Tiny Heist

Last-modified: 2021-10-20 (水) 23:17:31

概要

Tiny Heist
https://www.newgrounds.com/portal/view/687271(Flash版)
https://terrycavanaghgames.com/tinyheist/html5HTML5版
作者:TerryCavanagh
(作者サイト:https://terrycavanaghgames.com/
公開日:2017/01/11(Flash版)
プラットフォーム:Flash / HTML5

 

ダウンロード版
https://terrycavanagh.itch.io/tiny-heist

 
 

シンプルなシステムとドット絵の短編ローグライクRPG。
警備の厳重なビル(?)に潜入し、宝石(Gem)をくすねながら屋上を目指す。難易度高め。

  • ダウンロード版はDownload Nowのボタンを押すと2ドルの寄付を求められるが、強制ではない。
    払いたくない人はNo thanks, just take me to the downloadsを選べば無料でダウンロードできる。
 

日本人による詳細なレビュー記事を発見したので紹介する。
辺境仮設地帯「小さな撹乱者 『Tiny Heist』」

 

操作方法

 
[方向キー]移動・選択肢選び
[SPACE][z]ゲーム開始
ターン送り・選択肢の決定
[1][2][3]アイテムの使用
[R]リトライ(1階からやり直し)
 
  • その場を動かずに主人公の向きだけを変えることはできない(二辺以上が壁などに囲まれている場合はある程度可能)。
    使う時の向きが重要なアイテムを使う際は注意。
 

ルール

  • 全15階+屋上の計16ステージ(+α)。
    ピンク色の上り階段に入るとその階(ステージ)のクリアとなる。屋上のヘリポートまでたどり着ければゲームクリア。
  • 大半の階の構造はランダム生成。
    ただし部屋の構造はいくつかのパターンが用意されており、これを組み合わせたものを通路で繋いだ形になっている。
  • ゲームはターン制。主人公が1マス歩けば敵もそれぞれ1回行動する(実際は2ターンに一回しか移動しない敵もいる)。
    なおアイテムを使った際も1ターン経過する。
  • ゲームデータのセーブはできない一度始めたら通しで最後までプレイすることになる。
 
  • 大半の階は全てのマスが真っ暗で、初めは構造や状況を把握できない。
    主人公は周囲5マスの円範囲が視界になっており、実際に歩き回ることで徐々にマッピングされていく。
    一度明らかになったマスは視界から外れた後も暗くならない(例外あり)。
    • 暗いマスにいる敵や落ちているアイテムは「?」マークで表示される。階段は表示されない。
  • 各部屋に設けられた扉のうち、茶色の扉は普通に押し開けて通過できる(閉めることはできない)。
    緑色の鍵付き扉を1個消費しないと開けられない。鍵は鍵付き扉がある階に、必ず最低1個は落ちている。
    • 上り階段の部屋には基本的に鍵付き扉があるため、鍵を探す>階段を探すというのがこのゲームの基本プロセスとなる。
    • たまに階段部屋以外で、鍵付き扉で閉ざされた小部屋(宝部屋)が現れることがある。
      中には宝石やアイテムが収められているが、敵が一緒に入っていることも多い。
  • 宝石は全ての階(11階を除く)で必ず最低1個は落ちている。
    ゲームをクリアした際に、集めた宝石の数により5段階評価がなされる。
     
    0個0:Not in it for the money (金目当てじゃないし(震え声)
    1~4個1:Better safe than sorry (転ばぬ先の杖)
    5~9個2:Underachiever with potential (平均以下だが見込みあり)
    10~14個3:Unstoppable (誰にも止められない)
    15~24個4:The Master (極めし者)
    25個以上5:The best of the best (イチバンの中のイチバン)
 
 
  • それぞれの敵には視界が設定されている。主人公が視界に入ると追ってきたり警報を鳴らしたりする。
    またはその場から攻撃してくる。追ってくる敵も主人公に追いつくと攻撃を仕掛けてくる。
    攻撃を受けるとライフが減る。ライフが全てなくなるとゲームオーバー。
    • 視界に入っただけで攻撃してくる敵は、視界の範囲が白ではなく赤色で表示される。
  • 敵のいるマスに向かって移動すると、その敵を攻撃して気絶させることができる。
    気絶した敵は完全に無力化し素通りもできるようになる。30ターン経つと復活して行動を再開する。
    • 主人公が気絶した敵のいるマスに立っている間は、復活までのターン経過が一時停止する。
    • 気絶した敵が復活する瞬間にその敵のいるマスに入ると、復活と同時に見つかってしまうので注意。
  • 同じ階に長居していると、スタート地点である黄色い下り階段から定期的に新たな敵が出現する(増援)。
    最初の増援は新しい階に来てから75ターン後、以降は60ターンごとに増援が出現する。
 
  • アイテムはたまに床に落ちているのを拾ったり、ショップで宝石を支払って買うなどをして入手できる。
    一度に所持できるアイテムは3つまで。4つ目を拾った場合は手持ちのいずれかか拾った方を捨てることになる。
  • 一般のショップは3,4,6,7,12,13階の最初の部屋に、高確率で登場する。笑顔のブロックに触ると取引開始。
    品揃えはレアリティ1~2のアイテムが1つだけ(現品限り)で、値段は一律宝石3個。
  • 全ての敵はアイテムの上に乗ることができず、避けて移動する(鍵と宝石の上には乗れる)。
 

アイテム

アイテムは出現する場面の多さによって、4つのレアリティに大別できる。
また同じレアリティでも出現率が異なる模様(レアリティ1はおそらく同率)。

レアリティ1

拾う・買うの両方で入手できるアイテムのうち、1階に必ずいずれかが1個落ちているもの。

Lightbulb(電球:黄)
今いる階の全域が明るくなり、地形や状況を把握できるようになる。
ただしCardboard Boxを使うと再び暗くなる。
Banana(バナナ:黄)
主人公の後ろ側の隣接マスにバナナの皮が配置される。
敵が踏むと滑って転び、気絶させることができる。一度効果を発揮するとバナナの皮は消失する。
ちなみに仕掛けたバナナの皮の隣のマスに立ち、近接攻撃を行う敵(警戒モードの敵など)が皮を踏むと同時に主人公に隣接した場合、敵は主人公を攻撃する前に気絶する。
間近に迫られた場合でも無傷で処理できる点ではPistolなどよりも優れており侮れない。
Signal Jammer(電波妨害装置:青紫)
今いる階の全ての各種Cameraおよび、各種Sentinelを気絶させることができる。
気絶時間も約60ターンと倍の時間の足止めが可能。Banana同様ゲーム全体を通して活躍の機会がある逸品。

レアリティ2

拾う・買うの両方で入手できるアイテムのうち、レアリティ1を除いたもの。

First Aid Kit(救急箱:緑)
主人公のライフが1増える。
実は4以上に増やすことも可能。取っておく理由はないので手に入ったら即使うこと。
Drill(ドリル:白)
正面に壁がある状態で使うと、その壁の反対側の空間に出るまで一直線に穴を開けられる。
使い道は多い。逃げ道を作って追手を巻いたり、5階などの階段部屋や宝部屋に鍵なしで忍び込むなど。
Pistol(拳銃:オレンジ色)
正面の敵を完全に破壊できる。破壊された敵は時間が経っても復活しない。
射程は無限、1個で4回使用できる。ただ銃声でフロア全体を警戒状態にしてしまうのが大きな短所。
むしろCameraなどに見つかり警戒状態にしてしまった後で、最低限の追手を処理しつつ逃げ切るための非常用と捉えたい。
なお主人公はその場で方向転換できないため、背後に迫ってきた敵にとっさに対応するのは困難。
距離が十分あるうちに振り向いて撃つ必要がある。
Bomb(爆弾:空色)
主人公を中心とした周囲3マスの円範囲にある、壁と敵を全て破壊できる。
主人公自身は無傷、階段やアイテムにも影響はない。Pistolと同様、爆音でフロアが警戒状態になる点に注意。
Leaf Blower(木の葉:緑)
正面の敵を落ち葉掃除機で攻撃。壁など障害物にぶつかるまで後方に吹き飛ばし、さらに気絶させる。
射程は無限、使ってもフロアを警戒状態にはしない。Pistolと同様、近距離での使用にはやや難がある。
Skateboard(スケボー:緑)
主人公が正面に向かって、壁など障害物にぶつかるまで一直線に瞬間移動する。
移動時は敵の視界に入っても気付かれず、炎の中も無傷で突っ切れる(停止位置が視界内などの場合は不可)。
追手からの距離を一気に離したり、Cameraなどの視界を無理やり突っ切るのに有用。1個で3回使用できる。
Teleporter(瞬間移動装置:水色)
主人公を今いる階のランダムな部屋に瞬間移動させる。
また移動先における、主人公の周囲2マス以内にいる全ての敵を衝撃で(?)気絶させる。1個で3回使用できる。
ちなみに瞬間移動先が遠距離可能な敵(Laser Cameraなど)の視界の中だった場合、見つかりはするがそのターン中は攻撃を受けない。

レアリティ3

ショップでは売られていないアイテム。
落ちている率も低いが、6~9階の宝物庫では高確率でこれらのうちのいずれかが出る(Matchstickを除く)。

Cardboard Box(箱:灰色)
段ボール箱を被って身を隠す。隠れている間は敵の視界に入っても気付かれなくなる。
追跡モードだった敵は全て平常モードに戻り、警報や銃声によるフロアの警戒状態も解除される。
常時追跡型の敵は変わらず主人公を追ってくるが、攻撃はされないので安全に視界の中を歩き回れる。
 
使うと階全体が真っ暗に戻る(主人公の周囲のみ明るくなる)上、使用中は歩き回ってもマップが更新されない。
使ったターンを含め50ターン経つ、敵を攻撃する、他のアイテムを使うのいずれかを行うと効果が解除される。
マップも更新可能になるが、暗いマスは再度自分で開け直しになる。
なお残り10ターンで「Box falling apart...」というメッセージが出る。
Sword(剣:白)
主人公が正面に向かって、壁など障害物にぶつかるまで一直線に瞬間移動する。
直線上に敵がいた場合は、それら全てを破壊しつつ移動を続行する。強化型Skateboard。
Time Stopper(時計:青紫)
全ての敵の動きを止める。止まっている間は敵の視界に入っても認識されない。
使ったターンを含め20ターン経つ、敵を攻撃する、他のアイテムを使うのいずれかを行うと効果が解除される。
なお追跡モードの敵がいる状態で時間を止めても、モード解除はされない(効果が切れ次第追跡を再開する)。
なお残り10ターンで「Time stop wearing off...」というメッセージが出る。
Matchstick(炎:オレンジ色)
マッチで放火し、前方の広範囲(前方6マス・横幅3マス+α)に炎を発生させる。
炎は壁を越えて徐々に燃え広がり、巻き込まれた敵を破壊する。主人公も踏み込むとライフが1減る。
多くの敵をまとめて叩いたり接近を阻んだりできるが、制御が全く効かないデメリットはいかんともし難い。
 
自分の身動きが取れなくなる恐れもあるので、考えなしには使わないこと。
二度と踏み込む予定のない方向から迫ってくる、複数の追手を焼き払うのが安全な使い方だろう。
後述のFire Extinguisherでなら炎を消せるが、共にレアリティ3の中でも特にレアなアイテムなので実現性は低い。
Fire Extinguisher(消火器:オレンジ色)
前方の広範囲(Matchstickと全く同じ範囲)を攻撃し、範囲内の全ての敵を気絶させる。
攻撃は壁を無視して届く。消火器ということで、Matchstickなどによる炎も消火可能。
1個で6回使用できるのも大きい。

レアリティEx

入手方法が特殊なアイテム。Portable Door以外は通常のプレイでは入手できない。

Portable Door(扉:茶色)
6階以降で普通の扉と同じように、部屋の出入口に置かれていることがあるアイテム。
(暗いマスでは「?」表示されるのでアイテムと分かる。ちなみに敵の視界も素通ししてしまう)
使うと正面に普通の扉が現れる。地形を上書きして配置するため、厚さ1マスの壁を通り抜ける、鍵付き扉を鍵なし扉に変えるといったことが可能。
Patrol Botらの進路を操作するのにも役立つ。ただし敵の視界は、再配置した場合でもやはり素通しなので注意。
Helix Wing(ヘリの羽根:ピンク色)
使うとその場でゲームクリアになる。エンディングが表示されプレイ評価もなされる。
使わずに持ったままクリアすると宝石10個分の価値になる……と説明文にあるが、実際はそのような効果はない(バグ?)。
Error(エラー:黄色)
電子回路の基板のような形をしたアイテム。
使うと周囲6マスの円範囲にある壁と敵を破壊(というか何というか……)できる。階段やアイテムには影響はない。
さらに階全体を警戒状態にしてしまう。効果だけを見ればBombの強化版といったところ。
 

敵キャラ

カッコで囲まれている名前は仮称。

条件追跡型

主人公が自分の視界に入ると追跡モード(体が赤と黄色に明滅)に移行する敵。
追跡モード中は常に主人公の位置を捕捉し、最短距離で迫ってくる。また移動速度が1ターンに1歩と加速し、扉も鍵なしなら開けて通過する。
主人公に追い付くと毎ターン主人公を攻撃し、ライフを1ずつ減らしてくる(自走爆弾を除く)。
隣接したそのターンから攻撃を開始するため、追跡モード中の敵は無傷で殴り倒すことはできない。

  • 警報や銃声などでフロア全体が警戒状態になると、増援を含めた全ての(移動可能な)敵が追跡モードに移行する。
    この状態は次の階へ進むか、Cardboard Boxを使うまで継続する。
  • 追跡モード中の敵を気絶させると、所定のターン経過後は警戒が解けた平常モードで復活する。
    ただしフロア全体が警戒状態の場合は、気絶からの復帰後も追跡モードが続行する。隣にいると復活と共に殴られるので注意。
  • 追跡モードで主人公の所まで行ける道がない(経路上に他の敵がいる等)場合は、道が開くまでその場で静止する。
 
Patrol Bot
白い警備ロボ。最もありふれた敵。
普段は2ターンに1歩ずつという遅さで、フロアをゆっくり歩いて巡回する。
視界は前方に6マス、横幅が3~5マス。扉を自発的に開けることはなく、突き当たると進路を変える。
壁や扉に突き当たった際、左右どちらへ曲がるかは個体ごとに異なる。ただし同じ個体では曲がる方向は常に一定。
曲がり角や部屋の入口で待ち伏せたり(正面から2マス離れて待つ)、無警戒な横や背後から襲って殴り倒すとよい。
Laser Patrol Bot
Patrol Botの上位版。見た目は全く一緒だが視界の色で判別できる。
視界の広さや移動パターンもPatrol botと全く同じだが、視界に入るといきなり遠距離攻撃されライフを1奪われる。
遠距離攻撃は1体につき1回だけで、そのまま視界に居続けても再度は撃ってこない(追跡や近接攻撃は行う)。
序盤の階では増援としてたまに現れるだけだが、中盤以降は最初から辺りを歩いていることもある。
(番犬)
犬っぽい敵。普段はその場から移動せず、追跡モードに入った時のみ動き出す。
視界は自分を中心とした周囲0マス(隣接しても無反応)~2マスで、ターン経過に応じて範囲が伸縮する。
新しい階に来た直後は周囲0マス。ここから4ターンごとに、
「周囲0マス>(変化なし)>周囲1マス>周囲2マス>周囲1マス>周囲0マス>(以下繰り返し)」の順となる。
視界が縮み切った時に近付いて叩けばOK。視界は壁を越えて拡がるので壁向こうにいても油断しないこと。
(自走爆弾)
寝ている爆弾のような形の敵。普段はその場を動かない。
追跡モードで主人公との距離が近付くと9カウントを開始する。カウントは1ターンずつ減少し、0になると自爆する。
爆発は周囲3マスの円範囲の壁と敵を破壊する(追跡モードに入ると爆発の範囲が半透明表示される)。
主人公の方から攻撃(通常攻撃・攻撃アイテムとも)した時も爆発するが、アイテムのBombと違いフロアが警戒状態にはならない。
主人公が爆発に巻き込まれるとライフが2も減少。ただし寝ている間に叩いて爆発させた場合は1しか減らない。
上手く立ち回れば壁を壊して近道を作ったり、他の敵を消したりもできるが、無理は禁物。

定点監視型

移動は全くせず、その場で視界のみを動かして監視を行う敵。
見つかると警報が鳴り、その階にいる全ての条件追跡型の敵が半永久の追跡モードに移行する。
また見つけた敵自身の向きが固定される。特に攻撃能力を持つLaser CameraとLaser Sentinelは、向きによっては退路を完全に塞いでしまう。
このタイプの敵はSignal Jammerで全員まとめて気絶させることができる。

 
Camera
監視カメラ。その場で左右90度(計180度)に向きを変えながら周囲を監視し続ける。
視界は放射線状で、正面を向いている状態では前方に7マス、横幅が最大5マス。限界まで向きを変えた後は4ターン静止する。
上手く死角を突けそうにない時はSignal Jammerに頼る手もある。
Laser Camera
Cameraの上位版。色が赤い。
視界にいる間は警報だけでなく、自らも繰り返し遠距離攻撃してくる(ライフ-1)。
Sentinel
目玉の形をした監視カメラの一種。
四方に直線で6マスの視界(視線)を持ち、これを絶えず反時計回りに回転させて周囲を見張っている。
自分の周囲1マスも視界内なので、Cardboard Boxでも使わない限り気付かれずに近寄って殴ることはできない。
基本的には視線の回転に沿って上手く避けて進むのみ。どうしても邪魔ならSignal Jammerか、視界の外からLeaf BlowerまたはSwordか。
Laser Sentinel
Sentinelの上位版。色が赤い。
視界にいる間は警報だけでなく、自らも繰り返し遠距離攻撃してくる(ライフ-1)。

常時追跡型

常に追跡モードである敵。階に現れた時点から主人公の位置を把握しており、鍵なし扉を開けながら着実に接近してくる。
フロアが警戒状態に入っても移動速度や行動パターンは変化しない。
Cardboard Boxを使っても主人公を見失わず追ってくる。ただし効果が切れるまでは、隣接しても攻撃は一切行わない。

 
Elite Bot
赤くて四角い警備ロボ。遠距離攻撃が可能で、視界に入ると繰り返し発砲してくる(ライフ-1)。
移動速度は2ターンにつき1マスと遅い。視界は前方へは6マスあるが、左右幅は狭く1マスしかない。
また近接攻撃は行わず、こちらから隣接しても正面に立たない限りは安全。
広い場所ならいくらでもあしらいつつ殴り倒せるが、起きると再び迫ってくるので急いで階段を目指すこと。
 
本格的に現れ出すのは終盤からだが、序中盤の階でも低確率ながら増援・初期配置の両方で出ることがある。
暗いマスにいる間は、他の敵と違い赤い「」で表示される。見かけたら十分警戒したい。
Rook
鎧のような形の警備メカ。体が常に赤と黄色に明滅している。
主人公が周囲1マス(斜めを含む)にいると攻撃してくる。このため無傷で殴り倒すことは不可能。
常に1ターンに1歩という高速移動を行うため、逃げ切るのも難しくなっている。
なお主人公に向かう際は扉を開けながら迫ってくるが、主人公が進行方向にいない場合は扉は開けずそこで方向転換する(無駄に扉を開けて行き過ぎてしまうようなことはしない)。
 
一度動き出すと何かにぶつかるまで止まれず、ひたすら直進するのが弱点。また方向転換には1ターンを要する。
近寄られたら上手く誘導し、あさっての方向に向かった隙に先を急ぎたい。
中盤ではごく一部の部屋に固定配置されるだけだが、終盤では複数が通常配置されたり増援としても現れる。
Elite Botらと違い暗いマスでも赤い「」では表示されない。「?」マークの移動速度で判別しよう。
Terminator
黄色い凶悪な顔の警備ロボ。Elite Botの上位版で、ボス敵の如く15階と屋上でのみ出現する。
主人公の常時捕捉と遠距離攻撃、赤い「」表示に加え、周囲1マス(斜めを含む)に入った際にも攻撃を行う。
このためアイテムに頼らず殴って倒そうとすると、どうやってもライフを2つも犠牲にさせられてしまう。
基本的には逃げの一手のみ。

その他

通常は出会う機会のない敵。

 
(炎の怪物)
炎のような姿形の敵(色は白)。
主人公を完全に無視し、4ターンに1歩のペースで辺りをランダムに歩き回る。歩いた後には炎が発生することがある。
この敵自体は無防備で、近付けさえすれば普通に殴り倒せる。気絶させると周囲6マスの円範囲の炎が消える。
Fire Extinguisherで攻撃すると悲鳴を上げて気絶するが、特に意味はない。時間が経てば通常通り復活する。

敵の出現分布

◎印は増援としても現れることを、★印は増援としてのみ現れることを表す。
増援として現れるのはPatrol Bot、Laser Patrol Bot、Elite Bot、Rook、Terminator。

  • 11階では増援は出現しない。
 
名前/階1F2~4F5F6~9F10F11F12~14F15F屋上
Patrol Bot--××
Camera--××
Sentinel×--××
(番犬)--××
Elite Bot--×
Laser Patrol Bot--×
Laser Camera×××--
Laser Sentinel×××--×
Rook×××--×
(自走爆弾)×××××--××
Terminator×××××--×
 

攻略

全体攻略

  • このゲームは難易度が高い。Cameraに一度見つかっただけでほぼ詰むのは日常茶飯事。
    とにかく慎重に堅実に、敵の視界に入らないことを最優先に行動したい。1歩進み過ぎたら1ライフが減ると心得ること。
    • 暗いマスの「?」マークは貴重な情報源である。よく動向をチェックすること。
      その場を動かないならCameraや番犬など、またはアイテム。毎ターン移動するならRookで確定。
      動きを観察すれば通路の長さや形、部屋の広さもある程度把握できる。
    • 行く手に通路を歩いているPatrol Botを見つけた場合、先がまだ暗くて見えず、距離も離れている時は無闇に近寄らない方がよい。
      実はすぐ先に扉など行き止まりがあり、急にUターンして背後の主人公と目が合わないとも限らない。
      この場合は一旦様子を見るのが吉。相手が曲がり角を曲がるのを確認してから追う、戻ってくるのを待つ、別の道を当たるなど、状況に応じた動きをしたい。
    • フロアの全てを見て回る必要はない。無理をしてまで完璧に探索しようとは考えないこと。
      最低でも鍵だけあれば先へ進めるし、他に必ず手に入る物は宝石くらいしかない。
  • ローグライクの鉄則として、アイテムを惜しまないこと
    ピンチの時は下手に動き出す前に、打開に役立つアイテムがないか落ち着いてよく確認したい。
  • Cameraが向きを変えるのを待つ時など、長時間立ち止まる場合は周囲の動向にも気を配ること。
    特に気絶させた敵が近くにいる時は注意。待っている間に復活し、挙げ句見つかってしまうと目も当てられない。
    (それがLaser Cameraだったりすると……)

フロア別攻略

1~4階(序盤階)
壁が青色の階層。1階のみ最初からフロア全体が明るくなっている。
序盤だけにフロアは1画面分と狭いが、その狭さゆえ多数の敵が一ヶ所に溜まって突破が困難という場面も少なくない。
敵も初期配置では下位のものしか出ない……と思いきや、運が悪いと早くもElite Botと鉢合わせることになる。
まだ最初なので無理そうなら早々にリトライするか、打開を試みるかは状況を見て判断したい。
 
2~4階では階段部屋に、鍵付き扉と普通の扉の両方が配置されることがある。鍵を温存したまま次へ行くことが可能。
6~9階でもたまに起こり得るが、2~4階は特に発生率が高い。余裕があればチェックしてみる価値はある。
逆によほど運が悪い時は、鍵付き扉の向こう側に宝石や、最悪の場合は鍵が置かれてしまうような詰みケースもある。合掌。
5階(第一関門)
節目となる特殊フロア。大広間に小部屋や壁が点在し、スタート地点は左上、上り階段は右下で固定。
階段部屋に入るには鍵が3個必要になるが、そのほとんど(宝石も)のそばで敵が監視または巡回している。慎重に潜入したい。
地形の配置によってはスタート地点の部屋を出た途端、複数のCameraやSentinelの視界に入ってしまうこともある。
不安な人はここでLightbulbやSignal Jammerを使うとよい。それでもダメな場合もあるが……
なおこの階の増援は、3回ごとに必ずElite Botが現れるようになっている。長居は無用。
6~9階(中盤階)
壁が紫色の階層。フロアの縦幅が1~5階の約3倍と一気に広さが増している。
敵もLaser Cameraなど上位版が続々登場。増援もLaser Patrol Botなどの出現率が上がっている。
階段部屋は必ずフロアの上端から中ほどの間の、左右どちらかの側に配置されることを覚えておきたい。
宝部屋の出現率も序盤階より高く、アイテムはレアリティ2か3のものが必ず出る。
10階(第二関門)
中盤の山場。5階と同じような趣向のフロアで、階段部屋に入るために計4~6個の鍵を探し求めることになる。
各部屋の警備はさらに厳しい。特にLaser CameraやLaser Sentinelのある部屋は、予備知識なしに踏み込むと大抵途中で視界に入ってしまう。
まずは部屋の外から視界の動きを観察し、退避場所や攻略手順をしっかり頭に入れてから侵入するとよい。Lightbulbの使いどころ。
もっともこの階もElite Botが3の倍数回目の増援で毎回出るため、あまりのんびりもしていられないのだが。
宝石は2個用意されているほか、運が良ければアイテムの置かれた部屋が出現することもある。
11階(貯蔵庫)
壁が緑色の階層。いわゆる休憩ポイント。
ここにはレアリティ1~2のアイテムが多数あるが、いずれも鍵付き扉の奥にあるため鍵が必要になる。
鍵は手前にあるショップで何個でも購入可能。ただし最初は宝石1個で買えるのだが、買うごとに値段が2個、3個……と上がっていく。
フロアの地形は完全に固定だが、アイテムの内容と配置は毎回異なる。敵は初期配置・増援共に一切現れない。
階段への道は最初から開かれており、いつでも先へ進める。宝石のない唯一のフロア。
12~14階(終盤階)
壁が灰色の階層。Elite BotやRookが初期配置されている恐るべき区間。
個々の部屋も狭く、曲がりくねった道だけで構成された部屋もあり身動きが取りにくい。追い詰められる前に急いで階段まで逃げよう。
幸いこの区間には鍵付き扉はなく(鍵も出ない。宝石は登場)、階段部屋まで来さえすればそのまま次へ進める。
階によってフロアの広さが違うのも特徴。12階は必ず「口」、13階は「日」、14階は「目」の字の地形になっている。
どの階でもスタート地点は上端または下端の中央の部屋、階段部屋はその反対側の中央の部屋と決まっている。覚えておきたい。
追い込まれた時は自ら自走爆弾を叩き、爆発で追手を消すのも手。どうせライフが1減るなら有意義に動こう。
15階(最終関門)
縦長なほぼ一本道のフロア。
ここではスタート地点付近のTerminatorに追われながら、行く手の警備をかわしつつ上端の階段部屋を目指すことになる。
足は遅いがCameraなどの配置次第では追いつかれる恐れもある。ここまでに何かアイテムを温存しておきたいところ。
特に番犬の密集地帯は、1、2匹気絶させてから様子見という工程が必須となる。
階段部屋には鍵付き扉があるので、鍵がなければ途中で拾っていくこと。宝石やアイテムも落ちている。
増援はElite Botが出現するが、ほぼ意味はない。
屋上
ゴール地点。最初からフロア全体を見渡すことができる。
ピンクの「H」マークが最終目的地のヘリポート。ここに立てばゲームクリアとなる。
ヘリポートはスタート地点のすぐそばにあるので、クリアするだけなら屋上まで来れた時点で勝利確定となる。
 
フロアの外側には計8ヶ所の、宝石が2個ずつ収められた巨大な宝部屋がある。が、そのほとんどが扉の存在しない密室。
(鍵付き扉のある宝部屋が出現することもある。ただし鍵だけで宝石を全て取るには4~5個もの鍵が必要)
入るには壁を破るアイテムが必要。ない場合はスタート地点の近くに落ちているBombを使う。
幸いこの階には警報などに反応する敵がおらず、騒音を起こすアイテムも気兼ねなく使用できる。
 
各宝部屋の中にもBombがあるので、順番に荒らしていくこともできる。
が、ここで増援として現れるのはなんとTerminator。放置は危険なので長居するならその都度始末したい。
Pistolが最も便利。おびき寄せてBombで宝部屋の壁もろとも爆破する手は、時間がかかり過ぎて次の増援がすぐ来てしまうため下策。
宝部屋自体の難易度も部屋ごとに大きく異なり、警備の死角を突くために長時間の待ちが要されるものもある。
手持ちのアイテムも考慮し、どこを攻めるかも重要。Signal Jammerはここでも強力な切り札となり得る。
クリア目前でやられないよう退き際も心得たい。
 

裏モード

各階の外壁にDrillやBombなどで穴を開け、画面外に向かって進むとビルから落下。地上に降り立つことができる。
地上にはビルの入口(上り階段)と、周囲の廃墟(?)にHelix WingとTime Stopperが落ちている。
そのさらに外側には炎の怪物がうろつく火の海が広がっている。

 
ハードモード
ビルの入口に入ると、1階から再度屋上を目指して進み直す展開になる。
手持ちの鍵や宝石やアイテムはそのまま持ち込めるが、初期配置の敵が全て上位版になっている(Patrol Bot > Laser Patrol Bot)など。
番犬とRook、自走爆弾は変化なし。増援は通常通り。
ライフを削られる機会がより増えるが、敵の動きは普段と同じ。慣れていれば同じ感覚でプレイできる。
宝石を二重に稼げるので最高評価狙いなら挑戦するべし。
バグモード
SkateboardかSwordを持っていれば、火の海を突っ切って向こう岸に移動できる(途中で瓦礫にぶつからないよう、しっかり進路を確認すること)。
さらに進むと壁があるので、再びDrillなどで突破すると辺り一面がバグった謎の空間に出る。
ここのどこかにある上り階段を探して入る。まとめるとここまで来るには、壁を破れるアイテムが2つ、火の海を渡れるアイテムが1つ必要になる。
(バグ空間には鍵付き扉も出るので、鍵を持っている時はうっかり開けないよう注意)
 
階段を上るとやはりビルの1階からの再スタートになる。ただし壁のデザインは階ごとにランダム。
しかもターンごとにフロアの構造が変化し、何もない空間にいきなり壁や敵やアイテムが現れたり、敵やアイテムも突然別の何かに変わったり、番犬など動かない敵に近付いても殴れなくなることがある(敵のいるマスに壁が発生している?)。
普通にプレイしていても道が勝手に塞がってしまい、手詰まりになることが序盤から頻発する。
 
このモードでは宝石の代わりに、Errorというアイテムが各階に登場する。
使うと主人公の周囲が、このモードの入口のようなバグ空間に変化する。詰まった時はこれをBomb代わりに使って打開することになる。
フロアを警戒状態にしてしまうのもBombと一緒なので注意。またこの効果で下り階段が発生した場合、そこからも増援が出現するため突然敵が大量発生することもある。
1階につきError1個で済むとも限らず、しかしErrorはアイテムゆえ一度に3個までしかキープできない。途中で足りなくなる恐れは大いにある。
難易度は極めて高い(というより理不尽)。興味のある人は挑戦してみよう。
 

なおいずれのモードも、進行中に再びフロアの外へ飛び降り、地上に戻ればまた1階からやり直せる。
その気になれば何度もハードモードを繰り返すことで無限に宝石集めができる。

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