【狂気を生む者】ナイアルラ

概略

紹介

[ある研究家の記憶]

昏く落ちた樹々の影が、異界との境を示すように行く道の先を染めている。

歪に折れ曲がった枝は這い寄る腕のような模様を値に描き、

本能的な警戒が、歩む事を躊躇わせる。

しかし、私はこの未踏の地を進まねばならない。

この地に残る、ある奇怪な信仰を暴くために。

ふと、自分が片足を引きずっている事に気付く。

見ると、腿のあたりに滲んだ血が衣服を染めていた。

血は鮮やかな赤色だ。傷はまだ新しいのだろうか。

しかし、私に負傷した覚えはない。

傷を詳しく確かめるため、私は衣服の裾をめくりあげた。

すると、目を疑う光景がその前に広がった。

覚えのない無数の傷が、自分の脚に刻まれている。

あるいは血の乾いた古傷が、

あるいはまだふさがってすらいない生傷が。

同じ刃で何度も刺したように等しい大きさで、

傷は私の脚を埋め尽くしていた。

私は悲鳴を上げ、その場にうずくまった。

そのまま這うように後ずさると、

すぐ近くで背に当たるものがあった。

それは樹々の枝が幾重にも重なりできた壁であった。

分け入るにも、複雑に絡まった枝は頑として動かず人の通り抜けられるような隙間はない。

たった今通ってきた道が、樹々に深く閉ざされている。

いつ。どうやって。なぜ。

呟くように口にした疑問が、次第に慟哭へと変わる。

私はもう、この森を出ることはできないのかもしれない。

言葉にならない叫びを上げながら、私は疾走する。

ならば前へ。

真実のために、前へ。

何者の意志からも逃れるように、ただ前へ。

躍動する脚から鮮血が噴き出し、

痛みにくすぐられて笑いのような咆哮が喉を破る。

ほとんど転がるように前へと駆け、

長い距離を走り抜けた後にふと振り向くと、

背後にあったのは、

私のすぐ近くまで迫る昏い樹々の壁であった。

 

評価

ステータス

スキル

リーダースキル : 地脅かす混沌

[魔族]のユニットの攻撃力を40%アップ

フォーススキル1 : 這い寄る滅び <CT4>

Lv1 :樹属性の158%単体攻撃。超高確率スピード50%ダウン。
Lv7 :

フォーススキル2 : 狂気の地底に潜むもの <CT5>

Lv1 :樹属性の211%単体攻撃。超高確率呪い。1ターン後に発動。HPが半分以下の時、威力1.5倍。
Lv7 :

特殊能力 : 闘争本能[弱]/1の祝福キラー/シャーマンキラー

進化・契約

通常進化 : 【旧き無貌】ナイアルラ

大帝粒×60
碧帝石×20
碧帝晶×10
神帝晶×5
200,000ゴルド

入手方法 : 神話クエスト【混沌は昏く這い寄りて】

コメント

Diffanalyzer

DiffAna機能を有効にできます。
ON or OFF