Seed-Crayon_5-337_2

Last-modified: 2008-07-19 (土) 19:43:47

嵐を呼ぶ!キョーレツ、コドモ王国誕生だゾ
【その2】

 

 ~翌日、河川敷~

 

カガリ  「よし!ガンダムごっこやるぞ!
      私は世界最強るーじゅガンダムだ!アスランは私をお守りする∞じゃすたすガンダム、
      キラも私をお守りするストなんとかフリガンダムな!」
キラ   「やめてよねカガリ、そんなのやりたくないよ。しかも名前間違ってるし」
カガリ  「うるさい!私のいうことは絶対だ!あと、私のことをおねいちゃんって呼べ!」

 

 ぽかっ!

 

キラ   「うわあ~ん!」
アスラン 「だめだよカガリ~弟をすぐ殴っちゃ。キラごめんよ~」
キラ   「ひく…ひく…ありがとアスラン…」
カガリ  「ふん!ゆうこと聞かない弟を殴って、何がわるいんだ!?」
シン   「ほうほう、さすがわがままはアスハのおしり芸ですな~」
カガリ  「うるさーい!」
シン   「ほほ~いにげろ~」
カガリ  「がーっ!!」

 

 ドタバタドタバタ…

 

アスラン 「今のうちに逃げようキラ」
キラ   「…ぐすっ…うん」

 

          *          *          *

 

ネネちゃん「リアル鬼ごっこの次はリアルおままことしましょ」
ラクス  「あら、いいですわね。賛成ですわ。おほほほほ」
マサオ、アスラン「え~、僕たち他の遊びが…」
ネネちゃん「文句あんの?オニギリ」
ラクス  「文句がありまして?デコ」
マサオ、アスラン「ありません…」

 

ラクス  「それでは私は人気あいどる歌手ですわ」
ミーア  「ちがうもん!あいどるはミーアだもん」
ラクス  「じゃあミーアちゃんは私のライバルのあいどるですわ。それでキラは私の旦那さんの売れっ子脚本家で…」

 

???  「ちょっと待ったー!!」

 

キラ   「フ…フレイちゃん、こわいよぅ…」
フレイ  「キラは私の旦那さんでぇ、一流企業に勤めてて、私のために(企業戦士として)戦って戦って戦うのよ」
ラクス  「勝手に設定作ってるんじゃありませんわ。キラが怖がってるじゃありませんか」
キラ   「ラクスもフレイも仲良くしようよぉ」
フレイ  「あんた、コーディネーターだから適当にやってるんでしょ!」
ラクス  「キラをいじめるのはおよしなさい。じゃあ私と勝負して勝った方がキラのお嫁さんですわ」
フレイ  「望むところよ!」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

ラクス、フレイ「じゃんけんぽん!あいこでしょ!あいこでしょ!あいこでしょ!」

 

ネネちゃん「こっちはこっちで始めましょ。
      ネネは人気女優でアスランくんが旦那さん、しんちゃんとルナちゃんがネネの子供で、シンくんは…」
ミーア  「ミーアはあいどるぅ~」

 

          *          *          *

 

イザーク 「全く!ママ、ママといちいち騒ぎおって!だからキチャマは弱虫なのだ!
      そうやってピーピー泣かれると俺の方も母上の事を思い出してしまうではないか…」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

イザーク 「ママン!ママン!ママンはどこだぁ!うっ…うえええ~んひぐ!うえ!ふぐおえっ!」←ひきつけ
ニコル  「いざーく君、大丈夫?」(背中をさする)
ディアッカ「おい、ちょっとでかけてくるぜ」
ニコル  「え?どこ行くの?」
ディアッカ「わっかんないかなぁ~?銭湯行って女湯入りに行くんだよ!こんなチャンス滅多にないぜ…」

 

 ヒュン! ガギン!

 

ディアッカ「わっ!びっくりした!なんでペーパーナイフなんか飛んでくるんだ…まさか!」
???  「そのまさかよ!」
ディアッカ「げっ!ミリィ!なんで…!?」
ミリアリア「ふん!あんたの考えることなんかぜーんぶお見通しなんだから!もうサイテー!」
ディアッカ「かんべんしてよ、みりぃ~」
ニコル  「まあまあまあ」

 

イザーク 「……ママン…」

 

          *          *          *

 

 ~野原家~

 

みさえ  「まったく…しんのすけ達は遊びに行ったまま帰ってこないしこっちはこっちで…」
スティング、アウル「ひっく…うわぁ~ん!!」
みさえ  「よしよし、おねしょぐらいで泣かないの」
     (……この分じゃデュランダルさんも子供になってるだろうから、
      この子達のおねしょシーツもうちで洗う事になりそうね……)
ひまわり 「たーい、たーい」
スティング「人生山あり谷ありよって、なぐさめてくれるのか?」
アウル  「スティング、ひまちゃんの言葉わかるの?」
ひまわり 「たーい、たーよ」
アウル  「おお~、僕にもわかるぞ。
      『私なんか毎日おねしょしてるわよ』?赤ちゃんにそうフォローしてもらってもなー…」

 

 ガラッ…

 

Wしん  「みさえおかえり~」
ルナ   「ただいま~」
みさえ  「あのねしんちゃん、もう5時なの。よい子はー」
しんのすけ「おおっ、アクション仮面間に合ったぞ」

 

キラ・カガ・ラク・アス「おじゃましまーす」
みさえ  「え?ちょっ…」
キラ   「僕達の体だとおうちが遠いから、今日は皆でしんちゃんの家にお泊りする事にしました。
      よろしくお願いします」

 

イザーク 「ママン、ママン、うわ~ん」
ニコル  「ママぁ~、こわいよぅ~(ミリアリアさんが)」
ディアッカ「否ぐぅれいと!」
ミリアリア「待ちなしゃい、このすけべ~!」

 
 

 そう、子供達は春日部で唯一頼れる大人である野原夫婦を頼って、野原家に集結しつつあったのだ……

 
 

しんのすけ「出たな!ハゲピカリン」
アスラン 「名指ししないでよ~」
ルナ   「名指しじゃないでしょ」
ラクス  「ミミ子さんが口応えしてはいけませんわよ」
ルナ   「わかったわよ。助けて~、アクション仮面~」
しんのすけ「アクションビーム、ビビビビビー!」
アスラン 「うわー、やられた」
一同   「わーはっはっはっ」
ラクス  「アクション仮面ごっこの次はリアルおままごと第二章ですわよ~!」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

みさえ  「戦場だ…」

 

          *          *          *

 

 ~その日の夜…~

 

ひろし  「みんな寝たか?」
みさえ  「ええ。またずれ荘から布団持ってきて、
      2階のあなたの部屋まで使わなきゃ全員寝るスペースを確保出来なかったけど……なんとかね」
ギル   「すみません…僕達が子供になっちゃったせいで…」
ひろし  「いやいや、事故みたいなものですし困ったときはお互い様ですよ。でも…これからどうするかなあ。
      装置の効果が切れるのは何時になるか分からないし、
      その間子供に戻ったみんなは自分達でちゃんと生活出来るかどうか大いに疑問だし」
みさえ  「そうねえ…子供が増えて嬉しい気もするけど、全員の面倒をみるとなると…ちょっとねえ」
ひろし  「近所の人達にも協力してもらうか?う~む…
      おっ、そうだ!あの人に相談してみよう!もしかしたら今回の件、引き受けてくれるかもしれない!」
ギル   「誰?あの人って……?」
ひろし  「ふたば幼稚園の園長先生だよ!」
みさえ、ギル「あっ…なるほど!!」

 
 

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