BATOCERA

Last-modified: 2023-09-17 (日) 11:11:12

Batocera.Linux?

https://batocera.org/
ランチャーにEmulationStationを利用したEmu専用OS(Linux)
SDカードやUSBメモリ、SATAHDDなどにインストール可能。
既存のMACやWindowsマシンの構成を壊すことなく、エミュレータ専用OSとしてみずからブートできる。
対応ハードウェアも多い。なによりネイティブに近いところで動く安心感があるが、とはいえLinuxを介して動いているわけで
特段Windows環境と比べて爆速、みたいにはならない。環境としては専用OSだけあって非常に管理しやすい。
余ったHDDやノートPCができたらインストールしてみるのをおすすめ。
64GB程度のUSBメモリがあればカートリッジ系のROMはすべて収まりきるのに驚くだろう。

wiiリモコン

ver.35からwiiリモコンをサポートしている。bluetoothで認識できればメニューUI上に照準が表示される。キャリブレート(照準の補正)は10秒程度HOMEボタンを長押すると専用のメニューが出る。画面上の照準を狙ってAボタンを押し、納得がいけばBを押して次の照準へ。次は画面左上を狙ってB、A。最後に画面右下を狙って(UIは少しバグっている)B、Aすることでキャリブレート完了。しかしキャリブレートしたほうが不都合が多いので起動した初期状態のほうがマシ。

2TBのUSBのHDDを認識しない

何度やっても256MBのストレージとしてしか認識されない。新規インストールしようとすると2TBのHDDとして認識してはいるので空き領域があることは認識できているようなのだが、Windows上でUSBHDDをマウントしてNTFSでフォーマットすると利用できるようになる。

Windows上でStorageにアクセスできない

NetworkのSamba越しにアクセスできるもののクソ遅いためWindows上でUSB機器間でのファイル操作をしたい場合がある。とはいえWindows上でストレージ領域として認識していない場合はいったんそのパーティションを削除、Windowsで認識できるexFatにフォーマットしておく。空っぽになった状態でBatoceraを起動するとexFatでフォーマットされた領域にBatoceraに必要なファイル群を再構成してくれる。もちろんそれまでに配置してあったものは全て消えてしまうが、以降Windows上でファイル操作ができるようになる。Windows上でフォーマットした後に自力でファイルを先にコピーしてしまうと消されてしまうかもしれないので注意。Batoceraインストール直後にやっておくのが吉。

Windowsアプリの起動

なんどやってもほとんど動かない。Steamの力を借りたProtonの起動もできるのにもかかわらずあまり成功しない。動くものもあるが。。

再起動するとInternalの残り容量をストレージとして認識しない

USBメモリでは問題ないが、SDカードでは度々この問題にでくわす。
最初に起動したときは128GBのSDカードのOS以外がメモリの残容量として100GBくらい使用できる。
これをみて、ROMをコピーして再起動すると、さっきまで見えていた残り容量がストレージとして使用できなくなっている。
こういうときはインストールした後、一度シャットダウンする。Windows上でディスクのパーティションを確認してOSでないパーティションを削除。
その領域をNTFSでフォーマットして、再度Batoceraに指し直して起動。ここで情報を見ると正しく残りの100GBを認識できるようになっている。

  • もしくはUSBメモリそのものをNTFSでフォーマットしたものにBalenaEtcherでイメージを書き込むと今のところ失敗したことがない

virtualboxなど仮想マシン上でbatoceraを起動する

https://wiki.batocera.org/run_batocera_in_vm
virtualboxについている「VBoxManage.exe」を使用してimgをvdiに変更してマウントする

"C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" convertdd 元ファイル名.img 出力ファイル名.vdi

トラブル対応

BatoceraマシンのIPアドレスを得る(ipv4のアドレスを得る)

ping batocera -4

Batocera上からCtrl+Alt+F3でターミナルモードにできる

ログインパスワード (ID / PASS)

  • root / linux

Windowsからssh接続する

  • >ssh root@xxx.xxx.xxx.xxx
    root@xxx.xxx.xxx.xxx's password:(みえないけど「linux」と入力)

ログイン直後の自分の位置

  ├ bin
  ├ dev
  :
  └ userdata
    ├ bios
    │ :
    ├ roms
    └ system ← ココ

もとのGUIに戻るには

startx

Linuxのバージョン確認

$ cat /proc/version

viを使ってテキストデータの確認

vi text.txt

 終了させるには「ESC」を押してコマンド入力モードにして「q!:」を入力
 ※保存して終了するには「q:」

日本語ROMが起動できない

すべてのファイルをZIPから展開した生の(nesとかmx1)形式にすることで起動できるようになる

  • まずアルファベットのみのファイル名にしたら起動できるかどうか確認
  • Windows環境で日本語ROMをZIP化した場合は起動できない
    • 展開後のファイル名がShiftJISでZIPに格納されているため
    • 元ファイルをUTF8にし、それをZIP化したものはうまく展開できる
    • Windows環境でそれを作るのは難しい、7Zipでcu=onオプションを設定すると個別に作成することはできる
  • Windows上でSJisになっているファイルもSMBを通じてLinux上にコピーされる際うまくつじつま合わせされている
    • しかしZIPに内包されているファイルまではつじつま合わせできないため、起動時に失敗する

N64関連が起動しない

  • ZIPをサポートしていないっぽいので全部展開して

MSXをTurboR設定にしたら起動しなくなった

  • TurboRからMSX2+設定に戻す
    もとに戻したい時の設定ファイルはここ
    share/system/.config/retroarch/config/blueMSX

Scrapeしたらファイル名とROMが一致しなくなった

romsフォルダ内のgamelist.xmlを削除してROMとファイル名と画像の関連付けを削除すればもとに戻る

pcenginecdが起動できない

  • bin+cueはなぜか失敗する。imgなどの単一ファイルであれば起動できた
  • あとsyscard系のBIOSをそれぞれCDイメージと同じ階層に配置すれば動いたこともある(CDイメージをフォルダごとに分けていると各フォルダに入れると動く、など)

過去のバージョン

btocera30以降、古いマシンで重たくなった、x86時台のPCスペックとbatoceraの高機能化がアンバランスになってきた感じ
https://mirrors.o2switch.fr/batocera/x86_64/stable/last/archives/