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Last-modified: 2022-10-29 (土) 09:40:19

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ここでは2020年時点でのオススメのエミュレーター状況や設定をメモ書きしていきます。プラットフォームはWinwows、Android。Linuxマシンを対象としています。

2022年のエミュレーター状況

BatoceraLinuxなどに代表されるLinuxベースのエミュレーションOSは、CFWなどを通じて「後から」中華携帯機などにインストールされてきたが、この1年では状況が逆転し中華携帯機などにはプリインストールされた状態で出荷されており、これらのエミュレーションOSの存在感はなお一層強くなってきた印象。市場に流通する携帯機も10万円を超えるハイスペックなものも珍しくなくAndroidとデュアルブートができる機種などスマホとの境目が曖昧になってきた。batoceraLinux自身の進化としてはver.35で待望のwiiリモコンに標準対応しdolphinやガンシューティングを実行するためにwiiリモコンとセンサー以外に特殊な機材が必要なくなった。またbatoceraLinuxに搭載されているwineもSteamの協力を得つつwine.protonとして安定した進化を見せており、旧Windows環境でかつて動いていたアプリや新しいSteamアプリををBatocera上でプレイする事が可能になりつつある。世の中はコンシューマ機の必要性について議論されるようになってきた反面でLibretroという技術や、Batocera.linuxなどのソリューションは将来の答えとなりうる存在に感じる。

2021年のエミュレーター状況

Windows用のマルチエミュレーターとしてはもはやRetroarch(LibRetro)一択となり、Windows以外では、BatoceraLinux(EmulationStation+LibRetro)、Lakka(Libretro)などLibretro頼りとなっている。最新の独立したエミュレータとしてはRPCS3(PS3)やXenia(Xbox360)などが鋭意開発中ではあるが、少し遅れてLibretroに取り込まれるイメージ。Linux環境では軽量のLinuxをバックエンドに起動するLAKKAやBatoceraLinuxというEmulator専用OSを選んでインストールできる状態にあり、ことさらWindowsOS上で個別のエミュレータをインストールしてランチャー環境を整えるよりずっとゲーム環境が構築しやすくなっている。Linux向けのディストリビューションとしてはx86環境も未だに用意してくれてはいるものの、エミュレータならではの巻き戻し機能などメモリを大量に消費する機能が充実してきているのでリッチなエミュレーション環境を揃えるにはx64環境で使っていたPCを使うなどスペックの底上げが必要になってくるタイミングとなっている

2020年のエミュレーター状況

にぎやかになってきたLibretroはもはや主流となり、エミュレータ環境は飛躍的に進化した。個別のエミュレータもLibretroのインターフェースを意識して設計されているため、個々のエミュレータの操作はほぼ学習する必要がなくなった。そしてユーザは新しいエミュレータの情報を漁らずとも新しいRetroarch(新しいLibretro)のリリースや情報をおいかけることで包括的にエミュレータ界隈の情報を得ることができるようになっている。そんななかLibretroのランチャーとして優秀なRetropieが登場し、死んだと思われていたEmulationStationが奇跡の大復活。低スペックなラズパイ、Linux、Android環境においても軽量Linux上でLibretro、EmulationStationを動作させるエミュレーションOSが飛躍的に進化した。おりしもファミコンクラシック、メガドラミニなどで公式エミュマシンの話題で盛り上がっていた背景もあり、いつもの携帯型エミュマシンにROMをプリインストールした中華製品も低スペックでも強力なパフォーマンスが得られる状況になり何かと話題に事欠かない。x86,x64環境でもそれら軽量LinuxベースのエミュレーションOS環境は、Windows上でDirectXを利用した環境よりもパフォーマンスが若干高くなることもありかなり有用なこともあって(あくまでエミュ環境における)OS市場の逆転が起きつつある。この年の代表的なエミュマシンは携帯型チャイナ機のRG351

2019年のエミュレーター状況

retroarchに代表されるLibretro界隈が活発。バラバラに開発されていた各種エミュレータのプラットフォームはもはやLibretroに統合されつつある。従来のWebサイトをつくってそこに実行ファイルをアップロードしていた時代は既に終りを迎えており、成果物の配布は開発とセットになったGitに展開されている。gitは開発よりの差分管理ツールであり、それを公開リポジトリとすることで常に最新のプログラムを手に入れることができるが、それゆえ初心者には何をダウンロードすればいいのかわかりにくいことや場合によってはビルドせざるを得ないものがあったり、安定する前のテスト版をダウンロードしてしまったりとエミュレーターそのものを手に入れるのが少し難しくなってきた感じ。それゆえ完成されたDLLを内包するLibretroに人気が集まってきている側面もある。この1年は特に大きな進化のあったエミュレータはあまり記憶にないが、エミュレータをとりまく実行環境がかなり大きく進化した感じ。

2018年のエミュレーター状況

mameがついにver.0.200に。
レトロゲーム機系のエミュレーターは実質retroarchに統合され、Libretroのライブラリファイルとして提供される傾向が強い。Retroarchは1つのインターフェースであらゆるタイプのエミュレーターのインターフェース部分を担うため、もはや各エミュレーターのコントローラー対応や画面モードなどそれぞれの対応・非対応やUI操作を学習する必要がなくなった。DreamcastあたりまではRetroarchで一通りまかなえる。モバイルマシンでの動作も安定していることからAndroid端末でのレトロゲームのプレイ環境も充実している。同システムの延長線上にあるLAKKAは2017年の11月以降の動きがない。他にはSSF一択だったサターンのエミュレーション状況もYabauseやBeetleStaturnの動作精度がかなり高くなったこと、かつRetoroarch上で動作するためPSX同様にプレイ環境がかなり快適になった。GameCube/Wii周りもdolphinが継続的にアップデートされていることから安定していてWiiウェアのタイトルも動作可能。近年のハードとしてはPS3がRPCS3の活躍により既に安定動作している。

過去のエミュレーター状況

2016年の特徴としてはスタンドアローンの単プラットフォームのエミュレーターよりも、それらを集めてインターフェースを統一したretroarchやmednafen、bizHawkなどの動きが活発。SSFの影で目立たなかったYabauseなどが積極的に取り込まれバージョンアップも盛んになっている。また動作環境もAndroidやLinuxといった非Windows環境のものとのマルチが増え始めているのも印象深い。そしてついにRPC3というPS3エミュレーターが登場したhttps://www.youtube.com/watch?v=Qzdsi_gxmWE [#v3398b99]
 
さらにSSF作者によるPS3Fも登場、XBOX360エミュレーター(xenia)と3DSエミュレーター(citra)もプレイアブルになってきてようやく2007年くらいのゲーム環境にリーチしてきたイメージ。情報サイトではemulation9が2016年の年末あたりから更新を停止している。(3/3に復活しました!)→emulation9
 

 

PC(Windows)環境(高スペック)
 

CPU Core i7-4770K(3.5GHz~4.0GHZ)
GPU NVIDIA GeForce GTX 780Ti(GDDR5 3GB / シェーダー数2880 / 875~928MHz )
メモリー 24GB
Windows10

 
PC(Linux)環境(中スペック)
 

CPU Core2Duo (2.4GHz)
GPU NVIDIA GeForce 9300M GS(256MB)
メモリー 3GB
LAKKA

 
PC(Linux)環境(低スペック)
 

CPU PentiumM (756MHz)
メモリー 1GB
Emu-OS

 
Android環境
 

CPU 	RK3288 ARM Cortex-A17×4(MAX1.8GHz)
GPU 	ARM Mali-T764
メモリー 	2GB
解像度 1024x600(IPS液晶)
ベンチマーク
-AnTuTu 44120
-3DMark 6920