概要
High Stakes
https://www.newgrounds.com/portal/view/772391
作者:Krystman
(作者Newgroundsアカウント:https://krystman.newgrounds.com/)
公開日:2020/11/22
プラットフォーム:HTLM5
吸血鬼を相手にギャンブルをするカードゲーム。
2024年のラスベガスにて吸血鬼達に血を吸い尽くされた主人公(プレイヤー)は、彼らの酔狂によりごく少量の血を返され、残りの血と命の賭かったデスゲームをする羽目になった。
プレイヤーはわずかな血液20mlを元手に、カードゲームで対戦を行う。
勝つと血が得られ、負けると手持ちの血を奪われる。
最終的に計5000mlの血全てを取り戻せればゲームクリア。負け込んで血を全て失うとゲームオーバーとなる。
このゲームはオートセーブだが、ゲームオーバーになるとセーブデータが破棄され最初からのやり直しとなる。
もっともきちんとリスク管理をし、慎重にプレイすればごく序盤以外でゲームオーバーになる恐れはまずない。
言い換えれば慢心すると最悪の事態も起き得る難易度となっている。全てはプレイヤー次第と言えよう。
- タイトル画面が若干不気味である。ホラーが苦手な人は早々に次の画面へ移ることを勧める。
- 体重65kgの標準的な人間の血液量が5000mlとされている。
たった20ml返してもらっても致死量なのは一緒だろとのつっこみは控えたい。
操作方法
操作はキーボードのみ受け付ける。マウスでは一切操作できない。
| 矢印キー | 対戦相手やカードの選択 |
|---|---|
| Z/M/Vキー | 各種決定(カードをめくる等) |
| X/N/Cキー | 各種キャンセル |
ルールの解説
対戦相手の選択
まずは吸血鬼達の中から対戦する相手を選ぶ。最初は最も格下のBAFURのみ選択可能。
血液を溜めて一定量を支払うことで、より上位の吸血鬼を解禁、勝負を挑めるようになる。
| 吸血鬼 | BAFUR | HOUKIN | ZVER | ORLOK |
|---|---|---|---|---|
| 解禁費用 | --ml | 50ml | 200m | 1000m |
| スコア倍率 | (1倍) | 5倍 | 10倍 | 100倍 |
格上の吸血鬼ほど対戦後の血液の増減量(次項を参照)に倍率が掛かり、ハイリスクハイリターンな勝負になる。
対戦の流れ
対戦は1回5ラウンドから成る。始まると9枚のカードが、それぞれ伏せられた状態でランダムに場に置かれる。
カード群は2から9までの数字が記されたカードと、「吸血鬼のカード」が各1枚ずつで構成されている。
吸血鬼は数字の10のカードとみなされる。よく覚えておくこと。
プレイヤーはカードを1枚ずつ選んでめくっていく(初めにランダムな1枚が自動的にめくられる)。
吸血鬼のカードをめくってしまうとそのラウンドはプレイヤーの負け。
吸血鬼のカードを避けてそれ以外のカードを8枚全てめくるか、後述の杭で吸血鬼のカードを刺すことに成功するとプレイヤーの勝ちとなる。
勝負が決まるとそのラウンド内の勝敗やゲーム内容に応じて(下表参照)、対戦後にプレイヤーが獲得できる(または手持ちから没収される)血の量が増減する。
詳細は下表の通り。現在の血の±量は画面右下に逐一表示される。
これを計5回=5ラウンド分繰り返し、最終ラウンドの決着がつくと対戦終了。収支が確定し、プレイヤーの血量が実際に増減する。
下表の血量は全て基本値。実際はそれぞれに対し対戦相手ごとの倍率が掛かる。
各ラウンドの勝負に負けた場合、AとDはマイナスとして計上される。
| A:決着までにめくったカードの枚数 | 枚数x1ml |
|---|---|
| B:勝利ボーナス(勝利時のみ) | +2ml |
| C:パス使用ペナルティ(パス実行時のみ) | -2ml |
| D:杭刺し成功ボーナスor失敗ペナルティ | 13~3ml |
- Aに特に注目したい。
カードを多くめくるほど勝利報酬が(基本的には)増えると共に、負けた時のリスクも高まることになる。
ヒントトークン
カードが置かれる場の外には、プレイを有利にするHint Tokens(ヒントトークン)がランダムに配置されている。
ヒントトークンは初めは自由に使うことはできない。各トークンの正面に当たる横列または縦列のカードを3枚全てめくると、そのトークンが使用可能になる。
ヒントトークンは基本的に、場にあるカードの上に重ねて置くことで効果を発揮する。
使いたいトークンにカーソルを合わせて決定キーを押し、続いて対象とするカードを選んで決定キーで使用される。
いずれも一回限りの使い捨てなので注意。使用を中断したい時は元あった所にカーソルを置いて決定を押せばよい。
- 「+」トークン(伏せカードの数字が一定の範囲内で判明する)
- 伏せられているカードの上に置いて使用する。使うとトークンの表示が「7+」といった数字に変化する。
これは置いたカードの数字がいくつ以上であるかを表している。7+なら7以上、すなわち7、8、9と10(=吸血鬼カード)のどれかであることを意味する。
ただし数字は9+が上限。吸血鬼カードに使っても10+とは絶対に表示されない。
実測上トークンに表示された数字と、実際のカードの数字は一致している(5+ならカードの数字も5)確率が比較的高いと思われる。
この「比較的」をどう判断するかはプレイヤー次第である。ちなみに2+で吸血鬼が出た例も確認済み。
最も弱い吸血鬼のBAFUR戦では2個、その次のHOUKIN戦では1個、それぞれこのトークンがランダムなカードに配置された状態で各ラウンドを始められる。
- 「<>」トークン(伏せカードの数字を隣のカードとの比較で推測できる)
- 伏せられているカードが1枚以上隣接している、すでにめくられているカードの上に置いて使用する。
使うとトークンを置いたカードと、そのカードと隣り合っている全ての伏せカードとの間に不等号が表示される。
この不等号は各カードの数字の大小関係を表している。例えば5のカードにトークンを置き、その右隣にある伏せカードとの間に「<」が現れた場合、伏せカードの数字は6以上(5は含まない)ということになる。
- 「□」トークン(吸血鬼カードの在り処が大まかに判明する)
- このトークンはカードの上に置いて使うものではなく、選んで決定した時点で効果を発揮する。
使うとカード2枚x2枚分の大きさの枠が現れて回転し、吸血鬼カードのある位置を含んだ特定の範囲が強調表示される。
最弱のBAFUR戦ではこのトークンは一切出現しない。次のHOUKIN戦からの登場となる。
なおこのトークンで表示される枠は、必ずより多くの伏せカードを含めた位置に出現する。
(図A) 234 例えば場のカードの配置が図Aのようになっていて、 567 このうち「7,X(吸血鬼),9」の3枚がまだ伏せられているカードとする。 8X9 (図B) 234 この時「□」トークンを使うと、枠が現れる位置は 5!6!7 ルール上では「5,6,8,X」を囲む位置(図Bの「!」の位置)か、 8!X!9 同図の「6,7,X,9」を囲む位置(図Cの「!」の位置)のいずれかとなる。 (いずれも「X」のカードを含む位置である) (図C) 234 だがこの状況においては、実際は枠は『必ず』図Cの位置に現れるようになっている。 56!7! 図Bの場合は枠の中には伏せカードが「X」の1枚だけ、図Cは「7,X,9」と3枚もある。 8X!9! 図Bならこれだけで吸血鬼カードを特定できて助かるのだが、そう甘くはないという設定である。
杭
ヒントトークンも使ってゲームを進めていくと、吸血鬼カードの位置がはっきり特定できることがある。
その場合は場の左にあるStake(杭)を取り、吸血鬼カードに対して使う(刺す)ことで一気に勝負を決められる。
(使用を中断したい時は元の場所に戻す)
見事吸血鬼カードに命中すればその時点でそのラウンドは終了し、プレイヤーの勝利となる。
さらに勝利ボーナスの2mlと、杭の上部に表示されている量の血もボーナスとして獲得量に加算される。
- 杭ボーナスの初期量は15mlで、カードをめくるごとに2mlずつ減っていく。このためより早い段階で刺すほどより儲かる。
なお残りの伏せカードが2枚になった時点で杭は場から取り除かれ、使用不能になる。
ただし誤って吸血鬼でないカードを刺してしまうと、逆にそのラウンドはプレイヤーの敗北となる。
加えてその時点での杭ボーナスがそのままペナルティに置き換わり、没収される血の量に加算されてしまう。要注意。
- 余談だが本ゲーム名にあるStakesは、Stakes(賞金)とStake(杭)を掛けたシャレだったりする。
前者は競馬の〇〇ステークス等の由来でもある。
ちなみに競馬の「ステークス」は、各出走馬の馬主が出し合った賭け金を賞金として提供しているレースを指す(現代の競馬ではまた少し仕組みが異なる)。
パス
たくさんカードをめくったのに吸血鬼カードの位置が分からず、これ以上リスクを負いたくないという時はパスを選ぶこともできる。
画面左下(杭の真下)にあるPASSを押すと、その時点でそのラウンドは打ち切りになる。
さらに「カードをめくった枚数-2」mlの血を無条件に獲得できる。
稼ぎは減ってしまうが、堅実に血を貯めたい時は有効な手段となる。
ダブルアップチャンス
5ラウンド中3ラウンド以上を勝ち越せた場合、吸血鬼からダブルアップをやらないか提案される。
これを受けるとその回の対戦で得られた血を全て賭け、さらにもう1ラウンド勝負が発生する。
(この勝負では杭は使用できないため、吸血鬼以外のカードを全てめくることのみが勝利条件となる。ヒントトークンは使用可能)
勝つと賭けた分の2倍の血を得られるが、負けると全て失われ儲けはゼロになる。
拒否ももちろん可能なので、受けて立つかどうかはよく考えること。
攻略
- このゲームは100%確実に勝つ方法は存在しないが、定石をいくつ知っているかで勝率は劇的に変わる。上手な立ち回りを覚えて実行したい。
- 格上の吸血鬼は勝てばより多くの血が得られるが、負けた時の損失も大きい。一気にゲームオーバーにならないよう血を充分貯めてから挑戦すること。
大負けした時は格下の吸血鬼で血を貯め直してから出直したい。- 目安としては倍率の20~25倍、プレイヤー自身のミスによる大失敗を考慮するなら30倍ほどの量の血があれば即死はしないはず。
2番手のHOUKINなら倍率は5倍なので、100~125mlほどあれば安全圏と言える。
自信があればもう少し少なくても構わない……が、不運だけで5ラウンド全敗する悲劇も無いとは言い切れないので注意。- 特に最格上の吸血鬼ORLOKは、一度に1000や2000の血が動きかねない大勝負となる。
ひとつ前のZVERを相手にコツコツ稼ぐのでも5000mlには充分届く。ORLOKに挑むのなら万全の備えと、引き際を心得たプレイを怠らないように。
- 特に最格上の吸血鬼ORLOKは、一度に1000や2000の血が動きかねない大勝負となる。
- 目安としては倍率の20~25倍、プレイヤー自身のミスによる大失敗を考慮するなら30倍ほどの量の血があれば即死はしないはず。
- パスは無用なリスクを回避する有効な手段となる。手詰まりになった・なりそうだと思ったら忘れず使うこと。
残り2枚または3枚、場合によっては4枚で使ってしまう手もあるかも知れない。
他にも十分な確信なしに杭を使わない、無理にダブルアップをしない等、堅実なプレイがクリアへの近道である。急がば回れ。- もっともあえてヤマ勘で杭を刺したり、ダブルアップに積極的に挑むのもまたひとつのプレイスタイルである。
せっかく賭けをするゲームなのだから、ギャンブラーになりきって破天荒に遊ぶのも大いに良しだろう。
ただし結果は自分で受け止めること。オケラになってヤケ酒食らって道端に吐くのはみんなの迷惑である。
- もっともあえてヤマ勘で杭を刺したり、ダブルアップに積極的に挑むのもまたひとつのプレイスタイルである。
定石
以下はあくまで基本の勝ち筋である。これらにこだわり過ぎず、臨機応変に立ち回りたい。
■はまだめくっていないカードを表す。
基礎編
■39+ ヒントトークン「+」を使ったら「9+」と出た。 ■5■ 9+に該当するのは9と10、すなわち吸血鬼のカードのみ。しかし9はすでに場にある。 ■9■ よって9+は10、すなわち吸血鬼以外にない。杭を刺そう。
7■■ 同じく「+」トークンで、今度は「6+」と出た。 686+ だが6,7,8,9のカードがすでにめくった後である。よって6+は吸血鬼。 9■■ 「+」トークンを使った際はすでに明らかになっているカードの数字をよく確認すること。
625 詰みパターンの典型。9と吸血鬼だけが残ってしまった。 784 トークンを使っても暴きようがないのでパス推奨。または確率1/2の幸運を信じてトライか。 ■9+3 (不明カードが互いに離れた位置にあれば、「□」トークンなら吸血鬼を特定できる)
発展編
++<> ここからはトークンの配置も考慮した解説となる。 243+ 「+」と「<>」のどちらを優先するかは、最初の一列をめくって出た数の大小から考える。 ■■■<> 左図の場合は小さい数字しか出てきていないので、「<>」は優先順位が低くなる ■■■+ (「<>」は9や8など大きい数字に使ってナンボ)。次は「+」を取れる列を選びたい。
+<>+ ■4■<> 縦一列をめくって「<>」が手に入り、さらに9のカードが出た。 ■3■+ 早速9に「<>」を使えば、その両隣の2枚が吸血鬼かどうか確実に判定できる(9より大きい数字は10のみ)。 ■9■+ 漫然とプレイしていたらいつ吸血鬼に当たるか分からないのだから、チャンスがあれば積極的に狙うべきである。
<>++ 上からめくっていったところ、中央のカードが9だった。 ■6■<> そこでそのまま下へ進むのはやめ、上の「<>」がある横列に狙いを変更。 ■9■+ 9に使えば一気に3枚のカードを完全判定できる。 ■■■+ 9を早い段階でめくれた時はチャンスなので有効に活用したい。
<>+<> ■■■+ 「□」が縦または横の中央の列にある時は、左図のように真っ先にそれを確保したい。 734□ 早速使えば残りの6枚中2枚が吸血鬼候補となり、他の4枚は安全なカードと判明する。 ■■■+ さらにトークンも2個確保、とかなり有利な状況になる。 <>+<> ■5■+ または「□」を温存しつつ、十字の形になるようさらにめくっていく。 734□ ここで「□」を使えば枠は四隅のいずれか1枚だけを示さざるを得なくなり、100%吸血鬼を特定可能。杭も刺せる。 ■8■+ 徒手で5枚もの数をめくるリスクはあるが、少なからぬ杭ボーナスも得られるおいしい布陣。
□++ 2■■+ 「□」が端の列にある時は、残りの伏せカード群を分断するように中央の列をめくっていく。 8■■<> この例の場合は8から右へ横列をめくると伏せカードが上下に分かれ、「□」が機能するようになる。 4■■<> 逆に上か下の列をめくってしまうと「□」は役に立たなくなる。他の縦列も同様。
「連勝」について
5000mlを達成しエンディングを迎えると、セーブデータは自動的に消滅。同時にタイトル画面に「STREAK:1!」といった文言が現れるようになる。
これは途中でゲームオーバーにならずに連続でゲームクリアした回数を表している。
この「連勝数」が増えるほど、新たに最初からゲームを始めた際の難易度が上昇する。
例えばパスをした際の血の減少量が、連勝1回ごとに1mlずつ増えていく。このため連勝するほどパスも安牌な手段ではなくなってくる。
他にも難易度の上昇要素があるかは不明。途中でゲームオーバーになると連勝数はゼロに戻る。
- 連勝をしていく上で最も注意すべき場面は、初めからやり直した直後の最序盤と思われる。
初期血液の20mlは運悪く連敗するとすぐ後がなくなる量である、BAFUR戦では「□」トークンがなく勝ち筋が少ない、格下の吸血鬼で血を貯め直すこともできない……など、実は不安要素が多い。その上パスで血を得られる量も少なくなっている。
血液さえ貯まれば余裕も出てくるので、とにかく最初は油断しないこと。