DQ7
現代の【レブレサック】に住んでいる少年。
名前の由来は浮彫りを意味するレリーフかもしれない。
英語版での名前はPS版ではLeif、3DS版ではLev。
過去に村で起こった出来事の、真実の歴史を知る数少ない人物。
現代のレブレサックではほとんどの村人が石碑に刻まれている捏造された歴史を信じきっているのだが、 リフの家系にだけは真実の歴史が改変されることなく代々伝えられてきていた。
リフも祖父から「村に立っている石碑に書いてある歴史は間違いだ」という話を聞かされており、 彼自身も祖父の言葉を信じて石碑の内容は間違いだと思っている。
だが、前述の通り村の住人は大人も子どもも改竄された歴史の方を信じているため、 それに異を唱えるリフは他の子供たちからイジメの対象にされてしまっている。
村の子どもたちのリーダー的存在である【サザム】が【古びた石碑】を見つけて真実を知った後は、 自らの非を認める彼らと仲直りし、笑顔を取り戻すことになる。
おそらくはこれから、リフたちの世代の人間が大人になってからは、 再び村の真実の歴史がレブレサックの村で語り継がれていくことになるのだろう。
ちなみにリフの肉親には父親が一人登場する。
彼もまた、小さい頃はリフと同じようにウソつき呼ばわりされていたらしい。
だが、大人になった今では「真実がどうであろうと、世の中多くの人々が信じるものが正しいことになる」と、 真実を語り継ぐことは諦めてしまっており、リフも真実は祖父から聞いたと語っている。
息子だけでなくサザムたちも真実を知ったと分かった後は、そんな子どもたちに村の未来を変えて欲しいと願っている。
石碑こそ砕かれてしまったが、子どもたちの目に真実は焼き付けられた。
彼等から後の世代では正しい歴史が紡がれていくことを信じるしか無いだろう。
むしろ、村長が慌てふためいて石碑を破壊してしまったことで「都合の悪い真実を大人が力技で隠蔽した」と色濃く記憶されたとも言える。
なお、グラフィックは過去編に登場した【ルカス】と同じものが用いられており、住んでいる家の位置も同じである。
もしかすると、リフはルカスの子孫にあたる人物なのかもしれない。