550通信範囲
720AP
APCR
HE
232
263
50
300
300
400
501,030
10G
650
6.59
2.6
0.36
3680/40/3040380
AMX 30 1er prototype (105)SOFAM 12 GSds105 mm mle. F1AMX 30 A pré-sérieAMX 30 1er prototype1,550通信範囲
720APCR
HEAT
HE
260
320
53
390
390
480
501,210
12G
680
5.88
2.5
0.34
3680/40/3040380
AMX 30 A earlySOFAM 12 GSds105 mm mle. F1AMX 30 A pré-sérieAMX 30 A pré-série1,650750
720APCR
HEAT
HE
260
320
53
390
390
480
501,210
12G
680
6.06
2.3
0.34
3680/40/3044390
AMX 30 A lateHispano-Suiza HS 110 pré-série105 mm mle. F1AMX 30 A pré-sérieAMX 30 A pré-série1,650750
720APCR
HEAT
HE
260
320
53
390
390
480
501,210
12G
680
6.06
2.3
0.34
3680/40/3044390

解説

  • 概要
    Tier9フランス中戦車
    いまだフランスで現役のMBTのAMX-30の試作車両。
    ちなみに、「1er」は「プルミエ」と読み、英語の「1st」と同じような意味。
  • 火力
    俯角は-8°と良好で、車両特性の似たLeopard prototyp Aよりも優れる。
    • 90mm F3
      AMX 13 90から引き継ぐ初期砲。
      Type 61の初期砲のようにDPMに優れている訳でもなく、Tier9中戦車としてはかなり厳しい性能である。
    • 100mm SA47
      AMX 50 100などと互換性がある中間砲。
      オートローダー車両と比べて精度や照準時間がやや優れているが、単発砲化した事で凡庸な性能になってしまった。
      DPMが良い訳でもないので最終砲への換装を急ぎたい。
    • 105mm mle.F1
      本車両の長所と言える最終砲。
      通常弾APCRの貫通力260mm、金弾HEATの貫通力320mm、単発390ダメージというTier10MT相当の主砲を、精度0.33で8秒強の発射速度で撃つ事ができる。
      さらに弾速が全車両中最速クラスで、偏差撃ちの必要がほとんど無く、非常に使い勝手が良い。
      一方、移動時の照準拡散がかなり大きめで、スペック上より照準時間がかなり長く感じるだろう。
      短所も有るが、全体としてはTier9中戦車内でも屈指の性能を誇る。
  • 装甲
    高機動の車両らしく紙装甲である。
    砲塔には頼もしそうな防盾がついているが、格下の狙いの甘い弾なら弾ける程度であり、期待はできない。
    車体正面上部の最大装甲厚は80mmであるが、傾斜がきつい部分の装甲厚は40mmしか無いので全くあてにならない。
    側背面は榴弾にも楽に貫通される程に薄い。
  • 機動性
    最高速度65km/hは中戦車の中でトップクラス。
    出力重量比は20を越え、長距離の陣地転換であっても楽々行える。
    ただし、旋回速度がTier9MT中でE 50に次ぐブービーである事には注意。
    HTに劣らぬ重装甲のあちらに比べ、こちらは前述したとおりの紙装甲。
    この車体旋回性能の低さに伴う回避の遅れで、予期しない被害を受ける事がままある。
    このため自走砲からの攻撃を回避し辛かったり、自走砲を狩りに行ったが車体が回らず、紙装甲と相まって返り討ちにされるといった事も。
    機動力自体は総じて高いが、やや小回りが利かないという特徴を念頭に置いておこう。
  • 隠蔽・視界
    隠蔽率は一般的な中戦車くらいは確保されており、不足を感じる事は少ないだろう。
    視界は改良砲塔で390mとTier9MTとしては平凡。搭乗員スキルや拡張パーツで強化しておこう。
  • 総論
    高性能の主砲と高機動、紙装甲が特徴。
    に関してが、あくまでの水準である。
    大きな移動時拡散・薄い装甲・車体の取り回しの遅さ等の短所があり、特に自走砲のいる戦場では前線での継戦・対応能力に不安があるが、MTとしては高いDPMを持つ主砲を備え、機動力と併せて戦況に応じ様々な場所で柔軟に戦える。
    的確に状況を読み・自在に戦場を駆け回る事で、戦況を左右できる。

史実

AMX-30は現在でも使われているフランス陸軍の主力戦車です。
1957年、西ドイツとフランス共同製作の戦車として開発が開始されたましが、1963年に仕様やコスト等、要求の行き違いから決裂、その結果、フランスが採用したのがAMX30で1966~93年に生産された他に、サウジアラビア、カタール、クウェート、キプロスが採用し、スペインでライセンス生産されました。
一方、ドイツはレオパルト1を自力で開発して、これを主力戦車として据えています。

AMX-30の搭乗員は4名で、車体前部左に操縦手、砲塔右に車長、その前方に砲手、左に装填手が座る配置になっています。
車体は全溶接の圧延装甲で、車体前部のみ鋳造式、砲塔は全て鋳造式を採用していますが、試作当初は前面装甲でも50mm程度しか無いらしかったのですが、あまりに薄すぎると思ったのか、生産車では車体前面右に2枚の増加装甲板がハッチのように装着されるようになりました。
操縦手ハッチにはM223ペリスコープ3基が装着され、車体左右の赤外線ヘッドライトを使用して中央のものはアクティブ赤外線式夜間ペリスコープOB16Aに交換できます。主砲の向かって右に白色光/赤外線サーチライトを備え、有効照射距離は白色光1,200m、赤外線800m、更に車長用に小型サーチライトも搭載されており、夜間の有効交戦距離は500~700mとなります。
主砲は自国産のサーマル・スリーブ付き56口径105mm砲CN105F1で、新型HEAT弾のG弾(特殊ベアリング装置の内蔵でジャイロ効果を打ち消し貫通力を向上させたHEAT)を主に使用します。 初速毎秒1,000mで貫徹力360mmという触れ込みであったのですが、実際はあまり威力が無く、タングステン弾芯のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾:初速1,525m)も開発して搭載していました。
G弾は、徹甲弾と違い回転運動のない静止状態で威力を発揮するHEAT弾に、ジャイロ効果での運動効果を相殺しつつ、回転運動を与えて安定性と飛距離の延伸を付与しようという着想から生まれたものでした。 しかし、外殻のみのジャイロ効果は全体が回転する徹甲弾の運動質量よりも軽くなり、効果を十分に発揮出来ない半ば失敗作だったのに加え、すぐ後にAPFSDSなどの翼安定弾が開発されていた事もあり、主要弾になり損ねると言う結果になったのです。
他にSCC61対戦車粘着榴弾、PLPN多目的粘着榴弾、OE60榴弾、発煙弾、照明弾、更にNATO標準となっていた戦車砲のL7系と同じ徹甲弾も使用可能でした。 弾薬搭載数は47発(初期には50発)。
マズルブレーキやスモーク・エバキュエーターは無いものの、圧縮空気で発射ガスを排出する装置が付いています。
砲の俯仰角は-8度から+20度。 砲塔左側面に弾薬積み込み及び空薬莢排出用小ハッチがあります。 同軸に当初12.7mm機銃M2を搭載していましたが、後にイスパノ・スイザ製20mm機関砲F2に換装しており、同軸を解除すると最大40度まで仰角がとれるようになっています。 AP・HE両方を使用でき、発射速度は毎分900発。対空機銃は車長用キューポラに装備されている7.62mmF1遠隔操作機銃(当初は剥き出し、後にボックス収容)で、俯仰角-10度から+45度。 砲塔側面に発煙弾発射機2基ずつを備えています。
車長用キューポラは全周旋回式のTOP7で、周囲に10基のL794Bペリスコープを装着、その前には装甲カバー付きSOPELEMM270プリズム・ヘッドが機銃射撃照準用に装備されています。
キューポラの頂部にあるハッチには白色光/赤外線投光器が搭載され、有効距離は白色光で700m、赤外線で500m。
砲塔上面左には装填手用ハッチがあり、前方にM222同軸機銃照準用ペリスコープ1基、左にL794ペリスコープ2基を持っています。
砲手用照準器は砲塔上面のM222照準用ペリスコープ(夜間用OB17Aと交換可能)と防楯右のM271直接照準鏡(視界160ミル、倍率8倍)で、車長が操作する2m基線長式測遠機M208(倍率6倍、測定距離600-3,500m)も砲塔に装備しています。
主砲防楯左脇には箱形のPH8B1白色光/赤外線投光器(白色光で距離2,000m、赤外線で距離1,000m)を装備可能です。
転輪は片側5つで、サスペンションはトーションバー式、最前部と最後部にダンパー・スプリング、2~4輪に油圧式ショックアブソーバー、最後部にレバータイプの油圧式ショックアブソーバーが付きます。 履帯は片側85枚、シングルピン・シングルブロック式センターガイド付きで、ゴムパッドを装着可能。
防水シールを貼ると2mまで、シュノーケルで4mまで渡渉できるようになっています。
それまで、フランスが執心だった揺動砲塔搭載戦車では構造上の不備が原因で採用されなかった要因の一つの放射能、生物・科学兵器から乗員を守る、NBC防護装置をAMX-30では備えています。
全長9.48m、車体長6.59m、全幅3.1m、全高2.29m、戦闘重量36t。
エンジンはイスパノ・スイザ社製HS110水冷12気筒ディーゼルエンジン(720馬力)、トランスミッションは機械式で前進5速・後進5速、カタログ値で最大速度65km、燃料搭載量970リットルで航続距離500~600kmを発揮します。

コメント

  • センチュ1乗りのトラウマ。コイツに何度フルボッコされた事か、、、。 実は全然紙装甲ではない罠(格下の見るとセンチュ7/1より脅威度が高い)。84mm相当の砲で勝てる気がしない(´;ω;`) -- アメジスト? 2018-10-25 (木) 15:33:34