疫病ネズミ

Last-modified: 2017-02-19 (日) 18:12:00

カードとしての疫病ネズミ

 
疫病ネズミ
レアリティ:★コスト:3入手先:ベーシックパック
1固定ダメージ
手札を全てデッキから破棄する
 

最も基本的な手札破棄カード。
このカードをプレイした時点で手札にあったカードは、全て完全に失われる。その回の冒険中は二度とデッキには戻ってこない。
なお鍍金が効いている間は破棄できない。マップ効果に鍍金が含まれるダンジョンでは役立たずとなる。

 
 

一見マイナス効果でしかない手札の破棄だが、いらないカードをこれを使ってデッキから排除できる。
道中で望まずピックした雑魚カードに悩まされなくなり、単純にデッキの枚数が減ることでデッキ全体の回転率も上がる。俗にデッキの「圧縮」と呼ばれるこの行為の恩恵は大変大きい。

ただしやり過ぎるとすぐ山札が尽きてターンエンドを強いられたり、疾走込みでも大した数のカードをプレイできなかったりと弊害も生じてくる。
破棄という行為自体もそう気安くできるものではない。破棄するカードを自由に選ぶことはできず(例外?もあるが)、持っている手札は必ず全部破棄しなければならないのだ。
上手くやらないと必要なカードまで巻き添えにしてしまったり、逆に必要なカードが邪魔で思うように破棄できなかったり。なかなか一筋縄では行かない。
手札破棄をした直後は当然手札がゼロになるため、そこでそのターンは手詰まりになってしまうのも大きな弊害。
またあまりに圧縮デッキに頼り過ぎたせいで、前述の鍍金ダンジョンに挑む際にデッキの作り方や動かし方が分からなくなる……といったこともない話ではない。

……とはいえ、これら欠点の多くはプレイヤーのスキルで充分カバーできるものだったりする。
数は少ないがルールを根底から?覆すカードも存在するので、究極的には山札が尽きやすくなる点もクリアできる。あるいはそんなカードすら必要ないケースもある。
取り回し方をしっかり研究し、快適な圧縮ライフを楽しみたい。

 
 

この疫病ネズミは手札破棄以外の特殊効果は一切なく、攻撃力もあって無いようなものである。
ただ破棄カードの中では最もレアリティとコストが低く手が出しやすい。大抵の人はこのカードと共に圧縮に乗り出したことだろう。
敵としても出現するので、ダンジョンによっては道中でピックできる可能性も比較的高い。何枚も必要なカードではないが。

 

関連カード

手札破棄つながり
 コカトリスコープスゴーレム森の鍛冶屋 グレナスリバイアサンサタン
 追われる身の エマホープイーター腐食の呪い・(ドラゴンゾンビ?

敵としての疫病ネズミ

 
名前HP使用技常時発動
疫病ネズミ8噛みつく1nターン1通常ダメージ奇襲
大量繁殖3nターン孤立5T
ネズミの恨み2nターン1怨恨2T
 

強さそのものは全くの雑魚である。HPは最底辺、奇襲はあるが蚊に刺されたような威力しか出ない。

難易度ノーマルではただのネズミだが、ハード以降は侮るとえらいことになる。
孤立でこちらのコンボ計画を台無しにしたり、序盤から呪いカードを送り付けたりされてはたまらない。早々に始末しよう。
特に難易度チャレンジャー3以降は初手から怨恨を毎ターン維持してくる。1ターンたりとも隙を見せないように。


過去作品での疫病ネズミ

シリーズではDDD2が初登場。過去作品には登場していない。
公開当初はカードとしてのみの登場だったが、Ver1.2より敵キャラとしても実装された。

DDFの時代には見かけなかった、不衛生の権化のようなこの動物。DDD2の世界が蝕まれつつあることの象徴とも言えるだろう。
もっとも敵として出てくる疫病ネズミは、名前の割に病気や毒などは仕掛けてこない。病気がかわいく見えるほどのもっと重篤な状態異常を扱うだけである。

 
 

DDD1では多数の手札破棄カードが用意されていたが、そのほとんどがただ手札を削除するだけでなく、少なからぬ見返りも付いてくるという内容だった。
破棄した枚数に応じてHPが回復するリサイクルや、同時にプレイしたカードと捨て札まで全部破棄して各火力4倍というファイナルブラストなどが代表例である。
DDFではこれらメリット付きの破棄カードは一掃され、ただ破棄のみを行うカードがわずかに存在するだけだったが、DDD2では再びバラエティ豊かな破棄カードが見られるようになる。
この辺りにDDDシリーズとDDFのゲーム性の違いが垣間見えると言えるだろうか。


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