Tier 6 アメリカ 中戦車
スペック
車体
HP | 720 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 64/38/38 |
最高速度(km/h) | 48 |
重量/最大積載量(t) | 29.9/33.0 |
本体価格(シルバー) | 930,500 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | M4(105)HVSS (8,145/70,500) | ┳ | ━ | ━ | Jackson (51,900/884,200) | |
┃ | ┣ | ━ | ━ | T20 (55,500/1,340,000) | ||
M4A3E8 (30,500/930,500) | ┻ | M4A3E8(76) (16,415/97,580) | ╋ | M4A3E8(76) Late (16,115/131,350) | ||
┗ | M4A3E8(105) (11,815/109,650) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
M4A3E8 | Wright Continental R-975C1 | 75 mm Gun M3 L/37 | NVSS T66 | D51074 | 720 | 395 | |||||||
400 | AP APCR HE | 92 127 38 | 110 110 175 | 71 | 56 7G 56 | 15.79 2.09 0.46 | 37 | 63/63/63 | 38 | 330 | |||
M4(105)HVSS | Wright Continental R-975C4 | 105 mm SPH M4 L/23 | NVSS T80 | D51074 | 720 | 395 | |||||||
460 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 46 | 166 10G | 7.50 2.29 0.55 | 40 | 63/63/63 | 38 | 330 | |||
M4A3E8(76) | Wright Continental R-975C4 | 76 mm Gun M1A1 | NVSS T80 | D51080 | 750 | 395 | |||||||
460 | AP APCR HE | 128 177 38 | 115 115 185 | 71 | 96 7G 68 | 14.29 2.29 0.43 | 40 | 76/51/51 | 39 | 370 | |||
M4A3E8(76) Late | Ford GAA | 76 mm Gun M1A2 | NVSS T80 | D51080 | 750 | 615 | |||||||
520 | AP APCR HE | 128 177 38 | 115 115 185 | 71 | 96 7G 68 | 18.18 2.29 0.40 | 40 | 76/51/51 | 39 | 370 | |||
M4A3E8(105) | Ford GAA | 105 mm SPH M4 L/23 | NVSS T80 | D51080 | 750 | 615 | |||||||
520 | HE HEAT | 53 101.59 | 410 350 | 46 | 166 10G | 7.50 2.29 0.55 | 40 | 76/51/51 | 39 | 370 |
解説
E2ジャンボに対して、M4の順当なバージョンアップともいえるのがM4A3E8イージーエイトである。
主砲選択アンケート
どの主砲を良く使ってますか?
史実
M4シリーズに追加装甲を施した現地改修モデルと思われがちですが、れっきとしたM4A3の後期生産型としてバルジの戦い後半に登場しました。
試作戦車T23から流用された砲塔に52口径76.2mm戦車砲M1A2を搭載していて、車体も前面装甲を一枚板にして生産性と対弾性能を向上させ、湿式弾薬庫を備えると同時に、足回りの変更に伴い履帯が幅広になりフェンダーも増設されました。
バルジの戦い以降、防御力を補うため、第3軍所属のE8に撃破されたシャーマンの前面装甲を溶接した車両が現地改修として、数多く存在したのはあまりにも有名です、元々のE8共々、イージーエイトの愛称で一躍知られるようになりました。
戦後、他のM4もE8と同じ物に改修され、イスラエルや日本にも供与されたりして使用されましたが、体格の違いから足が届かなかったりするなどの理由から、陸上自衛隊ではあまり評判がよくなかったそうです。
ちなみに、足が届かないので操縦手は立って操縦、ギアチェンジは足で蹴れと教官に言われたそうです。
訓練中にギアチェンジがうまくいかず、ニュートラルで急坂を爆走した伝説があり、操縦手と車長、装填手が真っ青になっていました。(砲手は密閉空間で、全体状況が掴めないので、やけに飛ばしているとしか思ってなかったそうです。)
イスラエルでは、スクラップや余剰品をかき集めて仕立てた物が使われていたとか、朝鮮戦争ではM26パーシングより活躍したなどのエピソードもあります。
1944年8月~1945年9月までに2,539輌が生産されました。
アルデンヌの戦いにおいて、歩兵を支援する為に投入されたシャーマンでしたが、指揮系統がメチャクチャになったため、新兵が多かったこの頃の多くの部隊は訓練でアドリブでの協調戦闘訓練をしていなかったので、歩兵部隊と戦車部隊がお互いを無視して戦ったそうです。
ベトナム戦争時、陸自ではもはや旧式じみてきたが現役だったM4を使用していました、ある日、富士演習場の片隅で訓練中の戦車教官に、隣接していた米海兵隊駐屯地「フジパーク」の若い海兵から、「あの戦車(M4A3E8)はジャパニーズ製なのか?」と聞かれ、ジェネレーションギャップを感じて「アメリカ製だよ」と答えたとか。
航空機のガソリンエンジンを使用しているので、「贅沢にガソリンを撒き散らしながら走る」と言われ、リッターあたり100mと実にアメリカらしい燃費性能でした。 反面、機械制御に頼る部分が多く、整備には経験と勘が頼りになるものの、戦車の機構を習熟するには最適だったそうです、異常個所は叩けば判るとハンマーでの整備点検を教え込まれました、61式戦車の整備点検では役に立ちましたが、74式戦車では精密機器のカタマリとなり、ハンマーは使われ無くなり苦労して習熟した隊員の中には淋しくなったと漏らした者もいたとか。
イスラエルでは、同じくM4A3E8は旧式化していたものの信頼性と整備性が買われて、多数がスクラップや中古から修理整備されて再生、その上魔改造を受けてシリアやエジプトなど周辺国の装備する主力戦車に負けない火力を手に入れています。 そのお陰で苦労の末に配備したイギリスのセンチュリオンより戦車兵から絶大な信頼を得ていました。 1960年代の中東戦争時、ソ連が供給していたT-54/T-55などに交じって、シリアがスペイン経由で入手したパンターやIV号戦車などの旧ドイツ軍戦車達と再び砲火を交える事になるというのは、皮肉な話ではないでしょうか。 ちなみに、スペインは戦後すぐに、国内や北アフリカ、ヨーロッパ中からドイツ戦車やフランス戦車などを掻き集め、輸出してちゃっかりと外貨を稼いでいました。
コメント
- 強力な正面装甲を備えるジャンボの影に隠れて目立たないが、良好な足周りと地形対応力、そして垂直安定装置による速射性、ある意味ティアー6にして中戦車の完成型とも言える良車両。並以下の単発ダメージという欠点を殺し、優れたDPMを活かす立ち回りをしないと活躍は望めないが、コイツで安定した成績を出せれば中戦車乗りとして一人前と思っていいだろう。中戦車道を極めんとする全ての人に一度は乗って欲しい一台である。 -- 2014-06-17 (火) 22:25:37
- ある程度コレが使えないと米MTツリーは厳しいだろうね。このツリーを続けるか切るか判断する材料として触るべき車両だと思う。 -- 2014-10-25 (土) 11:43:05
- アップデート1.5で、上位エンジンや通信範囲が拡大した105mm榴弾砲搭載パッケージが追加された。これにより、105mm榴弾砲を選択した場合のデメリットが解消されている。 -- 2014-09-28 (日) 21:46:38
- おお!待ってた!Tierトップの時に体力に物言わせて戦線を食い破って榴弾でオッスオッスしてこそのジャンボ!・・・あ、KV-2さん・・・・ちーっす・・・・ -- 2014-09-30 (火) 02:23:37
- 誤爆した。 -- 2014-09-30 (火) 02:25:06
- コッソリ追加なんてWGのいけず・・・。 -- 2014-09-30 (火) 02:26:03
- おお!待ってた!Tierトップの時に体力に物言わせて戦線を食い破って榴弾でオッスオッスしてこそのジャンボ!・・・あ、KV-2さん・・・・ちーっす・・・・ -- 2014-09-30 (火) 02:23:37
- MTいろいろ乗って疲れてコイツに戻って来たらホッとする、そんな1台 -- 2015-06-01 (月) 01:19:14
- 最高速は大したことないけど良好な加速と旋回でキビキビ走る車両。装甲と単発の火力は低い部類なので真っ向勝負は避け、軽いフットワークを生かして観測や側面取りを意識して戦おう。 -- 2016-05-20 (金) 00:25:45
- Tier5のM4の純粋強化型(というか後期生産型)。最高速度は高い訳ではないが、エンジンと履帯のバランスが良くキビキビと動ける。装甲面はM4から微強化程度だが、周りの性能強化には追いついていない為相対的にやや撃たれ弱い印象(耐久値は上がっているので意外とタフ)。この車輌の強みは砲可動域の広さ。特に俯角である。初期砲の76mm Gun M3と76mm Gun M1A1で俯角10度、105mm SPH M4 L/23と76mm Gun M1A2で俯角12度。この俯角の大きさはハルダウン戦術との相性が非常に良く、装甲の頼りなさを補う立ち回りを可能にする。最終的に搭載砲は105mm SPH M4か76mm Gun M1A2のどちらかになるが、好みで構わない。ただし76mmが多数派である。基本的な立ち回りは味方HTなどの主力に随伴し、敵との交戦の際には履帯切りや側面襲撃、主力車輌の装填時間の穴埋めや近眼車輌の代わりに敵の姿を確認するなど、徹底して味方のサポートをこなす事が求められる。火力面はパンチ力に難があるが、代わりに手数で押せる(これは76mm砲の場合)。しかし一撃の軽さから主役ではなく黒子役が適任。目立たないが居ないと困る名脇役として、味方を存分に引き立ててやれば不思議と活躍でき、スコアも伸びるというMT好きにはたまらない優秀車輌である。 -- 2016-08-31 (水) 06:21:17