【ぞうりむしの野望】

Last-modified: 2017-08-26 (土) 01:09:30

DQ4(リメイク版)

クリア後で取得可能な最終称号だったかもしれない称号。
条件は【勇者】のレベルが50未満で他のクリア称号を「1つも満たさない」事。
何故「だったかもしれない」かと言うとこれを見るのは不可能だからである。
一応PS版(37番)もDS版(774番/775番)も番号自体は割り振られているが。
 
なぜ不可能なのかというと、この「条件がレベルのみ」の称号が全部埋まっていて空きがないのである。 
参考までに勇者のレベルが49までの「レベル以外条件がない」最終称号の表を見てみよう。

*…【スマイルエンジェル】はDS版では【にこにこエンジェル】になる
 
尚、この称号には勇者のレベル上限50未満制限がかかっているが、仮にこれがかかっていなかったとしても、
レベル50~64の区間はレベルのみの条件はないが、はぐれメタル撃破数の51匹以上か否かという絶対にどちらかを満たす条件があるので、
どうやっても【はぐれハンター】(51匹以上)か【へっぴり勇者】(50匹未満)にされてしまう。
それならばさらに越えていけばと65以上までレベルを上げてしまうと【長老救世主】になるのでアウト。
これらの称号をとらない場合は何か別の条件を満たしているので、優先順序が低い【ぞうりむしの野望】は絶対取れない。
 
結果的にとは言え、深く淀んだデータの底をさまよって、永遠に日の目を見る事のないぞうり虫の叶わぬ野望とは中々皮肉がきいている。
もっとも、一見普通にクリアしてありえそうな条件に「ぞうりむし」などというどう考えてもパッとしない名前がついているところを見ると、
スタッフの方でも「他のどの条件も満たさない場合の受け皿」つまりエラーよけとして設定しておいたであろう称号のようである。
結果としてこの称号自体は使われなくなったが、このような「エラーよけ」というのは、ともすれば見過ごされることもあり、見過ごせば思わぬバグの温床になることも。きちんとその可能性を潰したスタッフの視野は評価されるべきだろう。