マニュアル＆テクニック/対地攻撃のための知識

対地攻撃のための知識

簡単な武装の解説

Enlistedに登場する航空機は対地攻撃のための機関銃砲、爆弾またはロケットを装備している。

機関銃/機関砲

歩兵が装備する機関銃と比べると打撃力が高く門数も多いため、軟目標に対して絶大な打撃力を持つ。ただし、一部の大口径機関砲を除き装甲目標には被害を与えることはできない。
主に、敵の航空機を攻撃したり、敵歩兵が密集するエリアに銃撃をする場合に用いる。有効射程はせいぜい1km程度なので、あまり遠距離からバラまいても意味がないことに気を付けよう。

爆弾

砲弾などとは比べ物にならないほど強力な加害力を備え、重装甲の戦車であろうとも至近弾で撃破できる。
ただし、精度の高い攻撃をするためには急降下しながら爆弾を投下する必要がある。

ロケット

爆弾に比べるとやや打撃力は低いものの、直撃すれば戦車なども十分撃破できるほどの打撃力を持つ。前方に対して攻撃可能なので、照準がより簡単になっている。
同時に斉射してもよいが、少し間隔をあけて連射するとより広い範囲を制圧可能だ。

敵を発見する方法

戦場を観察するには、機首を下に向けて前方だけを見るのでは観察できる時間が短く視野も狭い。じっくりと戦場を観察するためには、戦場の周囲を旋回しながら視点を横に向けるとよいだろう。デフォルトではCキーを押しながらマウスを動かすと視点を移動できる。

また、歩兵などを上空から直接視認することは難しい。このため、リスポーン地点や占領ポイントなど敵がいそうなエリアを攻撃をするプレイヤーも多いが、以下の方法で敵の居場所をしっかりと確認して攻撃するとより効果的に味方を支援できるだろう。

1. 曳光弾を観察する

敵味方の曳光弾は上空からでも簡単に視認できるのでよく確認しよう。言うまでもないことだが、味方が攻撃している方向/敵弾が発射される地点に敵が存在する。

2. 砲の発砲炎を観察する

戦車砲の発砲炎は上空から見てもとても目立つ。特に、味方戦車以外の発砲炎はそこに敵戦車(または対戦車砲)が存在することを意味する。味方の歩兵にとって脅威である戦車を排除すると味方が有利になるので、積極的に攻撃しよう。たいていの場合、敵歩兵も近くに存在するのでまとめて攻撃できてお得だ。

3. 敵の移動ルートを把握して攻撃する

敵は、基本的にスポーンポイントから拠点に向かって移動するので、拠点とスポーン地点の間の線の上に多くの敵兵(特にBOT)がいる事が多い。このため、移動ルートを把握して攻撃するとよいだろう。

爆撃方法

爆撃をする方法は大きく分けて水平爆撃と降下爆撃の2種類に分かれる。
水平爆撃は水平飛行をしながら爆撃をする方法で、大型の戦術爆撃機や戦略爆撃機などが用いる。こちらは爆撃照準器(未実装)がなければ正確な爆撃を行うことは難しい。降下爆撃は機体を降下させながら爆撃する方法で、水平爆撃に比べると精度が高い。このゲームでは基本的に降下爆撃がメインになるだろう。
降下爆撃は更に2種類に分けることができる。一つは緩降下爆撃で、これは照準器やその他の専用の設備を必要としないため襲撃機・攻撃機や戦闘機などでも簡易に行うことができる。もう一つは急降下爆撃で、これは精度が極めて高いものの十分な機体強度や減速装置、爆弾投下アームなどの特殊装備が必要となるためこのゲームで実行することは難しい。

どの方法でも、慣れていない場合では演習で訓練して投下時のコックピット内の目印などを把握して置くとよいだろう。爆弾の特性として、機体から切り離されるとそのまま放物線を描いて落ちていくため、投下時には手前側に見越しを取る必要がある。

水平爆撃

水平爆撃は降下爆撃と異なり操縦を誤って墜落するような危険がかなり小さいという利点がある。また、高度を取れば対空攻撃も当たりにくくなる。
通常、爆撃照準器を用いて攻撃を行うが、ほとんどの戦闘機や攻撃機には搭載されていないためこの方法を使うことは難しい。

低空水平爆撃

水平爆撃でも、こずえの高さと同じくらいの超低空を飛行しながら投下することで照準器がなくともある程度正確に爆撃することができる。どちらかというと機動力の高い戦闘機向けの方法だ。
緩降下爆撃に比べると精度は低いが、対空砲の死角に入りやすく、高速で侵入し離脱できるため対空攻撃は比較的回避しやすい。

緩降下爆撃

緩降下爆撃は緩い角度で降下しながら爆撃する方法。このゲームでは基本的にこの方法がメインとなる。
特に緩い角度では、投下時に敵がコックピットの死角に入る場合も多いので、予め演習などで感覚を掴んでおくといいだろう。

この方法では、戦場に突入時に速度がかなり高くなるため、比較的安全に危険域から離脱しやすくなる。しかし、速度が早すぎたり低空だと操縦ミスで墜落する必要もあるので適宜スロットルを調整して速度を調整する必要がある。

急降下爆撃

急降下爆撃は60度以上の急な角度で降下しながら爆撃する方法。史実ではJu87などが行っていたとても有名な爆撃方法だが、このゲームで実行することは難しいだろう。（EnlistedでのJu87の詳しい急降下爆撃手順はJu87の小ネタに記載）
一般的な方法としては、3000m程度の高度で目標上方に向かい、180度ロールして背面飛行状態から機首上げを行って急降下に入る。水平飛行からそのまま機首下げで急降下に入ることもできるが、この場合はマイナスGに注意する必要がある。急降下に入る際には、過速度で機体が破損したり引き起こしができなくなることを防ぐためにスロットルを閉じ、ダイブブレーキを開くことが必要だ。
投弾高度は機体にもよるが、概ね500m程度である。投弾後は直ちに機首上げを行い離脱をしなければ墜落してしまう。離脱時、高度を取り戻すために急上昇したくなるが、急降下爆撃機のような重たい機体では速度をすぐ失ってしまうため、危険な戦場からは速度を維持したまま水平に離脱したほうが安全だろう。

外部リンク

運営による解説動画　https://youtu.be/NG9dK5INPJU