スーパーマリオブラザーズシリーズ

Last-modified: 2024-03-31 (日) 16:02:14

概要

1985年に発売された第1作から続く、スーパーマリオシリーズの根幹を担う横スクロールアクションゲームシリーズ。
基本的にクッパさらわれたピーチ姫を助けるため、マリオルイージ、場合によりその仲間が冒険するのだが、意外と例外もあったりする。タイトル的にマリオとルイージが主役、という扱いにはなるが、大抵のソフトではソロプレイの場合、ルイージのお世話にならないだろう。
2Dマリオと称される事もあり、システム上類似点の多いゲームボーイでのマリオランドシリーズなどほかのマリオ系横スクロール作品もここに示す。
1992年のマリオランド2から、2006年のNewマリオまで約13年と半年の間、2012年のNewマリオUから2023年のマリオワンダーまでの約11年間、2Dマリオの完全新作が長期間販売されたことがないため、本ページではマリオランド2までの作品を第1期、Newシリーズを第2期、ワンダー以降の作品を第3期と扱う*1

2023年に公開された映画も「The super mario bros movie」とスーパーマリオブラザーズの名前を使用している。

作品一覧

前史

  • ドンキーコング?
    DKとの対決。
    アーケード版、ゲームウォッチ版ではプレイヤーキャラにマリオの名前が付けられていなかったが、ドンキーコングジュニアやファミコン版でマリオと命名。このゲームではステージを縦方向に進んでいくが、基本操作は左右移動とジャンプキーで飛んで障害物を回避する、というのちのマリオシリーズのシステムの根幹が本作で作られた。
  • マリオブラザーズ?
    ルイージ初登場作品。左右端がループする固定画面のステージで亀やカニなどをひっくり返して退治する。本作の2人プレイは協力して進めるゲームのはずだが、連携が取れていないと互いのつぶし合い、さらにはプレイヤー同志での喧嘩に発展することも。

スーパーマリオブラザーズ

  • スーパーマリオブラザーズ?
    第1作。制限時間内にゴールを目指す、いつものマリオはここから始まった。クッパの多くはファイアで撃墜すると判明する通り影武者で、今とは違って「城ステージのゴールを邪魔する存在」みたいな立ち位置だったりする。難易度はまあそこまで簡単ではないが、慣れやすい程度には難しくはない。
  • スーパーマリオブラザーズ2?
    実は日本限定だった時期が数年間もあるソフト。後述の「USA」こと「夢工場ドキドキパニック」が海外での2。前作と同じく制御のしやすいマリオ、ジャンプが高く只ではとまらないので玄人向きなルイージとキャラ性能差がつけられたことや、隠しステージが収録された初の作品。コースが難しい、といわれるがマリオメーカーの鬼畜コースのようなスピランや理不尽要素はなく、「順当なマリオでいかに試行回数をプレイヤーに稼がせるか」といった難易度設定がされている。スイッチでも配信されているのでマリオに自信がある方はぜひ。
  • スーパーマリオブラザーズ3?
    ファミコン最後、そして昭和最後のスーパーマリオブラザーズ。初代のリソースをベースに作った2とは違い、システムのフルモデルチェンジが図られている。ステージ選択やマップアイテム、第3形態の種類増加などといったシステムの改良、今ではレギュラーとなったテレサワンワンコクッパの登場など、マリオシリーズの歴史を語るうえでは欠かせない一作。
  • スーパーマリオブラザーズ4・スーパーマリオワールド?
    スーパーマリオブラザーズのタイトルを冠したソフトとしては本作が第1期で最後となるが、マリオ4として表記されるのは日本国内版のみ。スーファミ、そして平成最初のスーパーマリオブラザーズ。海外ではマリオ3が第1期最後のスーパーマリオブラザーズとなる。舞台は離島、恐竜ランドとなり、今までに登場していない新たな敵キャラやギミックが牙をむく。
    ヨッシー初登場。
  • Newスーパーマリオブラザーズ?
    スーパーマリオブラザーズのタイトルは過去のものと化した。そう思われていた21世紀の始まりだったが、2006年、ついに生まれ変わった。スーパーマリオブラザーズの歴史はここから第2期というべき時代に移る。シリーズで唯一の対戦モードがあり*2、カルト的な人気を誇るのか同人作品がインターネット上に公開されている。
  • NewスーパーマリオブラザーズWii?
    WiiにもNewマリオが登場。4人同時プレイに対応というシステム面での進化が見られた。現在のマリオの作風が本作を基準に固定化されたため、人気作ではあるが、マリオシリーズのファンからは賛否両論あったりする。
  • Newスーパーマリオブラザーズ2?
    3DSで発売されたNewマリオ。コイン集めがテーマとなった。マリオWiiのリソースをベースとしながら、コイン集めのための探索ありきのコースが多数つくられた。さらに、2作目の法則故か鬼畜コースが配信された。この頃にはマリオシリーズのマンネリ化が指摘されており、宮本茂の政策方針が批判される中、本作もWiiベースの開発を槍玉にあげられたこともあったりした。
  • NewスーパーマリオブラザーズU?
    第2期最後のマリオ。WiiUとそのリベンジでSwitchで発売された。さらにはルイージの年に高難度版、スーパールイージUというバージョンも誕生している。
  • スーパーマリオブラザーズワンダー?
    2023年、再び帰ってきたスーパーマリオブラザーズ。フラワー王国を舞台に、色々なキャラクターが摩訶不思議な出来事に出くわすアクションゲーム。

マリオランド

  • スーパーマリオランド?
    4ワールド3ステージ構成、全12ステージとコンパクトながらゲームボーイ最初のソフト且つ最初のマリオシリーズを飾った。
  • スーパーマリオランド2~6つの金貨~?
    3、ワールドのようなワールドマップに、ワンダーや3D初作品の64のような自由な攻略順が入り、2Dマリオ第1期最後の作品として世代を繋いだ。
    ワリオ様初登場。

外伝

  • 夢工場ドキドキパニック?
    スーパーマリオブラザーズの開発スタッフによって製作された、フジテレビとのタイアップソフト。北米でキャラグラフィックやシステムを変更し、スーパーマリオブラザーズとして発売されたのち、1992年に国内で「スーパーマリオUSA」として北米版の内容で発売された。元々がマリオシリーズではないため、持つ動作がマリオ3以降のものとは違ったシステム*3だったり、敵を踏み潰すシステムが存在しなかったりと操作感覚が特殊。
  • ワリオランドシリーズ?
    スーパーマリオランド3がワリオランドとして1994年に発売。その後2008年のワリオランドシェイクまでコンスタントにシリーズ展開がなされていた。
    ミヤホンにnewマリオシリーズの普及と共に不要とみなされたか、先輩キャラの作品数に対して多いのは生意気だと足並みそろえさせられてるかで開発停止中。
  • ヨッシーアイランド?
    ヨッシーが赤ちゃん時代のマリオを子守りしながら冒険するゲーム。マリオシリーズの時代設定では一番古い時代を描いたゲームになる。そしてヨッシー自体人気キャラ故に、シリーズ化されている。本作は日本国内ではスーパーマリオブラザーズと別枠として扱われるが、国外ではスーパーマリオワールド2という副題がつけられている*4ほか、GBA移植ソフト群「スーパーマリオアドバンス」シリーズでも3作目として発売された。
  • スーパードンキーコング?
    現行のドンキーコングは正義の味方になって横スクロールで冒険。スーパーマリオブラザーズシリーズより難易度は高め。
  • スーパープリンセスピーチ?
    スーパーマリオブラザーズシリーズとは逆にクッパがマリオたちを捕まえ、ピーチが助けに行く。クッパよ、外堀埋めた今回が一番最善手だったのでは?
    2024年にはプリンセスピーチショータイムという2Dのような3Dのような新作がついに発売。プリンセスピーチシリーズの幕開けなるか?

*1 近年はマリオの他シリーズも発売スパンが長期間化しているため、場合によってはワンダー以降の各作品の扱いを変更する。
*2 マリオ3のものは無印マリオブラザーズをベースとしていた
*3 アイテムを担ぐが、NewマリオWiiでこの仕様が復活したこともあった。
*4 そうなるとスーパーマリオブラザーズ5は本作という扱いになる