セガサターン

Last-modified: 2020-07-26 (日) 18:00:19

SSFの完成度が高く細々ながらもバージョンアップが続けられており充分すぎるほどのエミュレーション精度と速度、機能を持っている。2017年まではSSF一択の状況だったが2018年にYabauseがRetoroarch(Libretro)に参画したあたりからBeetleSaturn(Mednafen)などと一緒にエミュレーション精度がぐっと高くなりSSF一択といった状況でもなくなってきた。またAndroid界隈でもこれらRetroArch勢が元気。YabauseはbizHawkにも取り入れられている。

SSF(rev.16)

基本的にはCDイメージなどへの対応は行われないため、バーチャルCDドライブ環境を整える必要があったが、最新版ではオプション設定で起動時のcdイメージを指定することができるようになった。動作精度が向上したyabauseなどのライバルエミュがLibretroで活躍している中、SSFは昔から変わらないスタンドアロンタイプのエミュレータであるが、それゆえ特化された高速性や専用の機能にあふれており、最も信頼できるサターンエミュレータであることは2020年になった今でも揺るがない。

Yabause

動作精度がここ2~3年で飛躍的に向上した。Libretroでコアとして提供されるサターンエミュは他にもKhronos、BeetleSaturnなどがあるが、現段階ではこのYabauseがもっとも安定して動作する印象。エミュレーションがJIT式なのか動作中に一定時間急に重たくなることがあるものの、充分実用できるレベルに進化している。

Mednafen / Beetle Saturn

ムービー以降進行しなかったLEYNOS2が動作するようになった。Android版でも問題なく動作するが、サターンエミュレータは全体的に処理が重く1.8GHZのAndroidQ9では5FPS程度しかでない。

その他

A-Saturn

サターンのエミュレーターはフェイク含めてもそんなに数が多い方ではないが、過去には国産エミュレーターとしてA-Saturnが早々に名乗りを上げ(上海を動かすスクリーンショットが)登場した。しかし以降の実績を上げる前にファンを失い消えてしまった。後続のA-Saturn-G3では、DISC情報を示すウインドウのみとなっており一緒にモリガンのスクリーンショットを掲載しているようにみえるが、よくみるとただのデスクトップの壁紙である、G3は上海すら動かなくなってしまったのかもしれない。

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