Ωblivion

　序盤は比較的易しい譜面である。この内にゲージを上げておくと後で苦労せずにクリア基準まで上げられるだろう。だが、少しずつ難易度が上がってくる。次の配置は、右手と左手で区別をつけ辛い（左右でリズムが違う）。地力で解決できればいいが、混乱しやすい配置である。できないようであれば、指の動かし方を反省して少しずつスピードを上げて行く事が良いだろう。続いて、チェインノーツ交じりの比較的叩きやすい譜面が流れてくる。それも束の間、漸く譜面が本性を現す。右手は延々と連なる8分（チェインノーツ交じり）を処理し、左手はそれに合わせ難しい乱打の配置が流れる。そのシーンの中でも、かなり乱れた乱打が稀に入る。続いて、次のクールに続く時の譜面の配置がなかなか厭らしく、基本交互に打たない人にとっては疲労が溜まり易い。両手を用いる事でこれからの中盤に向けて体力温存が期待できる。
　それから続く5連連続ゾーンはEXTRAに似ている（ほぼ同じ）。だが、その後には5連が進化し7連（5連配置の部分に無理矢理7音を詰め込んでいる）、即ち24分（片手で12分）が飛んでくる。片手で処理しようとすると、これから来る後半戦で打つ手がなくなってしまう可能性が高いので、ここは片手で一本指ではなく、二本指で処理する事を非常にお勧めする。すると案外通ってくれることが多い。そこから数秒後、やや珍しめの横長タップノーツが流れてくる。少しずつ横にズレて配置されている且つ3連ずつでずれていくので、両手の指が渋滞しないようにパッと指を離すと良い。このクールが終わると、貴重な休憩ゾーンがある。しかし、休憩ゾーンもなかなか忙しいので、脱力して…とは言いたいものの気を抜かずに。 LV.12、侮る事勿れ。
　サビに入ると、最初の方は序盤と似ている配置をしているが、やがて初見や数回ではとても対応しきれない物量、認識難が飛んでくる。その中でも特に難しい部分は2点ある。
・三列編成
　その名の通り、三列でノーツが流れてくる。とても反応し難い。運手も決めておかなければ繋ぐ事は疎か、ゲージを保つことも儘ならないだろう。また、運手を決めても崩してしまえば一瞬でゲージが持っていかれる。対応力が試される。
・片手12分+チェインノーツ
　サビラストに配置されているノーツ。中盤の7連に次いで片手12分がまた飛んでくる。人によってはここは2本指で対処する事も難しいだろう。日頃培った連打力を酷使し、何とか耐えられればクリアはもう目前である。
　本当のラストで、再び序盤の配置のミラーが流れてくる。左手の連打が弱い人は、とても厳しい壁になるだろう。チェインノーツもふんだんに使われ、認識もとても難しい。しかし、ここを超えれば演奏終了だ。余力を使い果たし、崩すことなく捌き切れると良いだろう。