悪魔城/地下墓地

Last-modified: 2024-05-14 (火) 09:46:44

マップ

悪魔城 地下墓地.png

マップの座標は(横,縦)の順に表示します

マップ凡例

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攻略

かつてドラキュラを封じたモーリス・ボールドウィンに引き連れられ、悪魔城に乗り込んだ若きふたりのヴァンパイア・ハンター。
モーリスの子であるヒュー・ボールドウィンと、「ハンターのムチ」の継承者ネイサン・グレーブズはドラキュラの復活を目の当たりにしながらも、罠にかかり地下に広がる墓地へ落とされ、モーリスはドラキュラに囚われてしまう。
功を焦りその場を立ち去るヒュー。残されたネイサンもまた、師を救うべく悪魔城の探索に踏み出すのだった……。

最初のセーブポイントへ

スタート地点はオープニングでドラキュラ復活の間から落とされた(03,10)の地点。
初期段階ではネイサンはダッシュすることすらできない。十字キー↓+Aのスライディングを主軸に移動していこう。

最初の最初から爆弾を投げてくる「スケルトンボマー」が大量に出現しており、爆発に巻き込まれると侮れないダメージを受けてしまう。慎重に縦穴を降りていこう。

(04,03)の部屋に入るとエリア名が表示されBGMが変わる。
スケルトンボマーだけでなく、天井に張り付いて炎を吐いてくる「ボーンヘッド」、本体を潰さない限り無限に湧いてきて毒まで浴びせてくる「ポイズンワーム」がかなり危険。
まずはなんとか(03,02)のセーブルームに辿り付こう。ここまで辿り付けば回復できるので一安心である。

スケルトンボマーはDSS属性カードの「サラマンダ」、ボーンヘッドはDSS動作カードの「マーキュリー」を持っている。
DSSに関しては詳細解説ページ?を読んで欲しいが、ざっくりいえば2枚のカードを組み合わせることで特殊な効果を発揮する魔法のカードである。
この「マーキュリー+サラマンダ」の組み合わせは「炎のムチ」を発動し、威力が少し上がり炎属性が付与される。ただし攻撃するごとにMPを4消費する。
なお、スケルトンボマーやボーンヘッドは自身が炎属性を持っているため、耐性でダメージが逆に減ってしまうのに要注意。DSSの発動・解除を切り替えて攻撃していこう。
Advance Collectionの場合はメニュー→図鑑からDSSの効果について確認できる。

ポイズンワームは倒すと低確率ながら「キュアポイズン」を落とす。
名前の通り毒状態から回復する効果があるので、攻撃ボタン押しっぱなしのムチ振り回しである程度集めておくと良いだろう。

最初のマジックアイテム

(07,01)に進むといきなり「アースデーモン」が登場。詠唱後地面から土を突き出して攻撃してくる。
行動自体は単純だが、攻撃力・HPともにここまでの敵の中では1段階強くなっている。厳しそうならスライディング連打で逃げて振り切ろう。
DSS属性カードの「サーペント」を持っているが、この倒しにくさを考えると後回しにしても構わない。

アースデーモンの先の(10,01)まで進むとマジックアイテム「ダッシュブーツ」が落ちている。
これは十字キー横2回押しで歩きより格段に速いダッシュが可能になるアイテムで、快適な探索には欠かせない。

その後は(12,01)の通路から先に進んで行こう。なお、ここの上段の部屋はまだ進めない。
(17,01)の大部屋に辿り付いたらまずは(19,03)のセーブルームを目指す。この部屋から槍投げをしてくる「スケルトンスピア」が出てくるので、当たらないように気をつけながら進もう。

この大部屋には攻略には関係ないが有益な寄り道が多数ある。
(19,01)の先に進むと「ハートレベルアップ」が、(19,02)の先に進むと「HPレベルアップ」がある。
これらは名前の通りハートやHPの最大値を直接アップさせる有益なアイテム。できるだけ手に入れていこう。

また、(17,02)の左の壁はよく見ると周りとはグラフィックが異なっており、攻撃すると破壊することができる。奥には「MPレベルアップ」が置かれている。
本作にはこのような壊せる壁が多数あるが、いずれもこのようにグラフィックが微妙に異なっている。かなり見分けにくいが……。

3つめのセーブルームへ

大部屋を上に登り、(17,05)の横長の大部屋へ。まずは右端へ行き「MPレベルアップ」を回収。
左端の(16,05)は1マスの高さになっており、スライディングでしか進めない。しかも次の部屋からは戻れない一方通行になっている。本作はこのような一方通行も何か所かにあるので覚えておこう。
一方通行の先のこの部屋は一番左下の(13,03)に「HPレベルアップ」がある。
(16,03)の一方通行を通ると先ほどのセーブルーム周辺の大部屋に戻ることができる。

(19,05)から上段に登り、左に進んで行く。(12,06)にはセーブルームがある。
更に進んで行くと(13,04)には「ハートレベルアップ」があるので回収しておきたい。
(10,04)には小型の飛び跳ねる敵「フリーフリッカーマン」がいる。攻撃を狙いにくいので要注意。奥には「MPレベルアップ」がある。

1つ下の段の(10,03)には棺桶の「コフィン」から「ミイラ」が延々出てくるエリア。ミイラを攻撃しつつ、コフィンを破壊しよう。
この部屋は現時点では先に進めないが、ボス戦で有効なサブウェポン「聖水」が燭台から出てくる。

(11,05)の青いゲートは次の部屋にボスが出現する印である。いったん事前にセーブしに戻り、装備をチェックしておこう。
できればスケルトンやスケルトンスピアから手に入る「レザープレート」(DEF+30)くらいは装備しておきたい。バットやスピリットが落とす「リストバンド」(STR+5)も序盤では大事な装備。

準備ができたらボス部屋へのゲートを潜り、ボスへ挑もう。

ボス「ケルベロス」

HPは600。
最初のボスとは思えないほどの巨体で、できることが少ない序盤のネイサンにとっては侮れない強敵。
上記の通り「聖水」のサブウェポンを手に入れておくと格段に楽になる。

行動パターンは3種。1回行動するごとに咆哮して変色し、次の行動を見分けることができる。
初期状態では灰色なので突進攻撃をしてくる。

  • 灰色
    身構えた後鋭い突進攻撃。急いで後ろに逃げれば当たらない。
  • 赤色
    中ジャンプ(立っていればほぼ当たらない)して画面端に飛び、高台に登ってビームを連射してくる。
    後ろに回れば攻撃チャンス。
  • 青色
    上部に雷の弾を放ち、落雷攻撃を仕掛けてくる。落雷はケルベロスの左右に展開され左右に少し移動する。
    接近するのは難しいが中距離からジャンプして聖水を投げると当てることができる。

色をよく見極めるのが攻略のコツ。
攻撃は聖水だけに任せると良いだろう。

撃破例動画
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本作『サークルオブザムーン』ではボス撃破後にHP回復アイテムの類が一切出現しない
そのためボス戦で削られすぎていると帰り道で被弾してHPが尽きてゲームオーバーということもある。
ボスは強敵が多いが、できるだけ余力を残して勝利するようにしたい。

ケルベロス撃破後、奥に進むとマジックアイテム「跳空石」を入手できる。
これはジャンプ中にもう一度ジャンプボタンを押すことで2段ジャンプができるアイテム。これで行動範囲が大きく広がる。
なお、他作品のように急降下キックはできないので要注意。

この後は(20,06)の「ハートレベルアップ」、(01,02)の「MPレベルアップ」を回収することができる。
2段ジャンプの操作練習も兼ねて取りに行ってみると良いだろう。
また(07,04)の右の壁も破壊でき、「HPレベルアップ」を回収できる。

この後は(05,03)から上に登り、奈落階段へ進もう。

後で戻ってきたらできること

他のエリアにも言えることだが攻略に必須なものはないので、ゲームが進んだ後でまとめて回収しに来てもいい。

DSSカード「サーペント」入手

先ほどのアースデーモンと連戦できるくらいに成長したらDSSカード「サーペント」を入手しよう。
これは「マーキュリー」や「マーズ」と組み合わせることで敵を凍結させる効果を得られる。

(02,02)に浮遊しているブレインフロートを凍結させて上に登っていくと「HPレベルアップ」が回収できる。
同様に敵を凍らせるなどして上に登ることが可能な場面が他にもいくつかあるので覚えておこう。

マジックアイテム「タックル」入手後

(12,02)からの部屋を塞いでいるブロックをタックルで破壊できる。
奥には「MPレベルアップ」がある。

マジックアイテム「キックブーツ」入手後

(21,01)のハートレベルアップがあった部分の上層を壁キックで登っていけるようになる。近づくと「ボーンタワー」が降ってくるので要注意。
奥にもボーンタワーが大量に出現しているので気をつけよう。「HPレベルアップ」が手に入る。

マジックアイテム「ヘビーリング」入手後

(07,02)のブロックを押して先に進めるようになる。「ハートレベルアップ」を入手。
ここにいる「アークデーモン」は無策で戦うと強敵なので要注意。実は懐に接近してしゃがみ攻撃をすると魔法弾が一切当たらない。
ブロックを押す都合上連戦効率は悪いが、DSS動作カード「アポロ」を一足早く欲しいならここで粘ることもできる。

地下水路?ボス撃破後

ボス「ケルベロス」が居た部屋の下段中央にあからさまにグラフィックが違う燭台が配置される。
この燭台を攻撃すると敵の「トリックキャンドル」が出現するが、すぐに逃げ出してしまう。

このトリックキャンドルはDSS動作カードの「プルートー」を持っている。
倒したい場合は攻撃力(STR)を可能な限り高め、マーズ+サラマンダの炎の剣のしゃがみ攻撃を連続で当てよう。

また、「ロック鳥の羽」を入手することで(01,15)にいる「スケルトンメダリスト」を現実的に撃破可能になる。
このスケルトンメダリスト、隣の部屋の入り口からネイサンが入った瞬間に走り出し、壁に激突すると自滅してしまうという変な敵。
素早く部屋に入り、壁に激突する前に倒すのにハイジャンプが必要になる。
走りながらハイジャンプで部屋に入り、天井に激突したら二段ジャンプで左にそのまま移動して攻撃すれば間に合う。

撃破例(Twitter)
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このスケルトンメダリストは通常ドロップとして「おもちゃの指輪」、レアドロップとして「ベアリング」を落とす。
おもちゃの指輪は一切の効果がなく、ベアリングはそれどころか全ステータスが-100されるというカースリングもビックリの呪いの指輪。
このベアリングにはちょっとした小ネタがあるので紹介。

ベアリングについて

装備中にDSS「プルートー+ブラッグドッグ」のスケルトン変身を使用すると、「ベアタンク」というキャラクターに変身する。
若干性能がスケルトンと異なっているが、スケルトンと異なり8分の1での超威力攻撃すらなく、そのくせちゃんと被弾すると即死するのでネタ同然。

このベアタンクというキャラクターは1998年にKCE神戸開発でニンテンドウ64で発売された『らくがきっず』というゲームのキャラクター。
非常にゆるい見た目だが対戦格闘ゲームである。ベアタンクは同作の主人公……ではないはずなのだが、何故かゲスト出演によく選ばれる。
何かとゲスト出演が多いゲームであり、本作以外では『ポップンミュージック』に楽曲とベアタンクが登場している。他には『コナミワイワイレーシング』、『beatmania GB』などに登場。

BGM紹介

「地下墓地」のエリア名が表示された直後から流れ始めるBGMは「Awake」。
本作オリジナルBGMの1つであり、地下墓地とは思えぬ美しいイントロと勇壮な曲調により非常に人気が高い楽曲である。
本曲に限らず、本作『サークルオブザムーン』はGBA同時発売にもかかわらず異様なほどBGMのクオリティが高い。
Advance Collection版では音質が向上したバージョンも収録されているのでそちらも必聴である。

ボス戦のBGMは「戦慄」。出典である『悪魔城ドラキュラ黙示録』では最初のステージのキングスケルトン戦で用いられた楽曲である。本作でも同様に序盤のボス戦で用いられることになる。

なお、ここまでに流れたイベント楽曲も解説しよう。
タイトル画面の「鎮魂歌」は『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』から。GBAにもかかわらず、原曲の美しい音色をほぼ完全に再現している。
オープニングのあらすじ表示画面で使われた「血脈の印」も『黙示録』のオープニング曲。本作では未使用だが後半パートは『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の「乾坤の血族」のアレンジでもある。
その後のドラキュラ復活イベント時の「A VISION OF DARK SECRETS」は『バンパイアキラー』のオープニングが出典だが、かなり大胆にアレンジされ「血脈の印」から自然に繋がるようになっている。

落下イベントの「Invasion」はオリジナル楽曲。その後の縦穴エリアで流れる「Nightmare」は『悪魔城伝説』が出典である。

なお、後の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(Switch)に悪魔城ドラキュラシリーズよりシモンとリヒターが参戦し、ドラキュラシリーズからも多数の楽曲が収録されたが、本作の「Awake」は新規アレンジで収録されている。