ラ教

Last-modified: 2011-09-23 (金) 23:30:24

ラ教とは、約10年ほど前にできた新興宗教である。
主にグレイホークを拠点としている。

成り立ち

ラ教の歴史はかなり浅い。表立った活動が行われ始めたのはAC1493年頃と言われている。
『消滅した時』からラ教の始祖(名称不明)がこの地に現れ、グレイホークを中心にギの存在を提唱し始めた。
最初はギの存在を信じるものは少なかったが、始祖による献身的な弱者への救済や援助が切っ掛けとなり、次第に信者を増やしていった。
現在では100名ほどの信者が入信している。

その始祖そのものはラ教の規模拡大後も、その姿や名前が伝わることはなかった。
この宗教内における地位を確立すること、即ち人物崇拝を避けるために彼の存在はベールに包まれたままとなっている。
この思想は始祖そのものが定めたものであり、一部の司祭を除いて彼の姿を知る者はいない。またその司祭も、彼の本当の名前を知らない。

入信

ラ教の入信に条件はなく、種族性別年齢を問わずラ教を名乗ることができる。
入信方法としては信者が配るパンフレットに記された最寄りの集会所に顔を出すと信徒名簿に名前を載せることができ、それをもって正式な入信とする。

他宗教のように、無理やり入信させるようなことは戒律で禁じられているので認知度は高いとは言えない。

邪神

ラ教は信仰神を持たない宗教である。
というのも、ラ教で定義されている神は世界に終焉を齎すとされる邪神『ギ』のみで、ラ教の根本はこの邪神の降臨を防ぐことにあるからだ。


『ギ』は物質的な肉体を持たず、現世とは違うどこかにその姿を隠している。
来るべき時が来た時、闇に魅入られた人間を媒体に現世に現れ、この世の光を食いつくし、世界の時間と空を消滅させる。
来るべき時が何時なのかは定義されていない。
『ギ』の媒体にならないように、また、その媒体を作らないように活動することが、ラ教の目的である。

ギについての詳細は信仰/邪神『ギ』を参照。

規模

宗教規模は他の宗教と比べても非常に小さい。
歴史が浅いこともあるが、名の知れた宗教家がいまだ出てきていないことが原因である。
ラ教の始祖は入信者達にも紹介されないため、彼もまた有名ではない。

活動

ラ教の活動は非常に個人的である。
まず信者は基本的に闇に対しての拒絶を行う。他人を不幸にさせる行為をせず、逆に他人を幸福にするために活動する。
他者、特にラ教徒ではないものが不幸から闇を見出してしまわないように世界全体の動きを変えていくことが指針である。
そのため、ラ教徒にはボランティアや家政婦などのサービス業をしている者が多い。

モチーフ

ラ教において、ギを連想させるいくつかのモチーフはタブーとされている。

  • 闇(暗黒)
  • 死(消滅)
    など。