過去作データ(森+/森e+)

Last-modified: 2020-09-08 (火) 22:23:57

どうぶつの森+

概要

2001年12月14日発売。対応機種はニンテンドーゲームキューブ。
タイトルの読みは「~プラス」。通称は「+」など。
『初代』のシステムを遊びやすく改善し、GBAとの連動機能をはじめとする多くの新要素をプラスしてニンテンドーゲームキューブへ移植した作品。
8ヶ月という短期間での移植であることに配慮してか、初代のプレイヤーデータを本作に引き継ぐ「データお引越しサービス」も有料で実施されていた。

  • 現在は既にサービス終了しているが、プレイヤー名・容姿・性別・カタログ・虫と魚の捕獲状況に加え、持ち物画面に表示されている全てのアイテムと手紙をほぼそのまま引き継ぐことが可能だった。

ゲームキューブのメモリーカード59*1*2が1つ付属しており、『初代』のコントローラパックのように特別な手紙とアイテムのデータが入っている。

  • 本作のセーブデータが占めるブロック数は59であり、自動的に本作専用のメモリーカードとなる。

なお『Animal Crossing』というタイトルで販売された海外版『どうぶつの森』の第1作は、本作をベースに海外の文化に合わせて一部の内容を差し替えたものである。

特徴

追加・変更された主な要素

  • 家具・虫・魚・その他アイテムの種類が増加
    • 家具は記念日や追加イベントで入手できるものを中心に追加され合計556種に。
      • 『初代』にも登場した漂流者ジョニーからもらえるアイテムとして海外のおみやげ類が数多く追加された。
      • 記念日や長期目標の達成で手に入る「もけい」セットが追加。根気よく集めれば部屋の中に村のジオラマを作ることも可能。
      • 後述する新エリアやかまくら内のミニゲーム限定の家具などが追加されているほか、ファミコン家具も増量している。
    • 虫は天候やスコップの使用など出現に特殊な条件を持つ種類が複数追加。
    • 魚はため池や海で釣れる魚が数種類ずつ追加された。カエル・クラゲなど魚類以外も釣れるように。
    • 『初代』の「名無しの即興曲」が正式な楽曲として登場し、ミュージックとして入手できるようになった。
      • 具体的なリクエストでのみ入手できる「ヒミツの曲」という扱い。また、これに伴って新たな即興曲が3曲追加されている。
    • うちわ、風船等の手に持って楽しめる装飾品が増加。
      • 追加されたアイテムはいずれも花火大会の屋台で入手することができるようになっている。
    • 特殊な効果を持つ「きんの道具」が追加。
      • スコップやつりざおなどの道具の上位版。いずれも入手条件は厳しいがそれに見合う性能を持っている。
      • ただし「きんのオノ」の追加に伴って普通の「オノ」は何度か使用すると壊れて消滅してしまうようになった。
    • 日々の出来事を手紙と同じ形式で書き記して保存できる日記帳が登場。
      • 日記帳には村の予定が書かれたカレンダーが付属しており、各定期イベントの参加状況・当日限定アイテムの入手状況まで自動で書き込まれるというスグレモノ。
      • 日記帳の見た目は16種類あり、お店に日替わりで並ぶ。
      • 複数所持している場合、書き込まれた内容は共有される。
  • 新しいどうぶつが追加
    • 新しい訪問者や新施設の追加に伴うどうぶつに加え、リセットさんの兄ラケットさんも登場。
      • 新しい訪問者のひとり、幽霊のゆうたろうは頼みを聞いてあげると村中の雑草とりなどの願いを叶えてくれる。
      • 同じく新しい訪問者のあやしいネコはのっぺらぼうの白いネコで、おでかけ中の記者の中で現れる。
        後述するマイデザインと同じ形式で顔を描くことができ、行先の村でプレイヤーと共に下車してしばらく滞在する
    • 新エリア関連を除くと追加された住民候補のどうぶつは2人のみ。合計218人となった。
  • 仕立て屋「エイブルシスターズ」が追加
    • プレイヤー自身が32×32マスのドット絵で服のデザインを作れる「マイデザイン」の機能を有料で利用できる。
      • 制作したデザインは服だけでなく傘や自宅のドアプレート、壁紙やじゅうたんのパターンとしても使用することができる。
      • 作ったマイデザインを店内に展示してもらうことも可能。村の住民たちの間で展示しているデザインを使った服が流行することもある。
  • 「博物館」が登場、虫・魚・化石・名画の寄贈が可能に
    • 水質別の大きな水槽など、本物のミュージアムのように本格的に作り込まれたディスプレイで収集物を鑑賞できるようになった。
      特にスペースの都合上自宅では複数種を並べることが難しい化石が一箇所に集合していく様は圧巻である。
      • ただし村の中だけでは化石の鑑定ができない問題は据え置き。
  • 自宅に地下室と2階を増改築可能に
    • 2階部屋は1階ほど広くないが、単純に部屋が増えたというだけでも大きな改善であろう。
    • 地下室はハッピールームアカデミーの採点対象に含まれないため、収納家具に入りきらないアイテム用の倉庫として気兼ねなく使うことができる。
      • ただし最終段階まで増改築を行おうと思うと前作からは想像できないほどの大金が必要になる。
  • 村の木に針葉樹とヤシの木が追加
    • 村の緑にバリエーションが増えたが、針葉樹は一段以上の崖の上、ヤシの木は海岸がある区画でしか育たない。
      • 針葉樹は冬になるとクリスマス仕様に飾り付けられる。
      • なお、ヤシの木は後述するGBAとの連動を行うことでしか入手できない。
  • 収納に関する新要素が追加
    • タンス系家具に3つずつアイテムをしまえるようになった。
      • あまり大きな改善とは言い難いが、収納家具の利便性は多少向上したと言える。
    • オーディオ系家具にライブラリ機能が実装。
      • 場所をとらずに全種類のミュージックを保管・再生できるようになった。ライブラリは全てのオーディオ家具で共有されるため便利。
    • 自宅の改築が全て完了すると郵便貯金の利用が可能になった。
      • ローンの完済が条件ではあるが、余剰したお金をコンパクトに保管できるようになった。
  • 長期目標の達成報酬が追加
    • 虫のコンプリートで「きんのあみ」、魚のコンプリートで「きんのつりざお」を入手できるように。
    • 村の環境を改善させると「きんのオノ」が入手できるほか、訪問者の出現頻度が上がるなどのメリットが追加された。
    • 今作で追加された博物館の寄贈品コンプリートや一定貯蓄額の達成などの条件によっても報酬を入手できるようになっている。
  • 持ち物画面でアイテムをまとめて選択できるように
    • アイテムのまとめ売り・手紙のまとめ保存が可能になり、プレイ中の細かな手間が大幅に削減された。
  • 記念日が複数追加
    • 当日には今作で初登場の村長コトブキが村に現れ、もけいなどの特別なアイテムをくれる。
      • 2週間に1回は何かしらのイベント・記念日があると言っても言い過ぎではないほどにスケジュールの密度が高まっている。
  • ラジオ体操に参加できるように
    • 『初代』ではプレイヤーは見ているだけだったラジオ体操だが、今作ではCスティックを倒すことでプレイヤーも体操のアクションを起こせるようになった。
  • セーブデータがソフトではなく外部メモリーカード保存形式に
    • 本作ではなくハードの特徴だが、この変化によって他の村へのお出かけがソフト1つとメモリーカードの持ち寄りだけで可能になった。
      • これにより、お店のデパートへの改装条件をひとりで満たしたい場合にソフトを2本買う必要がなくなった。
    • さらに今作は手紙の保存データファイルが通常のセーブデータに組み込まれており、コントローラパックのような追加購入なしに160通の手紙(と添付アイテム)を保存できるようになった。
    • なお、ファミコン家具のセーブデータの保存には1ブロックが必要。そのため同梱されているメモリーカードではファミコンソフトのデータを保存することができない。
 

外部機器を用いる要素

  • 新たなエリア「島」の追加
    • GBAを別売のGBAケーブルでゲームキューブに接続すると海岸沖の島を訪れることができるようになる。
      ここでしか出会えない独自の性格を持つ島の先住どうぶつとのふれあいができ、特別な限定家具の入手も可能。
    • 島の先住どうぶつ候補は18人おり、ランダムでひとりが選出される。
      • GBAに島のデータを書き込むとドット絵で再現された島の様子をGBA単体で見ることができ、先住どうぶつの生活を観察したりして遊ぶことができる。
        島のデータを書き込んだGBA同士で通信すると島を交換することもでき、これを再びゲームキューブに接続することで他のプレイヤーの島へ遊びに行ける。
    • 島にはワンルームの別荘があり、自宅と同じようにコーディネート可能。
      • 島および別荘は村ごとに固有であり全プレイヤーで共有される。
    • 島を訪れることでしか入手・解禁できない要素も多く、言い換えると本作を100%楽しむためには必ずGBAとGBAケーブルを別途購入しなければならないということである。
      • 住民との会話にこれらの商品の販促のようなセリフが追加されているのもこの問題に拍車をかけていると言える。
  • 関連グッズ「カードe」*3との連動機能の登場
    • 「どうぶつの森+ カードe」にはどうぶつ個人個人の情報を記した図鑑のような「どうぶつカード」、とたけけミュージックを村メロで再現した「村メロカード」などが収録。
      「どうぶつカード」「きょうだいカード」にはゲーム内で使うとそのどうぶつから特別な手紙を受け取ることができる「あいことば」*4も記載されている。
      • GBAの周辺機器である「カードeリーダー」でこのカードを読み込むと、GBA上でミニゲームなどを楽しんだりさらなる「秘密のあいことば」を入手したりできる。
    • なお、今作のゲーム内にはカードeを使用することでしか入手・解禁できない要素は存在しない。
 

関連リンク

任天堂公式サイト
インタビュー(N.O.M 『どうぶつの森+』開発者インタビュー)

 

どうぶつの森e+

概要

2003年6月27日発売。対応機種はニンテンドーゲームキューブ。
タイトルの読みは「~イープラス」である。通称は「e+」など。
海外向けに「+」の内容を調整して発売された「Animal Crossing」の逆輸入移植に「カードeリーダー+」の連動機能等の新要素を追加した作品。
全てのパッケージに「カードeリーダー+」「カードe+」12枚(うち本作に対応しているものが6枚)が同梱されており、本作単体での販売は行われなかった。

  • 『初代』からこの作品まではバージョンアップやマイナーチェンジの側面が大きく、これらはまとめて一作と扱われることも多い。

特徴

追加・変更された主な要素

  • 家具・虫・魚・その他アイテムの追加と差し替え
    • 今作の家具は「+」から100種増えて656種となった。
      追加定期イベントにまつわる「ハーベスト」シリーズが丸ごと追加されているほか、「プロレス」「西部劇」などの新テーマ、キャンプ期間にもらえるキャンパー家具など、数多くの種類が追加。
      • 「工事現場」「学校」のテーマ家具は一部が西洋風のものに差し替わっており、日本独自の記念日でもらえたアイテムの中には「おせち」「つきみだんご」など完全に削除されてしまったものもある。
      • ファミコン家具もいくつかが入れ替わっている。また、見た目が海外仕様*5に変更されている。
    • 虫は8種類、魚は9種類(1種削除されているので差し引き8種)追加され、それぞれ合計48種類に。
      • 虫はさらに特殊な出現条件を持つものが追加、魚は主に海で釣れる種類が増加。
    • 店売りのアイテムとして「おくすり」が登場、ハチに刺された顔をすぐに元に戻すことができる。これを使用するイベントも追加されている。
    • とたけけのレパートリーは引き続き前作の「名無しの即興曲」が正式な楽曲へ昇格、同じく新たな即興曲が3曲追加。
      他にも今作初登場の追加曲が12曲存在するが、いずれも後述のカードe+を使用しなければ(基本的には)入手することができない。
      • ミュージックにライブ音源版が追加された。親密度の上がった住民から低頻度でしか入手できないうえ、曲ごとにもらえる可能性のある住民が決まっている激レアアイテムである。2020年現在で本作以外には存在しない要素。
  • どうぶつの追加
    • 追加定期イベントに登場する訪問者と新しい住民候補・島民候補どうぶつが追加。
      • 住民候補は60人増えて278人(+α*6)、島民候補は18人増えて36人になった。
        ただし本作単体のプレイでは新住民候補と新島民候補に絶対に出会うことができない。ゲーム内に登場させるには後述するカードe+との連動が必須となる。
  • 定期イベントや記念日の追加・差し替え
    • 洋風の定期イベント・記念日が複数追加されたが、その一方で七夕や豆まきなどの日本風記念日が削除されており、記念日も相当数入れ替えられている。
      • 大枠は同じだが名称や細かい部分が異なるイベント、住民が特別な衣装を着なくなったイベント、開催回数が減少したイベントなど、詳細な変更点は数え切れないほど。
      • 『+』の国内限定の記念日でもらうことができたアイテムの一部は入手できる機会が海外の似たような記念日に変更されていたりも。
    • 追加イベントのうち「ハーベストフェスティバル」は限定シリーズ家具が入手できる本格的な定期イベントである。
      • 本イベント専用の訪問者として気の毒な七面鳥フランクリンも新登場。
    • 村中のどうぶつが愉快な嘘をつく「エイプリルフール」、大きな池に映る星を楽しめる「流星群の日」などの全く新しい定期イベントも。
    • 6月から8月の毎週末に村の外のどうぶつがキャンプをしに来るようになった。
      • どうぶつは立て看板のある場所にテントを立てて滞在し、会話のほかにミニゲームを行って限定家具を手に入れることができる。
        なお、村に空きがあったとしても定住の勧誘を行うことはできない。
  • どうぶつ住民とのふれあいがさらに豊かに
    • 頼み事の有無を尋ねる選択肢が削除され、世間話の中に頼み事の話題が組み込まれるよう変更された。
      • おつかいのバリエーションも増えており、家具・虫・魚は具体的な種類の指定をしてくるほか、たぬきちのお店での買い物や落とし物探しを任されることも。
      • 強制的なアイテム交換の会話が削除された。
    • 住民同士の会話に割り込んで話を聞くことができるようになり、どうぶつ間の関係性を描く会話も大量に追加された。
    • 住民がたまに風邪を引くように。お見舞いに「おくすり」を持っていくと親密度が上がる。
    • 住民ごとに好みのジャンルが設定され、お届け物をした時などにその嗜好を踏まえたリアクションをするようになった。
    • 屋外でのアクションが追加。
      • 村に落ちているボールで遊ぶ、虫や魚を観察するなどの動きが追加された。
      • 親密度が高まった住民が能動的に挨拶をしてくれるようになった。
        挨拶自体はセリフのない簡単なものだが、その後話しかけると専用の会話を見ることができる。
    • なお、『初代』『+』ではやや苛烈な言動の多い住民たちだったが、今作では性格が少しマイルドになるよう調整されている。
  • グラフィックの変更・差し替え
    • 「おやしろ」「願いの泉」へ名称・グラフィックともに差し替え。
      • 石畳の広場を含めて役割はほぼ変わっていないが、後述するGBAおよびカードeリーダー+との連動機能が追加されている。
    • お店の看板などの表記が英語に変更されている。
    • プレイヤーの目の色に青などの色が追加。
    • 一部のどうぶつのグラフィックが変更されている(コトブキがシルクハットを被っているなど)。
      • リアクションも一部がアメリカナイズされたものに差し替わっている(笑う漫符→HaHaHaなど)。
    • お花見などの定期イベント時に設置される専用オブジェクトも見た目が変更されているものが多い。
  • 新施設「リセット管理センター」の追加
    • 施設というほどの規模でもないが、非番のリセットさんとの会話を楽しむことができる小部屋。
      • 村の中の岩を突っつくと低確率で岩が割れて入り口が出現する。複数回訪れることでセリフが変化していくほか、ラケットさんと出会えることも。
  • 花に関する新要素が実装
    • 植えられた状態の花を摘み、手に持つアイテムのように持ち歩くことができるようになった。
      • アイテムとして持ち物画面に入ることはないため植え替えはできない。また、手から外すと消滅してしまう。
    • 環境が良くなってくるとまれに村の中で「たかねのはな」という花(外見はスズラン)が自生するようになった。
  • あいことば機能の刷新
    • 今作では「あいことば」の仕組みが大きく変更され、他の村のプレイヤーへの疑似的なアイテム譲渡が行える機能となった。*7
      • 現在は終了しているが、公式サイトでは専用のシステムを設けて「スーパーマリオ家具」などの限定アイテムを受け取れるあいことばを生成できるサービスも行われていた。
  • 一部UIの利便性がさらに向上
    • 『初代』『+』までのメッセージはすべてひらがな表記だったが、漢字混じりの表記を設定から選択できるようになった。
      • フォントも解像度が上がり視認性が向上している。デカ文字が表示された際に顕著。
      • 絵文字の入力が可能になった。
    • 項目のまとめ選択を手紙の郵送時にも使えるようになった。複数個の化石を鑑定してもらう際に便利。
  • 利用頻度の高い「たぬきちのお店」に改良が加わった
    • 閉店後も朝6時までならたぬきちを叩き起こすことで開けてもらえるようになった。
      • カタログ購入不可・購入額増・買取額減などのデメリットはあるものの、深夜帯に利用できるようになった点は非常に大きな改善と言える。
    • 福引券について説明するテキストが2回目以降は省略されるようになりテンポが良くなった。
    • 特売で風船などの手持ちアイテムが購入できるようになり、より多くの種類のアイテムが割引価格で並ぶようになった。
  • 屋外に設置できる「オブジェ」が登場
    • 村の中の立て看板がある場所にガス灯・風車・花時計などの個性的な設備を有料で設置することが可能になった。
    • 設置できるオブジェの種類は村ごとにランダムで3種と制限されているが、公式サイトのサービスを用いることでサイト限定のものを含めた全てのオブジェを注文することができた(現在はサービスを終了している)。
  • ローカル環境で『+』からのお引越しが可能に
    • 『初代』から『+』へのお引越しを行うには任天堂へのメモリー媒体の郵送が必要だったが、『+』から今作へのお引越しは空のメモリーカードさえあれば手元で完結させることが可能であり、比較的手軽にデータ移行を行えるようになった。
    • ただし引き継げる要素は『初代』『+』間よりも減少している(手持ちのアイテム・手紙や虫・魚の捕獲状況は移行できなくなった)。
  • データの保存形式が変更
    • セーブデータから手紙・マイデザインの保存ファイルが切り離され、それらのデータファイルをメモリーカードに追加作成する形式になった。
      • これらのデータファイルの作成数に制限はなく、保存先に本作のセーブデータが入っているものとは別のメモリーカードを指定することもできるため、メモリーカードの数さえ揃えれば手紙(に添付したアイテム)とマイデザインを事実上無限に保存することが可能になったということである。
    • 手紙の保存データは5ブロック、マイデザインの保存データは8ブロック。
      切り離しに伴い本作単体のセーブデータのブロック数は57へと減少した。
      • これによりメモリーカード59単体では手紙とマイデザインのデータ保存が不可能になってしまっている。*8
  • GBAとの連動なしに「島」へ行けるように
    • 家の増改築を終わらせることで島を購入できるようになり、本作単体でプレイヤーごとに固有の島を所有することができるようになった。
      • 『+』の島には先住どうぶつがいたが今作の島には存在しない。建物はプレイヤー専用の別荘のみで、まさにプライベートアイランドである。
    • 島でしか捕獲できない虫と魚が追加されている。いずれも入手難度は高い。
 

外部機器を用いる要素

  • GBAとの連動要素の強化
    • GBA上で遊べるオリジナルミニゲームが追加。
      • GBAをGBAケーブルで接続すると、願いの泉にて村の住民と一緒に遊ぶ3種類のミニゲームを日替わりでダウンロードすることができる。ここでしか手に入らない限定家具も存在。
    • ファミコン家具のゲームをGBAへ書き込んで単体で遊べるようになった。
      • こちらもGBAケーブルで接続したGBAにダウンロードできる。
  • SDカードを用いたデータ保存機能の追加
    • SDカードをゲームキューブへ接続する「SDカードアダプタ」に対応しており、ゲーム画面のスクリーンショットをPCに保存したり、メールを使って村のデータをやり取りする(「村を貸しだす」)ことで遠距離の知り合いの村を訪問したりすることが可能に。
  • 「カードe+」との連動要素の追加
    • 同梱されている「カードe+」「カードeリーダー+」を使って遊びを拡張することができる。もちろん前作仕様の「カードe」にも対応。
      • 「カードeリーダー+」は無印版にゲームキューブとの接続用ポートが追加された改良版。読み込んだカードのデータを直接ゲーム内に送ることができるようになっている。
      • 「カードe+」は基本的には無印版と同様だが、「どうぶつカード」に描かれた住民候補・島民候補どうぶつは全て新キャラクターとなり、とたけけの新曲に対応する「村メロカード」や特別なマイデザインを記載した「デザインカード」も収録されている。
カード内容の詳細

カード内容の詳細

  • 「どうぶつカード」のうち住民候補のカードを読み込ませるとそのどうぶつを村へ引っ越して来させることができる。
    • 出ていってしまった場合も何度でも呼び戻すことが可能。
    • 既に村の居住人数がいっぱいの時は自動的にそのうちの誰か1人が村を出ていく(指定できない)。
  • 同じく「どうぶつカード」のうち島民候補のカードを読み込ませると、所有している島にそのどうぶつを住まわせることができる。
    • これにより『+』と同様の交流や限定家具の入手が可能になる。
  • 「村メロカード」は今作新登場のとたけけミュージックに基づいたものになっており、読み込ませると村メロを記載されたものに変更できるほか、その曲をとたけけにリクエストできるようになる。
  • 「デザインカード」を読み込ませると記載されたマイデザインを入手することができる。
  • が、本作に同梱されているカードe+には島民候補は含まれていないので、『+』同様の島民との交流(=島限定家具の入手)を行うには別売カードパックの購入が必須。その上パックの中に必ず島民候補のカードが入っているとも限らない。
    • 公式サイトやGBAとの連動限定家具の追加、カードe+の購入を強いるシステム変更を合わせて考えると、遊びの幅が広がった一方で「単体でゲーム中の要素を100%楽しむことができない」という問題は『+』よりも悪化しているとすら言える。
 

関連リンク


*1 59という数字はデータを保存可能なブロック数を示す。ブロックとはゲームキューブ独自のデータ単位であり1ブロック=8KB
*2 日本国内ではこの他にメモリーカード251も発売された
*3 任天堂発のトレーディングカード。本シリーズ以外にも様々なゲームに対応したものが販売されていた
*4 記載されたあいことば(ひらがな暗号)を手紙に記し、宛先は誰でもいいので郵送すると翌日にそのカードに描かれたどうぶつから手紙が届くというシステム
*5 NES(Nintendo Entertainment System)として発売された海外向けファミコン
*6 雑誌やフィギュアの付録として入手できたカード限定の住民が6人存在する
*7 アイテムの「あいことば化」には受取手の村名とプレイヤー名が必要になり、そのあいことばは指定された受取手にしか使用できない 参考
*8 公式側もメモリーカード251の使用を推奨している 参考